【おすすめ短編小説リスト】

【おすすめ短編小説】「パン屋再襲撃」 村上春樹 初期の傑作6篇短編集

村上春樹の初期の短編集。表題にパン屋再襲撃とある通り、収録された各短編はどれも不思議な設定・組み合わせが織り混ざっており、登場人物の過去の記憶に対する呪いや憂い寂しさとの決別を予感させる短編集です。

【公式紹介の引用】
堪えがたいほどの空腹を覚えたある晩、彼女は断言した。「もう一度パン屋を襲うのよ」。それ以外に、学生時代にパン屋を襲撃して以来僕にかけられた呪いをとく方法はない。かくして妻と僕は中古カローラで、午前2時半の東京の街へ繰り出した…。表題作ほか「象の消滅」、“ねじまき鳥”の原型となった作品など、初期の傑作6篇。

 

パン屋再襲撃 村上春樹

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ビッグマックが食べたくなる短編

真夜中、空腹に耐えられなくなった夫婦がパン屋を襲撃することに。読後はなぜかビッグマックが食べたくなる短編。マクドナルドで読むことをおすすめします。

象の消滅 村上春樹

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街にいた一頭の象が消えた短編 

街で管理していた象舎にいた象が消えた。新聞の地方面でそのことを知った僕は、他の人よりも驚き、そして他の人よりも忘れることはなかった。その象に人一倍の関心があったとことはもちろん、おそらく自分が最後に象を目撃しただろうあの不思議な記憶から。象は脱走したというよりも、消えた。最後に見た象はいつもより小さくなっていったような感覚。それ以降の僕は予想と結果のバランス感覚を失ってしまった。

ファミリー・アフェア 村上春樹

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兄妹の仲が妹の結婚で少し変わっていく短編。 

性に対してオープンな性格の兄は同居していた妹との仲は良かったはず。しかし、妹が新しい彼氏と付き合いだし結婚を考えるようになって、兄への態度が変わる。出会いが自身の価値観を変え、兄に対し嫌悪を覚える。変わる妹に置いていかれるように、兄は相変わらずな価値観を自覚しまま変えることもできない。兄のささやかな孤独の短編。

双子と沈んだ夜 村上春樹

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過ごした時間の記憶もかすかに、喪失感だけが残る短編 

たまたま雑誌で見かけた一枚の写真にあの双子の姉妹が映っていた。
その双子は僕が以前一緒に過ごしていた双子だった。隣にいる男がいまは一緒に過ごす男だろうか。
嫉妬はしていない。いまはもうあの頃の記憶も他人事のようにも思える。
けれど、喪失感だけが彼を悩ます。感情になる前に感覚をすくい取る村上春樹の短編。

ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界 村上春樹

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ある1週間の日記の短編

その日は風などなかったのに、急に強い風が吹き荒れるものだから洗濯物を取り込んだ。
その日は、電話がなったのに、風が強くて何も聞こえない電話があった。
その日は、昨日がヒットラーのポーランド侵入だったような記憶が交差して、そういえば映画のなかのワンシーンだと気づく。
その日は、彼女がうちに牡蠣鍋を作りにやってきた。最近身に起きた風の強い日のことの話を少し。
日記に書き留められた。これらの一日に記憶の断片が綴られている浮遊感、異国感のある独特な世界観書き上げる村上春樹のタッチが楽しめる短編。

ねじまき鳥と火曜日の女たち 村上春樹

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失業中、見知らぬ女から電話がかかる短編 

失業中の男は、スパゲティを作っている途中でかかってきた電話を取ると、知らない女から10分、時間を頂戴と意味のわからない10分のやりとりがあった。その日、家にいた猫がいなくなり探しにいった路地で少女にあった。猫は見つからない。妻には猫は死んだ。あなたの愛のなさが猫を殺したと口論の途中、また電話がなった。長編「ねじまき鳥クロニクル」の第1部の冒頭部分の元にもなっている短編。

 

 

【村上春樹の他の短編集作品はこちらもおすすめ】

【おすすめ短編小説】レキシントンの幽霊 村上春樹 誰もが抱える寂しさの輪郭を感じる短編集

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現在収録の著名人

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芥川龍之介
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【朗読におすすめ】青空文庫で2分で読める。無料おすすめ短編小説・詩・エッセイリスト

青空文庫とは、作者の死後50年の著作権保護が切れた作者作品を対象にした作品をWEB上で無料公開しているサイトです。当サイトから短編小説・詩・エッセイを中心に2分で読め、かつ面白い作品リストを公開します。50年以上前の作品は現在の作風とは違う面白さが楽しめます。また、短い作品なので、朗読にもおすすめできる作品リストです。是非ご活用ください。

あかい、やさしい はなもやうが 村山籌子

はな

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優しさの意味を伝えたいときの朗読におすすめ

やんちゃな女の子の幼心の詩 

乱暴者と言われた女の子、可愛い服を着た女の子に憧れながら、分かっているけどやんちゃをしてしまう。でもこの詩が歌われていることが、彼女の言動とは違う内面が伺え、どんな子どもや人にも言動と違う内面があることを気づかせてくれる。優しさの意味を伝えたいときの朗読におすすめです。
あかい、やさしい はなもやうが 村山籌子

積木の町 ロバート・ルイス・スティーヴンソン

朗読1

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積み木で作った世界は心にある詩

幼少の積み木でなんでも作った記憶。国や世界を作った記憶、やがて飽きて壊した記憶。形はなくなってもあの時作った世界はまだ自分の心にあることを思い出す詩。思い出の意味が小さな子供でも共感できそう。思い出や記憶、過去と未来などに思いを馳せてほしいときにおすすめです。
積木の町 ロバート・ルイス・スティーヴンソン

つめたいメロン 小川 未明

メロン

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メロンをお兄ちゃんにもっていくときの達成感のある短編 

冷えたメロンが冷蔵庫にあり、お兄ちゃんと食べるつもりが、お客さんが来たので、食べることに。お兄ちゃんにあげたいなと言葉にした弟はずいぶんと褒められた。メロン一切れをもって自転車でお兄ちゃんのもとへ「シャツの そでが 風かぜに ふくらんで、かみのけが ふわふわしました。」の描写に弟の誇らしい気持ちが伝わります。弟の誇らしさなど描写が浮かんでくる想像力が豊かになりそうな朗読としておすすめです。
つめたいメロン 小川 未明

葬式の行列 田中 貢太郎

葬式

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自身の葬儀が行われていた怪奇な短編 

ある武士が帰ると、家の前で葬儀の列があった、誰の葬儀か尋ねると、自分の名前を答える。摩訶不思議な現象。短くも優しい怪談とそのオチに朗読にはぴったりかもしれません。少し怖い朗読をしたいときにおすすめです。
葬式の行列 田中 貢太郎

食通 太宰 治

食通

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昔の食通の定義、太宰の食通の定義が知れるエッセイ 

太宰は食通と言われた。昔の食通とは大食いと同義だそうだ。そんな太宰は、丁寧に食を楽しむ人に対し、馬鹿じゃないかと茶々をつける。短くもおすすめのエッセイ。
食通 太宰 治

横綱 太宰 治

横綱_太宰治

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横綱の意外な一面を切り取る太宰エッセイ

横綱の双葉山は、余計な質問には答えないらしい。あるおでん屋で見掛けた掛け軸の言葉。どうやらそれは、うんともすんとも言わない横綱が書いた言葉らしい。その言葉と筆具合に太宰は横綱の内面を想像する。太宰の独特の視点がおすすめです。
横綱 太宰 治

おっぱい 小川 未明

親子

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おっぱいが恋しくなる幼児の短編

赤ちゃんが母のおっぱいを吸っていたのを見た女の子は私も欲しいと幼児帰りする。お母さんにたしなめられ、外で遊んでいると、目にゴミが入ってしまい、男の子に介抱され自宅に戻った。お母さんが女の子におっぱいを目に指してあげる。。時代が違うのか、ここで、可愛らしいはずの話が笑いの方向性に変わってしまったこの読後感を是非。朗読したあとに感想を話し合うのもおすすめの作品です。
おっぱい 小川 未明

純真 太宰 治

純真_太宰治

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純真について、子育てについての太宰のエッセイ 

純真という概念は海外からきたのだから、そんな概念は的を得ていない。子どもや子育てはそんなキレイなもではない「人間は、子供の時から、どうしたって悲しい思いをしなければならぬものだ。」と締めくくる太宰の子育て観が覗えるおすすめエッセイ。
純真 太宰 治

どじょうと金魚 小川 未明

どじょうときんぎょ_小川未明

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金魚の価値とどじょうの価値が教訓めいている短編

金魚は見た目も美しく金額もなかなかで人気。それにはんして、どじょうは茶色く、人気がない。でもどじょうはある子どもに、愛嬌のある踊りをみせ、日照りの続く日々を生き残り、金魚とは違った魅力や価値を教えてくれた。価値とはなにかを教えてくれる短編。
どじょうと金魚 小川 未明

ゆづり葉 河井酔茗

ゆづり葉_河井酔茗

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人生は、いつか誰かに譲るときが来ることを教えてくれる詩 

「子供たちよ。お前たちは何を欲ほしがらないでも 凡てのものがお前たちに譲ゆづられるのです。太陽の廻めぐるかぎり譲られるものは絶たえません。」と誰もがいつか誰かに譲るときがくることを教えてくれる巡りの詩。環世界や輪廻などこの世界の摂理のようなものを伝えたいときに朗読おすすめの詩です。
ゆづり葉 河井酔茗

 

【もっと朗読できる作品を読みたい方におすすめ】

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【おすすめ短編小説】「終末のフール」伊坂幸太郎 地球最後の3年間の人々の生きる想い

短編集あらすじ
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは? 今日を生きることの意味を知る物語。公式

 

「今日という日は残された日々の最初の一日」
チャールズ・E・デデリック 実業家

伊坂幸太郎氏の短編集「終末のフール」の冒頭の言葉。地球の残り時間がわずかになった世界でも、きょう一日を生きる人々に添える言葉があるなら、上記のデリックの言葉がふさわしい。

終末のフール 伊坂幸太郎

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終末を前にした家族との和解の短編

あらすじ
あと3年で地球は隕石衝突でなくなる。諦念に似た平穏がつつむ世界に、人々はそれぞれの現在を過ごす。老人は過去に自殺した息子と、家を出た娘との和解ができるか?久しぶりに帰省する娘との時間、亡き息子の思い出が家族を少しだけ前に進める。

籠城のビール 伊坂幸太郎

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メディアに家族を壊された兄弟の復讐の短編 

あらすじ
妹が人質事件の被害者になった日から、メディアは彼女を執拗さと曲解や詭弁をばら撒きながら追いかけた。妹は自殺し、母もあとを追ってなくなった。残された兄弟は、3年後に地球がなくなる前にひとり、ワイドショーのMCだった男への復讐を実行する。男とのやりとりから、兄弟は妹と同じように世間に辱め殺すことが復讐ではないと気づく。死ぬことよりも生きることの方がずっと辛い。男と兄弟は約束をする。

冬眠のガール 伊坂幸太郎

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残された時間でも目標を持つことの短編 

あらすじ
地球の残り時間はあと3年。両親はなくなった。残された娘は、この残された時間で生きる目標として、3つのことを決めた。
1つ、お父さんとお母さんを恨まない。
2つ、お父さんの本を全部読む。
3つ、死なない。
きょう、2つ目の目標を達成した。数年間、父の書斎の本棚にある本を読み切り、これからすることがなくなった彼女は、恋人を作ること決めた。父の本で読んだ「新しいことを始めるには、3人の人に意見を聞きなさい。尊敬する人、自分では理解できない人、これから出会う新しい人」のことを思い出し、人に会うことにした。彼女の人生の残り僅かな時間のはじめての恋の始まり。

鋼鉄のウール 伊坂幸太郎

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格闘家の武田幸三氏がモチーフにもなった今日の生き方についての短編 

残された時間、あなたならどうする?と聞かれ、「昨日と同じように練習をする」と格闘家は答えた。聞いた人の驚きと笑いに、逆に聞き返した。「明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?あなたのいまの生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」そんな対談記事を不意に見つけた青年は格闘家と同じように残されたわずかの人生であるきょうも練習に取り組む。

天体のヨール 伊坂幸太郎

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それでも夜空を見つめる短編 

妻を亡くし、この世界も終わりに近づくある日、自身の人生もここで終わりにしようと首をロープにかけたが、失敗した。そのときに走馬灯のような回想が学生時代の天体オタクの友人を思い出した。電話が鳴った相手は、その友人だった。人生を終えるのは彼との再会のあとでもいい。友人は、相変わらずいまでも天体を追いかけている。もうすぐ地球に隕石が衝突するというのに。隕石が衝突する直前はどうする?との質問に友人は、「望遠鏡を覗いている。ひとつ、衝突は夜じゃないと困る」と答えた。その回答に呆れるもひと目、自分も最後に夜空を眺めることにした。

演劇のオール 伊坂幸太郎

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彼女の演技は新しい家族をつくった短編

女優の夢を諦めて、仙台に戻った彼女。両親はなくなり、自身と同じように家族のいない人たちの疑似家族を演じながら毎日を生きていた。ある時は孫、ある時は母、姉、そして恋人を演じながら。ある日、「飼い主」として散歩に出た犬が見つけたマフラーをきっかけに、彼女の疑似家族が新しい家族になる。

深海のポール 伊坂幸太郎

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最後まで生きると決めた短編 

地球の最後まで残り2年となった。ビデオ屋の店主は、10年も前からのビデオと延滞料金の回収にある家を訪ねた。彼のこれまでの10年と、自身の10年を思い出す。学生の頃に苛められて死にたくなった時に言われた父の言葉「生きろ。これは命令だ。」この歳まで生きて、結婚し、子どもが一人いる。残りわずかな時間ではあるけれども、昔、父に言われた言葉のように、自身にも小さなな子どもに対しても最後まで生きることを決める。

 

 

 

【伊坂幸太郎の短編小説作品が気なる人におすすめ】

【おすすめ短編小説】伊坂幸太郎作品のおすすめ短編小説リスト

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【朗読におすすめ】青空文庫で1分で読める。無料おすすめ短編小説・詩・エッセイリスト

青空文庫とは、作者の死後50年の著作権保護が切れた作者作品を対象にした作品をWEB上で無料公開しているサイトです。当サイトから短編小説・詩・エッセイを中心に1分で読め、かつ面白い作品リストを公開します。50年以上前の作品は現在の作風とは違う面白さが楽しめます。また、短い作品なので、朗読にもおすすめできる作品リストです。是非ご活用ください。

お母さん 小川未明

お母さん 小川未明

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海を見たときの気持ちを思い出す短編 

子どもが海が見えることをお母さんに伝える。その青や白の光景を目にし、白い波は応える。目にしたものすべてが、まるで生きているかのように映るのを横目に、お母さんは大人な少し温度の低い応対が親子の小さな記憶として共感できる歌。
お母さん 小川未明

星めぐりの歌 宮澤賢治

星めぐりの歌 宮澤賢治

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宮澤賢治の世界観が1分で楽しめる歌。

星座それぞれが空で生きているかのように、歌いながら次の星座次の星座へと巡っていく。360度一面に広がる星々とそこで営みがあるような広がりをみせながら、足元の地球や星座を眺める人々の営みまで歌に込めれられているような生命賛歌な歌。
星めぐりの歌 宮澤賢治

海と太陽 小川未明

海と太陽 小川未明

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海と太陽の秘密 

海が静かなに波を打つ様子を、海がイビキをかいて眠っているという。でもそんな穏やかな海もいつかの日には、大きな口をあけて、人々や命を飲み込もうとしたそうだ。それを見た太陽が海に魔法をかけた。海と太陽の秘密。
海と太陽 小川未明

明日 新美南吉

明日 新美南吉

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誰にでも明日がある。当たり前の尊さ。 

明日がある。どんな生き物にも明日がある。それぞれの明日を歌いながら、明日という希望が静かに穏やかに読み手の生命力を沸き立たせてくれる新美南吉らしい朗らかな生命賛歌。
明日 新美南吉

山の歓喜 河井酔茗

山の歓喜 河井酔茗

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山の良さ、空の良さを歌う

近くにも遠くにも見える山々を見ることそれ自体が喜びに思えるのは、山自身も生きていて山も谷もありながら営んでいるから。その営みを強く美しくみせるのは、山稜の山と空の境の境界線であり大地と空がつながる場所。山には空が似合う。思い描くだけで清々しくなる。
山の歓喜 河井酔茗

空の美 宮本百合子

空の美 宮本百合子

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都会の空も美しい 

空の美しさは広々と青く澄む空だと答えるひとが多いかも知れないが、ここでいう空は、都会のビル群に切り取られた三角形の空だったり、人が介した出来た小さな空。それは、都会の独特の寂しさ悲しさが含まれた美しさを空が見せてくれるから。いつでもどこでも人の心を映す空は美しいと。
空の美 宮本百合子

ぼろぼろな駝鳥 高村光太郎

ぼろぼろな駝鳥 高村光太郎

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ダチョウを歌いながら人間を憂う 

動物園のダチョウを短い言葉で鋭利に描写しながら、それはダチョウでもなんでもない。人間が作り出したダチョウに似たものであり、それを作る人間の存在を鋭く憂う。
ぼろぼろな駝鳥 高村光太郎

老境 河井酔茗

老境 河井酔茗

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老いについて、じっとそっと受け入れる歌。

老いても驕らず、清貧を心に置きながら暮らす。「世にあづけたるわが寿いのちは 時来らば世に返さむ。草の生命はわが生命より短く 樹の年輪はわが年輪より多し。」天寿を全うする意思のみ強くそこにある老いの心境を歌う。
老境 河井酔茗

早春散歩 中原中也

早春散歩 中原中也

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春の訪れは冬や過去との別れ 

早春に春が来るのを感じる描写には日の光のみでなく、そこに影を映す。それは、心象風景にも来たようにひらひらと過去をはためかす。春がただただ希望のみを歌う季節ではない違った歌い方として、中原中也氏らしく憂いのなかに春を見出す。
早春散歩 中原中也

食物として 芥川龍之介

食物として 芥川龍之介

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食べ物として「ひと」を見たとしたら。

金沢では方言で肥った人をうまそうな人ということを聞いた芥川龍之介は、肥った知人を食べものやどう食べるかを想像し、うまいだのまずいだの語る。「谷崎潤一郎たにざきじゆんいちらう君は西洋酒で煮てくへば飛び切りに、うまいことは確たしかである。」室生犀星を食べることは難しいと述べたり、芥川龍之介の当時の人間関係や笑いがわかるエッセイ。
食物として 芥川龍之介

春の詩集 河井酔茗

春の詩集 河井酔茗

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誰しもある青い春の詩集について 

「感傷的で無分別で、あさはかで、つきつめて」いる言葉が連なり、歌わずしてはいられない詩のような塊を誰しもが抱えている。それは決して抱えるものでなく、広げて声にして歌ってしまいなさい、と優しく語りかけてくれる詩。
春の詩集 河井酔茗

猿の顔 寺田寅彦

猿の顔 寺田寅彦

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比較を論じることについての一石投じたエッセイ 

人間は老齢になると親ザルの顔に似てくる。人間は猿よりも優れているのか、老いていくことは退化なのか。そもそも人間と猿を比較して何かを論じることこそ愚問ではないか。こんな比較論が蔓延している世間に投じるエッセイ。
猿の顔 寺田寅彦

狸と与太郎 夢野久作

狸と与太郎 夢野久作

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化ける狸のおそろしさとはオチが秀逸な短編 

「あの森は狸がいていろいろのものに化けるから、日の暮れぬうちに帰らぬと怖ろしいぞ」と言われた与太郎は森で化物に化けた狸に出会った。しかし、いっこうに怖がらない与太郎に対し、狸は諦めた途端、与太郎は怖がった。オチが和みます。
狸と与太郎 夢野久作

ここが楢山 〈母を語る〉 小津安二郎

ここが楢山 〈母を語る〉 小津安二郎

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小津安二郎が語る母のエッセイ 

小津安二郎は5人兄弟でひとり生涯独身だった。人生の最後が近づいている母と暮らしながら、彼女はこの地を楢山、つまり姥捨て山だと語る。それはそれで、捨てに行く必要もないなど言って、いつまでもここにいていいよと語る小津安二郎の母への優しさが伝わうエッセイ。
ここが楢山 〈母を語る〉 小津安二郎

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【おすすめ短編小説】「いつも空ばかり見ていた」吉田篤弘 感想あらすじ

今回は「クラフト・エヴィング商會」名義でも活動されている、ありそうでなかった意外な組み合わせや発想、寓話的な想像力で読者を楽しませる吉田篤弘氏の「いつも空ばかり見ていた」の各編のあらすじと感想をご紹介します。読書選びの参考にご活用ください。

短編集あらすじ

小さな町で小さな床屋を営むホクトはあるとき、吸い込まれそうなくらい美しい空を見上げて、決意する。「私はもっともっとたくさんの人の髪を切ってみたい」。そして、彼は鋏ひとつだけを鞄におさめ、好きなときに、好きな場所で、好きな人の髪を切る、自由気ままなあてのない旅に出た…。流浪の床屋をめぐる12のものがたり。

吉田篤弘
1962年、東京生まれ。小説を執筆するかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作および装丁の仕事を続けている。2001年、講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

各短編のあらすじと感想

 

七つの鋏  吉田篤弘

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幼少の散髪の記憶 短編‬

小さい頃に通っていたホクト理容室。先代のおじさんがなくなり、2代目の息子さんに散髪してもらっていた。僕は愛称をこめてホクトさんと呼んでいた。つむじに指をあて、君の全ての中心と彼は言った。彼と僕の小さな記憶の物語。‬

彼女の冬の読書  吉田篤弘

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幼馴染の終わり、恋路のはじまり 短編 

エリアシがあだ名の僕はバイト先の手帳屋が倒産。アヤトリがあだ名の彼女は冬のあいだは貯めたお金で家に籠もり読書に耽る。開かないジャム瓶の蓋を開けてくれと真夜中に電話があるような関係の幼馴染。アヤトリからの影響は間違いなく、冬のあいだは僕も読書に。ある本を読んでいると、不思議な感覚に不思議な理髪師の助言が心に響く。きょうも電話が鳴り、開かない蓋ともうひとつ二人の関係を次に進めに僕は自転車に乗った。

星はみな流れてしまった  吉田篤弘

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いつかの流れ星の願いが叶う夜 短編

昔、流星群が流れた日、その屋台は大盛況だった。そんな偶然に騙されるまだ屋台を続ける女店主と、常連の古本屋店主。来るのは相変わらず猫だけだが今夜はいつも来る猫の代わりに理容師の男性がやってきた。あの時、流れ星に願ったことが叶う夜。

モンローが泊まった部屋  吉田篤弘

by unsplash

あの頃の自分が映る短編

撮影先に雨が降ることを待ち続けて数日間。空は真っ青な快晴が続くなかホテルのスタッフに紹介された「堕ちた天使」がいる博物館に立ち寄った。待ち時間というほんの少しの永遠が気づかせてれる短編

海の床屋  吉田篤弘 ‪

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あの眼鏡が映してくれた世界 短編

映画の買付けを担当している女性は毎年この映画祭にやってくる。今年は不作のなか、なぜか一つ気になった作品があった。床屋の大冒険という作品。幼少期、海にいた床屋さんと波にさらわれた眼鏡のことを思い出した。‬

アルフレッド  吉田篤弘

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綻びから滲む喜び 短編

美術館で足が止まった絵画の中の少年、それとそっくりの目をした男性が隣にいた。名前はアルフレッド。彼はその国の人なら知らない人はいない有名人。と思ったら彼はその双子の兄だった。不平等な双子の関係に別れを告げる日が来た。

ローストチン・ダイアリー  吉田篤弘

by unspalsh

カウントダウンがくれたクリスマスプレゼント 短編 

クリスマスまでの10日間、北欧出身の妻は帰省していた。そのかわり、クリスマスまでの1日ずつ小さな贈り物をおいて。娘と二人で過ごす冬と、1日の終りに開ける妻からの贈り物。それはいつかの記憶や想いを思い出させてくれる物語。ははうえ、ちちうえ、と古風な呼び名を妻に仕込まれた娘の、両親への声掛けが和みます。

ワニがなく夜  吉田篤弘

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失くしたもの壊れたものは元へ戻っていくだけなのかもしれない 短編

どこかの国の娼婦館の男ひとりで切り盛りするアルジは、あの日、耳を切られ義耳をつけていた。それから時々、義耳が何を聴き取る感覚に襲われる。その声は、もしかしたら最近はいったある娼婦の声かもしれない。秘密を探るよう依頼された理容師が娼婦に接触すると不思議な話を聞かされる。ワニ革も枕の羽毛も元の場所を戻ろうとする。それは私も同じと。ある日、何もかもが元に戻って行く日。アルジの耳も。奇跡な世界観が楽しめます。

水平線を集める男  吉田篤弘

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晴れ晴れとした気持ちになれる 短編

どこかの駅で誰も手にしない鞄があった。誰のものだろうかとコーヒーを飲みながら眺めていると、理容師は昔の記憶を思い出す。ある国で出会ったドンキホーテと名乗る理容師。彼と不思議なやりとりは最後に晴れ晴れとした気持ちを連れてくる。

永き水曜日の休息  吉田篤弘

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水曜日の曇り空に読みたい 短編 

司書の彼女は夫を亡くして2年になる。それから水曜日は時間が止まったように長い日となった。図書館の棚には彼女の読みかけていた本がある。「ひとりでいることは、ふたりでいることよりも強いこと?」その一節から読み進められなくなったその本が珍しく、棚になかった。閉館後に戻されてたいその本には近くの商店街の福引券が栞代わりに挟んであった。暗く長い水曜日が少しだけ晴れ間が差し込んでくるような短編。

草原の向こうの神様  吉田篤弘

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寓話のような不思議な理髪師の物語 短編

いつかのどこかの国には束髪士といういまで言う理髪師は厳粛な修行を経て一人前になる。幾年かに一度、選ばれたものは神様の髪を束髪するという習わしがある。一人の青年が選ばれた。

” 美しさが、しばしば悲しみと共にあるのはなぜか。私はずいぶんそれを考えてきたが、またしても私は答えを出せそうにない。美しさはいつまでも永遠であってほしいが、悲しみには終わりが必要になる。”

リトル・ファンファーレ  吉田篤弘

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友と憧れの女性と過ごした、いつかのひととき 短編

彼女のパントマイムに見惚れて弟子入りしたホクト。まったく同じタイミングで弟子入りしたニムト。言葉こそ片言だが僕らはパントマイムで言葉を交わした。父の死で国に戻り理髪店を引き継いだホクトはたまたま見た新聞に彼女の死を知った。友との再会にまた違ったはじまりを静かに受け入れる時間が流れる。

“「何かになるのではなくて、その何かが自分の中に満ちてくるのを待てばいい」先生は何度繰り返しそう言ったろう。”

 

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【まとめ】青空文庫の作品を『Kindle』で簡単に読む方法

今回は、青空文庫の作品をKindleで読む方法をご紹介します。

まず、青空文庫とは、Kindleとは何かという点からご説明します。
(ご存知の方は割愛してください。)

青空文庫とは 過去の作品が無料で読めるサイト

青空文庫公式サイト

青空文庫とは、作者の死後50年の著作権保護が切れた作者作品を対象にした作品をWEB上で無料公開しているサイトです。当サイトから短編小説を中心にすぐに読め、かつ面白い作品リストを公開します。50年以上前の作品は現在の作風とは違う面白さが楽しめます。

作品をご紹介する前に、青空文庫のご紹介ですが、こちらは主にボランティアの方々により作品ひとつずつの公開作業がされています。

青空文庫は、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、図書館のようにインターネット上に集めようとする活動です。
著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストとXHTML(一部はHTML)形式に電子化した上で揃えています。

代表的な作家や作品のご紹介

日本を代表する作家の作品も多く掲載されています。下記作者名をクリックすると5分で読める作品を紹介しております。

作品の読み方紹介(ZIP・EBK・HTMLの違い)

サイト内の作品はダウンロードして閲覧したり、ネット上でみたりすることができます。現在は2から3種類のデータ形式で見ることができます。

  • テキストファイル(ダウンロードしたい方におすすめ)
    ZIP形式は、フォルダが圧縮されているデータ形式です。こちらをダウンロードし展開すると、フォルダ内のファイルデータを閲覧することができます。ファイルはtxt形式でメモ帳のファイルデータと同じ形式で作品を読むことができます。
  • エキスパンドブックファイル(EBK)
    EBKは実際の本を読むような感覚を味わえるブラウザから閲覧することができる形式です。全作品がこの形式が用意されている訳ではないので、割愛します。

エキスパンドブックとは、ボイジャーが1993年に開発した電子出版物用のファイル形式のことである。エキスパンドブック形式のファイルは、エキスパンドブックブラウザを用いることで、パソコンなどの画面上に表示でき、本を読むようにページをめくりながら「読書」を楽しめる。縦書きの文書も表示され、ページをめくる操作も感覚的に行える。エキスパンドブックブラウザは、ボイジャーのWebサイトから無償でダウンロードできるが、開発は2000年で止まっているため、Windows XPやMac OS Xなどに正式には対応していない。ただし、エキスパンドブックの事実上の後継フォーマットである同社のT-Time用のブラウザが最新のOSに対応し、エキスパンドブック形式のファイルも閲覧できる。

  • XHTMLファイル(すぐ読みたい方におすすめ)
    XHTMLは、サイトを閲覧しているのと同じく、ブラウザ上で作品を読むことができます。こちらはクリックするだけで、作品ページに飛びますので、すぐに作品を読みたい方におすすめです。

青空文庫に関するアプリやサイトのご紹介

青空文庫はWEBサイトなので、ブラウザ上で作品を読むことができますが、なかには、ダウンロードして読みたい方、上記のメモ形式ではダウンロードの手間や読みづらくてなどという風に感じている方もいます。
青空文庫の作品をスマホアプリ上で作品を読むこともできます。

i読書 – 青空文庫リーダー

朗読サイト「青空朗読」

青空文庫の作品を朗読してくれるサイトもあります。オーディオブックとして聴く読書やお子様への読み聞かせなどでも活用できます。

Kindleとは Amazon提供の読書アプリや専用端末のこと


Kindleアプリ

KindleとはAmazonが提供している無料で読書ができるアプリや端末です。
アプリであれば、PCスマホ・タブレットでアプリをインストールしてAmazonのサイトから希望の電子書籍を購入しダウンロードして手元の端末で読書ができます。
端末はタブレット型の「Kindle」というAmazonの電子書籍専用の端末でも読書ができます。
ちなみにPC上ではブラウザから閲覧できるサービス「Kindle Cloud Reader」もございます。

Kindleでは青空文庫の作品が0円で読むことができます。下記サイトから作品を選択し0円で購入し端末にダウンロードすることでいつでも過去の名作が楽しめます。Kindleストア 青空文庫

Kindleアプリのダウンロード方法

KindleアプリはPCアプリとスマホのアプリがあります。各種アプリのダウンロード方法のご紹介します。

  • PCアプリ
    Kindleアプリから右部の「ダウンロード」クリックし、ダウンロードされたexeファイルをクリックし実行するとインストール開始でブラウザが立ち上がります。

    Kindleストアに『青空文庫』専用ページの紹介
  • スマホアプリ
    iPhoneとandroidそれぞれのアプリサイトから「Kindle」と検索し、ダウンロードしてください。

青空文庫をKindle端末で読む方法

上記で青空文庫とKindleそれぞれで作品を読む方法をご紹介しました。
Kindle端末の場合でも上記のようにKindleストアからダウンロードして、適宜読むことが多いかとは思います。
しかし、時には青空文庫のサイトからダウンロードした作品をKindle端末で読みたい時もあると思います。今回はその方法をご紹介します。

青空文庫は有志の方が作成公開してくれたPDFファイル変換サービスがあります。

青空キンドル

1.まず、変化したいデータを青空文庫の作品ページのデータtxtファイルのURLを右クリックし、リンクのアドレスをコピーします。ブラウザInternet Explorerの場合は右クリックして、プロパティを選択するとURLが記載されてるので、それをコピーします。

Chrome

2.青空キンドルから下記にデータのURLを入力し、PDF化をクリックします。

3.PDFデータをダウンロードし、Kindleに転送します。

ファイル名は「作品名.pdf」で設定されてるので、適宜変更し保存してください。PDFで開くと下記のような感じになります。PCとKindle端末をUSBケーブルで接続して転送して完了です。

最後に

青空文庫では過去の作品が無料で楽しめる文学の魅力や奥深さがあります。今回は青空文庫の作品をKindleで読む方法をご紹介しました。是非ご活用頂き、毎日の読書生活のお役立ていただければ幸いです。

【青空文庫を手軽に楽しむ作品リスト紹介】

青空文庫で5分で読める おすすめ短編小説リスト100【作品ほぼ毎日更新】

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梶井基次郎おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める小説・詩・エッセイ

【5分で読めます】梶井基次郎の感覚と知性が融合した簡潔な描写と詩情豊かな澄明な文体短く読める作品をまとめました。20篇余りの小品を残し、31歳の若さで肺結核で逝去しました。読後は檸檬を本屋に置きたくなり、桜の木の下に想いを馳せたりと不思議な気持ちにさせてくれる梶井基次郎作品をお楽しみください。

梶井基次郎のプロフィール

梶井 基次郎(かじい もとじろう、1901年(明治34年)2月17日 – 1932年(昭和7年)3月24日)は、日本の小説家。感覚的なものと知的なものが融合した簡潔な描写と詩情豊かな澄明な文体で20篇余りの小品を残し、文壇に認められてまもなく、31歳の若さで肺結核で没したby wikipedia

海 断片 梶井基次郎

海 断片 梶井基次郎

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海は人それぞれの海がある エッセイ 

海について語るその言葉は海の魅力から生気のない海まで様々な海を描写する。しかし当人が思う海は、言葉にならない残酷な海だった。その記憶と断片。
海 断片 梶井基次郎

奎吉 梶井基次郎

奎吉 梶井基次郎

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お金を借りる男のそれでも借りてしまう心象 短編 

金を無心しすぐてついに弟にまで借りる願いをした。その恥ずかしさも理解するも欲が上回る自身を抑えられなくなる。しまいには、借りた額以上に返すなど去勢を張る始末。滑稽さに自分の身がどうになってしまうような最後。
奎吉 梶井基次郎

詩二つ 梶井基次郎

詩二つ 梶井基次郎

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2つの詩から読み取る梶井基次郎 詩 

「秘やかな楽しみ」は代表作の「檸檬」を思わせる檸檬を手にした男の心の動きが詩的に軽やかに描かれ、それとは対象的な「秋の日の下」は秋の陽の中にいる男ひとりが煙草を吹かしながら燃える炎に自身の病である肺を重ねる。梶井基次郎自身、31歳の若さで肺結核で逝去したように、この2つの詩が彼の生と死に重ねられるよう。
詩二つ 梶井基次郎

太郎と街 梶井基次郎

太郎と街 梶井基次郎

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少年が街を闊歩し脳内はスパークする 短編 

少年がただただ街を闊歩する。見るもの聞くもの嗅ぐものすべてが刺激的。「凡そこの地球程面白い星はあるまい。」から地球の面白さを挙げていくときの覚える、当たり前のような風景の美しさのようなものが太郎と一緒に湧いてくるよう。
太郎と街 梶井基次郎

愛撫 梶井基次郎

愛撫 梶井基次郎

unsplash

“私はゴロッと仰向きに寝転んで、猫を顔の上へ上げてくる。二本の前足。掴んで来て、柔らかいその足の裏を、一つずつ私の目蓋にあてがう。快い猫の重量。温かいその足の裏。私の疲れた眼球には、しみじみとした、この世のものでない休息が伝わって来る。”

あらすじ:
猫の身体が気になって仕方がない男の、猫の妄想、猫の夢、猫との戯れのモノローグ。
愛撫 梶井基次郎

檸檬 梶井基次郎

檸檬 梶井基次郎

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‪「とにかく檸檬を手にしたくなる短編」

あらすじ:
‬ ‪好きだった店やモノを目にしても鬱々とする。京都の街中を放浪する彼が見つけたのは八百屋の檸檬。‬ ‪檸檬を手にした時の至福が忘れられず彼は昔好きだった店にある仕掛けをする。‬
檸檬 梶井基次郎

桜の樹の下には 梶井基次郎

桜の樹の下には 梶井基次郎

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「美しさは狂気な短編」

「桜の樹の下には死体が埋まっている。」そんな妄想と狂気を抱かなければ腑に落ちないほど桜や花々は美しい。狂気に耽れば耽るほど桜もまた美しくみえる。
桜の樹の下には 梶井基次郎

【梶井基次郎の世界をもっと知りたいかにおすすめ】梶井基次郎歩全集

AmazonKindleで梶井基次郎の48作品がひとつになった全集があります。自分も購入しましたが、全集なんかは紙で買うとかなりの量になりますが、データだと簡単に保管できますし、読み出しも気軽にできます。

 

【青空文庫のおすすめ作品】

青空文庫で5分で読める おすすめ短編小説リスト100【作品ほぼ毎日更新】

芥川龍之介おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める短編小説・エッセイ

青空文庫で5分で読める。宮沢賢治のおすすめ児童文学リスト【作品ほぼ毎日更新】

青空文庫で5分で読める中原中也おすすめ作品(詩・エッセイ・小説)

青空文庫で5分で読める新美南吉おすすめ作品リスト(詩・小説)

太宰治おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める詩・小説・エッセイ

【おすすめ】夏目漱石作品リスト_青空文庫で5分で読める短編小説・詩・エッセイ

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室生犀星おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める詩・小説・エッセイ

【5分で読めます】室生犀星の日常の機微から切り取った世界な短く読める作品をまとめました。室生犀星は小説ももちろんですが、エッセイも芥川龍之介や内田百閒など文豪との交遊録も描かれています。読後は「室生犀星が感じていた気持ち分かるな」と共感が元気にさせてくれる室生犀星作品をお楽しみください。

室生犀星のプロフィール

室生 犀星(むろう さいせい、本名: 室生 照道〈てるみち〉、1889年〈明治22年〉8月1日 – 1962年〈昭和37年〉3月26日)は、石川県金沢市生まれの詩人・小説家。犀星という筆名は、当時金沢で活動をしていた漢詩人の国府犀東に対抗したもので、犀川の西に生まれ育ったことからと言う。犀星が育った雨宝院は犀川左岸にあり、犀星はこの川の風情と、上流に見える山々の景色とをことの外愛した。by wikipedia

「鶴」と百間先生 室生犀星

「鶴」と百間先生  室生犀星

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作家 内田百間について語る エッセイ 

室生犀星が交友していた作家や内田百間氏のことについて、内田百間の文章の面白さは彼自身の内面の風変わりなところ、愛嬌のあるところだと。これを読むと、一気に内田百間が読みたくなるエッセイ。またそう思わせる室生犀星の筆が気持ちいいエッセイです。
「鶴」と百間先生 室生犀星

鉄の死 室生犀星

鉄の死 室生犀星

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愛犬 鉄の死 エッセイ 

ブルドッグの愛犬「鉄」は「ゴリ」という同じく飼っていた土佐犬によく負ける喧嘩を挑んだ。ゴリがいなくなると、鉄は気の抜けた調子だった。次第に弱り、鉄の最後を目にした「僕」ははじめて鉄を手にした時を思い出す。大切な存在の死は詩のように響くエッセイ。
鉄の死 室生犀星

芥川の原稿 室生犀星

芥川の原稿 室生犀星

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作家 芥川龍之介について語る エッセイ 

室生犀星が交友していた芥川龍之介氏のことについて、室生犀星のエッセイでの人物描写は明確にイメージできる点が読みやすいです。芥川龍之介のその時の調子やおかしさ、取り巻く編集者の愛情が伝わってくるルポ的なエッセイ。
芥川の原稿 室生犀星

老いたるえびのうた 室生犀星

老いたるえびのうた 室生犀星

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悲しみをエビに喩えた詩

自身の悲しみをエビに喩えた。その悲しさはどこから湧くのか分からない様を這うように反り返るように動くエビに喩える。
老いたるえびのうた 室生犀星

洋灯はくらいか明るいか 室生犀星

洋灯はくらいか明るいか 室生犀星

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東京に来たときの心境 エッセイ 

見るもの全てが「東京」という印象を形成していくその刺激の強さに同時にここで生きていけるのかと友に問われた東京の初夜。それから30年後、このエッセイを執筆しあの頃の東京と自分自身を回想する。
“だが、私はこの痛烈な一撃のためになかなか睡れなかつた。そして今夜見た公園にあるいろいろな生活が私に手近い感銘であつた。小唄売、映画館、魚釣り、木馬、群衆、十二階、はたらく女、そして何処の何者であるかが決して分らない都会特有の雑然たる混鬧こんどうが、好ましかつた。東京の第一夜をこんなところに送つたのも相応わしければ、半分病ましげで半分健康であるような公園の情景が、私と東京とをうまく結びつけてくれたようなものであつた。”
洋灯はくらいか明るいか 室生犀星

 

【室生犀星の世界をもっと読みたい方におすすめ】室生犀星歩全集

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【青空文庫のおすすめ作品】

青空文庫で5分で読める おすすめ短編小説リスト100【作品ほぼ毎日更新】

芥川龍之介おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める短編小説・エッセイ

青空文庫で5分で読める。宮沢賢治のおすすめ児童文学リスト【作品ほぼ毎日更新】

青空文庫で5分で読める中原中也おすすめ作品(詩・エッセイ・小説)

青空文庫で5分で読める新美南吉おすすめ作品リスト(詩・小説)

太宰治おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める詩・小説・エッセイ

【おすすめ】夏目漱石作品リスト_青空文庫で5分で読める短編小説・詩・エッセイ

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【おすすめ】夏目漱石作品リスト_青空文庫で5分で読める短編小説・詩・エッセイ

【5分で読めます】夏目漱石の作品から5分で読めるおすすめ作品をまとめました。夏目漱石は代表作はもちろん短編やエッセイでも面白い作品を多く残しています。幻想的、会話調、いろんな作風が楽しめますがユーモアもある夏目漱石の面白さを体感した後は、その他中長編のおすすめ作品もご紹介してます。読書選びにご活用ください。

夏目漱石のプロフィール

夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日(慶応3年1月5日) – 1916年(大正5年)12月9日)は、日本の小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。

大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学(後の東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めた後、イギリスへ留学。帰国後、東京帝国大学講師として英文学を講じながら、「吾輩は猫である」を雑誌『ホトトギス』に発表。これが評判になり「坊っちゃん」「倫敦塔」などを書く。

その後朝日新聞社に入社し、「虞美人草」「三四郎」などを掲載。当初は余裕派と呼ばれた。「修善寺の大患」後は、『行人』『こゝろ』『硝子戸の中』などを執筆。「則天去私(そくてんきょし)」の境地に達したといわれる。晩年は胃潰瘍に悩まされ、「明暗」が絶筆となった。

by wikipedia

【余談】夏目漱石は言葉遊びの名手?いまも使われる造語

夏目漱石は言葉遊びも多様しており、造語も作るなどまさに近代文学の礎として現在でも使われる言葉も残しています。

  • 浪漫
  • 沢山
  • 月並み
  • 兎に角
  • 新陳代謝
  • 反射
  • 無意識
  • 価値
  • 電力

※上記、夏目漱石の造語であると言われていますが、実際には漱石よりも古い用例もありあくまでも一説の例もあります。

夏目漱石の名言をまとめた記事もご覧ください。

夏目漱石の厳選51の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

 

夏目漱石のアイロニー溢れるユーモアを体感したい方におすすめ

元日 夏目漱石

夏目漱石_元旦

unsplash

漱石のアイロニカルなユーモアを感じたい人におすすめ

皮肉が聞いた祝辞 エッセイ

元日の新聞に載せる祝辞は元日に書いてるわけじゃない。その前の年の瀬の締切にでも書いたであろう苦し紛れの文句が何を新年を祝いやがってとつらつらと皮肉と込めて書きなぐるそれは、芸人さんの深夜ラジオみたいにイジりまくった文章。これがいつ書かれたのかを確認すると、1910(明治43)年1月1日であり元旦だった。夏目漱石のユーモアが文章からもその構造からも読み取れるおすすめのエッセイ。
元日 夏目漱石

入社の辞  夏目漱石

夏目漱石_退職

unsplash

おすすめの退職エントリーに夏目漱石はいかがでしょう。

漱石の退職エントリー エッセイ

漱石、大学教師やめるってよ。大学の鬱憤、生活苦、やめた理由と、新聞社には入社した理由が漱石節で綴られています。やめる時、始める時の心境は最近ネットで見かける退職しました記事にも似た心境が読み取れ、いつの時代もどんな人でも同じような気持ちなのかなとホッとさせてくれます。退職を考えてる人も働くことについて悩んでいる人も文豪がどんな気持ちで生きて働いていたかが分かるのでおすすめです。
入社の辞  夏目漱石

無題  夏目漱石

「はたらくこと」について考えている人におすすめ

夏目漱石が学生に語る、仕事論 エッセイ

夏目漱石が学生への講演を記録したもの。学生は将来モノづくりのエンジニア。畑違いの漱石は自身の作家という職業選択をした経緯や仕事観をエンジニアと対比して語る。それは働く誰も考えさせられる金言がある。
個人的に気になった節を下記に紹介します。
無題  夏目漱石

文学、美術、音楽、演劇等はこの方面に属します。これらのものはなくてすむものであります、しかもありたいものなのです。これらは、幾分か片方で切りつめて余あまった energy をこちらの方に向ける、どちらかといえば押しのふとい方なのです。私らはこの方面へ向って行く。この方面からいえば時間距離なんていう考はありません。飛行機――飛行機のような早いものの必要もなく、堅牢けんろうなものの必要もなく、数でこなす必要もない。生涯にたった一つだっていいものを書けばいいのです。即ち私どもとあなた方とはかく反対になっているのです。

↑ 文学とエンジニアは正反対であること。エンジニアが正確を求められるのに対し、文学は自由さこそ価値があると。

――二つのものの性質を概括がいかつしていうと、あなた方の方は規律で行き、私どもの方は不規律で行く。その代り報酬は極ごく悪い。金持になる人、なりたい人は、規律に服従せねばならない。あなた方の方は mechanical science の応用で、私どもの方は mental なのだから割がいいようだが、実は大変に損をしているのです。しかしあなた方は自由が少いが、私どもは自由というものがなければ出来ない仕事であります。なおいいかえれば、あなた方は仕事に服従して我がというものをなくなさなければ出来ないのです。各自個々勝手な方面へ行ったなら、仕事はできない。私どもの方は我を発揮しなければ、何も出来ません。

↑ 文学は自由であることが強く求められ、より個人的であることが求められる。それは、エンジニアとは真逆である。文学は自由だから楽で良いねという話ではなく、自由でなければいけいない「不自由」を含んでいる。そこには仕事に対する価値と報酬の原理が文学を生業にしても離れられない。つまり仕事という一面で言えば、文学もエンジニアも同じという風にも伝わってくる。

ところがここに腕の人でもなく頭の人でもない一種の人がある。資本家というものがそれである。この capitalist になると、腕も人間も大切でなく、唯金かねが大切なのである。capitalist から金をとり上げればゼロである。何にも出来ない。同様にあなた方から腕をとり上げても駄目である。われわれは腕も金もとり上げられてもいいが、人間をとり上げられてはそれこそ大変である。

↑ 文学やエンジニアの働きを頭や手と喩えていたところに別のプレイヤーがいることが伝える。それはお金を持った資本家という存在。それぞれが違う資質でもって経済を担っている。しかし、はじめにあるのは「人間」である。肝心なことを気づかせてくれる。

あなた方の方では技術と自然との間に何らの矛盾もない。しかし私どもの方には矛盾がある。即ちごまかしがきくのです。悲しくもないのに泣いたり、嬉しくもないのに笑ったり、腹も立たないのに怒ったり、こんな講壇の上などに立ってあなた方から偉く見られようとしたりするので――これは或ある程度まで成功します。これは一種の art である。

↑ 文学は自由さがゆえにときに心にもないことを表現することがある。泣いてなくても泣き、笑えなくても笑う。それはアート、つまり芸術でもあると。芸術は人間本来の心をときに離れてしまうほどの飛躍をもたらすが、それこそ芸術の怖さでもあると、つまり自由さや個人的な表現が芸術になり価値となりこそすれ、それは怖さでもある。はたらくうえでの心持ちの話にも聞こえてきます。

世の中には全く同じ事は決して再び起らない。science ではどうだか知らないけれども、精神界では全く同じものが二つは来ない。

↑ 上記の芸術の怖さゆえ、伝統芸能や過去の芸術の様式を次世代に引き継ぐことを目的にしている人もいる。しかし、漱石はそうではなく、個人の自由さから起点していくことが芸術なのだから大いに冒険していくべきと。それはこの世界唯一のものであると。

文学とエンジニアのはたらくうえでの資質こそ違えど、人間の根幹は同じ。というように受け取れる現在でも十分に胸にくる漱石のエールだと勝手に読み取りました。

人生の儚さ、不思議を気づかせてくれる夏目漱石おすすめ作品

三山居士 夏目漱石

夏目漱石_三山居士

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夏目漱石、人生は短く儚いことを教えてくれる。

友の死に際に想う エッセイ

夏目漱石の大切な友人の池辺くんがもう命短いと聞き、彼の元へ、いつか来訪してくれた日のことや、最後に彼を見た日のことなどを回想しながら、彼の最後の顔を拝むまでのこと。あの時、少しでも何か言葉を交わしていればなといつまでも消えない後悔が残る読後。人生の儚さを教えてくれるおすすめという言葉は似つかわしくないけれども一読をおすすめします。
三山居士 夏目漱石

変な音 夏目漱石

夏目漱石_病院

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死生観について考えさせられる夏目漱石の短編

生きている不思議さを覚える

病院の別室から変な音が聞こえる。大根をするような音が。入退院を繰り返すうちに知った音の正体。自分と他者と生と死の不思議さ。当然だが院内には死を身近に感じる存在や空気感がある。それは入院してみて気づく時間の流れのようなもの。入退院を繰り返して、時間経過とともに院内の生死の空気が変わることに気づく主人公を通して、死生観の不思議について考えさせられるおすすめ作品です。
変な音 夏目漱石

夏目漱石、1時間で読めるおすすめ短編・エッセイのご紹介

倫敦塔 夏目漱石

初期の夏目漱石の文豪として才能が感じ取れるおすすめ短編小説

読了時間30-40分

【書き出し文章】

二年の留学中ただ一度倫敦塔ロンドンとうを見物した事がある。その後ご再び行こうと思った日もあるがやめにした。人から誘われた事もあるが断ことわった。一度で得た記憶を二返目へんめに打壊ぶちこわすのは惜しい、三みたび目に拭ぬぐい去るのはもっとも残念だ。「塔」の見物は一度に限ると思う。

夏目漱石の初期の短編小説。自身のロンドン滞在の記憶と、その場所であっただろう出来事のような幻想事を小説に昇華しているのだろうか。書き出しにある、ただ1度の倫敦塔見物と決めたのは、「余」の倫敦塔で見た幻想?も宿屋の主人に話すと、台無しにされたから。
倫敦塔は歴史的建築物で、あの9日間だけ女王につき処刑されたレディー・ジェーン・グレイが幽閉されていた場所。
漱石は同時期に「吾輩は猫である」を執筆した。その筆致とは相通じない漢詩のようなキレのあるリズムの文体とロンドンの暗鬱とした空気感を行間に込め、最後に皮肉なオチで綴るユーモア。どれも夏目漱石の文豪たる才能が溢れているおすすめ作品。
倫敦塔 夏目漱石

琴のそら音 夏目漱石

初期の夏目漱石のおすすめ短編小説ー会話多用と疑心暗鬼の深まりー

読了時間30-40分

【書き出し文章】

「珍らしいね、久しく来なかったじゃないか」と津田君が出過ぎた洋灯ランプの穂を細めながら尋ねた。
 津田君がこう云いった時、余よははち切れて膝頭ひざがしらの出そうなズボンの上で、相馬焼そうまやきの茶碗ちゃわんの糸底いとそこを三本指でぐるぐる廻しながら考えた。なるほど珍らしいに相違ない、この正月に顔を合せたぎり、花盛りの今日きょうまで津田君の下宿を訪問した事はない。

夏目漱石の初期の短編小説。
婚約者がインフルエンザだと友人に話すと、友人はちょうど似たような状況の夫婦がいたと話し出す。それはインフルエンザから肺炎を患い、亡くなった若い女性の魂が出征中の夫に逢いにいった話。自身の妻の死への不安に怖くなる夜道と、妻の調子の様子が描かれるラストのギャップが爽快。
主人公と友人との会話が多用されるスタイルは読みやすく、友人の話を聞いた主人公の不安が広がる様子が読者にも伝わってくる。最後には漱石の「ぼっちゃん」のような健康的なオチが夏目漱石らしい。おすすめ作品。
琴のそら音 夏目漱石

 

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江戸川乱歩おすすめ作品リスト_青空文庫で5分で読める詩・小説・エッセイ

小学校の教科書にも載っている作品を残す江戸川乱歩の作品。青空文庫掲載のなかから5分で読めるものをまとめました。あらすじや名言も紹介してますので、読書選びにご活用ください。

江戸川乱歩のプロフィール

江戸川 乱歩は、大正から昭和期にかけて主に推理小説を得意とした小説家・推理作家である。また、戦後は推理小説専門の評論家としても健筆を揮った。実際に探偵として、岩井三郎探偵事務所に勤務していた経歴を持つ。 by wikipedia

江戸川乱歩という「ひと」がわかる 名言

孤独に徹する勇気もなく、犯罪者にもなれず、自殺するほどの強い情熱もなく、結局偽善的に世間と交わって行くほかはなかった
会話を好まず、独りで物を考える、よくいえば思索癖、悪くいえば妄想癖が、幼年時代からあり、大人になっても、それがなおらなかった

ー孤独であることと思索や妄想など、内的な世界観の醸成が彼の作家性を高めていたのかもしれません。ー

男というものは、少々陰険に見えても、根性はあくまでもお人よしにできているものだ。そして、女というものは、表面何も知らないねんねえのようであっても、心の底には生まれつきの陰険が巣くっているものだ

ー人間の内面のおぞましさや滑稽さを切り取ってみせる江戸川乱歩の作品にある志向性が垣間見える言葉。表面と内面の矛盾こそがそのまま面白さにつながる作品の不思議さと、その矛盾を面白いと感じる人間の感受性の不思議について考えさせられます。ー

たとえ、どんなすばらしいものにでも二度とこの世に生れ替って来るのはごめんです

ー厭世的とでもいうのか。江戸川乱歩のアイロニカルな部分が言葉にされたのでしょうが、二度とこの世に戻りたくないという言葉に、人間の存在の懐疑心や違和感が滲み出ているような、それがまたこの人間が暮らす世界の奥行きをつくっている不思議で矛盾で感性が、江戸川乱歩の魅力なのかもしれませんー

指環 江戸川乱歩

指環 江戸川乱歩

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盗んだ指輪の行方は 短編

以前電車で一緒だった男二人。再開早々あの電車の出来事、一人の男が指輪を盗んだ疑いにかけられ、その様子をもう一人が目撃したことを振り返り、指輪の行方を種明かす。
指環 江戸川乱歩

指 江戸川乱歩

指 江戸川乱歩

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ピアニストの右手の最後 短編

不慮の事故で失った右手をピアニストはまだ知らない。病院で左手と合わせて、新曲の練習をするピアニストを横目に、手術室に残した彼の右手を確認した親友の医者。培養液に浮かぶ右手が少し動いたように見えた。
指 江戸川乱歩

白昼夢 江戸川乱歩

白昼夢 江戸川乱歩

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愛する嫁といつまでも一緒にいるために 短編

町中で男が真面目な調子で「妻を愛するあまり殺めた」と語る。気が狂ったと誰も信用しない笑いが起こるが、ある一言を頼りに女は本当に殺され蝋人形になっている真実を知った白昼夢。
白昼夢 江戸川乱歩

妻に失恋した男 江戸川乱歩

妻に失恋した男 江戸川乱歩

unsplash

by unsplash

妻に失恋した男との真実 短編

見合い結婚で一緒になった二人。夫は次第に妻を愛し始めたが、妻の愛情は感じられず苦悩していた。そんな矢先、夫は銃で自殺を図った。真相を解明すべく妻の身辺を探る刑事は遂に突き止めた。
妻に失恋した男 江戸川乱歩

一人二役 江戸川乱歩

一人二役 江戸川乱歩

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いたずらが現実に、夫婦愛の不思議 短編 

男は家庭をもつも家に帰らないし、他の女と遊びふけている自由奔放。やがてそれにも飽きた男はあるイタズラを思いつく。夜更けに変装して妻に違う男と寝床にいるように思わせるイタズラ。バレないのをいいことに何度も重ねると妻は次第にその変装した架空の人物に恋心抱いてしまった。このイタズラをやめるか。考えた男は別人として妻と新しい恋をすることに決めた。
一人二役 江戸川乱歩

モノグラム 江戸川乱歩

モノグラム 江戸川乱歩

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青春の淡い恋心を思い出す中年男性 短編

街で会った男に声をかけられた、「どこかで会ったことがありますね」記憶を辿ると、どこかで会った気もする。思い出したのは学生の頃に恋をしていた女性。その弟さんだった。彼から彼女のその後の話を聞くと亡くなったそうで、形見に見つけた写真に自分の写真が大事にされていたそうだ。淡い恋心が再燃し、彼女の墓参りでも行きたくなってしまった頃合い、妻がその写真を見つけてしまい、ある事実を口にした途端、淡い恋心がすべて溶けてなくなった。笑い話。
モノグラム 江戸川乱歩

夢遊病者の死 江戸川乱歩

夢遊病者の死 江戸川乱歩

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夢遊病者が抱える自分への疑い 短編

夢遊病者の彦太郎は自身が知らぬ間に度々しでかしてしまうことに苛まれている。仕事も見つからず、父親との不仲も重なり、精神的に不安定なある日、父親が倒れていた。もしかしたら自分が寝ている間に。。恐怖が彼を追いかけただた逃亡をはかる。事件の真相は意外な事実で終わるが、彼が心のうちを知るひとはついぞいなかった。
夢遊病者の死 江戸川乱歩

火星の運河 江戸川乱歩

火星の運河 江戸川乱歩

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火星の光景が奇想にめぐる短編

浮遊感がある世界観と詩的な描写で異世界の惑星が広がる。次第に自身の姿もその世界観に様子を変える。ミステリー色の強い江戸川乱歩の奇想な部分が垣間見れる掌編。
火星の運河 江戸川乱歩

日記帳   江戸川乱歩

日記帳   江戸川乱歩

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“世にも辛抱強い恋文だったのでしょう。彼はこの「私はあなたを愛する」というたった一言を伝える為に、たっぷり三ヶ月の日子を費やしたのです。”

あらすじ:
病で亡くなった弟の日記帳を読んだことから、取り返しのつかない事実に触れてしまった兄。弟が兄の妻を愛していた事実。弟、妻。自身の大切な存在である二人の関係が形見である日記を通して知ってしまう。兄の胸に宛てのない虚しさが残るほど、読者の脈拍は少し早くなっている。引き込まれる短編。
日記帳   江戸川乱歩

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