世界を変えたひとたちの言葉・名言リストの閲覧権(フルボリューム)

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Webメディア「Books365」掲載の著名人の言葉・名言をリストにまとめたデータベースの閲覧権です。
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下記よりご覧ください。

あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。
リンカーン

こちらに五分の理しかない場合には、どんなに重大なことでも、相手に譲るべきだ。こちらに十分の理があると思われる場合でも、小さいことなら、譲った方がいい。
リンカーン

そのことはできる、それをやる、と決断せよ。それからその方法を見つけるのだ。
リンカーン

もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう。
リンカーン

君の決心が本当に固いものなら、もうすでに希望の半分は実現している。夢を実現させるのだという強い決意こそが、何にもまして重要であることを決して忘れてはならない。
リンカーン

細道で犬に出会ったら、権利を主張して咬みつかれるよりも、犬に道を譲った方が賢明だ。たとえ犬を殺したとて、咬まれた傷は治らない。
リンカーン

私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない。
リンカーン

自己の向上を心がけている者は、喧嘩などする暇がないはずだ。おまけに、喧嘩の結果、不機嫌になったり自制心を失ったりすることを思えば、いよいよ喧嘩はできなくなる。
リンカーン

人間は、たとえ相手が自分の一番関心のある目標に導いてくれる指導者であっても、自分の気持ちを理解してくれない者には、ついて行かない。
リンカーン

人格は木のようなものであり評判はその影のようなものである。影とは、我々が人の性格をどう思うかということであり、木こそが本物である。
リンカーン

待っているだけの人達にも何かが起こるかもしれないが、それは努力した人達の残り物だけである。
リンカーン

直接会って話すのが、お互いの悪感情を一掃する最良の方法である。
リンカーン

敵が友となる時、敵を滅ぼしたと言えないかね?
リンカーン

日夜大きなプレッシャーがあるのです。笑わなければ死んでしまうでしょう。
リンカーン

たいていの人は災難は乗り越えられる。本当に人を試したかったら、権力を与えてみることだ。
リンカーン

こうして人間に生まれてきたからには、やはり何か生きがいが感じられるまで生きている義務があろう。
リンカーン

この悲しい世界では、不幸は皆に訪れる。その場合、ひどい苦しみを伴うことがある。完全に癒すことができるのは、時をおいて他にはない。
リンカーン

もし最後の結果が良ければ、私に浴びせられた非難などは全く問題ではない。ただし、最後の結果が悪ければ、たとえ十人の天使が私を弁護してくれたところで、何の役にも立ちはしない。
リンカーン

何歳まで生きたかは重要ではない。いかにして生きたかが重要だ。
リンカーン

今日責任から逃れることによって、明日の責任から逃れることはできない。
リンカーン

今日出来ることを、明日に残すな。
リンカーン

事を成し遂げる秘訣は、ただ一つの事に集中することにあり。
リンカーン

自分でできることやすべきことをその人の代わりにしてあげても本当の助けにはならない。
リンカーン

準備しておこう。チャンスはいつか訪れるものだ。
リンカーン

相手を動かそうとする時には、心のこもった、押しつけがましくない説得の手を用いるよう心がけることだ。「一ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの蝿がとれる」ということわざは、いつの世にも正しい。人間についても同じことがいえる。
リンカーン

大統領にしても、靴磨きにしても、世のため、人のために働く公僕だ。世の中に卑しい業というものはない。ただし、心の卑しい人はいるものだが。
リンカーン

誰かが成功をおさめることが出来たということは、他の人にも同じ事ができるという証明である。
リンカーン

馬の行きたい方向に馬を走らせるには手間も労力も要らない。
リンカーン

40歳を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たなくてはならない。
リンカーン

大抵の人々は、自分で決心した程度だけ幸福になれる。
リンカーン

もし相手を自分の意見に賛成させたければ、まず諸君が彼の味方だとわからせることだ。これこそ、人の心をとらえる一滴の蜂蜜であり、相手の理性に訴える最善の方法である。一旦これが獲得できると、こちらの意見を認めさせるのに、大して手間はかからない。
リンカーン

悪魔は招かれぬ所へは出向かぬ紳士である。
リンカーン

経験的に、悪徳を持たない者は美徳をほとんど持っていない。
リンカーン

私は一つの痛切な願いを持っている。それは、私がこの世に住んだがゆえに、少しだけ世の中が良くなったということが認められるまでは、生きていたいということだ。
リンカーン

他人の自由を否定する者は、自らも自由になる資格はない。
リンカーン

投票は銃弾よりも強い。
リンカーン

捕まえたときに、追いかける楽しみは終わる。
リンカーン

主は平凡な顔立ちの者を好むのだ。それゆえにそういう顔をたくさん造られたのだ。
リンカーン

一部の人たちを常に、そしてすべての人たちを一時だますことはできるが、すべての人たちを常にだますことはできない。
リンカーン

抗議しなければならない時に沈黙で罪を犯すのは臆病者だ。
リンカーン

私の祖父がどんな人だったか知らないが、彼の孫がどんな人になるかにはとても感心がある。
リンカーン

私は厳格な公正よりも情けの方がより豊かな果実を実らせるといつも感じている。
リンカーン

象の後ろ足を捕まえて、象が逃げ出そうとしたなら、行かせてやるのが一番だ。
リンカーン

武力はすべてを征服する。しかし、その勝利は長続きしない。
リンカーン

未来の一番いいところは、一度に一日しかやってこないことだ。
リンカーン

その人を知らざれば、その友を見よ。
孔子

止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。
孔子

過ちて改めざるこれを過ちという 【意味】誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ。
孔子

良心に照らして少しもやましいところがなければ、何を悩むことがあろうか。何を恐れることがあろうか。
孔子

義を見てせざるは勇無きなり 【意味】人としてなすべきことと知りながら、それを行わないのは、勇気がないためであるということ。
孔子

学べばすなわち固ならず 【意味】学問により、視野も広がり、柔軟となって、頑固さがなくなるということ。
孔子

一を以て之を貫く 【意味】一貫して変わらずに道を進むということ。
孔子

十人が十人とも悪く言う奴、これは善人であろうはずがない。だからといって十人が十人ともよくいう奴、これも善人とは違う。真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物である。
孔子

巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん) 【意味】言葉巧みで、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいないということ。
孔子

己達せんと欲して人を達せしむ。 【意味】自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ。
孔子

物事を迅速にしたいと、望んではならない。小さな利点に目をとめてはならない。物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。小さな利点にとらわれると、大きな仕事が達成できない。
孔子

知らざるを知らずとなすこれ知るなり 【意味】知らないことを知らないと自覚する。それが本当の知るということ。
孔子

好きなことを仕事にすれば、一生働かなくてすむ。
孔子

自分自身に対する誠実さと他人に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される。
孔子

人の本性はみなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。
孔子

何事も楽しんでやりなさい。楽しんでやることで、思わぬ力が発揮されるものなのだ。
孔子

君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず 【意味】優れた人物は、人と協調するが主体性を失わず、小人物は、表面では同調するが心から親しくなることはないということ。
孔子

学びて思わざればすなわち罔(くら)し、思いて学ばざればすなわち殆(あやう)し 【意味】学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。また、考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険であるということ。
孔子

過ぎたるはなお及ばざるが如し 【意味】度が過ぎることも不足するのと同じように良くないということ。
孔子

人間は逆境において人間の真価を試される。人生の達人は逆境を楽しみ、順境もまた楽しむのです。
孔子

成功者は必ず、その人なりの哲学をもっているものだ。その哲学がしっかりしているからこそ、成功者の人生は揺るがないのだ。
孔子

君子の九思(心掛けるべき九つのこと)1.物を見るときは、はっきり見る2.聞くときは、誤りなくしっかりと聞く3.表情はおだやかに4.態度は上品に5.言葉は誠実に6.仕事には慎重に7.疑問があれば、質問する8.みさかいなく怒らない9.道義に反して利益を追わない
孔子

朝(あした)に道を聞かば夕べに死すとも可なり 【意味】朝に人としての大切な道を知ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ。
孔子

徳は孤ならず必ず隣あり 【意味】徳のある人は孤立することがなく、よき協力者が必ず現れるということ。
孔子

良薬は口に苦くして病に利あり忠言は耳に逆らいて行いに利あり 【意味】良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが反省し行いを正せば、自分のためになるということ。
孔子

悪に報いるには正義をもってし、善に報いるには善をもってせよ。
孔子

君子は平安でのびのびしているが、小人はいつでもくよくよしている。
孔子

高貴な人間は自分自身に、平俗な人間は他人に、要求を課する。
孔子

三人行けば必ず我が師あり。その善なるものをえらび、之に従い、その不全なるものはこれを改む。
孔子

徳ある人を見たら、その人に並ぶことをめざせ。徳なき人を見たら、我が身を振り返り、自省せよ。
孔子

最も賢い者と最も愚かなものだけが、決して変わることがない。
孔子

二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。二度と会うことができないのは死んでしまった親である。
孔子

富貴は浮雲のごとし 【意味】人の道に外れて得た富や地位は、浮き雲のようにはかないものだということ。
孔子

自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい、今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ。
岡本太郎

人生に命を賭けていないんだ。だから、とかくただの傍観者になってしまう。
岡本太郎

自分を実際そうである以上に見たがったり、また見せようとしたり、あるいは逆に、実力以下に感じて卑屈になってみたり、また自己防衛本能から安全なカラの中にはいって身をまもるために、わざと自分を低く見せようとすること、そこから堕落していくんだよ。
岡本太郎

むしろ「成功は失敗のもと」と逆に言いたい。その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている。
岡本太郎

生きる日のよろこび、悲しみ。一日一日が新しい彩りをもって息づいている。
岡本太郎

いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。
岡本太郎

面白いねぇ、実に。オレの人生は。だって道がないんだ。眼の前にはいつも、なんにもない。ただ前に向かって身心をぶつけて挑む瞬間、瞬間があるだけ。
岡本太郎

なんでもいいから、まずやってみる。それだけなんだよ。
岡本太郎

人生の目的は悟ることではありません。生きるんです。人間は動物ですから。
岡本太郎

人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ。
岡本太郎

挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない。
岡本太郎

私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。
岡本太郎

人間は精神が拡がるときと、とじこもるときが必ずある。強烈にとじこもりがちな人ほど逆にひろがるときがくる。
岡本太郎

人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
岡本太郎

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。
岡本太郎

同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ。
岡本太郎

自分の価値観を持って生きるってことは嫌われても当たり前なんだ。
岡本太郎

ぼくは口が裂けても、アキラメロなどとは言わない。
岡本太郎

いいんだ。岡本太郎の責任でやるんだから。
岡本太郎

自分が何をやりたいか、何を伝えたいかが分かっていたら、技術は後からついてくる。
岡本太郎

信念のためには、たとえ敗れると分かっていても、おのれを貫くそういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ。
岡本太郎

自分の心のよりどころを失わないために自分の中にどうしても譲れないものがある。それを守ろうとするから弱くなる。そんなもの、ぶち壊してしまえ!
岡本太郎

心の底から平気で、出世なんかしなくていいと思っていれば、遠くの方でちぢこまっている犬のようにはみえないんだ。
岡本太郎

手なれたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ。
岡本太郎

友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる。
岡本太郎

誰のために創るんだろう。考えたことあるか。自分のために?そんなの甘っちょろいよ。植木づくりでもやるんならそれでいいんだ。金のために?だったら創るより早いやり方がいくらでもあるだろう。
岡本太郎

自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ。
岡本太郎

愛の前で自分の損得を考えること自体ナンセンスだ。そんな男は女を愛する資格はない。
岡本太郎

自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、お互いが相手の中に自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ。
岡本太郎

情欲に流されるのはいい。だけど、流されているという自覚を持つんだ。
岡本太郎

恋愛だって芸術だって、おなじだ。一体なんだ。全身をぶつけること。そこに素晴らしさがある。
岡本太郎

恋の始まりは瞬間でも、つきあいが長引くかどうかは、美醜よりも人間味にかかわる問題だ。
岡本太郎

女には、生まれつき筋をつらぬく面がある。男よりずっとしっかりしているよ。
岡本太郎

まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!
岡本太郎

ぼくはいつも自分が純粋に感じたこと、考えたことを、理解されようがされまいがダイレクトにぶつける。
岡本太郎

でたらめをやってごらん。口先では簡単にでたらめなら、と言うけれども、いざでたらめをやろうとすると、それができない。
岡本太郎

気まぐれでも、何でもかまわない。ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、そのときやりたいことに手を出してみるといい。不思議なもので、自分が求めているときには、それにこたえてくれるものが自然にわかるものだ。
岡本太郎

自分は何をしたいのか、何が好きなのか流行なんて、文字どおり流れていく。
岡本太郎

下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか。
岡本太郎

猛烈に自分を強くし、鋭くし、責任をとって問題を進めていく以外にない。
岡本太郎

僕は流れるって感じが好きなんだ。固定したものは全然つまらない。人生だってそうだろう?いつも流動的で、何が起こるかわからない。だから面白いんだ。
岡本太郎

孤独であって、充実している、そういうのが人間だ。
岡本太郎

ゴッホは美しい。しかしきれいではない。ピカソは美しい。しかし、けっして、きれいではない。
岡本太郎

宇宙的ではなく宇宙なんだ。
岡本太郎

全生命が瞬間に開ききること。それが爆発だ。
岡本太郎

自分の打ったボールがどこへ飛ぼうがかまわない。スカッと飛びさえすれば、いい気持ちなんだ。
岡本太郎

ただこの世の中に生まれてきたから、惰性で生きてるなんて、そんなやつは、生きてる必要ない。
岡本太郎

愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。きみの体全体が愛の告白なのだ。
岡本太郎

むかしの夢によりかかったり、くよくよすることは、現在を侮辱し、おのれを貧困化することにしかならない。
岡本太郎

ものがそこにあるという尊厳。これはいったいなんだろう。ただあるというだけなのに。
岡本太郎

この瞬間、瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ。
岡本太郎

チームを作ったり、コンビで何かやるときは、遠慮したり、内にこもらず、面白くぶつかりあうことが大事だね。ぶつかりあうことが面白いと思ってお互いをぶつけあう。そうすれば、逆に生きてくる。
岡本太郎

不動のものが価値だというのは自分を守りたい本能からくる錯覚に過ぎないんだよ。破壊こそ創造の母だ。
岡本太郎

「壁は自分自身だ」逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ。
岡本太郎

自然に生き、自分の気持ちをほんとうに伸ばしてゆこうとすれば、まず、いたるところで残酷に、壁に突きあたる。
岡本太郎

ナマ身で運命と対決して歓喜する。それがほんとうの生命感。
岡本太郎

人間の生活は矛盾だらけだ。それに耐え、そのマイナス面をプラスの面に転化してゆくこと。それが創ることなんだね。
岡本太郎

大体、いちばん素晴らしい絵を描くのは四、五才くらいの子どもだよ。
岡本太郎

人生は意義ある悲劇だ。それで美しいのだ。生き甲斐がある。
岡本太郎

自分の好きな音を勝手に出す、出したい音を出したらいい。
岡本太郎

自由の実験室。
岡本太郎

評価されるなんていっさい必要なし!音が好きならば、音になっていないといわれようと「音」を出す。これが前提だな。
岡本太郎

きみはあなた自身を創造していると思いなさい。
岡本太郎

年とともに若くなっていくのが自分でわかるね。
岡本太郎

素朴に、無邪気に、幼児のような眼をみはらなければ、世界はふくらまない。
岡本太郎

他人のものはもちろん、たとえ自分の仕事でも、なぞってはならない。
岡本太郎

写真というのは偶然を偶然で捉えて必然化することだ。
岡本太郎

武将が陥りやすい三大失観。一、分別あるものを悪人と見ること一、遠慮あるものを臆病と見ること一、軽躁なるものを勇剛と見ること
武田信玄

負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家の亡ぶるを、人みな天命と言う。それがしに於いては天命とは思はず、みな仕様の悪しきが故と思うなり。
武田信玄

渋柿は渋柿として使え。継木をして甘くすることなど小細工である。
武田信玄

信頼してこそ人は尽くしてくれるものだ。
武田信玄

人間にとって学問は、木の枝に繁る葉と同じだ。
武田信玄

戦いは四十歳以前は勝つように、四十歳からは負けないようにすることだ。ただし二十歳前後は、自分より小身の敵に対して、負けなければよい。勝ちすぎてはならない。将来を第一に考えて、気長に対処することが肝要である。
武田信玄

自分のしたいことより、嫌なことを先にせよ。この心構えさえあれば、道の途中で挫折したり、身を滅ぼしたりするようなことはないはずだ。
武田信玄

一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十か条になるのだ。これを一年にすれば、三百六十か条ものことを知ることになるのではないか。
武田信玄

もう一押しこそ慎重になれ。
武田信玄

いくら厳しい規則を作って、家臣に強制しても、大将がわがままな振る舞いをしていたのでは、規則などあってなきがごとしである。人に規則を守らせるには、まず自身の言動を反省し、非があれば直ちに改める姿勢を強く持たねばならない。
武田信玄

晴信(信玄)が定めや法度以下において、違反しているようなことがあったなれば、身分の高い低いを問わず、目安(投書)をもって申すべし。時と場合によって自らその覚悟をする。
武田信玄

我、人を使うにあらず。その業を使うにあり。
武田信玄

大将たる者は、家臣に慈悲の心をもって接することが、最も重要である。
武田信玄

今後は、一人働きは無用である。足軽を預かっていながら独りよがりの行動をとれば、組の者は組頭をなくし、味方の勝利を失うことになるからだ。
武田信玄

風林火山 –疾(と)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し。
武田信玄

為せば成る為さねば成らぬ成る業(わざ)を成らぬと捨つる人のはかなき
武田信玄

三度ものをいって三度言葉の変わる人間は、嘘をつく人間である。
武田信玄

勝敗は六分か七分勝てば良い。八分の勝ちはすでに危険であり、九分、十分の勝ちは大敗を招く下地となる。
武田信玄

戦いは五分の勝利をもって上となし、七分を中となし、十分をもって下となる。五分は励みを生じ、七分は怠りを生じ、十分はおごりを生ず。
武田信玄

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。
武田信玄

晴信(信玄)の弓矢は欲のためではなく、民百姓を安楽にするためだと民に知らせれば、わしが軍を進めるのを待ち望むようになる。
武田信玄

百人のうち九十九人に誉めらるるは、善き者にあらず。
武田信玄

のどかな春の日を鳴き尽くし、鳴きあかし、また鳴き暮らさなければ気が済まんと見える。その上どこまでも登って行く、いつまでも登って行く。雲雀はきっと雲の中で死ぬに相違ない。登り詰めた揚句は、流れて雲に入って、漂うているうちに形は消えてなくなって、ただ声だけが空の裡に残るのかもしれない。
夏目漱石

君は山を呼び寄せる男だ。呼び寄せて来ないと怒る男だ。地団駄を踏んでくやしがる男だ。そうして山を悪く批判する事だけを考える男だ。なぜ山の方へ歩いて行かない。
夏目漱石

君、弱い事を言ってはいけない。僕も弱い男だが、弱いなりに死ぬまでやるのである。
夏目漱石

真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。
夏目漱石

私は冷かな頭で新らしい事を口にするよりも、熱した舌で平凡な説を述べる方が生きていると信じています。
夏目漱石

女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます。
夏目漱石

たいていの男は意気地なしね、いざとなると。
夏目漱石

考えてみると世間の大部分の人は悪くなることを奨励しているように思う。悪くならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊ちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。
夏目漱石

馬は走る。花は咲く。人は書く。自分自身になりたいが為に。
夏目漱石

自らを尊しと思わぬものは奴隷なり。
夏目漱石

人間の目的は生まれた本人が、本人自身のためにつくったものでなければならない。
夏目漱石

ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。同じ言葉が人によって高くも低くもなる。
夏目漱石

嫌な女も好きな女もあり、その好きな女にも嫌なところがあって、その興味を持っている全ての女の中で、一番あなたが好きだと云われてこそ、あなたは本当に愛されているんじゃありませんか?
夏目漱石

青年は真面目がいい。
夏目漱石

恐れてはいけません。暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい。
夏目漱石

もし人格のないものが無闇に個性を発展させようとすると、他を妨害する。権力を用いようとすると、濫用に流れる。金力を使おうとすれば、社会の腐敗をもたらす。随分危険な現象を呈するに至るのです。
夏目漱石

うそは河豚汁である。その場限りでたたりがなければこれほどうまいものはない。しかしあたったが最後苦しい血も吐かねばならぬ。
夏目漱石

あらゆる芸術の士は、人の世をのどかにし、人の心を豊かにするがゆえに尊い。
夏目漱石

真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実に行え。汝の現今に播く種はやがて汝の収むべき未来となって現わるべし。
夏目漱石

嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。
夏目漱石

のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする。
夏目漱石

離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。
夏目漱石

金は大事だ、大事なものが殖えれば寝る間も心配だろう。
夏目漱石

ナポレオンでもアレキサンダーでも、勝って満足したものは一人もいない。
夏目漱石

自由な書を読み、自由な事を言ひ、自由な事を書かんことを希望いたし喉。
夏目漱石

色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず。
夏目漱石

恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出ていくものでありますまい。
夏目漱石

全ての夫婦は新しくなければならぬ。新しい夫婦は美しくなければならぬ。新しく美しき夫婦は幸福でなければならぬ。
夏目漱石

細君の愛を他へ移さないようにするのは、夫の義務である。
夏目漱石

教えを受ける人だけが自分を開放する義務を有っていると思うのは間違っています。教える人も己れを貴方の前に打ち明けるのです。
夏目漱石

鏡は自惚れの醸造器である如く、同時に自慢の消毒器である。
夏目漱石

運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれで結構だ。
夏目漱石

四角の世界から常識と名のつく一角を摩滅して、三角のうちに住むのを芸術家と呼んでも良かろう。
夏目漱石

私はこの自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。彼等何者ぞやと気概が出ました。
夏目漱石

自己を捨てて神に走るものは神の奴隷である。
夏目漱石

自分の好きなものは必ずえらい人物になって、きらいなひとはきっと落ちぶれるものと信じている。
夏目漱石

道徳に加勢する者は一時の勝利者には違いないが、永久の敗北者だ。自然に従う者は一時の敗北者だが、永久の勝利者だ。
夏目漱石

人間は角があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。
夏目漱石

人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ。
夏目漱石

他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである。
夏目漱石

世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起った事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変るから、他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。
夏目漱石

自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。
夏目漱石

時代の風潮、自分を取り巻く環境、さまざまな価値観、それらを正しく見きわめ、自分の判断で行動できるのは、どこにも属さない「迷子」だけだ。
夏目漱石

ああ、苦しい、今、死にたくない。
夏目漱石

愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。
夏目漱石

あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。
夏目漱石

自分の弱点をさらけ出さずに人から利益を受けられない。自分の弱点をさらけ出さずに人に利益を与えられない。
夏目漱石

わざわざ人の嫌がるようなことを云ったり、したりするんです。そうでもしなければ僕の存在を人に認めさせる事が出来ないんです。僕は無能です。仕方がないからせめて人に嫌われてでもみようと思うのです。
夏目漱石

前後を切断せよ、みだりに過去に執着するなかれ、いたずらに将来に未来を属するなかれ、満身の力を込めて現在に働け。
夏目漱石

金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ。義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。
夏目漱石

表面を作る者を世人は偽善者という。偽善者でも何でもよい。表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である。
夏目漱石

自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。
ゲーテ

焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔をつくる。
ゲーテ

バラの季節過ぎたる今にして初めて知る、バラのつぼみの何たるかを。遅れ咲きの茎に輝けるただ一輪、千紫万紅をつぐないて余れり。
ゲーテ

自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人でも持ち上がらない。
ゲーテ

人間の最大の罪は不機嫌である。
ゲーテ

本当に不幸なのは、できることを未完のまま放り出し、理解もしていないことをやり始めてしまう人々だ。彼らがやがて嘆くのも無理はない。
ゲーテ

本当の自由な心とは「認める」ということである
ゲーテ

毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。
ゲーテ

どこに行こうとしているのかわからないのに、決して遠くまで行けるものではない。
ゲーテ

すべてを今すぐに知ろうとは無理なこと。雪が解ければ見えてくる。
ゲーテ

何事も初めは難しい、ということわざは、ある意味では真理かもしれないが、より一般的には、何事も初めは容易だ。最後の段階に登ることこそ一番難しく、これに登り得る人間は稀だ、といえる。
ゲーテ

我々は高みに憧れるが、歩き出すことには無関心だ。山々を望みながら、平らな道を歩きたがる。
ゲーテ

愚者と賢者はともに害がない。半端な愚者と半端な賢者が、いちばん危険なのである。
ゲーテ

若くして求めれば老いて豊かである。
ゲーテ

人間を堕落に導くもっとも大きな悪魔は、自分自身を嫌う心である。
ゲーテ

長いこと考え込んでいる者が、いつも最善のものを選ぶわけではない。
ゲーテ

人は喧嘩する時、双方とも悪いと感じている。
ゲーテ

人間は常に迷っている。迷っている間は常に何かを求めている。
ゲーテ

人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。
ゲーテ

その夢を失くして、生きてゆけるかどうかで考えなさい。
ゲーテ

われわれは結局何を目ざすべきか。世の中を知り、それを軽蔑しないことだ。
ゲーテ

あらゆる階級を通じて、目立って気高い人は誰か。どんな長所を持っていても、常に心の平衡を失わない人だ。
ゲーテ

現実を直視する心に、本当の理想が生まれる。
ゲーテ

光が多いところでは、影も強くなる。
ゲーテ

自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている。
ゲーテ

「やる気になった」というだけでは、道半ば。
ゲーテ

自分を買いかぶらない者は、本人が信じているよりもはるかに優れている。
ゲーテ

何をなすべきか、いかになすべきか、をのみ考えていたら、何もしないうちにどれだけ多くの歳月がたってしまうことだろう。
ゲーテ

いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と運んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ。
ゲーテ

新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、実に気持ちが良いです。人々は他人のすることばかり気にかけて、自分の手近の義務を忘れがちです。
ゲーテ

真の知識は経験あるのみ。
ゲーテ

人が旅をするのは、到着するためではありません。それは旅が楽しいからなのです。
ゲーテ

性に合わない人たちとつきあってこそ、うまくやって行くために自制しなければならないし、それを通して、われわれの心の中にあるいろいろ違った側面が刺激されて、発展し完成するのであって、やがて、誰とぶつかってもびくともしないようになるわけだ。
ゲーテ

この動揺する時代に自分までぐらつくのは災いを増すばかりだ。おのれの志を守ってゆずらぬ者だけが世の中を作り上げて行くのだ。
ゲーテ

名誉を失っても、もともとなかったと思えば生きていける。財産を失ってもまたつくればよい。しかし勇気を失ったら、生きている値打ちがない。
ゲーテ

自分を実際以上に考えることと、真価以下に見積もることは、共に大きな誤りである。
ゲーテ

国王であれ、農民であれ、家庭に平和を見いだせる者が、もっとも幸せである。
ゲーテ

あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値あるものになったことだろう。
ゲーテ

初恋が唯一の恋愛だ、といわれるのは至言である。というのは、第二の恋愛では、また第二の恋愛によって、恋愛の最高の意味が失われるからである。
ゲーテ

女は決して自分の自然な姿を見せない。なぜならば女は、自然から生みつけられたままでもきっと人から好かれるものだ、といういうふうに考えることのできる男ほどのうぬぼれがないからである。
ゲーテ

思慮深い人は、決して敵を侮らない。
ゲーテ

女性を力強く守ることのできる者だけが、女性の愛願を得るに値する。
ゲーテ

種をまくことは、取り入れほど困難ではない。
ゲーテ

小さい夢は見るな。それには人の心を動かす力がないからだ。
ゲーテ

人間は努力する限り過ちを犯すものだ。
ゲーテ

希望は風雨の夜に早くも朝紅をさす。
ゲーテ

戦の前に敵を見くびるのは愚かなことであり、勝利のあとで敵に追い討ちをかけるのは卑怯なことである。
ゲーテ

大切なことは、大志を抱き、それを成し遂げる技能と忍耐を持つということである。その他はいずれも重要ではない。
ゲーテ

年をとるということが既に、新しい仕事につくことなのだ。すべての事情は変わって行く。我々は活動することを全然やめるか、進んで自覚をもって、新しい役割を引き受けるか、どちらかを選ぶほかない。
ゲーテ

立派な目標と偉大な仕事をやり遂げる道は二つしかない。体力と耐久力である。体力はほんの一握りの恵まれた人間のものである。しかし厳しく身を守り、常に耐え抜くことは、ごく弱小な者でもできるし、たいていの場合目標を達成する。これは、彼の無言の力が時が経つにつれ、何ものにあってもへこたれないほど強力になるからだ。
ゲーテ

若いうちの誤りは、きわめて結構だ。ただ、それを年をとるまで引きずってはならない。
ゲーテ

みずから勇敢に戦った者にして初めて英雄を心からほめたたえるだろう。暑さ寒さに苦しんだ者でなければ、人間の値打ちなんかわかりようがない。
ゲーテ

我々の犯すひとつの大きな誤謬は、原因を常に結果の間近にあり、と考えることにある。
ゲーテ

人は少ししか知らぬ場合にのみ、知っているなどと言えるのです。多く知るにつれ、次第に疑いが生じて来るものです。
ゲーテ

人をほめれば、その人と対等になれる。
ゲーテ

なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。
ゲーテ

世界は粥で造られてはいない。君等は怠けてぐずぐずするな。固いものは噛まねばならない。喉がつまるか消化するか、二つに一つだ。
ゲーテ

生きている間は、なにごとも延期するな。なんじの一生は、実行また実行であれ。
ゲーテ

考えている事を考え抜く事ができない時のみ、人は本当に考えているのだ。
ゲーテ

自分の心を支配できぬ者に限って、とかく隣人の意志を支配したがるものだ。
ゲーテ

自分自身に命令しない者は、いつになっても下僕にとどまる。
ゲーテ

神は、移ろいやすいものだけを美しくした。
ゲーテ

卑怯者は、安全なときだけ居丈高になる。
ゲーテ

臆病な自分とのつきあい方
ゲーテ

愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない。
ゲーテ

人間は現在がとても価値のあることを知らない。ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている。
ゲーテ

ある種の欠点は、個性の存在にとって必要である。
ゲーテ

大切なことを、つまらぬものの犠牲にしてはならぬ。
ゲーテ

行為の最中にも思考の余地がある。
ゲーテ

気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。
ゲーテ

高尚なる男性は、女性の忠告によって、いっそう高尚になる。
ゲーテ

三千年の歴史から学ぶことを知らぬ者は、知ることもなく、闇の中にいよ、その日その日を生きるとも。
ゲーテ

自分が経験したことは理解していると思いこんでいる人がたくさんいる。
ゲーテ

十歳にして菓子に動かされ、二十歳にしては恋人に、三十歳にして快楽に、四十歳にしては野心に、五十歳にしては貪欲に動かされる。いつになったら人間は、ただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。
ゲーテ

人にだまされることは決してない。自分にだまされるのだ。
ゲーテ

人はいかに遇されるかによって、それなりの人物になっていく。
ゲーテ

人間には多くの宝、多くの楽しみが与えられている。しかし人生最大の幸福、最も豊かな収穫は、なんといっても善良軽快な心だ。
ゲーテ

天には星がなければならない。大地には花がなければならない。そして、人間には愛がなければならない。
ゲーテ

真理はたいまつである。しかも巨大なたいまつである。だから私たちはみんな目を細めてそのそばを通り過ぎようとするのだ。やけどする事を恐れて。
ゲーテ

すべてを自分自身のおかげだと思うとしたら、それ以上進歩はできない。
ゲーテ

努力する人間の困難な問題は、先輩の功を認め、しかも彼らの欠点によって妨げられないことである。
ゲーテ

発言し、活動しなければならない。多数派に属するか、少数派に属するかはまったくどうでもいいことだ。
ゲーテ

忘恩はつねに一種の弱さである。わたしは有能な人たちが恩知らずであった例を知らない。
ゲーテ

人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである。
ゲーテ

本気でものを言うつもりなら、言葉を飾る必要があろうか。
ゲーテ

憎しみは積極的な不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、嫉妬がすぐに憎しみに変わっても不思議はない。
ゲーテ

逸話集や格言集は社会人にとって最大の宝である。もし前者を適当な場所で会話の中に混ぜ、後者を適切な場合に想起するならば。
ゲーテ

合理的な人が悩む、職場における協調性
ゲーテ

つねによい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる。
ゲーテ

どんな方法で世界を知ろうと、明と暗の両面があるという事実は変わらない。
ゲーテ

臆病な考えや、不安なためらいや、女々しい足ぶみや、あわれな訴えは、少しも悲惨を救うことができぬ。決して君を自由にせぬ。
ゲーテ

控え目な者は忍耐せねばならぬ。図々しい者は苦悩せねばならぬ。図々しくても控えめにしても、結局負い目を受けることは同じだ。
ゲーテ

夕方、私は千匹のハエを殺した。それなのに、早朝、私は一匹のハエに起こされた。
ゲーテ

自分自身の道を迷って歩いている子供や青年のほうが、他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う。
ゲーテ

人はあまりにもつまらぬものを読みすぎているよ。時間を浪費するだけで、何も得るところがない。そもそも人は、いつも驚嘆するものだけを読むべきだ。
ゲーテ

人間は、なんと知ることの早く、おこなうことの遅い生き物だろう!
ゲーテ

人々は理解できぬことを低く見積もる。
ゲーテ

節度を持った人だけが豊かさを感じる。
ゲーテ

一貫したものは環境においてでなく、自分みずからのうちに求めよ。
ゲーテ

同じ経験を繰り返して話をする人に言えることだが、彼らは経験すべきことの半分も自分が経験していないことを、いつまでもわかっていない。
ゲーテ

不正なことが不正な方法で除かれるよりは、不正が行われているほうがまだいい。
ゲーテ

あなたにできること、あるいはできると夢見ていることがあれば、今すぐ始めなさい。向こう見ずは天才であり、力であり、魔法です。
ゲーテ

とにかく、とりかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。
ゲーテ

一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。
ゲーテ

拒絶するのに多くの言葉を費やす必要はない。相手はただ否という一言を聞けばよいのだから。
ゲーテ

他人を自分に同調させようなどと望むのは、そもそも馬鹿げた話だよ。
ゲーテ

生まれが同時代、仕事が同業、といった身近な人から学ぶ必要は無い。何世紀も普遍の価値、普遍の名声を保ってきた作品を持つ、過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。
ゲーテ

私個人は多年人に噛みつかれることになれているので、経験からこう言いたいと思います。たとえ人の反対を受けても、自分の声がかき消されるなどという心配はさらさらない。ただ焦ってはいけない。つねに行動を続け、時に語り合うこと。そうすれば、われわれの考え方に賛成する人がしまいには結構たくさん出てきます。
ゲーテ

うまく使えば、時間はいつも十分にある。
ゲーテ

虚栄は軽薄な美人に最もふさわしい。
ゲーテ

ただ はつらつとした活動によってのみ、不愉快なことは克服される。
ゲーテ

ひそかに清く自己を保存せよ。自分の周りは荒れるにまかせよ。
ゲーテ

批判に対しては、身を守ることも抵抗することもできない。それをものともせずに行動しなければならない。そうすれば批判もやむなくだんだんにそれを認めるようになる。
ゲーテ

不可能と思えることであっても、まるで可能であるかのように扱うことだ。
ゲーテ

結婚生活はすべての文化の始めであり、頂上である。それは乱暴者を穏やかにし、教養の高い者にとっては、その温情を証明する最上の機会である。
ゲーテ

今の人間は偉大なもののあらさがしをしては喜んでいる。偉大なものを攻撃すれば、その分、自分が偉く思われると信じているのだ。ばかばかしい!偉大なものを尊敬してこそ、その分、自分も高まるのだ。
ゲーテ

支配したり服従したりしないで、それでいて、何者かであり得る人間だけが、本当に幸福であり、偉大なのだ。
ゲーテ

人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ。
ゲーテ

目標を追いかけても目的は忘れない
ゲーテ

涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない。
ゲーテ

誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けていくときほど、強く孤独を感じるときはない。
ゲーテ

愛することが苦手な男は、せめてお世辞の言い方くらいは身につけておいた方がいい。
ゲーテ

何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい。
ゲーテ

自分も犯したことのある過ちなら、人が犯しても好感をいだくものだ。
ゲーテ

人は各種各様の旅をして、結局、自分が持っていたものだけを持って帰る。
ゲーテ

大衆は有能な人を欠かすことができない。しかも有能な人は大衆にとって常に重荷である。
ゲーテ

癖というものは抜けないものだ。おまえの特性の方を伸ばせばいいのだ。
ゲーテ

自分の方からできるだけ環境を支配するが、環境からはできるだけ支配されない。人間の最大の価値はおそらくそこにある。
ゲーテ

親として、自分自身に欠けてたものを息子が実現していくのを見たいと思うのは、全ての父親の慎ましい願いなのである。
ゲーテ

人間も本当に下等になると、ついに他人の不幸や失敗を喜ぶこと以外の関心をなくしてしまう。
ゲーテ

生の歓びは大きいけれども、自覚ある生の歓びはさらに大きい。
ゲーテ

自分の一生の終わりを初めと結びつけることのできる人は最も幸福である。
ゲーテ

愛とは信頼。人を愛するときは完全に信じることよ。
マリリン・モンロー

愛情に年齢の壁はないわ。お互いに愛し合っていれば、その人が何歳だろうと私には関係ないの。
マリリン・モンロー

ときどき嫉妬をしない結婚生活なんてひどく味気ないわ。でも、嫉妬はステーキにかける塩のようなもの。ほんのちょっと必要なだけ。
マリリン・モンロー

お金が欲しいんじゃない。ただ、素晴らしい女になりたいの。
マリリン・モンロー

ほんとうの魅力は女らしさによって生まれるものよ。
マリリン・モンロー

美と女らしさは年齢と関係がないものだし、作ろうとして作れるものではないと思うの。そして、魅力は、こんなことを言うと、その専門の人たちは困るでしょうけれど、人為的に作りだせるようなものではないと思うの。
マリリン・モンロー

若い人に魅力がないと言いたいわけじゃないけれど、男の人ってワインに似ているわ。寝かせれば寝かせるほどコクが出てくるの。
マリリン・モンロー

本当の恋人は、宙を見ているだけでゾクゾクさせてくれる。
マリリン・モンロー

私はこれまでの人生でずっと「私は愛されない人間なんだ」と思ってきたの。でも私の人生にはそれよりもっと悪いことがあったと、はじめて気がついたの。私自身、心から人を愛そうとしなかったのよ。
マリリン・モンロー

私がこの世で何をおいても求めているものは、愛し愛されること。
マリリン・モンロー

私は成長するにつれて、自分がほかの子と違うことに気づいたの。私の生活には両親からのキスもうれしい約束もなかったから。
マリリン・モンロー

十四歳のときから私は女たちを苛立たせる才能をもっていたの。
マリリン・モンロー

私は女だし、女であることを楽しんでるわ。
マリリン・モンロー

キャリアって素晴らしい。でも寒い夜にそれに寄り添うことはできないわ。
マリリン・モンロー

たとえ百人の専門家が、「あなたには才能がない」と言ったとしても、その人たち全員が間違っているかもしれないじゃないですか。
マリリン・モンロー

「男社会」なんて気にしない。ただし女でいられるならね。
マリリン・モンロー

私は、グラマーでセクシーであるという重荷を負わされることは苦にしないわ。
マリリン・モンロー

「冗談を言う女」に見られるのはかまわないけど、「冗談な女」に思われるのは御免だわ。
マリリン・モンロー

男性と平等でありたいと求めるような女性は、野心が足りていない。
マリリン・モンロー

批評家は気にしない。どうでもいいわ。
マリリン・モンロー

ハリウッドから引退して、私を正当にあつかってくれる人と出逢いたいわ。田舎に住んで生活を根本的に変えたいとも思うの。
マリリン・モンロー

私が結婚するのはたったひとつの理由からよ。それは、愛。
マリリン・モンロー

子どもができたら、すぐにでも女優をやめて家庭をまもるわ。
マリリン・モンロー

結婚して、女らしい気持ちになって、自分に誇りをもったわ。だからすさんだ気分にならないの。はじめて自分が保護されているという感じがするわ。
マリリン・モンロー

私は、マリリン・モンローを演じ続けるのがもう嫌だったの。私がアーサーに惹かれた理由のひとつは、彼が、ほかの誰でもない、私を欲しいと言ったからよ。心底から私自身を欲しいと言ったからなの。彼と結婚すれば、マリリン・モンローから遠ざかることができると思ったのに、違ったのよ。
マリリン・モンロー

私は誰も恨んでない。三度結婚して三度とも失敗したけれど、きっと私に悪いところがあるの。気持ちが落ち着くまでは結婚しないわ。
マリリン・モンロー

ほら、星たちを見て。あんなに高くきらきら輝いているわ。だけど、一つひとつがとても孤独なのね。私たちの世界とおんなじ。見せかけの世界なのよ。
マリリン・モンロー

誰もがそれぞれつらい問題をかかえているわ。胸をしめつけられるような問題を抱えながら、それを周囲に知られないようにしている人たちだっているのよ。
マリリン・モンロー

人はいつだって何かを失っているのよ。それでも私たちは生き続けなければならない、そうでしょう?
マリリン・モンロー

36歳だって、12歳から17歳ぐらいの男の子が口笛を吹いてくれるうちは、まだまだすてたものじゃないわ。
マリリン・モンロー

私は、わがままでせっかちで少し不安定。ミスを犯すし、自分をコントロールできないときもあれば、扱いにくいときもある。でも、もしあなたが私の最悪の時にきちんと扱ってくれないなら、私の最高の瞬間を一緒に過ごす資格はない。
マリリン・モンロー

私、何かにしっかりしがみついていたいの。
マリリン・モンロー

カレンダーに載ったことはあるけれど、時間通りに現れたことはないわ。
マリリン・モンロー

女優は機械ではありません。でも機械のように扱われます。お金を生む機械です。
マリリン・モンロー

ハリウッドは、キスには10万円を払ってくれるけど、人間性には1銭も払ってくれないところです。
マリリン・モンロー

もし私がすべてのルールを守ってたら、成功なんてしていなかったでしょうね。
マリリン・モンロー

一人になれた時、自分をとりもどせるの。
マリリン・モンロー

犬は決して私に噛みつきません。裏切るのは人間だけです。
マリリン・モンロー

信頼の置ける人を見捨てたことは一度もありません。
マリリン・モンロー

誰かと一緒に不幸になるよりも、一人きりで不幸になるほうがいいわ。
マリリン・モンロー

誰もがスターなのよ。みんな輝く権利を持っている。
マリリン・モンロー

頭のいい女の子は、キスはするけど愛さない。耳を傾けるけど信じない。そして捨てられる前に捨てる。
マリリン・モンロー

私は女優になりたいと決心してから、私の自信のなさが私自身のチャンスをつぶすことがないようにしようと思ったの。
マリリン・モンロー

17の時に、こんな名言に出会ったよ。“毎日を人生最後の日のように生きれば、間違いなく最高の人生を送れる”ってね。それ以来33年間、私は毎朝鏡を覗き込んで、こう自問し続けた。“もし今日死ぬなら、今日やろうとしていることを本当にやるか?”そして、その答えがNoである日が続いたときは、何かを変えなきゃいけないんだってわかったよ。
スティーブ・ジョブズ

あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。
スティーブ・ジョブズ

結果の平等はともかく、機会というものは誰にでも平等であると固く信じている。
スティーブ・ジョブズ

自分もいつかは死ぬ。それを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法です。
スティーブ・ジョブズ

私は、本当に好きな物事しか続けられないと確信している。何が好きなのかを探しなさい。あなたの仕事にも、恋人にも。
スティーブ・ジョブズ

すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。
スティーブ・ジョブズ

残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか?
スティーブ・ジョブズ

海軍に入るくらいなら、海賊になったほうがいい。
スティーブ・ジョブズ

量より質が重要だ。2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい。
スティーブ・ジョブズ

重要なことに集中する唯一の方法は「ノー」と言うことだ。
スティーブ・ジョブズ

我々がすることと同じくらい、我々がしないことを私は誇りに思う。
スティーブ・ジョブズ

墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。
スティーブ・ジョブズ

未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。
スティーブ・ジョブズ

当時は分からなかったが、アップル社に解雇されたことは、私の人生で起こった最良の出来事だったと後に分かった。成功者であることの重さが、再び創始者になることの身軽さに置き換わったのだ。何事につけても不確かさは増したが、私は解放され、人生の中で最も創造的な時期を迎えた。
スティーブ・ジョブズ

ハングリーであれ。愚か者であれ。
スティーブ・ジョブズ

デザインとは、単なる視覚や感覚のことではない。デザインとは、どうやって動くかだ。
スティーブ・ジョブズ

消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう。
スティーブ・ジョブズ

テレビを観るのは、自分の脳のスイッチをオフにするためであり、コンピュータで仕事をするのは、脳のスイッチをオンにしたいときでしょう。
スティーブ・ジョブズ

顧客はより幸せでよりよい人生を夢見ている。製品を売ろうとするのではなく、彼らの人生を豊かにするのだ。
スティーブ・ジョブズ

革新的なことをしていると、たまに過ちを犯す。一番良いのは、すぐその過ちを認めて、次の革新を急ぐことだ。
スティーブ・ジョブズ

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
スティーブ・ジョブズ

人の言うことなんて気にしちゃだめだよ。「こうすれば、ああ言われるだろう・・・」こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう。
ジョン・レノン

幸せになることに躊躇してはいけない。
ジョン・レノン

思い違いしないでくれ。ぼくたちは自分の未来を築いてるんだから、必要なものは自分で用意しなくっちゃ。
ジョン・レノン

好きに生きたらいいんだよ。だって、君の人生なんだから。
ジョン・レノン

楽しんで無駄にした時間は、無駄じゃない。
ジョン・レノン

人生とは、人生以外のことを夢中で考えているときにあるんだよ。
ジョン・レノン

人生は短い。だから友よ、空騒ぎしたり、争ったりする暇なんてないんだ。
ジョン・レノン

結局、あなたが受け取る愛はあなたが与える愛に等しい。
ジョン・レノン

愛とは、育てなくてはいけない花のようなもの。
ジョン・レノン

自分の心は 自分でめんどう見なきゃ。かわりなんか誰もつとめちゃくれないよ。
ジョン・レノン

心の中のヴィジョンは、現実になるんだ。
ジョン・レノン

解決できない問題なんてないさ。
ジョン・レノン

未知なる物を恐怖するからこそ、みんな夢や幻想や戦争や平和や愛や憎しみなどを追いかけて、右往左往するのさ。
ジョン・レノン

暴力は暴力を生むだけだ。
ジョン・レノン

希望…それ自体は幸福の一様態にしか過ぎない。だが、ひょっとすると現世がもたらし得る一番大きな幸福であるかもしれない。
ジョン・レノン

大ざっぱな言い方をすると、子供たちがクレージーな理由は、子供を育てるという責任に、誰も立ち向かうことができないからだよ。
ジョン・レノン

意味なんて無い。俺は詩で遊ぶんだ。
ジョン・レノン

彼女は僕の弱点。彼女は僕の力の源。こんなに素晴らしいもの、ほかにはないよ。
ジョン・レノン

もし、すべての人がもう一台テレビを欲しがるかわりに、平和を要求したら、そのとき平和は実現するだろう。
ジョン・レノン

僕らは政治に関心がないわけじゃないんだ。ただ政治家が無関心にさせているのさ。
ジョン・レノン

みんな平和について語るけど、誰もそれを平和的な方法でやってないんだ。
ジョン・レノン

僕らの人生は、僕らのアートなのさ。
ジョン・レノン

僕らは、自分のすばらしさと不完全さのなかで、何よりも自分自身を愛することから学ばなければいけない。
ジョン・レノン

黒人そして白人のための、アジア人そしてアメリカ先住民のためのクリスマスなんだ。すべての戦いをやめようじゃないか。
ジョン・レノン

誰でも非凡な才能を持っているし、すべての人が美しいんだ。自分がいったい何者なのか、誰かに指摘してもらう必要のある人間なんて一人もいない。あなたは、そのままであなたなのだ。
ジョン・レノン

「ヌートピア」は国土を持たず、国境を持たず、旅券もなく、ただ住民がいる。
ジョン・レノン

僕らの社会は、ばかげた目的のために、あきれた人々によって動かされている。
ジョン・レノン

平和を試してみよう!僕らが言ってるのはそれだけだ。
ジョン・レノン

ビートルズのメッセージがあるとすれば泳ぎ方を学べということ。それだけ!そうして泳げるようになったら、泳ぎなさい。
ジョン・レノン

「どんな人だって成功できる」自分にそう何度も言い聞かせ続けていれば、絶対に成功できるのです。
ジョン・レノン

心を開いて「Yes」って言ってごらん。すべてを肯定してみると答えがみつかるもんだよ。
ジョン・レノン

僕がこれまでどうやってきたかは教えられるけど、君がこれからどうするかは自分で考えなきゃ。
ジョン・レノン

根本的な才能とは、自分に何かが出来ると信じることだ。
ジョン・レノン

問題は、これからのことや過ぎ去ったことを思いわずらう必要はないってことなんだ。大切なのは、今この瞬間を楽しむ、ということさ。
ジョン・レノン

みんなが本当に平和を望めば、世界は平和になるんだ。
ジョン・レノン

愛とは僕らが出来ることを知ることなんだ。
ジョン・レノン

目を閉じてれば、生きるなんて楽なことさ。目を開けてるから誤解が生じるんだ。
ジョン・レノン

君が独りの時、本当に独りの時、誰もができなかったことをなしとげるんだ。だから、しっかりしろ。
ジョン・レノン

ビートルズは、ほしいだけの金を儲け、好きなだけの名声を得て、何も無いことを知った。
ジョン・レノン

仕事は元気のもとだね。仕事がなければ恐れと不安があるだけだよ。
ジョン・レノン

ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる。
ジョン・レノン

エルヴィスの前には何もなかった。
ジョン・レノン

僕の言うことなんて、半分は意味もない。ただ君に聴いて欲しくて話しているんだ。
ジョン・レノン

どうせ生きているからには、苦しいのはあたり前だと思え。
芥川龍之介

阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
芥川龍之介

幸福とは幸福を問題にしない時をいう。
芥川龍之介

道徳は常に古着である。
芥川龍之介

私は不幸にも知っている。時には嘘によるほかは語られぬ真実もあることを。
芥川龍之介

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である。
芥川龍之介

あなた方のお母さんを慈しみ愛しなさい。でもその母への愛ゆえに、自分の意志を曲げてはいけない。そうすることが後に、あなた方のお母さんを幸せにすることなのだから。
芥川龍之介

完全に自己を告白することは、何びとにも出来ることではない。同時にまた、自己を告白せずには如何なる表現も出来るものではない。
芥川龍之介

人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ。
芥川龍之介

我々はしたいことの出来るものではない。ただ、出来ることをするものである。
芥川龍之介

創作は常に冒険である。所詮は人力を尽した後、天命にまかせるより仕方はない。
芥川龍之介

恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである。
芥川龍之介

恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである。少なくても詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない。
芥川龍之介

われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。
芥川龍之介

女人は我々男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である。
芥川龍之介

人生とは機会です。そこから恩恵を受けてください。人生とは夢です。それを実現してください。人生とは挑戦です。それをかなえてください。人生とは義務です。それを完成しとげください。人生とはゲームです。それを楽しんでください。人生とは約束です。それを果たしてください。人生とは悲しみです。それを乗り越えてください。人生とは歌です。それを歌ってください。人生とは苦労です。それを受け入れてください。人生とは悲劇です。それを慰めてください。人生とは冒険です。それを思い切ってやってください。人生とは運です。それを作っていってください。人生とはあまりにも貴重なものです。それを壊さないでください。人生とは生きることです。戦いぬいてください。
マザー・テレサ

人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。それでも許しなさい。人にやさしくすると、人はあなたに何か隠された動機があるはずだ、と非難するかもしれません。それでも人にやさしくしなさい。成功をすると、不実な友と、本当の敵を得てしまうことでしょう。それでも成功しなさい。正直で誠実であれば、人はあなたをだますかもしれません。それでも正直に誠実でいなさい。歳月を費やして作り上げたものが、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。それでも作り続けなさい。心を穏やかにし幸福を見つけると、妬まれるかもしれません。それでも幸福でいなさい。今日善い行いをしても、次の日には忘れられるでしょう。それでも善を行いを続けなさい。持っている一番いいものを分け与えても、決して十分ではないでしょう。それでも一番いいものを分け与えなさい。
マザー・テレサ

人生はひとつのチャンス、人生からなにかをつかみなさい。
マザー・テレサ

神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。
マザー・テレサ

導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです。
マザー・テレサ

暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい。
マザー・テレサ

説教してきかせても、それは人とふれあう場にはなりません。ほうきをもってだれかの家をきれいにしてあげてごらんなさい、そのほうがもっと雄弁なのですから。
マザー・テレサ

昨日は去りました。明日はまだ来ていません。わたしたちにはただ、今日があるのみ。さあ、始めましょう。
マザー・テレサ

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザー・テレサ

人は不合理、非論理、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。気にすることなく、善を行いなさい。目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。気にすることなく、やり遂げなさい。善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にすることなくし善を行い続けなさい。あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。気にすることなく助け続けなさい。あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
マザー・テレサ

私たちのしていることは大海の一滴(ひとしずく)に過ぎません。だけど、私たちがやめたら確実に一滴が減るのです。
マザー・テレサ

私たち一人一人が、自分の玄関の前を掃除するだけで、全世界はきれいになるでしょう
マザー・テレサ

私にできてあなたにはできないこともあり、あなたにできて私にはできないこともあります。だから、ともに力を合わせれば、素晴らしいことができるのです
マザー・テレサ

この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。
マザー・テレサ

一切れのパンではなく、多くの人は愛に、小さなほほえみに飢えているのです。
マザー・テレサ

平和は微笑みから始まります。
マザー・テレサ

笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑うのよ。笑顔が人間に必要なの。
マザー・テレサ

誰かに微笑みかけること、それは愛の表現であり、その人へのすばらしい贈り物となるのです。
マザー・テレサ

短くて口に出しやすい言葉でも、心のこもった言葉はある。そんな言葉はいつまでも心の中で輝き続ける。
マザー・テレサ

あなたに出会った人がみな、最高の気分になれるように、親切と慈しみを込めて人に接しなさい。
マザー・テレサ

あなたの愛が表情や眼差し、微笑み、言葉にあらわれるようにするのです。
マザー・テレサ

慰められるよりも慰めることを、理解されるよりも理解することを、愛されるよりも愛することを。
マザー・テレサ

私たちは、大きいことはできません。小さなことを大きな愛をもって行うだけです。
マザー・テレサ

大切なのは、どれだけ多くをほどこしたかではなく、それをするのに、どれだけ多くの愛をこめたかです。大切なのは、どれだけ多くを与えたかではなく、それを与えることに、どれだけ愛をこめたかです。
マザー・テレサ

世界平和のためにできることですか?家に帰って家族を愛してあげてください。
マザー・テレサ

あたたかい微笑み。妻に夫に子供に、そして全ての人に微笑みかけなさい。微笑みは愛を育てます。
マザー・テレサ

いつもお互いに笑顔で会うことにしましょう。笑顔は愛の始まりですから。
マザー・テレサ

今、この瞬間幸せでいましょう。それで十分です。その瞬間、瞬間が、私たちの求めているものすべてであって、他には何もいらないのです。
マザー・テレサ

愛の反対は憎しみではなく無関心である。
マザー・テレサ

貧困をつくるのは神ではなく、私たち人間です。なぜなら私たちが分かち合わないからです
マザー・テレサ

どんな人にあっても、まずその人のなかにある、美しいものを見るようにしています。この人のなかで、いちばん素晴らしいものはなんだろう?そこから始めようとしております。そうしますと、かならず美しいところが見つかって、私はその人を愛することができるようになります。これが私の愛のはじまりです
マザー・テレサ

自分のことへの思いわずらいでいっぱいだと、他人のことを考える暇がなくなってしまいます
マザー・テレサ

早足で歩くのと同時に惨めに感じるのは不可能です
マザー・テレサ

険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要である。
シェイクスピア

成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない。
シェイクスピア

慢心は人間の最大の敵だ。
シェイクスピア

輝くもの、必ずしも金ならず。
シェイクスピア

人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。人生の行路もこれと同様で、人は常に明るく愉快な心をもって人生の行路を歩まねばならぬ。
シェイクスピア

今晩一晩は我慢しなさい。そうすれば、この次はこらえるのが楽になる。そして、その次はもっと楽になる。
シェイクスピア

楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。
シェイクスピア

賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ。
シェイクスピア

小雨はいつまでも降り続くが、大嵐はあっという間だ。早く馬を走らせるものは、また早く馬を疲れさせもする。
シェイクスピア

避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない。
シェイクスピア

たとえ小さな斧でも、数百度これを打てば堅い樫の木も切り倒せる。
シェイクスピア

何もしなかったら、何も起こらない。
シェイクスピア

習慣も大事だが、なかには守るより破ったほうがいいものもある。
シェイクスピア

言葉が役に立たないときには、純粋に真摯な沈黙がしばしば人を説得する。
シェイクスピア

悲しみが来るときは、単騎ではやってこない。かならず軍団で押し寄せる。
シェイクスピア

不幸というものは、耐える力が弱いと見てとると、そこに重くのしかかる。
シェイクスピア

どうせ年をとるなら、陽気な笑いでこの顔にシワをつけたいものだ。
シェイクスピア

他人もまた同じ悲しみに悩んでいると思えば、心の傷はいやされなくても、気は楽になる。
シェイクスピア

簡潔こそが英知の真髄である。
シェイクスピア

誰の言葉にも耳を傾けよ。口は誰のためにも開くな。
シェイクスピア

暗闇はなく、無知があるのみ。
シェイクスピア

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には種なのだ。
ニーチェ

世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。
ニーチェ

あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。
ニーチェ

軽蔑すべき者を敵として選ぶな。汝の敵について誇りを感じなければならない。
ニーチェ

君の魂の中にある英雄を放棄してはならぬ。
ニーチェ

自分を破壊する一歩手前の負荷が、自分を強くしてくれる。
ニーチェ

経験は、経験に対する欲望のように消えることはない。私たちは経験を積む間は、自らを探求しようとしてはいけない。
ニーチェ

独創的– 何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、真に独創的な頭脳の証拠である。
ニーチェ

一段深く考える人は、自分がどんな行動をしどんな判断をしようと、いつも間違っているということを知っている。
ニーチェ

真実の山では、登って無駄に終わることは決してない。
ニーチェ

轢かれる危険が最も多いのは、ちょうど一つの車を避けた時である。
ニーチェ

いったん選んだ道に関して頑張る人は多い。目標に関してそうする人は少ない。
ニーチェ

いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
ニーチェ

到達された自由のしるしは何か?– もはや自分自身に対して恥じないこと。
ニーチェ

半可通は全知よりも圧倒的勝利を博する。それは物事を実際よりも単純に理解し、そのために彼の意見の方が分かりやすい説得力のあるものとなる。
ニーチェ

よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう?
ニーチェ

真の男のなかにはひとりの子供が隠れている。この子供が遊びたがるのだ。
ニーチェ

目的を忘れることは、愚かな人間にもっともありがちなことだ。
ニーチェ

みずから敵の間へ躍り込んでいくのは、臆病の証拠であるかもしれない。
ニーチェ

大きな苦痛こそ精神の最後の解放者である。この苦痛のみが、われわれを最後の深みに至らせる。
ニーチェ

いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない。
ニーチェ

一切の書かれたもののうち、私はただ、その人がその血をもって書かれたもののみを愛する。血をもって書け。君は、血が精神であることを知るだろう。
ニーチェ

人が意見に反対するときはだいたいその伝え方が気に食わないときである。
ニーチェ

私を破壊するに至らないすべてのことが、私をさらに強くする。
ニーチェ

過小評価するより過大評価する方が、判断力の欠如を完璧に暴露してしまう。
ニーチェ

脱皮できない蛇は滅びる。その意見を取り替えていくことを妨げられた精神たちも同様だ。それは精神ではなくなる。
ニーチェ

多く考える人は党員には向かない。というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
ニーチェ

成熟とは、子供のとき遊戯の際に示したあの真剣味をふたたび見出したことである。
ニーチェ

男たちは、自分の職業がほかのいかなる職業よりも大切だと信ずるか、自分で思いこませる以外に、その職業を持ちこたえることはまず出来ない。
ニーチェ

孤独な者よ、君は創造者の道を行く。
ニーチェ

怪物と闘う者は、自らも怪物にならぬよう、気をつけるべきだろう。深淵をのぞきこむ者は、深淵からものぞきこまれているのだ。
ニーチェ

死後に生まれる人もいる。
ニーチェ

いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない。その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ。
ニーチェ

毎日少なくとも一回、何か小さなことを断念しなければ、毎日は下手に使われ、翌日も駄目になるおそれがある。
ニーチェ

高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高い所へは、他人によって運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない。
ニーチェ

ある程度までのところ、所有が人間をいっそう独立的に自由にするが、一段と進むと所有が主人となり、所有者が奴隷となる。
ニーチェ

心の中に未来にふさわしいビジョンを描け。そして、自分を過去の末裔であるという迷信を忘れるんだ。あの未来の生を思い巡らせば、工夫し、発明すべきものが限りなくある。
ニーチェ

いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす、– これが人々の好むところである。
ニーチェ

真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての“真実”の疑いから始まる。
ニーチェ

ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
ニーチェ

足下を掘れ、そこに泉あり。
ニーチェ

論争に応ずる場合には、双方にとっていちばん不愉快なやり口は、立腹して黙っていることである。というのは、攻撃者側は一般的に沈黙を軽蔑のしるしと考えるからである。
ニーチェ

すべての知識の拡大は、無意識を意識化することから生じる。
ニーチェ

人は自分の認識を他人に伝えると、もはやその認識を前ほどには愛さなくなる。
ニーチェ

不可能なことに取り組むのは、楽しいものだ。
ウォルト・ディズニー

私はじっとしている事が出来ない。探索し、実験していないとダメなのだ。私は自分の仕事に満足したことがない。私は自分の想像力の限界に憤る。
ウォルト・ディズニー

新しいプロジェクトをひとたびやると決めたら、とことん信じ込むんだ。うまくやる能力があると信じるんだ。そして、これ以上はできないという最高の仕事をするんだ。
ウォルト・ディズニー

夢見ることができれば、それは実現できる。
ウォルト・ディズニー

夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて一匹のねずみから始まったということを。
ウォルト・ディズニー

ディズニーランドが完成することはない。世の中に想像力がある限り進化し続けるだろう。
ウォルト・ディズニー

笑い声は時代を超え、想像力は年を取らない。そして、夢は永遠のものだ。
ウォルト・ディズニー

どんな洗練された大人の中にも、外に出たくてしょうがない小さな子供がいる。
ウォルト・ディズニー

われわれの一番大きい資源は、子供の心である。
ウォルト・ディズニー

人生で経験したすべての逆境、トラブル、障害が私を強くしてくれた。
ウォルト・ディズニー

逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい。
ウォルト・ディズニー

過去の出来事に傷つけられることもあるだろう。でも私が思うに、そこから逃げ出すことも出来るが、そこから学ぶことも出来る。
ウォルト・ディズニー

夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約される。それは、「好奇心」「自信」「勇気」そして「継続」である。
ウォルト・ディズニー

正直に自分の無知を認めることが大切だ。そうすれば、必ず熱心に教えてくれる人が現れる。
ウォルト・ディズニー

何かを始めるためには、しゃべるのをやめて行動し始めなければならない。
ウォルト・ディズニー

宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ。
ウォルト・ディズニー

恥といふことを打ち捨てて世のことは成るべし
坂本龍馬

世の人は我を何とも言わば言え我が成す事は我のみぞ知る
坂本龍馬

奇策とは百に一つも用うべきではない。九十九まで正攻法で押し、あとの一つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。
坂本龍馬

事は十中八九まで自らこれを行い残り一、二を他に譲りて功をなさむべし
坂本龍馬

人間というものは、いかなる場合でも、好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ。
坂本龍馬

人間、好きな道によって世界を切り拓いていく。
坂本龍馬

夢中で日を過ごしておれば、いつかはわかる時が来る。
坂本龍馬

人として生まれたからには、太平洋のように、でっかい夢を持つべきだ。
坂本龍馬

何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり
坂本龍馬

事をなさんとすれば、智と勇と仁を蓄えねばならぬ。
坂本龍馬

人生は一場の芝居だというが、芝居と違う点が大きくある。芝居の役者の場合は、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。
坂本龍馬

世の既成概念を破るというのが、真の仕事である。
坂本龍馬

人の世に失敗ちゅうことは、ありゃせんぞ。
坂本龍馬

時勢に応じて自分を変革しろ
坂本龍馬

人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
坂本龍馬

俺は着実に物事を一つずつ築きあげてゆく。現実に合わぬことはやらぬ。
坂本龍馬

万事、見にゃわからん。
坂本龍馬

偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。
坂本龍馬

人間、不人気では何も出来ませんな。いかに正義を行なおうと、ことごとく悪意にとられ、ついにはみずから事を捨てざるをえなくなります。
坂本龍馬

金よりも大事なものに評判というものがある。世間で大仕事をなすのにこれほど大事なものはない。金なんぞは、評判のあるところに自然と集まってくるさ。
坂本龍馬

暗ければ、民はついて来ぬ。
坂本龍馬

相手を説得する場合、激しい言葉をつかってはならぬ。結局は恨まれるだけで物事が成就できない。
坂本龍馬

時勢は利によって動くものだ。議論によっては動かぬ。
坂本龍馬

俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。
坂本龍馬

おれは落胆するよりも、次の策を考えるほうの人間だ。
坂本龍馬

雨が降ってきたからって走ることはない。走ったって、先も雨だ。
坂本龍馬

疲れちょると思案がどうしても滅入る。よう寝足ると猛然と自信がわく。
坂本龍馬

何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから。
坂本龍馬

物事を始めるチャンスを、私は逃さない。たとえマスタードの種のように小さな始まりでも、芽を出し、根を張ることがいくらでもある。
ナイチンゲール

天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。
ナイチンゲール

女性よ自立しなさい。自分の足で立ちなさい。
ナイチンゲール

愛というのは、その人の過ちや自分との意見の対立を許してあげられること。
ナイチンゲール

私が成功したのは、決して弁解したり、弁解を受け入れなかったからです。
ナイチンゲール

人の思いは、言葉に変わることで無駄にされているように、私には思えるのです。それらは皆、結果をもたらす行動に変わるべきものなのです。
ナイチンゲール

私は地獄を見た。私は決してクリミアを忘れない。
ナイチンゲール

自分の命より大切なものが多くなると、人間、気苦労が多くなる。
ナイチンゲール

人生は呑気な楽しい休日でも、気の利いたことが記されている書物でもありません。
ナイチンゲール

今年で30歳になる。キリストが伝道を始めた歳だ。もはや子供っぽいことは終わり。無駄なことも、恋も、結婚も。
ナイチンゲール

人生とは戦いであり、不正との格闘である。
ナイチンゲール

立派な男性が求婚すれば、女性がそれを受諾しない理由はない、という考えにはまったく賛成できない。
ナイチンゲール

私はすべての病院がなくなることを願っています。
ナイチンゲール

人生を生きるには、修練が必要です。「まずまずの目的、過ち多き行為、ぐらぐらしている意志」のうちに人生をうやむやに過ごしてはなりません。
ナイチンゲール

構成員の奉仕の精神にも頼るが、経済的援助なしにはそれも無力である。
ナイチンゲール

命を奪われた男たちの前に立って思う。生きている限り、彼らを死に追いやった相手と戦い続けると。
ナイチンゲール

看護を行う私たちは、人間とは何か、人はいかに生きるかをいつも問いただし、研鑽を積んでいく必要がある。
ナイチンゲール

何かに対して「使命」を感じるとはどういうことであろうか?それは何が「正しく」何が「最善」であるかという、あなた自身がもっている高い理念を達成させるために自分の仕事をすることであり、もしその仕事をしないでいたら「指摘される」からするというのではない、ということではなかろうか。これが「熱中するということ」であり、自分の使命を全うするためには、誰もがもっていなければならないものなのである。
ナイチンゲール

恐れを抱いた心では、何と小さいことしかできないことでしょう。
ナイチンゲール

価値ある事業は、ささやかな、人知れぬ出発、地道な労苦、向上を目指す無言の、地道な苦闘といった風土のうちで、真に発展し、開花する。
ナイチンゲール

私たちは、自分が誉められるためにではなく、私たちが選んだこの仕事に名誉をもたらし、それを前進させるために、心を打ち込んで事を成し遂げていこうではありませんか。
ナイチンゲール

進歩のない組織で持ちこたえたものはない。
ナイチンゲール

どんな仕事をするにせよ、実際に学ぶ事ができるのは現場においてのみである。
ナイチンゲール

子を失う親のような気持ちで、患者に接することのできない、そのような共感性のない人がいるとしたら、今すぐこの場から去りなさい。
ナイチンゲール

経験をもたらすのは観察だけなのである。
ナイチンゲール

病院の第一の条件は、患者に害を与えないことである。
ナイチンゲール

他によいものがなかったのでそのコトバを看護と言う。
ナイチンゲール

あなた方は進歩し続けない限りは退歩していることになるのです。目的を高く掲げなさい。
ナイチンゲール

最も上手に人をおさめるのは、自分の責任下にある人々を愚かに甘やかすのではなく、その人のためになること、その人にとって最高の利益になることを、親身になって考える人です。
ナイチンゲール

チャンスなんて、そうたびたびめぐってくるものではないわ。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることよ。
オードリー・ヘップバーン

死を前にしたとき、みじめな気持ちで人生を振り返らなくてはならないとしたら、いやな出来事や逃したチャンス、やり残したことばかりを思い出すとしたら、それはとても不幸なことだと思うの。
オードリー・ヘップバーン

オランダにはこんなことわざがあります。「くよくよしてもしかたがない。どのみち予想したとおりにはならないのだから」本当にそう思うわ。
オードリー・ヘップバーン

わたしにとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。
オードリー・ヘップバーン

成功は誕生日みたいなもの。待ちに待った誕生日がきても、自分はなにも変わらないでしょ。
オードリー・ヘップバーン

もちろん、わたしたちはすべてを失いました。家も、持ち物も、お金も。でも、少しも悲しくはありませんでした。家族全員が無事に生きている、そのことが何よりもありがたかったのです。
オードリー・ヘップバーン

戦争を経験して、逆境に負けない強靭さが身につきました。また、戦争が終わって戻ってきたもののありがたみをつくづく感じました。食料、自由、健康、家庭、そして何より人の命に、深い感謝の念を抱いたのです。
オードリー・ヘップバーン

これまでの人生で、テクニックに裏打ちされた自信を持ったことは一度もありません。でも、感性さえ磨いておけば、どんなことでもやってのけられるものです。
オードリー・ヘップバーン

一個の道具のように自分を分析しなさい。自分自身に対して100パーセント率直でなければなりません。欠点を隠そうとせずに、正面から向かい合うのです。
オードリー・ヘップバーン

いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ。
オードリー・ヘップバーン

バレリーナの基本ルール –不平を漏らさない、疲れを顔に出さない、舞台の前夜は遊びに出かけない。ソ二アは、本気で努力すればかならず成功することを教えてくれたわ。それに、すべては内面から湧き出なくてはならないということもね。
オードリー・ヘップバーン

わたしを笑わせてくれる人をわたしは大事にしますわ。正直なところ、わたしは笑うことが何よりも好きなんだと思う。悩ましいことが沢山あっても笑うことで救われる。それって、人間にとって一番大事なことじゃないかしら。
オードリー・ヘップバーン

愛は行動なのよ。言葉だけではだめなの。言葉だけですんだことなど一度だってなかったわ。私たちには生まれたときから愛する力が備わっている。それでも筋肉と同じで、その力は鍛えなければ衰えていってしまうの…
オードリー・ヘップバーン

何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。
オードリー・ヘップバーン

幸福のこんな定義を聞いたことがあります。「幸福とは、健康と物忘れの早さである」ですって!わたしが思いつきたかったくらいだわ。だって、それは真実だもの。
オードリー・ヘップバーン

どんな日であれ、その日をとことん楽しむこと。ありのままの一日。ありのままの人々。過去は、現在に感謝すべきだということをわたしに教えてくれたような気がします。未来を心配してばかりいたら、現在を思うさま楽しむゆとりが奪われてしまうわ。
オードリー・ヘップバーン

指をさして人を非難する前に、君のその手がよごれていないか確かめてくれ。
ボブ・マーリー

誰もが自分の運命を決定する権利を持っている。
ボブ・マーリー

世界を手に入れるために自分の魂を失うな。賢明さは金銀よりも価値がある。
ボブ・マーリー

心配しなくていいんだよ。どんな些細なことでもすべてうまくいくからさ。
ボブ・マーリー

俺たちには学はないけど、インスピレーションがある。もしも教育なんて受けていたら、とんでもない愚か者になっていたさ。
ボブ・マーリー

飢えた群衆は、怒れる群衆なんだ。
ボブ・マーリー

これからの明るい未来のなかでも、君は過去を忘れることはないんだ。だからもう、涙をふいて。
ボブ・マーリー

君の命には、黄金なんて比べ物にならないほどの価値がある。
ボブ・マーリー

起きろ、たちあがれ、己の権利のために。起きろ、たちあがれ、決してあきらめるな。
ボブ・マーリー

俺は死を信じない。肉体的な死、精神的な死、いずれもだ。
ボブ・マーリー

目を開いて自分自身を見つめろ。自分の生き方に満足しているか?
ボブ・マーリー

ひとつの愛、ひとつの心。みんなで一つになれば、いい気分になれるさ。
ボブ・マーリー

1つの愛、1つの心、1つの運命。
ボブ・マーリー

一体誰が僕の生き方を否定できるのか?自分が完璧じゃないことは分かっているし、そうなろうともしていない。
ボブ・マーリー

批判するな。自分自身を批判する前に。批判するな。批判する覚悟がないのなら。
ボブ・マーリー

どうやって生きるかなんてことは、誰も他人に教えられないよ。それは、自分自身で見つけるものだ。
ボブ・マーリー

ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ。
ボブ・マーリー

偉大な神が空から舞い降り、すべてを取り除き、みんなをハイな気分にさせてくれると言う奴もいる。でも、どんな人生に価値があるのか分かっているなら、君自身のものをこの世で探すんだ。
ボブ・マーリー

後ろ向きなやり方では、とても生きては行けないよ。分かるかい。前向きに進むんだ。毎日が新しい日なんだから。
ボブ・マーリー

自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。
ボブ・マーリー

誰もが、自分が望む生き方で、自分の人生を、精一杯生きていこう。
ボブ・マーリー

混乱でいっぱいの家の中に住むより、屋根の上で生きた方がいいね。
ボブ・マーリー

自分の精神を解放できるのは、自分自身だけだ。
ボブ・マーリー

自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。
ボブ・マーリー

批判するな。自分自身を批判する前に。批判するな。批判する覚悟がないのなら。
ボブ・マーリー

後ろ向きなやり方では、とても生きては行けないよ。分かるかい。前向きに進むんだ。毎日が新しい日なんだから。
ボブ・マーリー

音に打ちのめされて傷付くものはいない。それが音楽のいいところさ。
ボブ・マーリー

雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。
ボブ・マーリー

ひとつの愛、ひとつの心。みんなで一つになれば、いい気分になれるさ。
ボブ・マーリー

もう、言葉は充分だろ。今すぐ、行動に移そう。
ボブ・マーリー

播いた種は刈らねばならない。と言うのは安っぽい話だ。しかし、戦いに熱中することは勝利と同じくらい楽しいものだ。
ボブ・マーリー

俺の音楽は、生き方や死に方を教えるシステムに対抗するものなんだ。
ボブ・マーリー

お前は逃げる。でも、自分自身からは逃げられない。
ボブ・マーリー

速度を上げるばかりが、人生ではない。
ガンジー

善いことは、カタツムリの速度で動く
ガンジー

決して焦って約束をしてはならない。
ガンジー

束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。逆境があるからこそ、私は走れるのだ。涙があるからこそ、私は前に進めるのだ。
ガンジー

物事は初めはきまって少数の人によって、ときにはただ一人で始められるものである。
ガンジー

あなたの夢は何か、あなたが目的とするものは何か、それさえしっかり持っているならば、必ずや道は開かれるだろう。
ガンジー

あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。
ガンジー

土を耕すのを忘れるということは、自分自身を忘れることだ。
ガンジー

目的を見つけよ。手段は後からついてくる。
ガンジー

目標はつねに、われわれから後ずさりする。
ガンジー

喜びとは、勝利それ自体にではなく、途中の戦い、努力、苦闘の中にある。
ガンジー

満足は努力の中にあって、結果にあるものではない。
ガンジー

重要なのは行為そのものであって、結果ではない。行為が実を結ぶかどうかは、自分の力でどうなるものではなく、生きているうちにわかるとも限らない。だが、正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ。
ガンジー

本当の富とは、健康のことであり、金や銀のことではない。
ガンジー

幸福とは、考えること、言うこと、することが調和している状態である。
ガンジー

強さは肉体的な力から来るのではない。それは不屈の意志から生まれる。
ガンジー

私の生き様が、私のメッセージである。
ガンジー

死ぬ覚悟が出来ていれば、人は自由に生きられる。
ガンジー

明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。
ガンジー

みんな、私の着ているものを見て笑ったわ。でもそれが私の成功の鍵。みんなと同じ格好をしなかったからよ。
ココ・シャネル

私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの。
ココ・シャネル

失敗しなくちゃ、成功はしないわよ。
ココ・シャネル

扉に変わるかも知れないという、勝手な希望にとらわれて、壁をたたき続けてはいけないわ。
ココ・シャネル

自分が大物になろうと思うのではなく、こんな人になりたいと決めると、多くの心配事はなくなる。
ココ・シャネル

あえて一人でいることを大切にする時もあっていい。自分の価値観を他人にあれこれ言われたりするのは嫌だし、ましてや整理整頓することなどやめてほしい。
ココ・シャネル

20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績。
ココ・シャネル

世の中には、お金持ちな人と豊かな人ってのがいるわ。
ココ・シャネル

実際にどう生きたかということは大した問題ではないのです。大切なのは、どんな人生を夢見たかということだけ。なぜって、夢はその人が死んだ後もいき続けるのですから。
ココ・シャネル

お金は、儲けるために夢中になるものではなく、使うためにこそ夢中になるべき。
ココ・シャネル

私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。
ココ・シャネル

今もなお、最も勇気のいる行動とは、自分の頭で考え続けること。そしてそれを声に出すこと。
ココ・シャネル

かけがえのない人間になるためには、常に他人と違っていなければならない。
ココ・シャネル

記憶力のない人たちだけが、自らのオリジナリティを主張しようとする
ココ・シャネル

その日、ひょっとしたら、運命の人と出会えるかもしれないじゃない。その運命のためにも、できるだけかわいくあるべきだわ。
ココ・シャネル

欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考えている。欠点はうまく使いこなせばいい。これさえうまくいけば、なんだって可能になる。
ココ・シャネル

私にとって一日ごとに、ものごとは単純になっていく。なぜなら、一日ごとに何かを学ぶから。
ココ・シャネル

仕事をする時間があるだけよ。そして人を愛する時間が。それ以外に時間なんて残ってないの。
ココ・シャネル

私たちはいつも、今後2年で起こる変化を過大評価し、今後10年で起こる変化を過小評価してしまう。無為に過ごしてはいけないんだ。
ビル・ゲイツ

なぜファーストクラスに乗らないかって、だってエコノミーでも到着する時間は同じだろ。
ビル・ゲイツ

成功ってのは、やっかいな教師だ。やり手を臆病者に変えてしまうからね。
ビル・ゲイツ

人生には学期は無い。夏休みもないし、「自分探し」を手伝ってくれるような雇用主もほぼ皆無だ。
ビル・ゲイツ

自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。
ビル・ゲイツ

人類史上の進歩のほとんどは、不可能を受け入れなかった人々によって達成された。
ビル・ゲイツ

私は教える人間ではない。学ぶ人間だ。学ぶことが大好きな人たちと一緒に仕事ができることを大いに気に入っている。
ビル・ゲイツ

人間にはものを考える時間が必要だ。
ビル・ゲイツ

人生は公平ではない。そのことに慣れよう。
ビル・ゲイツ

もしGMがコンピューター業界のように技術を追い求めていたのなら、私たちは、1ガロンで1,000マイル走行する、25ドルの車を運転していただろう。
ビル・ゲイツ

テレビは、現実の世界ではない。実際には、人はコーヒーショップにいつまでもいられるわけはなく、仕事に行かなくてはいけないのだ。
ビル・ゲイツ

子供のころからたくさん本を読んで自分でものを考えろと言われて育った。両親は、本や政治や、その他いろいろなことについて、子供たちを交えて話し合った。
ビル・ゲイツ

この20年間は、信じられないような冒険の日々だった。
ビル・ゲイツ

金持ちだからといって、それで得することはあまりない。
ビル・ゲイツ

私は富を社会に還元せねばならぬと、10年ほど前に気がついた。想像できないほどの額の財産は、子供たちに継がせないほうがいい。彼らにとって建設的ではないからだ。
ビル・ゲイツ

すべての子供をすばらしい方法で教育し、すべてのスラム街がきれいになるまで、やることがなくなることはない。
ビル・ゲイツ

技術は単に道具に過ぎない。子供たちをともに勉強させ、動機付けを行なうには、先生こそが最も重要なのだ。
ビル・ゲイツ

問題は未来だ。だから私は、過去を振り返らない。
ビル・ゲイツ

成功の鍵は、的を見失わないことだ。自分が最も力を発揮できる範囲を見極め、そこに時間とエネルギーを集中することである。
ビル・ゲイツ

積極的に考え、積極的に行動する人ほど、積極的に遊び、積極的に心身を癒している。つまり、仕事が充実している人間ほど余暇も充実しているということだ。
ビル・ゲイツ

自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。
ビル・ゲイツ

私は物事をとことん突き詰めるのが好きなんだ。そうすれば、たいてい良い結果が出るから。
ビル・ゲイツ

同じ決断を二度するな。最初の決断に充分時間をかけて確固たる決断を下せば、同じ問題を二度考えずにすむ。
ビル・ゲイツ

成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。
ビル・ゲイツ

しばしば、直観が頼みの綱になる。
ビル・ゲイツ

満点をとったことは自慢にならないよ。本当に大切なのは知識を丸暗記したり、教えられたとおりのことを答案に書くことではなくて、先を見る洞察力だ。
ビル・ゲイツ

マイクロソフトの行動は非常に迅速だ。我々は顧客のニーズに応じて優先順位を決めている。
ビル・ゲイツ

スピードこそが企業にとって最も重要になる。
ビル・ゲイツ

私は5年間急成長する企業には驚かないが、20年、30年にわたって継続的に優れた成果を出している企業には非常に興味がある。要は、永続性のメカニズムが埋め込まれているかどうかなのだ。
ビル・ゲイツ

グーグルでも、アップルでも、フリーソフトでも、すばらしい競争相手だし、僕らの気を引き締めてくれるよ。
ビル・ゲイツ

あなたの顧客の中で一番不満をもっている客こそ、あなたにとって一番の学習源なのだ。
ビル・ゲイツ

リスクを引き受ける気があるなら、悪いニュースに多少目をつぶることは必要だ。不安はあっても、「上手くいく保証はないが、ベストを尽くしてみようじゃないか」というぐらいの勇気がなくてはならない。
ビル・ゲイツ

私は起業家という言葉をいつも拒否してきました。「会社を始めよう、何の会社にしようか」では決して成功はないと思います。
ビル・ゲイツ

最初から、我々の目標は「すべての机と、すべての家庭にコンピュータを」だった。
ビル・ゲイツ

一心不乱に働くこと、ベストを尽くすことが嫌だというなら、ここは君のいるべき職場ではない。
ビル・ゲイツ

我々次第で会社がつぶれる可能性さえあるということを、常に念頭に置きながら毎日会社に来ている。常に気を引き締めて、重要な変化をもたらす革新的な研究に長期的な投資をしなければならないと考えている。
ビル・ゲイツ

変化の速い産業で成功している企業は、カギとなるトレンドの最先端を行き、その新しい応用に価値を付加できる企業だ。
ビル・ゲイツ

若い人を優先的に雇っている理由は、若い人の方が向上心があるし、新しいアイデアがどんどん出てくるからだ。
ビル・ゲイツ

ノートパソコンの素晴らしいところは、どれだけ詰め込んでも、大きくなったり、重くなったりしないことだ。
ビル・ゲイツ

徹底的な話しあいは、ムダに終わることが多い。
ビル・ゲイツ

ビジネスは非常に簡単だと思う。売上からコストを引けば、大きな黒字が出る。計算は極めて簡単だ。
ビル・ゲイツ

世間は、君の自尊心を気にかけてはくれない。世間は、君が自尊心を満たす前に、君が何かを成し遂げることを期待している。
ビル・ゲイツ

難しい仕事があるとき、私は怠け者に任せる。だって怠け者は、仕事を簡単に片づける方法を見つけ出すからね。
ビル・ゲイツ

成功の秘訣?それは大きなビジョンが持てるかどうかだよ。
ビル・ゲイツ

必要なのは強力なチームだ。なぜなら、どんなに良く管理されようと、平凡なチームからは平凡な結果しか生まれないからだ。
ビル・ゲイツ

顔をいつも太陽のほうにむけていて。影なんて見ていることはないわ。
ヘレン・ケラー

世の中はつらいことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています。
ヘレン・ケラー

もしもこの世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう。
ヘレン・ケラー

安全とは思いこみにすぎない場合が多いのです。現実には安全というものは存在せず、子供たちも、誰一人として安全とは言えません。危険を避けるのも、危険に身をさらすのと同じくらい危険なのです。人生は危険に満ちた冒険か、もしくは無か、そのどちらかを選ぶ以外にはありません。
ヘレン・ケラー

盲目であることは、悲しいことです。けれど、目が見えるのに見ようとしないのは、もっと悲しいことです。
ヘレン・ケラー

幸福は自己満足によってではなく、価値ある目標に忠実であることによって得られる。
ヘレン・ケラー

人々の思いやりがあれば、小さな善意を大きな貢献にかえることができます。
ヘレン・ケラー

孤独な魂に出会うと、自由と知性のあふれる世界にかならず導いてあげる、それが愛。
ヘレン・ケラー

いく先々で出会うみなさんの思いやりのおかげで、ものごとがいつもうまく進んでいきます。
ヘレン・ケラー

目に見えるものは移ろいやすいけれど、目に見えないものは永遠に変わりません。
ヘレン・ケラー

心ある人々が悪魔との戦いに長い時間を費やしています。これは素晴らしいことですが、その人たちが同じエネルギーを人々のために使えば、悪魔は退屈してすぐに退散してしまう。
ヘレン・ケラー

私たちにとって敵とは、「ためらい」です。自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にしかなれないのです。
ヘレン・ケラー

あきらめずにいれば、あなたが望む、どんなことだってできるものです。
ヘレン・ケラー

人の苦しみをやわらげてあげられる限り、生きている意味はある。
ヘレン・ケラー

闇と沈黙の中でさえ、すべてのものは、驚嘆すべきものを持っています。私はどんな状況にあっても、その中に充足があることを学んでいます。
ヘレン・ケラー

世界で最も哀れな人とは、目は見えてもビジョンのない人だ。
ヘレン・ケラー

喜びとは、目的をあたため続け、知性を輝かせ続ける神聖な炎である。
ヘレン・ケラー

私は正義のために戦っている人すべてに共感を覚える。
ヘレン・ケラー

科学は、たいていの害悪に対する解決策を見出したかもしれないが、その何にもまして最悪のものに対する救済策を見出してはいない。すなわち人間の無関心さに対する策を。
ヘレン・ケラー

人生は胸おどるものです。そしてもっともワクワクするのは、人のために生きるときです。
ヘレン・ケラー

世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、目で見たり手で触れたりすることはできません。それは、心で感じなければならないのです。
ヘレン・ケラー

うつむいてはいけない。いつも頭を高くあげていなさい。世の中を真っ正面から見つめなさい。
ヘレン・ケラー

自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にしかなれないのです。
ヘレン・ケラー

結局、真の知識を得ようと望むものは、誰でも艱難の山を一人で登らなければならず、頂上への王道がない以上、私は曲がりくねりながら登らねばならぬことに気付いたのです。
ヘレン・ケラー

人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。
ヘレン・ケラー

幸せとは、視野の広い深遠な知識をもつことです。その知識とは、嘘と真実、低俗なものと高尚なものを見分ける力です。
ヘレン・ケラー

第六感は誰にもあります。それは心の感覚で、見る、聴く、感じることがいっぺんにできるのです。
ヘレン・ケラー

もし幸福な生活を送りたいと思う人々がほんの一瞬でも胸に手を当てて考えれば、心の底からしみじみと感じられる喜びは、足下に生える雑草や朝日にきらめく花の露と同様、無数にあることがわかるでしょう。
ヘレン・ケラー

ひとつの幸せのドアが閉じる時、もうひとつのドアが開く。しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない。
ヘレン・ケラー

はじめはとても難しいことも、続けていけば簡単になります。
ヘレン・ケラー

大きな目標があるのに、小さなことにこだわるのは愚かです。
ヘレン・ケラー

みんながみんなのために働く、それがほんとうの愛国心。
ヘレン・ケラー

本当の教育は知性と美しさと善良さを組み合わせたものです。そしてこのうち一番大切なものは善良さです。
ヘレン・ケラー

物事を成し遂げさせるのは希望と自信です。
ヘレン・ケラー

悲観論者が、星についての新発見をしたり、海図にない陸地を目指して航海したり、精神世界に新しい扉を開いたことは、いまだかつてない。
ヘレン・ケラー

私は素晴らしく尊い仕事をしたいと心から思っている。でも私がやらなければならないのは、ちっぽけな仕事をも素晴らしくて尊い仕事と同じように立派にやり遂げることなのだ。
ヘレン・ケラー

あなたは困難な仕事を自分に課しましたが、あきらめずにがんばれば、うまく行くのです。そして、成功への障害を克服することが喜びとなるでしょう。
ヘレン・ケラー

私は、自分の障害を神に感謝しています。私が自分を見出し、生涯の仕事、そして神を見つけることができたのも、この障害を通してだったからです。
ヘレン・ケラー

自分の欠点を直視し認めることです。ただし欠点に振り回されてはいけません。忍耐力、優しさ、人を見抜く目を欠点から学びましょう。
ヘレン・ケラー

元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。
ヘレン・ケラー

ベストを尽くしてみると、あなたの人生にも他人の人生にも思いがけない奇跡が起こるかもしれません。
ヘレン・ケラー

何か素晴らしいことを達成するための努力というものは、決して無駄にならないことを覚えていなさい。
ヘレン・ケラー

個性は安らぎや静けさの中で生まれるものではありません。試練や苦しみを経験することでのみ、魂が鍛えられ、洞察力が研ぎ澄まされ、野心が鼓舞され、成功が手に入るのです。
ヘレン・ケラー

光の中を一人で歩むよりも、闇の中を友人と共に歩むほうが良い。
ヘレン・ケラー

人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。
太宰治

人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。
太宰治

私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。
太宰治

私は、ひとの恋愛談を聞く事は、あまり好きでない。恋愛談には、かならず、どこかに言い繕いがあるからである。
太宰治

疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。
太宰治

人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。
太宰治

あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。なぜ、あなたは頭上を見ないのです。また、脚下を見ないのです。
太宰治

恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う。
太宰治

君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
太宰治

弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。
太宰治

怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。
太宰治

人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。
太宰治

てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。
太宰治

信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。
太宰治

男って、正直ね。何もかも、まる見えなのに、それでも、何かと女をだました気で居るらしいのね。犬は、爪を隠せないのね。
太宰治

僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。
太宰治

理窟はないんだ。女の好ききらいなんて、ずいぶんいい加減なものだと思う。
太宰治

不良とは、優しさの事ではないかしら。
太宰治

大人とは、裏切られた青年の姿である。
太宰治

僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。
太宰治

子供より親が大事、と思いたい。子供のために、等と、古風な道学者みたいな事を殊勝さらく考えても、何、子供よりも、その親の方が弱いのだ。
太宰治

親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。
太宰治

一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。
太宰治

幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。
太宰治

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。
太宰治

怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。
太宰治

愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。
太宰治

駄目な男というものは、幸福を受け取るに当たってさえ、下手くそを極めるものである。
太宰治

ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。
太宰治

今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。
太宰治

本当の気品というものは、真黒いどっしりした大きい岩に白菊一輪だ。
太宰治

人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
太宰治

人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。
太宰治

笑われて、笑われて、つよくなる。
太宰治

好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。人には、宿命というものがあるんだよ。
太宰治

安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。
太宰治

人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。
太宰治

信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。
太宰治

鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺むべきである。私は晩年の芸術というものを否定している。
太宰治

真の幸福に至れるのであれば、それまでの悲しみは、エピソードに過ぎない。
宮沢賢治

何がしあわせかわからないです。本当にどんなに辛いことでも、それが正しい道を進む中の出来事なら、峠の上りも下りもみんな、本当の幸せに近づく一足づつですから。
宮沢賢治

もう決してさびしくはない。なんべんさびしくないと言ったとこで、またさびしくなるのは決まっている。けれどもここはこれでいいのだ。すべてさびしさと悲傷とを焚いて、人は透明な軌道をすすむ。
宮沢賢治

あなたの方から見たらずいぶんさんたんたるけしきでしょうが、わたくしから見えるのはやっぱりきれいな青ぞらとすきとおった風ばかりです。
宮沢賢治

誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねぇ。
宮沢賢治

かなしみはちからに、欲りはいつくしみに、いかりは知恵にみちびかるべし。
宮沢賢治

雨にも負けず 風にも負けず 褒められもせず 苦にもされず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち 慾はなく 決して怒らず そういうものに 私はなりたい
宮沢賢治

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない
宮沢賢治

いまこそおれは さびしくない たったひとりで生きて行く こんなきままなたましひと たれがいっしょに行けようか
宮沢賢治

一つずつの小さな現在が続いているだけである。
宮沢賢治

すべてがわたくしの中のみんなであるやうに、みんなのおのおののなかのすべてですから。
宮沢賢治

もしそれ人とは人のからだのことであると、そういうならば誤りであるように。さりとて人は、からだと心であるというならば、これも誤りであるように。さりとて人は心であるというならば、また誤りであるように。
宮沢賢治

風からも光る雲からも諸君にはあたらしい力が来る。
宮沢賢治

きみのようにさ、吹雪やわずかの仕事のひまで泣きながら体に刻んでいく勉強が、まもなくぐんぐん強い芽を噴いて、どこまでのびるかわからない。それがこれからの新しい学問の始まりなんだ。
宮沢賢治

新たな時代は世界が一の意識になり生物と成る方向にある。
宮沢賢治

わたくしのこんなさびしい考えは、みんなよるのためにでるのだ。
宮沢賢治

諸君はこの颯爽たる、諸君の未来圏から吹いて来る、透明な清潔な風を感じないのか。
宮沢賢治

わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い証明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です
宮沢賢治

すべてあらゆるいきものはみんな気のいい、かわいそうなものである。けっして憎んではならん。
宮沢賢治

諸君はこの時代に強いられ率いられて、奴隷のように忍従することを欲するか。むしろ諸君よ。あらたな正しい時代をつくれ。宙宇は絶えずわれらに依って変化する。潮汐や風、あらゆる自然の力を用ゐ尽すことから一足進んで、諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ。
宮沢賢治

自分が真実から目をそむけて子どもたちに本当のことが、語れるのか。
宮沢賢治

雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち 慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている
宮沢賢治

我々が出来ることは、今を生きることだけだ。過去には戻れないし、未来があるかどうかも定かではない。
宮沢賢治

人間は他人のことを思いやって行動し、良い結果を得た時に、心からの喜びを感じるものである。その喜びこそ、人間愛に基づくほんとうの「幸せ」なのである。
宮沢賢治

無意識から溢れるものでなければ、多くは無力か詐欺である。
宮沢賢治

さあ涙を拭いてきちんと立て。もうそんな宗教風の恋をしてはいけない。
宮沢賢治

みんながめいめい自分の神様が本当の神さまだと言うだろう。けれどもお互いほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう。それから僕たちの心がいいとか悪いとか議論するだろう。そして勝負がつかないだろう。けれどもしお前が本当の考と嘘の考とを分けてしまえば、その実験の方法さえきまれば、もう信仰も科学と同じようになる。
宮沢賢治

わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのみこむことができます。
宮沢賢治

正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
宮沢賢治

人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。知識だけでは人は共感を感じないからだ。
宮沢賢治

永久の未完成これ完成である。
宮沢賢治

ぼくはきっとできると思う。なぜならぼくらがそれをいま、かんがえているのだから。
宮沢賢治

どうも、ちょうどよく働くことほど、体に良い事は無いですな。
宮沢賢治

諸君よ。紺色の地平線が膨らみ高まるときに、諸君はその中に没することを欲するか。じつに諸君はその地平線に於る。あらゆる形の山岳でなければならぬ。
宮沢賢治

優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。行動に移さねば意味がない。
宮沢賢治

まことのことばはうしなはれ、雲はちぎれてそらをとぶ、ああかがやきの四月の底をはぎしり燃えてゆききする。おれはひとりの修羅なのだ。
宮沢賢治

潮や風..あらゆる自然の力を用い尽くして諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ。
宮沢賢治

もしお前が。よく聞いてくれ。ひとりのやさしい娘を思うようになるその時、お前に無数の影と光の像が現れる。お前はそれを音にするのだ。みんなが町で暮らしたり、一日遊んでいるときに、お前はひとりであの石原の草を刈る。そのさびしさでお前は音をつくるのだ。多くの侮辱や窮乏の、それらを噛んで歌ふのだ。
宮沢賢治

まことの言葉はここになく、修羅の涙は土に降る。
宮沢賢治

宇宙は絶えずわれらによって変化する。誰が誰よりどうだとか、誰の仕事がどうしたとか、そんなことを言っている暇があるか。新たな詩人よ。雲から光から嵐から、透明なエネルギーを得て、人と地球によるべき形を暗示せよ。
宮沢賢治

なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地ないやつでも、のどから血が出るまでは叫ぶんですよ。
宮沢賢治

求道、すでに道である。
宮沢賢治

おれはすこしぐらいの仕事ができて そいつに腰をかけてるような そんな多数をいちばんいやにおもうのだ。
宮沢賢治

人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。知識だけでは人は共感を感じないからだ。
宮沢賢治

打算性の強い人はたいてい失敗する。
宮沢賢治

詩は裸身にて、理論の至り得ぬ境を探り来る。そのこと決死のわざなり。
宮沢賢治

詩人は苦痛をも享楽する。
宮沢賢治

新たな時代のマルクスよ。これらの盲目な衝動から動く世界をすばらしく美しい構成に変えよ。
宮沢賢治

新しい時代のダーウィンよ。さらに東洋風静観のチャレンジャーにのって銀河系空間の外にも至ってさらに透明に深く正しい地史と増訂された生物学をわれらに示せ。
宮沢賢治

新しい時代のコペルニクスよ 余りに重苦しい重力の法則から この銀河系統を解き放て
宮沢賢治

もしあなたがほんたう(本当)に成功ができるなら、それはあなたの誠意と人を信ずる正しい性質、あなたの巨(おお)きな努力によるものです
宮沢賢治

人はやるだけのことはやるべきである。けれども、どうしてもどうしても、もうできないときは落ちついてわらっていなければならん。おちつき給え。
宮沢賢治

苦難を避けず直進せよ。
宮沢賢治

一見して人生には何の意味もない。しかし一つの意味もないということはあり得ない。
アインシュタイン

自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない。
アインシュタイン

神はいつでも公平に機会を与えてくださる。
アインシュタイン

異性に心を奪われることは、大きな喜びであり、必要不可欠なことです。しかし、それが人生の中心事になってはいけません。もしそうなったら、人は道を見失ってしまうでしょう。
アインシュタイン

蝶はモグラではない。でも、そのことを残念がる蝶はいないだろう。
アインシュタイン

自分の環境を受け入れ、楽しく、前向きに名言・格言 常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
アインシュタイン

兵役を指名された人の2%が戦争拒否を声明すれば、政府は無力となります。なぜなら、どの国もその2%を越える人を収容する刑務所のスペースがないからです。
アインシュタイン

愚者と天才の違いといえば、天才には限度があるということだ。
アインシュタイン

同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という。
アインシュタイン

愛は、義務より良い教師である。
アインシュタイン

人が恋に落ちるのは、万有引力のせいではない。
アインシュタイン

可愛い女の子と一時間一緒にいると、一分しか経っていないように思える。熱いストーブの上に一分座らせられたら、どんな一時間よりも長いはずだ。相対性とはそれである。
アインシュタイン

男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。女は結婚するとき、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ。
アインシュタイン

無限なものは二つあります。宇宙と人間の愚かさ。前者については断言できませんが。
アインシュタイン

科学はすばらしいものだ。もし生活の糧をそこから得る必要がないのなら。
アインシュタイン

宇宙について最も理解しがたいことは、それが理解可能だということである。
アインシュタイン

私の学習を妨げた唯一のものは、私が受けた教育である。
アインシュタイン

真実とは、経験という試練に耐え得るもののことである。
アインシュタイン

すべての宗教、芸術、科学は、同じ一つの木の枝である。
アインシュタイン

神の前において我々は平等に賢く、平等に愚かである。
アインシュタイン

正規の教育を受けて好奇心を失わない子供がいたら、それは奇跡だ。
アインシュタイン

たとえ国家が要求しても良心に反することをしてはいけない。
アインシュタイン

普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。いたらお目にかかりたいものだ。
アインシュタイン

宗教なき科学は不完全であり、科学なき宗教は盲目である。
アインシュタイン

この世は危険なところだ。悪いことをする人がいるためではなく、それを見ながら、何もしない人がいるためだ。
アインシュタイン

人間性について絶望してはいけません。なぜなら、私たちは人間なのですから。
アインシュタイン

大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。
アインシュタイン

私は、先のことなど考えたことがありません。すぐに来てしまうのですから。
アインシュタイン

過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。
アインシュタイン

自分自身のことについて誠実でない人間は、他人から重んじられる資格はない。
アインシュタイン

何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。
アインシュタイン

学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。学ぶとは自分と向き合うこと
アインシュタイン

人生には、二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。
アインシュタイン

人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない。
アインシュタイン

ある年齢を過ぎたら、読書は精神をクリエイティブな探求から遠ざける。本をたくさん読みすぎて、自分自身の脳を使っていない人は、怠惰な思考習慣に陥る。
アインシュタイン

シンプルで控えめな生き方が、だれにとっても、体にも、心にも、最善であると信じています。
アインシュタイン

天才とは努力する凡才のことである。
アインシュタイン

挫折を経験したことが無い者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。
アインシュタイン

私は、それほど賢くはありません。ただ、人より長く一つのことと付き合ってきただけなのです。
アインシュタイン

私には特別な才能などありません。ただ、ものすごく好奇心が強いだけです。
アインシュタイン

成功という理想は、そろそろ奉仕という理想に取って替わられてしかるべき時だ。
アインシュタイン

教えるということは、こちらが差し出したものがつらい義務ではなく貴重な贈り物だと感じられるようなことであるべきです。
アインシュタイン

一見して馬鹿げていないアイデアは、見込みがない。
アインシュタイン

困難の中に、機会がある。
アインシュタイン

人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる。
アインシュタイン

手段の完璧さと、目的の混乱。この2つが私達の主な問題に見える。
アインシュタイン

知識人は問題を解決し、天才は問題を未然に防ぐ。
アインシュタイン

優れた科学者を生み出すのは知性だと人は言う。彼らは間違っている。それは人格である。
アインシュタイン

どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか。
アインシュタイン

空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。
アインシュタイン

知的な馬鹿は、物事を複雑にする傾向があります。それとは反対の方向に進むためには、少しの才能と多くの勇気が必要です。
アインシュタイン

大切なのは、自問自答し続けることである。
アインシュタイン

6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。
アインシュタイン

成功者になろうとするのではなく、むしろ価値のある人間になろうとしなさい。
アインシュタイン

ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない。
アインシュタイン

誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある。
アインシュタイン

何のために意味なんか求めるんだ?人生は願望だ、意味じゃない。
チャップリン

このひどい世の中、永遠のものなんてないのさ。我々のトラブルさえね。
チャップリン

いいかい、もし、良いと思ったら、どうやろうかなどと決して心配するな。つまり直感だよ。
チャップリン

最初から多くのことを成し遂げようとして極端な努力をすると、たちまちのうちに全てを放棄することになる。
チャップリン

思想だけがあって感情がなければ、人間性は失われてしまう。
チャップリン

笑いとはすなわち反抗精神である。
チャップリン

人に大切なのは、自信を持つことだ。私が孤児院にいたとき、腹をすかせて街をうろついて食いものをあさっていたときでも、自分では世界一の大役者ぐらいのつもりでいた。つまり勝ち気だったのだ。こいつをなくしてしまったら、人はうち負かされてしまう。
チャップリン

下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ。
チャップリン

浮浪者、紳士、詩人、夢想家、孤独な人、皆いつでもロマンスと冒険にあこがれてるんだ。
チャップリン

人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。
チャップリン

失敗は重要ではない。自分自身を馬鹿にするのはなかなか勇気がいる。
チャップリン

私の苦痛が、誰かが笑うきっかけになるかもしれない。しかし、私の笑いが、誰かの苦痛のきっかけになることだけは絶対にあってはならない。
チャップリン

すべてのものに欲望がある。欲望があるから、バラはバラらしく咲き、岩は岩でありたいと頑張っている。
チャップリン

幸福を手にするための戦いは美しいものです。
チャップリン

死と同じように避けられないものがある。それは生きることだ。
チャップリン

私は雨の中を歩くのが好きなんだ。そうすれば、誰にも泣いているところを見られなくて済む。
チャップリン

人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。
チャップリン

もともと人間の運、不運などというものは、空行く雲と同じで、結局は風次第のものに過ぎない。
チャップリン

しばしば、とんでもない悲劇がかえって笑いの精神を刺激してくれる。
チャップリン

必要なのは知識でなく思いやりである。思いやりがなければ残るのは暴力だけである。心に愛を知らぬものだけが憎しみ合うのだ。人生はもっと美しく、もっと素晴らしいはずだ。
チャップリン

一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ。殺人は数によって神聖化させられる。
チャップリン

権力と威厳を持ちすぎる者は、いつでも最後には人々の嘲笑の的となる。
チャップリン

私たちがみんなで、小さな礼儀作法に気をつけたなら、人生はもっと暮らしやすくなる。
チャップリン

完全な愛というものは、もっとも美しい欲求不満だ。なぜならそれは、言葉以上のものだから。
チャップリン

私は悲劇を愛する。悲劇の底にはなにかしら美しいものがあるからこそ、愛するのだ。
チャップリン

人間というのは、段々年をとると、停泊地が欲しくなるものである。それは長い間に良く知り合った人であり、一番楽しい人である。
チャップリン

無駄な一日。それは笑いのない日である。
チャップリン

あなたが本当に笑うためには、あなたの痛みを取って、それで遊べるようにならなければなりません。
チャップリン

忘れないで、いつも身をかがめていたら、何も拾いあげられないんだよ。
チャップリン

私は庶民の味方だ。そういう人間なんだ。
チャップリン

私が想像できる最も悲しい事は、ぜいたくに慣れてしまうことだ。
チャップリン

説明しなければ理解できないような美に対して、私はあまり寛容でない。もし創作者以外の誰かによって、その美について補足説明が必要ならば、私はそれが果たして目的を達成したと言えるのだろうかと疑う。
チャップリン

わずかの人間で決めた賞なんて、そうたいした名誉ではない。私のほしいのは大衆の喝采だ。大衆が私の仕事を賞賛してくれたならば、それで十分
チャップリン

アイデアというものは、それを一心に求めてさえいれば必ず生まれてくる。
チャップリン

私の最高傑作は次回作だ。
チャップリン

行動を伴わない想像力は、何の意味も持たない。
チャップリン

この世界は無情な世界です。人はそれに対処するために無情でなければなりません。
チャップリン

私は神とは仲が良い。私が対立しているのは人間だ。
チャップリン

言葉はとるにたらないものだ。一番大きくても「象」としか言えない。
チャップリン

私たちは皆、互いに助け合いたいと思っている。人間とはそういうものだ。相手の不幸ではなく、お互いの幸福によって生きたいのだ。
チャップリン

連中の恨みもやがて過ぎ去り、独裁者らも死んでしまう。そして連中が人々から奪った力は、人々に戻される。そして連中が死んでしまう限り、自由が失われることは決してない。
チャップリン

人間は何万年も、あした生きるために今日を生きてきた。
手塚治虫

人生は一人じゃない。二人三脚で走らねばならんこともある。
手塚治虫

好奇心というのは道草でもあるわけです。確かに時間の無駄ですが、必ず自分の糧になる。
手塚治虫

ぼくたちは、かけがえのない地球に「同乗」している、仲間です。
手塚治虫

人の命なんて、心配してもしなくても、終わる時には無情に終わるもの。
手塚治虫

合理化はゆとりや遊びの空間を消して、むしろ人を遠ざけることになります。
手塚治虫

人間の「善」が、常に「悪」よりも先んじてほしいものです。
手塚治虫

仮病は、この世でいちばん重い病気だよ。
手塚治虫

「ダメな子」とか、「わるい子」なんて子どもは、ひとりだっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ。
手塚治虫

子どもに殺しを教えることだけはごめんだ。世界中の子どもが正義だといって殺しを教えられたら、いつか世界中の人間は全滅するだろうな。
手塚治虫

反戦だの平和だのの政治的なお題目では、子供はついてこない。率先して生命の尊厳から教えていく姿勢が大事。
手塚治虫

現代の教育は、どこか衰弱しているというか、勘違いでもしているようだ。
手塚治虫

時代は移り変わっても、子供たちの本質は変わらない。
手塚治虫

子供は、その時点時点で常に現代人であり、また、未来人でもある。
手塚治虫

自然への畏怖をなくし、傲慢になった人類には必ずしっぺ返しが来る。
手塚治虫

今は失われてしまったそれらは、しかし、決して取り戻せないわけではないのです。
手塚治虫

人間は、生きている間に、なぜもっと素晴らしい人生を送らないのかなぁ。素晴らしい満足しきった人生を送れば、死ぬ時にそんなに苦しまなくたっていいんだろうなぁ。
手塚治虫

僕の体験から言えることは、好きなことで、絶対にあきないものをひとつ、続けて欲しいということです。
手塚治虫

人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。
手塚治虫

数えきれないほど、悔しい思いをしてきたけれどその度にお袋の「我慢しなさい」って言葉を思い浮かべて、なんとか笑ってきたんです。
手塚治虫

医者は生活の安定を約束していた。しかし、僕は画が描きたかったのだ。
手塚治虫

物語はここから始まるのだ。
手塚治虫

井の中の蛙を決め込んでいるのは、敗北だと思う。
手塚治虫

インプットがないのに、アウトプットは出来ません。
手塚治虫

人の後をついていたら安全というのは、この世界じゃ通りません。
手塚治虫

終始一貫して僕が自分の漫画の中で描こうとしてきたのは、次の大きな主張です。「命を大事にしよう!」
手塚治虫

睡眠は三日間で三時間。こんなつらい仕事を四十年続けるなんて、馬鹿じゃないとできないですよ。
手塚治虫

後世に残る作品をなどと気張らず、百歳まで描きたい。
手塚治虫

今ここで自分が描かなければ誰が描くんだろう。
手塚治虫

声も財産もできてあぐらをかいてしまうと、逆に面白くなくなるわけです。
手塚治虫

漫画に必要なのは風刺と告発の精神である。
手塚治虫

君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。
手塚治虫

40年間負けん気でもってたみたいなもんです。逆に言うと、劣等感や怯えがあったから、続いたともいえるんですね。
手塚治虫

日本の明日を担う子供達に、こんなものを読ませるのですか?
手塚治虫

仕事に強い信念と情熱を長く持ち続けられる女性。しかも世の中すべてに、やさしい愛を注げる心の広い女性…。それをぼくは望みます。
手塚治虫

最後まで努力をするってのが、本当の生き甲斐ではないでしょうか。
手塚治虫

一攫千金は偽りの成功。真の人生の勝負は、じっくり腰を落ち着かせてかかるべきだ。
手塚治虫

人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ。
ピカソ

人はあらゆる物や人に意味を見出そうとする。これは我々の時代にはびこる病気だ。
ピカソ

子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。
ピカソ

女の顔はキャンバスだ。毎日女は少しだけ若い自画像をそこに描いている。
ピカソ

すべては奇跡だ。例えば、お風呂に入ったとき、あなたがお湯に溶けてしまわないことだって。
ピカソ

芸術は悲しみと苦しみから生まれる。わたしは立ち止まりはしない。
ピカソ

昔、母は私にこう言った。お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。修道士になれば、法王となるでしょう。そして私は画家となり、ピカソとなった。
ピカソ

芸術作品は、部屋を飾るためにあるのではない。敵との闘争における武器なのだ。
ピカソ

想像できることは、すべて現実なのだ。
ピカソ

今は、もう感動はない。だから、感想が湧くのである。感動には、叫びはあるだろうが、言葉はない。
ピカソ

すべてのものは、かぎられた量しかない。とくに幸福は。
ピカソ

誰もが芸術を理解しようとする。ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。人が、夜や花を、そして自分を取り巻く全てのものを、理解しようとしないで愛せるのはなぜだろうか。なぜか芸術に限って、人は理解したがるのだ。
ピカソ

大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ。
ピカソ

コンピューターなんて役に立たない。だって、答を出すだけなんだから。
ピカソ

冒険こそが、わたしの存在理由である。
ピカソ

芸術は日々の生活のほこりを、魂から洗い流してくれる。
ピカソ

明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ。
ピカソ

私の創造の源泉は、私が愛する人々である。
ピカソ

他人を模写するのは必要なことである。しかし、自分を模写するのは哀れなものだ。
ピカソ

自分には過去も未来もない。ただ現在に生きようが為に絵を描くのである。
ピカソ

絵を描くのは美的活動ではない。この敵意に満ちた奇妙な世界と我々の間を取り次ぐ、一種の魔術なのだ。
ピカソ

太陽を黄色い点に変えてしまう絵描きもいれば、黄色い点を太陽へと変えられる絵描きもいる。
ピカソ

アクシデントが起きると、人はそれを変えようとするが、人には変えることが出来ない。アクシデントが人の内面を明らかにするだけだ。
ピカソ

私は大金を持った貧乏人のように暮らしたい。
ピカソ

若くなるには、時間がかかる。
ピカソ

私は捜し求めない。見出すのだ。
ピカソ

優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。
ピカソ

何か新しいものを作るとき、それを作るのは実に複雑だから、作品はどうしても醜くなってしまうのだ。
ピカソ

私は対象を見えるようにではなく、私が思うように描くのだ。
ピカソ

いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。
ピカソ

ひらめきは、自分で呼び込めるものではない。わたしにできるのは、ひらめきを形にすることだけだ。
ピカソ

仕事は人間に必要だ。だから人は目覚まし時計を発明した。
ピカソ

芸術とはわれわれに真理を悟らせてくれる嘘である。
ピカソ

芸術家を何とお思いか。画家なら目、音楽家なら耳、詩人であれば心に抒情、ボクサーなら筋肉のほかに何も持たない愚か者とでもお思いか。それはとんでもない勘違い。芸術家はそれだけでなく、政治的な存在でもあり、世の中の悲しみ、情熱、あるいは歓びにもつねに関心を抱き、ただその印象に沿って自らを形作っている。
ピカソ

絵の玄人なんていうものは、絵描きに対してロクなアドバイスをしない。
ピカソ

ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。
ピカソ

できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。
ピカソ

私はいつも自分のできないことをしている。そうすればそのやり方を学べるからだ。
ピカソ

画家は、労働者が働くように勉強しなければならない。
ピカソ

回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる。
ピカソ

芸術家の資格は、智慧と注意と誠実と意志のみである。
ピカソ

失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ。
エジソン

もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。絶え間なく、粘り強く努力する。これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。
エジソン

困るということは、次の新しい世界を発見する扉である。
エジソン

絶えず変化を求める気持ちと不満こそが、進歩するために最初に必要となるものである。
エジソン

完全に満足しきった人がいたら、それは落伍者だ。
エジソン

私はこれまで、偶然のひらめきで、価値ある発明をしたことなど一度もない。全ての発明というのは、その発明に関わった人の想像を絶するような熱意が注ぎ込まれているものなんだよ。
エジソン

人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ。
エジソン

成功に不可欠なのは、肉体的にも精神的にも疲労を溜めずに、ひとつの問題にエネルギーを注ぎ込める能力である。
エジソン

他の発明家の弱点は、ほんの一つか二つの実験でやめてしまうことだ。わたしは自分が求めるものを手に入れるまで決してあきらめない。
エジソン

ほとんどの人がチャンスを逃す理由は、チャンスは作業着を着て、大変そうに見えるからだ。
エジソン

作ったものが計画通りに機能しないからといって、それが無駄とは限らない。
エジソン

わたしは、決して失望などしない。どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。
エジソン

それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ。
エジソン

人間は思考する努力を省きたいために、ありとあらゆる方便に頼ろうとする。
エジソン

私の発明は、すべての人にとって役に立つ物でありたい。そして、世界の平和に貢献するような物でありたい。もし私の発明で一人でも人が死んだとしたら、私には人生を生きる意味も資格もない。
エジソン

機械は生活を便利にした、将来はもっと便利になるだろう。しかし、用心しなくては人間が機械に使われるようになってしまう。
エジソン

自然界の秘密を解き明かすのに、人間の理性に頼っていては駄目だよ。
エジソン

権威ある本といっても、すべては人の書いたものだ。
エジソン

待っている間もがんばる人にすべてのものはやってくる。
エジソン

われわれは何事についても1パーセントの100万分の一も知らない。
エジソン

われわれが何かを成し遂げようとしているとき、ルールなどない。
エジソン

もし我々が自分にできることを全て実行すれば、自分自身に対して文字通りびっくりすることだろう。
エジソン

大事なことは、君の頭の中に巣くっている常識という理性を綺麗さっぱり捨てることだ。もっともらしい考えの中に新しい問題の解決の糸口はない。
エジソン

最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる。
エジソン

人から批判されることを恐れてはならない。それは成長の肥やしとなる。
エジソン

私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
エジソン

ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。勝負はそこからだというのに。
エジソン

一日8時間労働制に感じた危機感は、労働時間の不足などではない。働くということが、ただの決まりきった作業になってしまうということだ。
エジソン

自分は毎日、18時間働くことにしている。
エジソン

最初のひらめきが良くなければ、いくら努力してもダメだ。ただ努力だけという人は、エネルギーを無駄にしているにすぎない。
エジソン

成功できる人っていうのは、「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」という前提を持って挑戦している。
エジソン

私は、ひとたび自分が正しいと思う道を歩きだしたら、ゴールに到達するまでペースを崩さない。
エジソン

発明とは、それが人類にとって本当に必要なものなのかを判断する能力である。
エジソン

朝6時に起き、夜中の2時まで働くこと。これを最初に描いた図面が形になるまでやり続けるのだ。すぐにはうまくいかなくても、睡眠時間を減らし、起きている時間は精魂こめて働くようにする。このルールを守れば、発明家として成功できるだろうし、もっと言えば、どんな分野においても成功できる。
エジソン

首から下で稼げるのは1日数ドルだが、首から上を働かせれば無限の富を生み出せる。
エジソン

天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。
エジソン

私は一日たりとも、いわゆる労働などしたことがない。何をやっても楽しくてたまらないからだ。
エジソン

売れないものは発明したくない。売れることが実用性の証明であり、実用性が成功を意味する。
エジソン

私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。
エジソン

朝7時に起き、夜11時に就寝すれば、たっぷり16時間ある。大抵の人は一日中なにか仕事をしている。ただ一つ違うのは、彼らの仕事は非常に多岐にわたり、私はたった一つの仕事に全てのエネルギーを集中する点だ。
エジソン

成功しない人がいたとしたら、それは考えることと、努力すること、この二つをやらないからではないだろうか。
エジソン

今取り組んでいることに関心を持ち、全力を傾けてそのことだけを考える。時計を気にせず、ひたすら続け、休みたくなったら必要なだけ休む。休んだあとは、また同じ集中力で作業に取り組む。熱心に働くことの価値と満足感を知っている人に世間は高い評価を下すものだ。
エジソン

まず世界が必要としているものを見つけ出す。そして、先へ進み、それを発明するのだ。
エジソン

私が成功することができたのは、仕事場に時計がなかったおかげである。
エジソン

いま日本でいけないのはすぐ人の脚をひっぱることだね。これは大変な奴だと思うと脚をひっぱっちゃう。だから日本で何かのトップにゆく奴は、毒にも薬にもならない奴が大部分だよ。
白洲次郎

プリンシプルは何と訳してよいか知らない。「原則」とでもいうのか。日本も、ますます国際社会の一員となり、我々もますます外国人との接触が多くなる。西洋人とつき合うには、すべての言動にプリンシプルがはっきりしていることは絶対に必要である。
白洲次郎

仮にも天皇陛下からの贈り物をその辺に置けとは何事か!
白洲次郎

長く大事に持っているものは人に貰ったものより自分自身の苦心の結晶に限る。
白洲次郎

われわれは戦争に負けたが、奴隷になったのではない。
白洲次郎

今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている。
白洲次郎

この憲法は占領軍によって強制されたものであると明示すべきであった
白洲次郎

プリンシプルを持って生きれば、人生に迷うことは無い。
白洲次郎

何かにしがみつかなければ、生きていけない根性なら、神頼みでもして、鰯の頭でも信心していた方が、他人様の御迷惑にならんだけでもましだろう。
白洲次郎

(アメリカ人に英語の上手さを褒められ)閣下の英語も、もっと練習したら上達しますよ。
白洲次郎

「すみません。」は駄目だ、「SAY THANK YOU」だ。
白洲次郎

人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ、半分の人には嫌われるように積極的に努力しないと良い仕事は出来ない。
白洲次郎

運転手を待たしてゴルフする奴なんか、ゴルフをする資格はない。
白洲次郎

金払いはよくしろ、明るくふるまえ、特定の女とばかりしゃべるな。そして、言い寄られたらノーと言え。
白洲次郎

今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている。
白洲次郎

人様にしかられたくらいで引込むような心臓は、持ち合わせがない。
白洲次郎

自分よりも目下と思われる人間には親切にしろよ。
白洲次郎

イギリス人の気持ちが良いことの一つは、人間として公平な態度をとることだ。
白洲次郎

(あなたのモットーは? と聞かれて)死んだらクサルということだ。
白洲次郎

筋肉労働は好きだな。知的労働はしないよ。
白洲次郎

ボクは人から、アカデミックな、プリミティブ(素朴)な正義感をふりまわされるのは困る、とよくいわれる。しかしボクにはそれが貴(とうと)いものだと思ってる。他の人には幼稚なものかもしれんが、これだけは死ぬまで捨てない。ボクの幼稚な正義感にさわるものは、みんなフッとばしてしまう。
白洲次郎

葬式無用、戒名無用。
白洲次郎

私は「戦後」というものは、一寸やそっとで消失するものだとは思わない。我々が現在声高らかに唱えている新憲法もデモクラシーも、我々のほんとの自分のものになっているとは思わない。それが本当に心の底から自分のものになった時において、はじめて「戦後」は終わったと自己満足してもよかろう。
白洲次郎

日本人は盛んに、現実を凝視せよ、なんて言うけどね、事実を事実と認めて黙って見てるんじゃいけないんだ。議論したければ議論すればいいんだ。ところが、痛烈なこと言うと恨むんだね。人の前で恥をかかしたって、面子々々っていうけれど、八月十五日以来、日本人に面子なんてあるかっていうんだ。
白洲次郎

家庭が面白くないから男は外で遊ぶのだろうが、それでおめかけさんを囲ったら、おそらくまたそこから逃げ出して、別の家庭を作らなきゃならない。僕はそんな無駄なことはしないよ。牛乳一杯飲むだけのために牛一頭飼う馬鹿がどこにいる。
白洲次郎

あの大学はいい大学なんだよな。だってあそこを出ただけでは何にもならないんだから。
白洲次郎

井戸の中の蛙は大海を知らないという諺があったようだが、大事なことは、この蛙が大海を知る可能性がないにしても、井戸の中にいる自分を、井戸の外から眺められることさえ出来れば、用はいくらか足りるような気もする。
白洲次郎

外国なんていう意識がなくなれば戦争もなくなるかも知れぬ。そのかわり、あった時にはバタン、キューと一挙に全滅に突進するのかも知れぬ。世界各国がお互いのことをなるたけ早く、よく、知り合わないと科学の進歩に間に合わないかも知れぬ。もっともっと外国のことを知ろうという意欲を起すことだ。殊にその外国人の立場に立ってその外国を知ることだ。
白洲次郎

人間は地位が上がれば上がるほど役得を捨てて、役損を考えろ。
白洲次郎

己を利するは私、民を利するは公、
西郷隆盛

公なる者は栄えて、私なる者は亡ぶ。
西郷隆盛

自分を愛する(甘やかす)ことは、最もよくないことである。修業ができないのも、ことが成就できないのも、過ちを改めることができないのも、自分の功績を誇って驕り高ぶるのも、みな自分を愛することから生ずることであり、決して自分を甘やかす心を持ってはならない。
西郷隆盛

人を言いくるめて、陰でこそこそ事を企てる者は、たとえそれがうまくいったとしても、物事を見抜く力のある者から見れば、醜いことこの上もない。人に提言するときは、公平かつ誠実でなければならない。公平でなければ、すぐれた人の心をつかむことはできないものだ。
西郷隆盛

物事に取り組む際、自分の思慮の浅さを心配することはない。およそ思慮というものは、黙って座り、静かに思いをめぐらしているときにすべきことである。そのようにすれば、有事のときには、十のうち八、九は実行されるものだ。
西郷隆盛

策略は日常的にすることではない。はかりごとをめぐらしてやったことは、あとから見ると善くないことがはっきりしていて、必ず後悔するものである。
西郷隆盛

人の意表をつくようなことをして、一時的にいい気分に浸るのは、未熟者のすることで、戒めなければならないことだ。
西郷隆盛

世の中で、人からそしられたり誉められたりするといったことは、塵のように儚く消え去ってしまうものである。
西郷隆盛

何度も何度もつらく苦しい経験をしてこそ、人の志は初めて堅くなるのだ。真の男は玉となって砕けることを本懐とし、志を曲げて瓦となって生き長らえることを恥とせよ。我が家の遺訓。それは子孫のために良い田を買わない、すなわち財産を残さないということだ。
西郷隆盛

誠の心がないのに世間の人から誉められるのは偶然の幸運に過ぎない。誠の心が厚ければ、たとえその当時に知る人がなくても、後の世に必ず理解してくれる人があらわれるものだ。
西郷隆盛

自分の身を慎み、心を正して、君子の体を備えていても、事にあたって、正しく対処できない人は、木の人形と同じだ。
西郷隆盛

人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。
西郷隆盛

過ちを改めるには、自分が間違いを犯したと自覚すれば、それでよい。そのことをさっぱり思いすてて、ただちに一歩を踏み出すことが大事である。過ちを犯したことを悔やんで、あれこれと取りつくろおうと心配するのは、たとえば茶碗を割って、そのかけらを集めて合わせてみるようなもので、何の役にも立たぬことである。
西郷隆盛

急速は事を破り、寧耐は事を成す。※寧耐(ねいたい)とは、心静かに落ちつきはらって、迫りくる困難や苦痛に耐えること
西郷隆盛

物事を成そうとの意気込みを広く持つ者にとって、もっとも憂えるべきことは自分のことをのみはかり、けちで低俗な生活に安んじ、昔の人を手本として、自分からそうなろうと修業をしようとしないことだ。
西郷隆盛

徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。
西郷隆盛

人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない。
西郷隆盛

断じて行えば鬼神もこれを避ける
西郷隆盛

命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。
西郷隆盛

政治で特に大切なことは、教育文化を盛んにし、軍備を充実させ、農業を奨励するという三つである。
西郷隆盛

文明というのは、道理にかなったことが広く行われることを褒め称えていう言葉であって、宮殿が荘厳であるとか、衣服がきらびやかだとかといった、外観の華やかさをいうものではない。
西郷隆盛

国が辱めを受けるようなことがあったら、たとえ国が倒れようとも、正道を踏んで道義を尽くすのが政府本来の仕事である。戦の一字を恐れ、政府本来の使命を果たさないのなら、商法支配所といった商いの元締めというようなもので、もはや政府ではなくなってしまうだろう。
西郷隆盛

今の人は、才能や知識があれば、事業というのは思いのままにできると思っているが、才能にまかせて行うことは、危なっかしくて見ておられない。しっかりした内容があってこそ物事は立派に行われるものだ。
西郷隆盛

どんなに制度や方法を論議しても、その適任者がいなければうまく行われない。その人あって初めてその方法が行われるのだから、人こそが第一の宝であって、自らがそういう立派な人物になろうとする心がけが大事なのだ。
西郷隆盛

人が踏み行うべき道を実践する者には、困難な苦しいことはつきものであるから、どんな難しい場面に立っても、そのことがうまくいくかどうか、その身が生きるか死ぬかといったことなどどうでもいいことなのだ。物事をなすには上手下手があり、物によってはよくできる人、あまりできない人もある。そのことに動揺する人もあろうが、天の道を実践するという点では上手下手もなく、できないという人もないものなのだ。だから、ひたすら道を行い、道を楽しみ、もし困難に遭い、それを乗り切ろうと思うならば、ますますその道を実践し楽しむという心を持つがいい。
西郷隆盛

国民の上に立つ者は、いつも心を慎み、普段の行いを正しくし、驕りや贅沢を戒め、つつましくすることに努め、仕事に励んで人々の手本となり、国民がその仕事ぶりや生活を気の毒に思うくらいでなければ、政府の命令は行われにくい。
西郷隆盛

正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論である。※僻論(へきろん)とは、偏っていて道理に合わない論のこと
西郷隆盛

人が踏み行うべき道を実践する者が、世間の人がこぞってそしっても決して不満をいわず、世間の人がこぞってほめても自分に満足しないのは、信念が厚いからである。
西郷隆盛

世間の人がいう機会とは、たいてい思いがけずに得た幸運のことを指している。しかし、真の機会というのは道理に適い、時の勢いを正しく把握して行動する場合のことだ。かねて天下国家を憂える真心が厚くないのに、ただ時の弾みに乗って成功した事業は、決して長続きはしないものだ。
西郷隆盛

思い切ってやりなさい。責任は私がとる。
西郷隆盛

人間の知恵を開発するということは、愛国の心、忠孝の心を開くことなのだ。国に尽くし、家のために勤めるという道が明らかであれば、すべての事業は前進するであろう。
西郷隆盛

人が踏み行うべき道は、この天地のおのずからなる道理であり、人はこれにのっとって実践すべきものであるから、何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。天は他人も自分も区別なく愛されるものであるから、自分を愛する心をもって他人をも愛することが肝要である。
西郷隆盛

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる。
西郷隆盛

人を信ずることは、もちろん、遥かに人を疑うことに勝っている。わたくしは、人を信じ過ぎる欠点があったとしても、絶対に人を疑い過ぎる欠点はないようにしたいと思う。
吉田松陰

だいたいにおいて、世間の毀誉(人から言われる事)というものは、あてにならぬものである。
吉田松陰

末の世において道義を実践したならば、必ずその時の人々から、極端だといわれるであろう。もしまた、世人から極端だといわれるくらいでなければ、決して道義ではないのであって、すなわち世俗に同調し、濁った世に迎合したものにすぎない。
吉田松陰

士たるものの貴ぶところは、徳であって才ではなく、行動であって学識ではない。
吉田松陰

私心さえ除き去るならば、進むもよし退くもよし、出るもよし出ざるもよし。私心がまだ除き去られないと、その進退出処みな私心に拘われて、道に反することとなる。
吉田松陰

武士の心懐は、いかに逆境に遭おうとも、爽快でなければならぬ。心懐爽快ならば人間やつれることはない。
吉田松陰

法律をやぶったことについてのつぐないは、死罪になるにせよ、罪に服することによってできるが、もし人間道徳の根本義をやぶれば、誰に向かってつぐないえるか、つぐないようがないではありませぬか。
吉田松陰

生を捨ててみれば、視界は雲なく露なくきわめて澄みわたり、世の現象がいかにもクッキリとみえ、自分が何をすべきかの道も、白道一筋、坦々として眼前にあります。
吉田松陰

思想を維持する精神は、狂気でなければならない。
吉田松陰

小人が恥じるのは自分の外面である。君子が恥じるのは、自分の内面である。
吉田松陰

志を立ててもって万事の源となす。
吉田松陰

人間はみななにほどかの純金を持って生まれている。聖人の純金もわれわれの純金も変わりはない。
吉田松陰

奪うことができないものは志である。滅びないのはその働きである。
吉田松陰

利をうとんずるといふ事は、必ずしも富を厭ひ貧を欲するといふ事ではない。貧富によりて少しも心をみださないといふことである。
吉田松陰

17、18の死が惜しければ、30の死も惜しい。80、90、100になってもこれで足りたということはない。半年と云う虫たちの命が短いとは思わないし、松や柏のように数百年の命が長いとも思わない。天地の悠久に比べれば、松柏も一時蠅(ハエのような存在)なり。
吉田松陰

世の中には体は生きているが、心が死んでいる者がいる。反対に、体が滅んでも魂が残っている者もいる。心が死んでしまえば生きていても、仕方がない。魂が残っていれば、たとえ体が滅んでも意味がある。
吉田松陰

大器をつくるには、いそぐべからずこと。
吉田松陰

人間には精気というものがあり、人それぞれに精気の量は決まっている。この精気なるものは抑制すべきである。抑制すればやがて溢出する力が大きく、ついに人間、狂にいたる。しかし、おのれの欲望を解放することによって、固有の気が衰え、ついに惰になり、物事を常識で考える人間になってしまう。
吉田松陰

人間が生まれつき持っているところの良心の命令、道理上かくせねばならぬという当為当然の道、それはすべて実行するのである。
吉田松陰

学問の上で大いに忌むべきことは、したり止めたりである。したり止めたりであっては、ついに成就することはない。
吉田松陰

君子は何事に臨んでも、それが道理に合っているか否かと考えて、その上で行動する。小人は何事に臨んでも、それが利益になるか否かと考えて、その上で行動する。
吉田松陰

人を観察するのは、その人の目によってするのである。胸のなかが正しいか、正しくないかは、ひとみがはっきりしているか、暗いかによってわかるものである。
吉田松陰

学問をする眼目は、自己を磨き自己を確立することにある。
吉田松陰

今日の読書こそ、真の学問である。
吉田松陰

学問とは、人間はいかに生きていくべきかを学ぶものだ。
吉田松陰

みだりに人の師となるべからず。みだりに人を師とすべからず。
吉田松陰

一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。
吉田松陰

今の世の中、優れた人物がいないと人は言うが、上の者が優れている人物を好むということさえすれば、人物がいないことを心配する必要はない。
吉田松陰

道を志した者が不幸や罪になることを恐れ、将来につけを残すようなことを黙ってただ受け入れるなどは、君子の学問を学ぶ者がすることではない。
吉田松陰

教えるの語源は「愛しむ」。誰にも得手不手がある、絶対に人を見捨てるようなことをしてはいけない。
吉田松陰

どんな人間でも一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。その素晴らしいところを大切に育てていけば、一人前の人間になる。これこそが人を大切にするうえで最も大事なことだ。
吉田松陰

一つ善いことをすれば、その善は自分のものとなる。一つ有益なものを得れば、それは自分のものとなる。一日努力すれば、一日の効果が得られる。一年努力すれば、一年の効果がある。
吉田松陰

満開となれば、やがて花は落ちる。太陽は南中すれば、やがて陰りはじめる。人は壮年を迎えれば、やがて老いていく。百年の間、必死で勉強すべきであり、ゆったりとくつろぐ暇などない。
吉田松陰

平凡で実直な人間などいくらでもいる。しかし、事に臨んで大事を断ずる人物は容易に求めがたい。
吉田松陰

人のわずかな欠陥をあげつらうようでは、大才の士は、もとめることが出来ない。
吉田松陰

悔いるよりも今日直ちに決意して、仕事を始め技術をためすべきである。何も着手に年齢の早い晩いは問題にならない。
吉田松陰

賞誉されて忠孝に励む人は珍しくない。責罰されてもなお忠孝を尽す人物こそ、真の忠臣孝子である。武士たるものが覚悟すべきこと、実にこの一点にある。
吉田松陰

成功するせぬは、もとより問うところではない。それによって世から謗(せんぼう)されようと褒められようと、自分に関することではない。
吉田松陰

自分は志を持つ。志士の尊ぶところは何であろう。心を高く清らかにそびえさせて、自ら成すことではないか。人間たる者、自分への約束をやぶる者がもっともくだらぬ。
吉田松陰

決心して断行すれば、何ものもそれを妨げることはできない。
吉田松陰

死して不朽の見込みあらばいつでも死すべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。
吉田松陰

英雄はその目的が達成されないときには悪党や盗人とみなされるものだ。世の中の人から馬鹿にされ、虐げられたときにこそ、真の英雄かどうかがわかる。
吉田松陰

大事なことを任された者は、才能を頼みとするようでは駄目である。知識を頼みとするようでも駄目である。必ず志を立てて、やる気を出し努力することによって上手くいくのである。
吉田松陰

敵が弱いように、敵が衰えるようにと思うのは、皆、愚痴もはなはだしい。自分に勢いがあれば、どうして敵の勢いを恐れようか。自分が強ければ、どうして敵の強さを恐れようか。
吉田松陰

味方の協和が得られて、初めて地形の有利さも自然の条件も役に立つのである。それ故に国家の務めを論ずる場合には、まず味方の協和の問題を取り上げねばならない。
吉田松陰

夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に 成功なし。
吉田松陰

過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。
吉田松陰

自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる。
吉田松陰

天は万物を生みて所有せず、育ててこれを支配せず。
老子

現実を現実として、あるがままに受け入れなさい。物事をそれが進みたいように、自然に前に流れさせてやりなさい。
老子

つむじ風はひと朝と続かず、豪雨は一日と続かない。
老子

泥水もそのままにしておくときれいな水になる。
老子

もっとも立派な武器はもっとも大きな悪をなす。知恵深き人は武器に頼ることはしない。彼は平和を尊ぶ。彼は勝っても喜ぶことをしない。戦勝を喜ぶことは殺人を喜ぶことを意味する。殺人を喜ぶような人は、人生の目的に達することはできない。
老子

本当の親切とは、親切にするなどとは考えもせずに行われるものだ。
老子

上善は水の如し。水は善く万物を利して争わず。
老子

すべてのものの中でもっとも柔らかいものは、もっとも堅いものを打ち負かすことができる。なぜなら、形の無いものは隙間の無い所にも自由に入り込むことができるからだ。
老子

真言は美ならず、美言は真ならず。
老子

道の道とすべきは、常の道にあらず。
老子

天の道は利して害せず、聖人の道は為して争わず。
老子

不幸は幸福のうえに立ち、幸福は不幸のうえに横たわる。
老子

背伸びをする者は、長く立っていられない。大股で歩く者も、長くは歩けない。
老子

人生とは、その時々に自然に変化し、移りゆくものだ。変化に抵抗してはならない。それは悲しみを招くだけである。
老子

誰かを深く愛せば、強さが生まれる。誰かに深く愛されれば、勇気が生まれる。
老子

優しくなりなさい。そうすれば勇敢になれる。つつましくなりなさい。そうすれば広い心を持てる。人の前を行かないようにしなさい。そうすれば人を導く者になれる。
老子

優しい言葉をかければ、信頼が生まれる。相手の身になって考えれば、結びつきが生まれる。相手の身になって与えれば、愛が芽生える。
老子

怨みに報いるに徳を以てす。
老子

白雁は白くなるために水浴びする必要はない。あなたも自分自身でいること以外に何もする必要はない。
老子

足るを知る。
老子

人を知る者は智、自ら知る者は明なり。人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し。足るを知る者は富む。
老子

足るを知れば辱められず、止まるを知ればあやうからず。
老子

賢者は財宝を貯えない。人に与えれば与えるほど、彼の財宝は豊かになる。
老子

善人は不善人の師なり、不善人は善人の資なり。
老子

知る者は言わず、言う者は知らず。
老子

学を絶てば憂いなし。
老子

無用の用
老子

柔よく剛を制す
老子

自分の心がしっかりと落ち着いていれば、どんなことがあっても、深い谷のように、流れる水を静かに受け入れることができる。
老子

今持っているものに満足し、ありのままの姿を喜びなさい。何も欠けていないと悟れば、全世界が自分のものとなる。
老子

功成り名遂げて身退くは天の道なり。
老子

取らんと欲する者は先ず与えよ。
老子

人に与えて、己いよいよ多し。
老子

河や海が数知れぬ渓流の注ぐところとなるのは、身を低きに置くからである。その故に、河や海はもろもろの渓流に君臨することができる。
老子

賢者は人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。かくして、賢者は人の上に立てども、人はその重みを感じることなく、人の前に立てども、人の心は傷つくことがない。
老子

ただ自分自身であることに満足し、比較したり競争することがないのであれば、すべての人が君を尊敬するだろう。
老子

困難なことは、それがまだ易しいうちに始めなさい。偉大なことは、それがまだ小さなうちにやりなさい。世界中の困難な問題も、かつては易しかったに違いない。偉大なことも、かつては取るに足らない小さなことだったに違いない。千里の旅も、第一歩から始まるのだ。
老子

ものごとをまだ種のうちに見抜けるなら、それを天才という。
老子

善く人を用うる者はこれが下となる。
老子

善く敵に勝つものは争わず。
老子

水は丸い器に入れれば丸くなり、四角い器に入れれば四角になる。万物に恩恵をあたえながら、少しも自慢することなく、つねに低い所へ位置する。そのあり方はきわめて柔軟で謙虚だ。それでいて硬い岩でも打ち砕く力を秘めている。一見、主体性がないように見えるが、その実つねに低いところへ流れようと強固な主体性を秘め、何も為してないように見えながら、万物に恩恵を与えている。時には水蒸気となり氷となって、その姿は臨機応変、自由自在。人間もかくありたいものだ。
老子

自分を是(ただ)しいとしないから、きわだって見える。自分でほめないから成功し、誇らないからいつまでももちこたえる。
老子

魚を与えれば、一日食べていける。魚の取りかたを教えれば、一生食べていける。
老子

粘土をこねて作った器が役に立つのは、その器の中が空虚になっているからである。戸や窓の部分が開くように作った部屋が役に立つのは、戸や窓の空虚の所から出入りができるからである。
老子

大器は晩成す。
老子

千里の道も一歩から。
老子

ねたみは魂の腐敗である。
ソクラテス

何人も本意から悪人たるものなし。
ソクラテス

我々が皆、自分の不幸を持ち寄って並べ、それを平等に分けようとしたら、ほとんどの人が今、自分が受けている不幸の方がいいと言って立ち去るであろう。
ソクラテス

自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。
ソクラテス

財産や名誉を得る事のみ執心し、己の魂を善くする事に努めないのを恥とは思わないのか。
ソクラテス

魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである。
ソクラテス

汝自らを知れ。
ソクラテス

生きるために食べよ、食べるために生きるな。
ソクラテス

いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。
ソクラテス

一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである。
ソクラテス

嘘はいつまでも続かない。
ソクラテス

人間の最大の幸福は、日ごとに徳について語りえることなり。魂なき生活は人間に値する生活にあらず。
ソクラテス

不正を受ける者は、不正を働く者よりも幸福である。
ソクラテス

友と敵とがなければならぬ。友は忠言を、敵は警告を与う。
ソクラテス

父母に恩を感じないなら、汝の友となる者はいないだろう。
ソクラテス

満足は自然の与える富である。贅沢は人為的貧困である。
ソクラテス

法は、善人のために作られるものではない。
ソクラテス

悪法もまた法なり。
ソクラテス

善人においては、現世にても死後にても悪は発生せず。
ソクラテス

唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある。
ソクラテス

われはアテネ人にあらず、ギリシア人にあらずして世界市民なり。
ソクラテス

死はいうまでもなく、肉体よりの解放にほかならず。
ソクラテス

吟味されざる生に、生きる価値なし。
ソクラテス

一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。何故なら満足を感じることが自然が与えてくれる富だからだ。
ソクラテス

唯一の善は知識であり、唯一の悪は無知である。
ソクラテス

死は、人間のもっているすべての恵みの中でも最高のものである。
ソクラテス

わたしは最小限の欲望しかもたない、したがって、わたしは神にもっとも近い。
ソクラテス

人生は馬である。馬を乗りこなすか、馬に連れて行かれるかどちらかだ
ソクラテス

よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ。
ソクラテス

本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。
ソクラテス

良い本を読まない人は、字の読めない人と等しい。
ソクラテス

人間の美徳はすべてその実践と経験によっておのずと増え、強まるのである。
ソクラテス

幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。
ソクラテス

他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。
ソクラテス

とにかく結婚したまえ。良妻を持てば幸福になれるし、悪妻を持てば哲学者になれる。
ソクラテス

幼にして謙遜なれ。弱にして温和なれ、壮にして公正なれ。老いては慎重なれ。
ソクラテス

あなたのあらゆる言動を誉める人は信頼するに値しない。間違いを指摘してくれる人こそ信頼できる。
ソクラテス

世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。
ソクラテス

指導者とは、自己を売って、正義を買った人間だ。
ソクラテス

金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。
ソクラテス

富は良心をもたらさない。しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。
ソクラテス

真の賢者は己の愚を知る者なり。
ソクラテス

賢者は複雑なことをシンプルに考える。
ソクラテス

何人たりとも、不正に報いてはならない。
ソクラテス

名声は英雄的行為の芳香なり。
ソクラテス

討論が終わったとき、悪口は敗者の道具になるのだ。
ソクラテス

逃げないのが勇気のある者なのではなく、そこに留まり、敵に立ち向かうのが勇気のある者である
ソクラテス

疑義は哲学者の感知であり、哲学は疑義に始まる
ソクラテス

教育とは、炎を燃えあがらせることであり、入れ物を埋めることではない
ソクラテス

少量をうまくやる方が、大量にまずくやるよりもよい。
ソクラテス

勉学は光であり、無学は闇である。
ソクラテス

良い評判を得る方法は、自分自身が望む姿になるよう努力することだ。
ソクラテス

人間に関することに安定などないことを忘れてはならない。それゆえに、繁栄している時には過度の喜びを避け、逆境にある時には過度の落ち込みを避けなさい。
ソクラテス

外国へ行く者が、よく事情を知らぬから知らぬからと言うが、知って行こうというのが良くない。何も用意しないでフイと行って、不用意に見て来なければならぬ。
勝海舟

行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない。
勝海舟

その人がどれだけの人かは、人生に日が当たってない時にどのように過ごしているかで図れる。日が当たっている時は、何をやってもうまくいく。
勝海舟

世の中に無神経ほど強いものはない。
勝海舟

生死を度外視する決心が固まれば、目前の勢いをとらえることができる。難局に必要なことはこの決心だけだ。
勝海舟

機先を制するというが、機先に遅れる後の先というものがある。相撲取りを見てもただちにわかる。
勝海舟

俺など本来、人(生まれ)が悪いから、ちゃんと世間の相場を踏んでいる。上がった相場はいつか下がるときがあるし、下がった相場もいつか上がるときがあるものさ。その間、十年焦らずじっとかがんでいれば、道は必ず開ける。
勝海舟

やるだけのことはやって、後のことは心の中で、そっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ。
勝海舟

世に処するには、どんな難事に出逢っても臆病ではいけない。「さあ、なにほどでも来い。おれの身体がねじれるならばねじってみろ」という料簡で事をさばいてゆくときは、難時が到来すればするほどおもしろ味がついてきて、物事は造作もなく落着してしまうものだ。
勝海舟

島国の人間は、どこも同じことで、とにかくその日のことよりほかは目につかなくって、五年十年さきはまるで暗やみ同様だ。それもひっきょう、度量が狭くって、思慮に余裕がないからのことだよ。
勝海舟

生業に貴賤はないけど、生き方に貴賤があるねえ。
勝海舟

学者になる学問は容易なるも、無学になる学問は困難なり。
勝海舟

人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ。
勝海舟

人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。そんなときには何もやらぬのが一番いい。ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する。
勝海舟

自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ。
勝海舟

急いでも仕方がない。寝ころんで待つのが第一だと思っています。
勝海舟

人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよいのさ。社会は大きいからあらゆるものを包容して毫(ごう)も不都合はない。
勝海舟

何でも大胆にかからねばならぬ。難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずに、いわゆる無我の境に入って断行するに限る。
勝海舟

事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。
勝海舟

人間の精根には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方にはうとくなるはずだ。
勝海舟

あれのこれのと心配ばかりしていては、自然と気が餓え神(心)が疲れて、とても電光石火に起こりきたる事物の応接はできない。
勝海舟

大事をなすには寿命が長くなくてはいけないよ。
勝海舟

時勢の代わりというものは妙なもので、人物の値打ちががらりと違ってくるよ。
勝海舟

天下の大勢を達観し、事局の大体を明察して、万事その機先を制するのが政治の本体だ。
勝海舟

外交の極意は、誠心誠意にある。ごまかしなどをやると、かえって、こちらの弱点を見抜かれるものだよ。
勝海舟

政治家の秘訣は何もない。ただ「誠心誠意」の四文字ばかりだ。
勝海舟

功名をなそうという者には、とても功名はできない。戦いに勝とうという者には、とても勝ち戦はできない。何ごとをするにも、無我の境に入らなければいけないよ。
勝海舟

もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、けっして間断があってはいけない。世の中の人は、たいてい事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ。
勝海舟

世人は、首を回すことは知っている。回して周囲に何があるか、時勢はどうかを見分けることはできる。だが、もう少し首を上にのばし、前途を見ることを覚えないといけない。
勝海舟

原理原則に縛られることなく、それに従うのだ。
ブルース・リー

失敗は、それを認める勇気さえあれば、いつでも許されるものだ。
ブルース・リー

俺はお前の期待に応えるためにこの世にいるわけではない。そしてお前も俺の期待に応えるために生きているのではない。
ブルース・リー

簡単な人生を願うな。困難な人生を耐え抜く強さを願え。
ブルース・リー

物事をあるがままに受けとめよ。パンチが必要となれば殴り、キックが必要ならば蹴るんだ。
ブルース・リー

本物の生き方とは、人のために生きることである。
ブルース・リー

賢い人は、愚かな人が賢明な答えから学ぶこと以上に、愚かな質問から多くを学ぶ。
ブルース・リー

人は、自分が考えた通りの人間になっていく。
ブルース・リー

自己実現が重要だ。 それと私が皆に言いたいのは、「自己イメージ」の実現ではなく、 「自己」の実現に向かってほしいとい うことだ。 誠実な自己表現のために、自分の内側 をよく観察してほしい。
ブルース・リー

考えるな、感じろ。
ブルース・リー

何かを得るには、心の中でそれを思うことから始まる。
ブルース・リー

日々何かを増やすのではなく、日々何かを減らすのだ。重要でないものを切り落とせ。
ブルース・リー

幸せであれ。しかし決して満足するな。
ブルース・リー

自慢したり見せびらかすのは、栄光をはき違えた愚か者の考えだ。
ブルース・リー

自分を知るということは、他人の振る舞いから自分を学ぶということだ。
ブルース・リー

風が吹けば堅い木ほど簡単に折れる。だが、竹や柳は曲がることで生き残るということに注目せよ。
ブルース・リー

目標は必ずしも達成されるためにあるのではない。目指すべき何かを与えてくれることも多い。
ブルース・リー

誰が正しくて誰が間違っているのか、誰が優れているのかなどと考えるな。賛成も反対もするな。
ブルース・リー

不滅の秘訣とは、まず記憶に値する人生を生きることだ。
ブルース・リー

知識は力を与え、人格は尊敬をもたらす。
ブルース・リー

すべての行動に制限を設けてしまえば、それはいつか仕事や人生にも波及してしまうだろう。
ブルース・リー

常に自分らしくし、自分を表現し、自分を信じろ。どこかの成功者のお手本なんてマネするな。
ブルース・リー

人生を大事にしているなら、時間を浪費してはいけない。人生は時間の積み重ねなのだから。
ブルース・リー

ある人物のことを知りたければ、他の誰かと一緒に行動している時の様子を観察すればよい。
ブルース・リー

モノが入るように、あなたのコップを空にしておこう
ブルース・リー

自分の目標に向かって、最低1日に1回は具体的な行動を起こせ。
ブルース・リー

自分をコントロールするためには、我に逆らわず受け入れなければならない。
ブルース・リー

周囲を見ろ。日々が勉強だ。自分自身を研究するんだ。
ブルース・リー

柔軟であれ。人は生きている時は柔軟である。死ねば人は固くなる。人の肉体であれ、心であれ、魂であれ、柔軟が生であり、硬直は死である
ブルース・リー

心を空にしろ。形なきものとなれ。水のように無定形に。水をコップに入れれば、コップの形となる。ボトルに入れればボトルの形に、茶瓶に入れれば茶瓶の形となる。水はゆらゆら流れる。水は破壊することもできる。水になれ、友よ
ブルース・リー

知るだけでは足りない。応用せよ。決意だけでは足りない。実行せよ。
ブルース・リー

本当に人生を愛しているなら、時間を無駄にするな。人生は時間でできているのだから。
ブルース・リー

明日間違えたくなければ、今日真実を話せ。
ブルース・リー

成功する戦士は、レーザーのような集中力を身につけた、ごく普通の人間である。
ブルース・リー

覚えてろよ、俺は世界一の中国人スターになる。
ブルース・リー

境遇なんてクソくらえだ。俺は自らチャンスを創りだす。
ブルース・リー

わたしは一万種の蹴りを一度だけ練習した男は怖くないが、一つの蹴りを一万回練習した男は恐ろしい。
ブルース・リー

すべての定形化された型では、適応することや柔軟に対応することができない。真理は定形化された型の外にあるのだ。
ブルース・リー

短気な人間はすぐに笑いものになる。
ブルース・リー

限界などない。踊り場があるだけだ。そこに居座ってはいけない。それを越えて行くのだ。
ブルース・リー

敗北はココロの声である。真に負けを認めるまで、誰も敗北しはしない。
ブルース・リー

武道家は2つの問いかけをする必要がある。自分が何をしたいのか。何が最速で、もっとも効率的かつ効果的に目的を達成できるか。
ブルース・リー

考えているばかりでは、決して成し遂げることはできない。
ブルース・リー

失敗を恐れるな。失敗することではなく、目標が低いことが罪なのだ。大きな挑戦ならば、失敗さえも栄光となる。
ブルース・リー

あることについて、考えることに時間をかけすぎれば、成し遂げることは到底不可能だろう。
ブルース・リー

パンチとは目標を「打つ」のではない。「打ち抜く」のだ。
ブルース・リー

パンチに予備動作を加えてはいけない。瞬時に打て。
ブルース・リー

何でもいい。うまくいく方法を見つけて、それだけを突き詰めろ。
ブルース・リー

私は「できると思うからできる」という古くからの格言を重視し始めている。思っていることに対し、強固な目的意識、忍耐力、そして思いを実現したい燃えるような情熱を加えれば、誰でも必ず目標を達成することができるだろう。
ブルース・リー

重要なのは日ごとに技量が増えることではなく、減らすのを心掛けることだ。つまり実質に関係ないものはどんどん捨てることである。
ブルース・リー

勝つか負けるか、戦いの結果を予測することは大いなる間違いだ。自然に任せていれば、ここぞという時に武器がひらめく。
ブルース・リー

無知な人間がいくら暗闇を彷徨っても、一生光は見つからない。
ブルース・リー

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。
サン・テグジュペリ

人に好かれるには、同情しさえすればいい。でも、ぼくはめったに同情しないし、同情しても隠すことにしている。
サン・テグジュペリ

ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。
サン・テグジュペリ

人間たちはもう時間がなくなりすぎてほんとうには、なにも知ることができないでいる。なにもかもできあがった品を、店で買う。でも友だちを売ってる店なんてないから人間たちにはもう友だちがいない。
サン・テグジュペリ

愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。
サン・テグジュペリ

人間はね、急行列車で走りまわっているけれど、何を探しているのか自分でもわかっていない。
サン・テグジュペリ

君という人間は君の行為自体の中に宿っている。君の行為こそ君なのだ。もうそれ以外のところに君はない!
サン・テグジュペリ

人間は充実を求めているのであって、幸福を求めているのではない。
サン・テグジュペリ

おとなは、だれも、はじめは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。
サン・テグジュペリ

地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ。
サン・テグジュペリ

自分の内側を見てみても、ぼくは自分以外のものと出会ったことがない。
サン・テグジュペリ

ぼくがこれほど、あなたに執着しているのは、たぶんあなたを、自分で勝手につくりあげているからだ。
サン・テグジュペリ

純粋論理学は精神の破滅です。
サン・テグジュペリ

ひとりの人間の死とともに、未知の世界がひとつ失われる。
サン・テグジュペリ

どこにでも好きな方に歩いていける。ぼくは自由だ… だが、この自由はほろ苦かった。世界と自分が、どれだけつながっていないかを思い知らされた。
サン・テグジュペリ

人間は真理を発見するのではない。人間は真理を創造するのだ。
サン・テグジュペリ

砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ。
サン・テグジュペリ

人間であるとは、まさに責任を持つことだ。自分には関係がないような悲惨を前にして、恥を知ることだ。
サン・テグジュペリ

この世界で最も美しいものは見ることができないし、触ることもできない。それらは心でしか感じられないんだ。
サン・テグジュペリ

人生には解決法なんかないんだ。あるのは、前に進む力だけだ。解決法は、後からついてくるものさ。
サン・テグジュペリ

本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ。あなた自身を与えれば、与えた以上のものを受け取るだろう。
サン・テグジュペリ

救いは一歩踏み出すことだ。さてもう一歩。そしてこの同じ一歩を繰り返すのだ。
サン・テグジュペリ

もし誰かが、何百万もの星のなかのたったひとつの星にしかない一本の花を愛していたなら、そのたくさんの星をながめるだけで、その人は幸せになれる。
サン・テグジュペリ

不思議なことが多すぎると、それに逆らおうなんて気がしないものだ。
サン・テグジュペリ

本当の贅沢というものは、たったひとつしかない。それは人間関係に恵まれることだ。
サン・テグジュペリ

歩みだけが重要である。歩みこそ、持続するものであって、目的地ではないからである。
サン・テグジュペリ

真実の愛は無限です。与えれば与えるほど大きくなる。
サン・テグジュペリ

あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ。
サン・テグジュペリ

人間は、障害にむきあったときに、自らを発見するのだ。
サン・テグジュペリ

探しているものは、たった一輪のバラやほんの少しの水の中にも見つかるはずだ。
サン・テグジュペリ

やはりお前は、お前の生命を投げ出させるものによってしか生き得ないのだ。死を拒否する者は、生命をも拒否する。
サン・テグジュペリ

僕の命を救ったのは、他でもない。このささやかなほほ笑みだったんだ。
サン・テグジュペリ

人生は、日々それ以外の何かと交換する場合にのみ意味があるものとなる。
サン・テグジュペリ

努めなければならないのは、自分を完成させることだ。
サン・テグジュペリ

人間であることは、自分の意志をそこに据えながら世界の建設に参加しているのだと感ずることである。
サン・テグジュペリ

心を高揚させる勝利もあれば、堕落させる勝利もある。心を打ちひしぐ敗北もあれば、目覚めさせる敗北もある。
サン・テグジュペリ

生きながらえるためには、服従すべきであり、存在しつづけるためには、戦うべきである。
サン・テグジュペリ

一滴の水が、どうして己を大河と知るであろうか?だが大河は流れているのだ。樹木を作る細胞の一つ一つが、どうして己を樹木と知るであろうか?だが、樹木は伸び広がっているのだ。
サン・テグジュペリ

他人を裁くより自分を裁く方がずっと難しい。
サン・テグジュペリ

利害を越えた究極の目的を人と共有する時、初めて心のままに生きることができる。
サン・テグジュペリ

船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。
サン・テグジュペリ

岩の山は、一人の男が大聖堂のイメージを抱いて凝視した瞬間、岩の山であることをやめる。
サン・テグジュペリ

ぼくたちは、たとえどんな小さなものであろうと、自分の役割を自覚したときにだけ、幸福になれる。
サン・テグジュペリ

完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である。
サン・テグジュペリ

いったん出来事のうずの中に身をおいてしまえば、人はおびえないものだ。人を不安にさせるのは、未知のことだけだ。
サン・テグジュペリ

計画のない目標は、単なる願い事にすぎない。未来とは、あなたが予測するものではなく、自分で可能にするものだ。
サン・テグジュペリ

あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。
ヘミングウェイ

この世は素晴らしい。戦う価値がある。
ヘミングウェイ

今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである。
ヘミングウェイ

とにかく、毎日が新しい日なんだ。
ヘミングウェイ

何と多くの人が財布の中身を考え、他人の思惑を考え、家庭を考えて、つまらない人生に甘んじてしまうことか。くよくよ考える人間は、はじめから運に見放されており、勇気なんて滑稽にしか思えず、才能があっても活用されずに終わるのだろう。挙げ句のはては、不平不満の虜になるのがオチである。
ヘミングウェイ

心の底からやりたいと思わないなら、やめておけ。
ヘミングウェイ

年を重ねると、ヒーローを見つけるのがより難しくなるんです。でも、本当は、年を重ねた時こそ、必要みたいです。
ヘミングウェイ

我々はいつも恋人を持っている。彼女の名前はノスタルジーだ。
ヘミングウェイ

男はしばしば一人になりたいと思う。女も一人になりたいと思う。そしてその二人が愛し合っているときは、そういう思いを互いに嫉妬するものだ。
ヘミングウェイ

人生について書きたいなら、まず生きなくてはならない。
ヘミングウェイ

「これをやりにおれは生まれてきた」と思えることだけを考えていればよい。
ヘミングウェイ

女には本当に損な時がある。男に良くしてやって愛していることを見せれば見せるほど、それだけ早く、男は飽きてしまうのだから。
ヘミングウェイ

善とは何か。後味の良いことだ。悪とは何か。後味の悪いことだ。
ヘミングウェイ

運はいろんな形をして現れる。とすれば、どうしてそれがわかる?
ヘミングウェイ

一人の女しか愛さない男はしばしばもっとも幸福な生活を送るが、死ぬときはもっとも孤独な死に方をする。
ヘミングウェイ

窮境の中でこそ、潔い態度を。
ヘミングウェイ

作家の仕事とは、判断を下すことではなく理解しようとすること。
ヘミングウェイ

私のねらいは、見たことや感じたことをもっともうまく単純に書くことだ。
ヘミングウェイ

私は話を聞くのが好きである。注意深く聞くことで、多くを学んだ。だが、聞こうとしない者は多い。
ヘミングウェイ

誰かを信頼できるかを試すのに一番良い方法は、彼らを信頼してみることだ。
ヘミングウェイ

氷山の動きの持つ威厳は、それが水面上に8分の1しか出ていないことによるのだ。
ヘミングウェイ

年寄りになったからって、賢くなるもんじゃありませんよ。用心深くなるだけですな。
ヘミングウェイ

釣れないときは、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい。
ヘミングウェイ

狩猟のルール、それは自然の掟以外にはない。
ヘミングウェイ

愛していない人間と旅に出てはならない。
ヘミングウェイ

二人の人間が愛し合えば、ハッピーエンドはあり得ない。
ヘミングウェイ

書籍ほど信頼できる友はいない。
ヘミングウェイ

自殺しない本当の理由、それは地獄が終われば、人生がどれほど素晴らしいものになるかを常に知っているからである。
ヘミングウェイ

宗教は人間の心をしびれさせる阿片である。音楽もそうである。経済学も、成功も、酒はもちろん、ラジオも、賭博も、野心も優れた人の阿片である。だが最高の阿片はパンである。そのために人間は見境もなくわめき立て、奪い合う。
ヘミングウェイ

知的な人々の中に幸福を見いだすことは滅多にない。
ヘミングウェイ

友情の基礎を作るには、まず女と恋をしなければならない。
ヘミングウェイ

ぼくは元来、あけっぴろげの単純な人間を信用しないことにしている。ことにやつらの話がすじみち通ってる場合はなおさらだ。
ヘミングウェイ

猫は絶対的な正直さを持っている。
ヘミングウェイ

オールがあるかぎり、舵の柄と棍棒があるかぎり、おれは最後まで闘ってやるぞ。
ヘミングウェイ

人間の価値は、絶望的な敗北に直面して、いかにふるまうかにかかっている。
ヘミングウェイ

人間は、負けるように造られてはいないんだ。殺されることはあっても、負けることはないんだ。
ヘミングウェイ

善き父には絶対的なルールが一つある。子供をもったとき、最初の2年は干渉しないことだ。
ヘミングウェイ

戦争は、守られていない富によって引き起こされる。
ヘミングウェイ

いかに必要であろうと、いかに正当化できようとも、戦争が犯罪だということを忘れてはいけない。
ヘミングウェイ

しかし現代の戦争において、君はさしたる理由もなく犬のように死ぬことになろう。
ヘミングウェイ

わが人生は、ほんの一行で要約できるだろう。そう、私は生きることを十分に楽しんだと。
ヘミングウェイ

ただ動いているだけでは、行動とは言えない。
ヘミングウェイ

往時においては、母国のために死ぬことは心地よく、ふさわしいものであると書かれた。しかし近代戦争では、戦死が心地よく、ふさわしいものは何もない。諸君は犬のように死ぬであろう。
ヘミングウェイ

この世では誰もが苦しみを味わう。そして、その苦しみの場所から強くなれる者もいる。
ヘミングウェイ

人を許すことを覚え、身につけなければいけません。許す力量のない者には、愛する力もありません。最悪の人間にもどこか取り柄があるように、最高の人間にも悪い面はあります。これがわかれば、敵を憎む気持ちが薄れます。
キング牧師

人生で最も永続的でしかも緊急の問いかけは、「他人のために、いまあなたは何をしているか」である。
キング牧師

疑わずに最初の一段を登りなさい。階段のすべてが見えなくてもいい。とにかく最初の一歩を踏み出すのです。
キング牧師

黙って服従することは、しばしば安易な道ではあるが、決して道徳的な道ではないのだ。それは臆病者の道なのだ。
キング牧師

結局、我々は敵の言葉ではなく友人の沈黙を覚えているものなのだ。
キング牧師

人の真価がわかるのは喜びに包まれている瞬間ではなく、試練や論争に立ち向かうときに示す態度である。
キング牧師

あなたが正しいとき、過激になりすぎてはいけない。あなたが間違っているとき、保守的になりすぎてはいけない。
キング牧師

どこにおける不正であっても、あらゆるところの公正への脅威となる。
キング牧師

悪を仕方ないと受け入れる人は、悪の一部となる。悪に抵抗しない人は、実は悪に協力しているのだ。
キング牧師

闇は、闇で追い払うことはできない。光だけがそれを可能にする。憎しみは憎しみで追い払うことはできない。愛だけがそれを可能にする。
キング牧師

ほとんどいつも、創造的でひたむきな少数派が世界をより良いものにしてきた。
キング牧師

心の中に夢をしまっておく場所をいつも空けておきなさい。
キング牧師

人は死んでも、その人の影響は死ぬことはない。
キング牧師

最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。
キング牧師

「目には目を」という古い法を守っていたら、世の中の人々はみんな目が見えなくなってしまう。
キング牧師

この世で本当の無知と良心的な愚かさほど危険なものはない。
キング牧師

そのために死ねる何かを見つけていない人間は、生きるのにふさわしくない。
キング牧師

自由は決して圧制者の方から自発的に与えられることはない。しいたげられている者が要求しなくてはならないのだ。
キング牧師

人は、個人的な狭い関心事を越え、人類全体に関わる広い関心事に向かうようになって初めて本当の人生を歩み始めるのである。
キング牧師

人は何のために生きているかをいつも考えておかなければいけません。この問題が解決されていれば、その人は死についてあまり考えなくなります。
キング牧師

人は兄弟姉妹として、共に生きていく術を学ばなければならない。それが出来なければ、私たちは愚か者として共に滅びることになる。
キング牧師

誰かのためになるのに、学位は要らない。誰かのためになるのに、主語と述語を揃える必要もない。ただ、思いやりに溢れた心さえあればよい。愛によって生まれた魂さえあればよい。
キング牧師

地獄の一番熱い場所は、重大な倫理上の争いの中にあって中立の立場を取り続ける人間のために用意されている。
キング牧師

暴力は憎しみを増すだけである。憎しみはそのまま残る。暴力に対して暴力を持って報いれば、暴力は増加するだけである。
キング牧師

憎しみは人生を麻痺させる。だが愛は人生を解放する。
キング牧師

私たちは限りある失望を受け入れなければならない。しかし無限なる希望を失ってはならない。
キング牧師

すべての進歩は不安定であり、一つの問題を解決しても、我々はまた他の問題に直面することになる。
キング牧師

問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。
キング牧師

人は「発言する」ことにのみならず、「発言しない」ということにも責任を持たなければならない。
キング牧師

愛だけが、敵を友人に変えられる唯一の力だ。
キング牧師

私たちには今日も明日も困難が待ち受けている。それでも私には夢がある。
キング牧師

真のリーダーとは、合意を探す者ではなく、合意の形成者となる者である。
キング牧師

私たちは、ヘビの強靱性とハトの柔軟性を兼ね備えなければならない。不屈の精神と優しい心を。
キング牧師

嘘は、生き続けることなどできない。
キング牧師

科学の力が、私たちの精神的な力をしのいでいる。私たちはミサイルを正しく撃つことはできても、人間を正しく導くことはできないのです。
キング牧師

幸せを探そうとしない人は、もっとも確実に幸せを見つけるようです。なぜなら、幸せを探す人は、幸せになるもっとも確実な方法を忘れているからです。それは、他人の幸せを探すということです。
キング牧師

人間はだれでも、創造的な利他主義という光の道を歩むのか、それとも破壊的な利己主義という闇の道を歩むのか決断しなければならない。
キング牧師

今日、私には夢がある。
キング牧師

真の平和とは、単に緊張がないだけではなく、そこに正義が存在することである。
キング牧師

これがわれわれの希望である。この信念を抱いて、私は南部へ戻って行く。
キング牧師

正しいことをするべきタイミングは、いつでも「今」だ。
キング牧師

絶望するは時間は有限だ、無限の希望を見失うな。
キング牧師

私たちはみんな違う船に乗って、ここにたどり着いたかもしれない。でもいまは、みんな同じ船の上に乗っているんだ。
キング牧師

私は人を愛そうと思う。嫌悪は、あまりにも心に負担がかかるから。
キング牧師

私たちは歴史をつくっているんじゃない。歴史につくられたものなんだ。
キング牧師

僕らの目に映るすべてのものは、僕らの眼に映らないものの影なんだよ。
キング牧師

それは、いつの日か私の幼い子どもたちが、肌の色ではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。
キング牧師

深い愛のないところに、深い失望は起こりえない。
キング牧師

人の生涯で重要なことは、長寿ではなくその品格にある。
キング牧師

考えるのを止めたら、人間じゃなくなる
ハンナ・アーレント

私が望むのは、考えることで人間が強くなることです。危機的状態にあっても、考え抜くことで破滅に至らぬよう。
ハンナ・アーレント

今世紀に現れた悪は予想以上に根源的なものでした。今ならわかります。根源悪とは、わかりやすい動機による悪とは違います。利己心による悪ではなく人間を無用の存在にしてしまうことです。
ハンナ・アーレント

世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない。人間であることを拒絶した者なのです。そして、この現象を、私は”悪の凡庸さ”と名付けました。
ハンナ・アーレント

考えるとは注意深く直面し、抵抗すること。
ハンナ・アーレント

彼女は人間と動物の違い『人間性』とは、人間同士が『互いに異なった個性をもつ人間である事を認め会う事』であると考えた。そして全体主義とはその人間性を破壊するものだと定義した。
ハンナ・アーレント

差異を表明し、他と自分を区別することができるのは人間だけである。人間だけが、渇き、餓え、愛情、敵意、恐怖などのようなものを伝達できるだけでなく、自分自身をも伝達できるのである。
ハンナ・アーレント

組織というのは常に政治的である。組織する場合、人びとは活動しようとして権力を得ようとするからである。
ハンナ・アーレント

リアリティとは、『ナチは私たち自身のように人間である』ということだ。つまり悪夢は、人間が何をなすことができるかということを、彼らが疑いなく証明したということである。言いかえれば、悪の問題はヨーロッパの戦後の知的生活の根本問題となるだろう。
ハンナ・アーレント

寛大さは行動と自由への鍵である。
ハンナ・アーレント

暴力は権力が危うくなると現れてくる。
ハンナ・アーレント

権力は人々の承認を得て成立するもの。権力が必要とするのは正当性。
ハンナ・アーレント

共通感覚を奪われた人間とは、所詮、推理することの出来る、結果を計算することの出来る動物以上のものではない。
ハンナ・アーレント

虚勢を張ることが私のエネルギーの実に多くを食いつぶしてしまう。
ハンナ・アーレント

嫌いな人の真実よりも、好きな人のうそがいい。
ハンナ・アーレント

最も急進的な革命家も、ひとたび革命が起こるや、たちまち保守主義者に化けてしまう。
ハンナ・アーレント

名もない『行動』は、一人の「誰か」が名づけたとしても、まだ意味がない。
ハンナ・アーレント

人生には笑ってよいことが誠に多い。しかも今人はまさに笑いに飢えている。
柳田國男

学問は興味から、もしくは好奇心からはいったものがもっとも根強い
柳田國男

我々が空想で描いて見る世界よりも、 隠れた現実の方が遥かに物深い
柳田國男

学問は結局、 世のため、人のためでなくてはならない。
柳田國男

学問だけは、幸いに其の方法さえ誤らなければ、行く行くこの人類の苦悩を、済い得るものと信ず。
柳田國男

一国の学問をになう力――学問に活力を賦与するものは、 むしろ学問を職業としない「俗人」の学問活動ではないだろうか。
柳田國男

学問をするならば活きた学問、 目の前の学問から片付けて行かねばならぬ。
柳田國男

本を読むということは、大抵の場合には冒険である。だからまた冒険の魅力がある。
柳田國男

歴史が教える最も実際的な知恵は、民族が進展の可能性を持っていることである。
柳田國男

自分の故郷を殺さないと、人は一人立ちできない。
柳田國男

日本の男子には妙な習癖があって、不景気な考え方や引っ込み思案な意見を持っていくと否定され、明らかに無謀な積極政策を提案すると、大抵は威勢がいいの進取的だのと言って誉められる。
柳田國男

私はいつも現在にとらわれている
柳田國男

言葉さえあれば人生のすべての用は足りるという過信が行き渡り、人々は一般に口達者となった。
柳田國男

人の人格があるように、村には村格がある。
柳田國男

うずもれて一生終わるであろう人に関する知識を残すのが民俗学。
柳田國男

今の時代は心を軽んじて言葉を愛し、思わぬことでも言ってしまおうとする世の中である。
柳田國男

民俗学を古い昔の穿鑿から足を洗わせたい。現代科学の一つにしなければならない。
柳田國男

言葉は土の中から生まれた。ことばを知らなければ土と人間の関係はわからない
柳田國男

記録に何にも現れない人の生活というものが日本には 80%以上あるんですよ。悪いこともいいことも両方ともしなけりゃ記録に残りゃしないですからね。つまり、埋もれてしまって一生終わるであろう、訴える道がなくて、犯罪もしなければいいこともしないでいるっていうような人がね、ただ何となく息吸っていくのを惜しがって、それに関する知識を残そうとしたのがフォークロア(民俗学)という言葉なんですよ。
柳田國男

願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。
柳田國男

近代風な大都市から遠く離れた地方に、日本独特なものが多く残っているのを見出します。ある人はそういうものは時代に後れたもので、単に昔の名残に過ぎなく、未来の日本を切り開いてゆくには役に立たないと考えるかも知れません。しかしそれらのものは皆それぞれに伝統を有つものでありますから、もしそれらのものを失ったら、日本は日本の特色を持たなくなるでありましょう。
柳宗悦

名もなき職人が実用のためにつくり庶民の日常生活の中で使われてきたものこそ美しい。
柳宗悦

この世にどんな美があろうとも、結局「正常の美」が最後の美であることを知らねばなりません。
柳宗悦

そもそも手が機械と異る点は、それがいつも直接に心と繋がれていることであります。機械には心がありません。これが手仕事に不思議な働きを起させる所以だと思います。
柳宗悦

生きている間に少しでもこの世を美しくしてゆきたいと念じている者です。
柳宗悦

用とは共に物心への用である。物心は二相ではなく不二である。
柳宗悦

今の器が美に病むのは用を忘れたからである。
柳宗悦

私は美の国をこの世に来したいばかりに、様々なことを考えまた行おうとしているのです。
柳宗悦

美のことについては今までは誰も美術にのみ注意を傾けましたが、美の密意を解くためには、工藝がいかに大切な鍵を与えるかを悟るに至ったのです。
柳宗悦

貴族的なものに病いが多く、かえって民衆的な品に健康さがある。温室の花は虫に犯され易く、野の花は雨風にもよく堪えるのです。平凡なものだからといって直ちに蔑むのは正しい見方ではないでしょう。貴族的だという性質が何も美の標準とはならないことを、よく了解しなければならないのです。
柳宗悦

私達のすべてはこの世を美しくする任務があるのです。
柳宗悦

反抗する彼らよりも一層愚かなのは圧迫する吾々である。
柳宗悦

単純を離れて正しき美はない
柳宗悦

手はただ動くのではなく、奥には心をしたがえている
柳宗悦

私(柳宗悦)がこの研究を選んだのではなく、この研究に偶々私が招かれたにすぎないのです
柳宗悦

国家は少数の異常な人々を挙げて、その名誉を誇るかも知れない。しかし一国の文化程度の現実は、普通の民衆がどれだけの生活を持っているかで判断すべきであろう。その著しい反映は、彼らの日々に用いる器物に現れる。
柳宗悦

美しさへの理解の基礎は直観を措いて他にないのです。
柳宗悦

日々の生活こそは凡(すべ)てのものの中心なのであります。またそこに文化の根元が潜(ひそ)みます。人間の真価は、その日常の暮しの中に、最も正直に示されるでありましょう。『手仕事の日本』
柳宗悦

特別な時に美を求めるより、平常の生活に美を即せしめることが何より大切です。この要求に応ずるものこそ民藝であるというのが私の答えなのです
柳宗悦

人間は一度教わるとその教わったことしかできなくなる
柳宗悦

自然に従うものが自然の愛を受ける。小さな自我を捨てる時、自然の大河に活きるのである
柳宗悦

信じる前に、知ろうとする意志を働かす者は、神に関する完き知恵を得る事は出来ぬ
柳宗悦

純に見ることを『直観』というが、直観はその文字が示す通り、見る目と見られる物との間に仲介場を置かず、じかに見る事、直ちに見る事であるが、この簡単なことがなかなか出来ぬ
柳宗悦

過去のものといえども真に価値あるものは常に新しさを含んでいる。
柳宗悦

手仕事は一面に心の仕事だと申してもよいでありましょう。手より更に神秘な機械があるでしょうか。
柳宗悦

無名の職人だからといって軽んじてはなりません。彼らは品物で勝負しているのであります。実に多くの職人たちは、その名をとどめずこの世を去っていきます。しかし彼らが親切にこしらえた品物の中に、彼らがこの世に活きていた意味が宿ります。名もなき職人が実用のためにつくり庶民の日常生活の中で使われてきたものこそ美しい。
柳宗悦

素朴な器にこそ驚くべき美が宿る
柳宗悦

民藝は必然手工芸である。神を除いて、手よりも驚くべき創造者があろうか
柳宗悦

多くつくるのは早くつくる。だがその早さは熟達よりきたる早さである
柳宗悦

自然の中から湧き上がる作為なき製品に、真の美があり法則がある
柳宗悦

作は無欲である。仕えるためであって名をなすためではない
柳宗悦

同じ形、同じ模様、果てしもないその反復、だがこの単調な仕事が、酬いとしてそれらの作をいや美しくする
柳宗悦

才不才に惑うなどは二次的である。才なくとも才なきままに救われる道が確約されているのである。この世の多くの優れた作品が、一文不知の名もなき工人たちによって作られている事実を、どうすることも出来ぬ『民藝四十年』
柳宗悦

だから美の道はこう教えている。何を作るにしても、材料や工程の性質に逆らってはいけない。その制約を不自由とは呼ぶが、それがかえって美を厚く保ってくれるのである。その不自由さが、自ら招く形なり模様なりを、素直に受け取ればいい。それなら美しさに間違いはない。いわば自然の自由さが人間の不自由を超えて、仕事を完成させてくれるからである。
柳宗悦

知識の闖入が目立つと、物を観る眼はどうしても濁ってくる。知識を持つことそれ自身は一向に差し支えないが、それの奴隷になると、物は見えなくなる
柳宗悦

けふ(=きょう)はえびのように悲しい
室生犀星

ふるさとは遠きにありて思うもの そして悲しくうたうもの
室生犀星

もし平静に死にたかったら、人間は有名にならないほうが良い。
室生犀星

他人を正視しない目は卑怯だ。わざとらしい凝視をする奴は、内面に虚偽を持った奴だ。
室生犀星

一人の喜びは、決して一人のみに限られたものではない
室生犀星

だめな人間をだめだというふうに打っちゃって置いても、そいつが一人で歩いて行くのをさまたげてはならない。
室生犀星

人は決して倖(しあわ)せを避けて通る者ではない、花を見ないで道を通ることはできない。
室生犀星

明日のことが分からないということは、人の生きる愉しさをつないでゆくものだ。
室生犀星

われ張りつめた氷を愛す、かかる切なき思いを愛す、われその虹のごとく輝けるを見たり、かかる花にあらざる花を愛す、われ氷の奥にあるものに同感す、その剣のごときもののなかにある熱情を感ず、われはつねに狭小なる人生に住めり、その人生の荒涼のなかに呻吟せり、さればこそ張りつめたる氷を愛す、かかる切なき思いを愛す
室生犀星

お金というものは人間の悲しみに必要である。
室生犀星

娯楽は都会人にとっては個々がたのしむことのように考えているけれども、村にあっては自らが個々でないことを意識し、村人として大ぜいと共にあることを意識するにあるのであって、これあるが故にひとり異郷にあっても孤独を感じないで働き得たのである。
宮本常一

可愛い我が子に旅させ親御憂いも辛いも旅で知る というのが臼挽歌の中にあるけれども、旅は小学校令の発布になる以前の最も重要な教育であった。
宮本常一

民衆というものは、いつの世にも馬鹿にされつつ、おいてきぼりをくわされてきたものである。それは今も変わりがない。しかし、そうした中で、自分達にあった生活をたててきたのである。しかも、その生活は支配者達の歴史の底に埋没してきたのであった。そうした民衆の生活の歴史を、何とかして探り当ててみたいというのが、私の久しい念願であった。『民衆と仏教芸術』
宮本常一

実は私は昭和三十年頃から民俗学という学問に一つの疑問を持ちはじめていた。日常生活の中からいわゆる民俗的な事象をひき出してそれを整理してならべることで民俗誌というのは事足りるのであろうか。村を歩いて年寄りたちばかりでなく、中年の人も若い人も一番関心の深いのは自分自身とその周囲の生活のこと、村の生活のことである。民俗的な事象を聞くことについて喜んで答えてくれる人は多いのだが、その人たちの本当の心は夜ふけてイロリの火を見ていて話のとぎれたあとに田畑の作柄のこと、世の中の景気のこと、歩いてきた過去のことなど、聞かれて答えるのではなくて、進んで語りたい多くを持っていることであった。まずそういうものから掘りおこしていくこと、そして生きるというのはどういうことであるかを考える機会をできるだけ多く持つようにしなければいけないと思った。
宮本常一

本来旅は旅する者が主体的な目的を持ち、また旅でなければ体験できないものをもとめ、その風土と人とにかかわりあいをもつようにすることが大切ではないかと考える。もともと観光の意味もそういうところにあるのではないだろうか。そして日常生活する場所では得られないような体験をすることによって、日常生活への反省もなされる。観光旅行が本来の旅の趣旨にたちかえるような旅行への回帰はもうぼつぼつおこっていいのではないかと思う。人を遊ばせるための観光施設も必要であろうが、それにもまして重要なのは、より多くの人が事務や利害をこえて知りあう機会をもつことである。そいうことのために観光ということばの内容と意味がかわってくるように望んでやまない『旅と観光』『宮本常一講演選集5 旅と観光 移動する民衆』
宮本常一

結局、いい仕事をしておれば、それは自分ばかりでなく、あとから来るものもその気持ちをうけついでくれる。---だれに命令せられるのでもなく、自らが自らに命令することのできる尊さを、この人たちは自分の仕事を通して学びとっているようである。(「庶民の発見」講談社学術文庫、26頁)
宮本常一

道をシャンと歩けぬようなものは、人の上に立てぬ。道を歩いている姿が一番人の眼につくものである。
宮本常一

人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせることはない。自分の選んだ道をしっかり歩いていくことだ。
宮本常一

おい、月給ってのは怖いぜ。ありゃ寝とっても入る金じゃからなァ AERA Mook 32『民族学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P85
宮本常一

自分が最低だと思っていればいいのよ。一番劣ると思っていればいいの。そしたらね、みんなの言っていることがちゃんと頭に入ってくる。自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない。そしたらダメなんだよ。てめぇが一番バカになればいいの。
赤塚不二夫

バカボンのパパってさ、別にラクして生きてるわけじゃないんだよ。どうすれば家族を幸せにできるかを考えながら一生懸命ガンバってるわけ。そのためには体ごとぶつかっていってる。バカっていうのは自分がハダカになることなんだよ。世の中のいろんな常識を無視して、純粋な自分だけのものの見方や生き方を押し通すことなんだよ。だから、バカだからこそ語れる真実っていっぱいあるんだ。ただバカっつったって、ホントのパカじゃダメなんだからな。知性とパイオニア精神にあふれたバカになんなきゃいけないの。
赤塚不二夫

懸命に夢を見て、その夢を紙の上に実際に描かなきゃならない。
赤塚不二夫

頭のいいヤツは、わかりやすく話す。頭の悪いヤツほど、難しく話すんだよ。
赤塚不二夫

ひとりで考え、ひとりで素晴らしい作品を生み出す人なんてそんなにいやしないよ。天才には必ずその天分を引き出す人間がいて、そいつのほうがもっとずっと天才だったりするんだ。
赤塚不二夫

小学校6年の時に手塚治虫先生の『ロスト・ワールド』に出会ってマンガ家になろうと決めて、栄養失調になってもそれを貫いてきた。
赤塚不二夫

60才を過ぎた男がね、「死ぬのが怖い」と言っちゃダメだって。それまでの人生、何をやって来たんだと言うことでしょ?
赤塚不二夫

ウケるためなら、死んでもいい
赤塚不二夫

最後につじつまがあってりゃ何やってもいいんだよ
赤塚不二夫

自分だけの小さな世界から抜けられないヤツは好奇心がないんだ。オレなんか、世の中の知らないことにものすごく好奇心をもっていたから、毎日がおもしろかった
赤塚不二夫

差別っていうのはさ、言葉じゃなくて心の中にあるんだよな。「こういうことを言わないようにしようぜ」って言いながら、心の中で思ってることが最低なんだ
赤塚不二夫

オレでも、1割バッターなんだよ
赤塚不二夫

覇気があるとか、目標を持つことと、イデオロギーに邁進するというのは違う。イデオロギーってのは怖いよ。オレは10歳のときに終戦を迎えたんだけど、それまで特攻隊になろうと決めてたし、本気で天皇のために死んでもいいって思ってたよ。軍事教育ってやつだよね
赤塚不二夫

(他校へ転校する際に新潟中学校の机の蓋の裏側に掘った言葉)余は偉大なる落伍者となっていつの日か歴史の中によみがえるであろう
坂口安吾

(恋愛とは)所詮幻影であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、それをするな、といい得ない性質のものである。それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。つまりは、人間は死ぬ、どうせ死ぬものなら早く死んでしまえということが成り立たないのと同じだ
坂口安吾

あらゆる自由が許された時に、人ははじめて自らの限定とその不自由さに気づくであろう
坂口安吾

いかなる典雅な古典も、それが過去において真に生きていた時には、俗悪な実用品にすぎなかったのである
坂口安吾

いくら、なんでも、とにかく、大らかな心を忘れたもうな。自分の生活の中から、ハッキリした自分の言葉を選び、自分の言葉で物を言うことを覚えたまえ
坂口安吾

いのちの代償が計算はずれの安値では信念に死んでも馬鹿な話で、人々は十銭の茄子を値切るのにヒステリイは起こさないのに、命の取引に限ってヒステリイを起こしてわけもなく破産を急ぐというは決して立派なことではないだろう
坂口安吾

いのちを人にささげる者を詩人という。唄う必要はないのである
坂口安吾

こんな女に誰がした、という無自覚、無責任な魂は、反抗などすべきではなく、どこまでも、こんな女にされていくのがよろしいのである
坂口安吾

しかしながら小説の技術というものが、修練と同時に、これも亦発見を要するものでもある。私はこれを俗悪の発見と名づける。万人の俗な根性を惹きつける最低線で、軽業を演じることが必要なのである
坂口安吾

すぐれた魂ほど大きく悩む
坂口安吾

すべて娯楽教養に類するものは、教養の不足に罪のあるのを忘れて、娯楽自体を禁止しようとする暴力的な弾圧を最もつつしむ必要がある
坂口安吾

それが生きている時は俗悪な実用品にすぎないものが、古典となる時に、芸術の名で生き残る
坂口安吾

そんなに疑るなら、疑られるようになってみせるわ、というようなインネンのつけ方は子供には最もありがちな通俗なものだ
坂口安吾

だいたい恋愛などというものは、偶然なもので、たまたま知り合ったがために恋し合うにすぎず、知らなければそれまで、又、あらゆる人間を知っての上での選択ではなく、少数の周囲の人からの選択であるから、絶対などというものとは違う。その心情の基盤はきわめて薄弱なものだ
坂口安吾

つまり、本当に孤独になるということと、本当に性慾から解放されるということは、どこまで生きてもあり得ない
坂口安吾

プラトニック・ラブと称して、精神的恋愛を高尚だというのも妙だが、肉体は軽蔑しないほうがいい
坂口安吾

フロイドは病人の潜在意識をひきだし、それを病人に語らせたり指摘したりして開放することにより病気を治すことができるというが、私は信用しませんね
坂口安吾

ほんとの幸福というものはこの世にないかも知れないが、多少の幸福はきっとある
坂口安吾

めいめいが各自の独自な、そして誠実な生活を求めることが人生の目的でなくて、他の何物が人生の目的だろうか。私はただ、私自身として生きたいだけだ
坂口安吾

われわれがそれを期待してよろしいのは、ジャズや、ストリップのような、時代的に最も俗悪なもののなかからだ。最も多くの志望者と切実な生活の中から現れてくるのだから
坂口安吾

一流たるべき人間は、はじめから、時代の中へとびこむにきまっており、ジャズや、ストリップや、そういう最も世俗的な、俗悪なものの中から育ってくるにきまったものだ
坂口安吾

運命に従順な人間の姿は奇妙に美しいものである
坂口安吾

技術は理窟では習得しがたく、又律しがたいものである
坂口安吾

強制せられたる結果とは云え、凡人も亦かかる崇高な偉業を成就しうるということは、大きな希望ではないか。大いなる光ではないか
坂口安吾

苦しめ、そして、苦しむのだ。それが人間の当然の生活なのだから
坂口安吾

芸術というものは、人間が落付きはらって、かゆいところへマンベンなく手がとどくような快適な実生活に実用品として役立つものではなく、目のとどかない不具の半面に夢や慰めを与えてくれる魔術のオモチャにすぎないものだ
坂口安吾

芸術は、自然に勝らなければならないものだ
坂口安吾

芸術は「通俗」であってはならぬが、しかほど「俗悪」であっても良い。人間自体が俗悪なものだから
坂口安吾

見たところのスマートさだけでは、真に美なる物とはなり得ない。すべては、実質の問題だ。美しさのための美しさは素直でなく、結局、本物の物ではないのである。要するに、空虚なのだ
坂口安吾

見るからに醜悪で、てんで美しくはないのだが、人の悲願と結びつくとき、まっとうに胸をうつものがある
坂口安吾

元々、愛玩用につくりあげられた存在に極まっているが、子供を条件にして子供の美徳がないのである。羞恥がなければ、子供はゼロだ。子供にして子供にあらざる以上、大小兼ねた中間的な色っぽさが有るかというと、それもない
坂口安吾

元来、共産主義の如くに、理想を知って、現実を知らず、その自らの反現実性に批判精神の欠如せるものは、専制、ファッショの徒にほかならぬである
坂口安吾

元来、傑作というものは、目がとどかない作品なのである。かゆいところへみんな手がとどくというのは、実生活には大そう便利であろうが、芸術の傑作にはならない
坂口安吾

原子バクダンの発明以来、文明はその極限に来たかのような考え方が少からず行われているようであるが、原子バクダンなどというものは人を叩きつぶすだけの道具で、人を殺すぐらいカンタンなものはありやしない
坂口安吾

原子バクダンを発見するのは、学問じゃないのです。子供の遊びです。これをコントロールし、適度に利用し、戦争などせず、平和な秩序を考え、そういう限度を発見するのが、学問なんです。自殺は、学問じゃないよ。子供の遊びです。はじめから、まず、限度を知っていることが、必要なのだ
坂口安吾

現代の代表的な建築は、法隆寺や東照宮を摸し、幽玄や、風流や、粋をさぐったものからは生れてこないにきまっている。もっと時代的な俗悪なもの、実用的なものが、後日において、法隆寺と同じ位置に到達するものなのだ
坂口安吾

個人の自由がなければ、人生はゼロに等しい。何事も、人に押し付けてははならないのだ
坂口安吾

古いもの退屈なものは滅びるか生まれ変わるのが当然だ
坂口安吾

孤独は、人のふるさとだ
坂口安吾

好きなものを好きだという、好きな女を好きだという、大義名分だの、不義は御法度だの、義理人情というニセの着物をぬぎさり、赤裸々な心になろう、この赤裸々な姿を突きとめ見つめることが先ず人間の復活の第一条件だ
坂口安吾

最後のギリギリのところで、孤独感と好色が、ただ二つだけ残されて、めざましく併存するということは、人間の孤独感というものが、人間を嫌うことからこずに、人間を愛することから由来していることを語ってくれているように思う
坂口安吾

罪というものは、本人が悔恨に苦しむことによって、すでに救われている。悪人の心は悲しいものである。ところがここに善人の犯罪というものがあって、自ら罪を感じない場合がある
坂口安吾

罪悪感を他に転嫁する口実が成りたてば、子供は潔癖好きのブレーキをすてて、好奇心の方へ一方的に走りたがる
坂口安吾

残虐なのは戦争自体であって、原子爆弾には限らない。戦争と切り離して原子爆弾一つの残虐性を云々するのが不思議ではないか
坂口安吾

子供の自発的なブレーキに理解がなく、徒にシツケの厳格を誇るのは手前勝手で、子供が反逆して事を起すに至っても、自分がお手伝いしていたことには気付かず、親の義務をつくしたことを確信しているのが多いらしい
坂口安吾

子供を信頼せず、あんまり疑ると、そんなに疑るなら本当にやってしまえ、という気持が次第にたかまり、口実あらば実行せん構え十分になるのが普通である
坂口安吾

私は、ねむるようにして、いつでも死ねる。ねむることと、死ぬこととが、もう実際にケジメが見えなくなってしまった
坂口安吾

私は、勤倹精神だの困苦欠乏に耐える精神などというものが嫌いである
坂口安吾

私は、思うに、孤独感の最も激しいものは、意志力を失いつつある時に起り、意力を失うことは抑制力を失うことでもあって、同時に最も好色になるのではないかと思った
坂口安吾

私は、闘う、という言葉が許されてよい場合は、ただ一つしかないと信じている。それは、自由の確立、の場合である。固より、自由にも限度がある。自由の確立と、正しい限界の発見のために、各々が各々の時代に於いて、努力と工夫を払わねばならないのだ。歴史的な全人類のためにではなく、生きつつある自分のために、又、自分と共に生きつつある他人のために
坂口安吾

私は悪人です、と言うのは、私は善人です、と言うことよりもずるい
坂口安吾

私は弱者よりも強者を選ぶ。積極的な生き方を選ぶ
坂口安吾

寺があって、後に、坊主があるのではなく、坊主があって、寺があるのだ。寺が無くとも、良寛は存在する。若し、我々に仏教が必要ならば、それは坊主が必要なので、寺が必要なのではないのである。京都や奈良の古い寺がみんな焼けても、日本の伝統じゃ微動もしない
坂口安吾

時間というものを、無限と見ては、いけないのである。そんあ大げさな、子供の夢みたいなことを、本気に考えてはいけない。時間というものは、生まれてから、死ぬまでの間です
坂口安吾

自然にまさろうとは、俗悪千万な。万人はそれを諦めるが、少数のミイラだけが諦めない。異様な願望だ
坂口安吾

自分がこうだから、あなたもこうしろという思いあがった善良さは、まことに救いがない。善人の罪というものは、やりきれないものだ
坂口安吾

自分と人は違うものだ。人間関係も環境も、まったく人によって別々なのが人間というものの在り方で、したがって人間関係を解く公式というものは永遠に在り得ない。めいめいが自分の一生を自分で独自に切り拓くべきものである
坂口安吾

自分の身体のどんな小さなもの、一本の髪の毛でも眉毛でも、僕らに分からぬ「いのち」が女の人には感じられるのではあるまいか
坂口安吾

自分よりもお堂の方が立派だということを、ミイラどもは告白しているのである。彼らは人を見下していたが、いつも人に負けていた。そして、ほかの人には造れない大きなお堂をつくらないと、安心できなかった
坂口安吾

失敗せざる魂、苦悩せざる魂、そしてより良きものを求めざる魂に真実の魅力は少ない
坂口安吾

終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない
坂口安吾

純などというのはつまらぬ時間の差で、しかも甚しく誤差の起りやすい要素をふくみ、わが子に対してそんな判断で安心していると、長じて忽然と妖怪化して手に負えなくなるのである
坂口安吾

女の人は秘密が多い。男が何の秘密も意識せず過ごしている同じ生活の中に、女の人は色々の微妙な秘密を見つけ出して生活しているものである
坂口安吾

小さな自己への怖れを知る人でなくては、物の正しい姿を認定することはできない
坂口安吾

職業というものは尊いものだ。なぜなら、そこにその人の一生が賭けられ、生活が賭けられているからだ。金銭もかけられている。だから尊いので、金銭のかからないものは尊くない
坂口安吾

親がなくとも、子が育つ、ウソです。親があっても、子が育つんだ
坂口安吾

親というものは、子供は案外シッカリしているということを銘記する必要がある
坂口安吾

人はなんでも平和を愛せばいいと思うなら大間違い、平和、平静、平安、私は然し、そんなものは好きではない。不安、苦しみ、悲しみ、そういうものの方が私は好きだ
坂口安吾

人は肉慾、慾情の露骨な暴露を厭う。然しながら、それが真実人によって愛せられるものであるなら、厭うべき理由はない
坂口安吾

人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ
坂口安吾

人間というものはベラボーなオプチミストでトンチンカンなわけのわからないもの
坂口安吾

人間の、また人生の正しい姿とは何ぞや。欲するところを素直に欲し、いやな物はいやだと言う、要はそれだけのことだ。好きなものを好きだという、好きな女を好きだと言う
坂口安吾

人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり、脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる
坂口安吾

人間の尊さは自分を苦しめるところにあるのさ。満足はだれでも好むよ。けだものでもね
坂口安吾

人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない
坂口安吾

人間は生きることが全部である。死ねばなくなる
坂口安吾

人間を愛すな、といったって、そうはいかない。どの人間かも分らない。たぶん、そうではなくて、ただ人間というものを愛し、そこから離れることのできないのが人間なのではあるまいか
坂口安吾

人生の疲労は年齢には関係がない
坂口安吾

人生はつくるものだ。必然の姿などというものはない
坂口安吾

粋とか通とかいわれることが、すでに大衆の中に生きていないことのハッキリした刻印なのだ
坂口安吾

粋や通なるものから血の通わぬ名人芸は生れるかも知れないが、本当に民衆の血とともに育つ一流の芸術は生れない
坂口安吾

崇高な殺人などを冷静に考える低能には救いがない
坂口安吾

政治が民衆を扱うとすれば文学は人間を扱う
坂口安吾

生きながら、反時代的な粋や通に愛され、名人の名をうけるものは、生きている幽霊にすぎないのである
坂口安吾

生きることだけが、大事である、ということ。たったこれだけのことが、わかっていない。本当は、分かるとか、分からんという問題じゃない。生きるか、死ぬか、二つしか、ありやせぬ。おまけに死ぬ方は、ただなくなるだけで、何にもないだけのことじゃないか。生きてみせ、やりぬいてみせ、戦いぬいてみなければならぬ。いつでも、死ねる。そんな、つまらぬことはやるな。いつでも出来るんことなんか、やるもんじゃないよ
坂口安吾

生と死を論ずる宗教だの哲学などに、正義も、真理もありはせぬ。あれは、オモチャだ
坂口安吾

精神などというものも、物質に換算できる限り、換算して精算した方が、各人に便利でもあり、清潔でもあるし、幸福でもあると考えている
坂口安吾

精神的な孤独人 ー 実は非常に交友関係がひろく、世間的な生き方をしている人でも、いつでもそれを突き放し、それを去ることができるような、根に無関心が土台になっているうちは、精神病が起りッこない
坂口安吾

青春ほど死の翳を負い、死と背中合せな時期はない
坂口安吾

絶望は、愚か者の結論である
坂口安吾

俗なる人は俗に、小なる人は小に、俗なるまま小なるままの各々の悲願を、まっとうに生きる姿がなつかしい
坂口安吾

他のためにいのちをすてる、戦争は凡人を駆って至極簡単に奇蹟を行わせた
坂口安吾

他の発見のないところに真実の文化が有りうべき筈はない。自我の省察のないところに文化の有りうべき筈はない
坂口安吾

堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない
坂口安吾

大げさすぎたのだ。限度。学問とは、限度の発見にあるのだよ
坂口安吾

大衆の中に生きている芸術は、常に時代的で、世俗的で、俗悪であり、粋や通という時代から取り残された半可通からはイヤがられる存在にきまったものだ
坂口安吾

大体に於いて、極点の華麗さには妙な悲しみが付きまとう
坂口安吾

誰しも夢の中で叫びたいような名前の六ツや七ツは持ち合わせているだろう。一ツしか持ち合わせませんといって威張る人がいたら、私はそんな人とつきあうことを御免蒙るだけである
坂口安吾

単なる写実は芸術とは為り難いものである。言葉には言葉の、音には音の、色には又色の、もっと純粋な領域があるはずである
坂口安吾

男女の関係に平和はない。人間関係には平和は少ない。平和をもとめるなら孤独をもとめるに限る
坂口安吾

中立だどというものは議会政治の邪魔者に過ぎない
坂口安吾

伝統とは何か? 国民性とは何か? 日本人には必然の性格があって、どうしても和服を発明し、それを着なければならないような決定的な要因があるのだろうか
坂口安吾

肉慾に絶望して、肉慾の実行を抛棄しても、肉慾から解放されることはできないものだ。それは遁世しても真の孤独をもとめ得ないのと同じことだ
坂口安吾

日本に必要なのは制度や政治の確立よりも先ず自我の確立だ。本当に愛したり欲したり悲しんだり憎しんだり、自分自身の偽らぬ本心を見つめ、魂の慟哭によく耳を傾けることが必要なだけだ。自我の確立のないところに、真実の同義や義務や責任の自覚は生まれない
坂口安吾

熱狂的な信仰を以て次から次へ堂々と死んで行った夥しい殉教者達が、然し、僕には時に無益なヒステリイ的な饒舌のみを感じ、不快を覚えることがあったのだ
坂口安吾

能の舞台を見たいとは思わない。もう我々には直接連絡しないような表現や歌い方を、退屈しながら、せめて一粒の砂金を待って辛抱するのが耐えられぬからだ
坂口安吾

敗戦後の日本に現れたニューフェースの筆頭は公認された日本共産党であったろう。しかし、これぐらい内容拙劣なニューフェースは他に例がなかった
坂口安吾

犯罪というものは、ともかく当人がギリギリに追いつめられてセッパつまった感があるから、救いもあるし、憎めないところもあるのが普通である
坂口安吾

悲しいかな、人間の実相はここにある。然り、実に悲しいかな、人間の実相はここにある
坂口安吾

悲しみ、苦しみは人生の花だ
坂口安吾

非常に当然な話だけれども、信念というようなものがなくて生きているのは、あんまり意味のないことである
坂口安吾

美しいもの、楽しいことを愛するのは人間の自然であり、ゼイタクや豪奢を愛し、成金は俗悪な大邸宅をつくって大いに成金趣味を発揮するが、それが万人の本性であって、毫も軽蔑すべきところはない
坂口安吾

美しいものの真実の発芽は必死にまもり育てねばならぬ。私は戦争を最も呪う。だが、特攻隊を永遠に讃美する
坂口安吾

美や芸術は、こんなところから、一番露骨な低いものから、地道に向上して、生れてくるものなのである。一応の手間が、かかるものだ
坂口安吾

夫婦は愛し合うと共に憎しみ合うのが当然である。かかる憎しみを恐れてはならぬ。正しく憎み合うがよく、鋭く対立するがよい
坂口安吾

夫婦は苦しめ合い、苦しめ合うのが当然だ。慰めいたわるよりも、むしろ苦しめ合うのがよい。人間関係は苦痛をもたらす方が当然なのだから
坂口安吾

物資の秩序をハッキリさせることを知らない人は、所詮不明朗不健全で、本当の精神の価値を知らないのである
坂口安吾

文学も、まア、そうだ。その人の限界は、だいたい二十代にそのキザシが確立されている。あとは技術的に完成するか、迷路を廻り路するか、そんな風にして、ふとっていくだけのことだ
坂口安吾

文学者、もっと、ひどいのは、哲学者、笑わせるな。哲学。なにが、哲学だい。なんでもありゃあしないじゃないあか。思索ときやがる
坂口安吾

文学上の大傑作は「トマサンの一生」と同じように実に目のとどかない作品であるが、現世の人情に盲いて目がとどかないのではなくて、技法によって百千のかゆいところを黙殺しているだけの相違である
坂口安吾

法隆寺も、金色堂も、東照宮も、威勢を示してアッと云わせて、ついでにオサイセンもまきあげてやろうという料簡でできたもので、その時代に於ける最大なる俗悪精神の産物であった
坂口安吾

魅力のない女は、これはもう、決定的に悪妻なのである
坂口安吾

無論ボクは宗教にも文学にも人生にも救いなんか求めてはいない
坂口安吾

問題は、伝統や貫禄ではなく、実質だ
坂口安吾

遊ぶことの好きな女は、魅力があるにきまってる。多情淫奔ではいささか迷惑するけど、迷惑、不安、懊悩(おうのう)、大いに苦しめられても、それでも良妻よりはいい
坂口安吾

要するに、生きることが全部だというより他ない
坂口安吾

歴史というお手本などは生きるためにはオソマツなお手本にすぎないもので、自分の心にきいてみるのが何よりのお手本なのである
坂口安吾

恋なしに、人生は成りたたぬ。所詮人生がバカげたものなのだから、恋愛がバカげていても、恋愛のひけめになるところもない
坂口安吾

恋愛というものは常に一時の幻影で、必ず亡び、さめるものだ、ということを知っている大人の心は不幸なものだ
坂口安吾

恋愛などは一時的なもので、何万人の女房を取り換えてみたって、絶対の恋人などというものがある筈のものではない。探してみたい人は探すがいいが、私にはそんな根気はない
坂口安吾

恋愛は、言葉でもなければ、雰囲気でもない。ただ、すきだ、ということの一つなのだろう
坂口安吾

恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない
坂口安吾

恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う
坂口安吾

労働に対する報酬が生活の基礎なのだから、労働に対して常に適当に報われるという秩序が確立しなければ、他の秩序も礼儀も行われやしない
坂口安吾

「なぜ神は人間を作ったか」というレジスタンスの方が、戦争や平和や左翼よりも百倍も根本的で、百倍も強烈だ。
江戸川乱歩

たとえ、どんなすばらしいものにでも二度とこの世に生れ替って来るのはごめんです。
江戸川乱歩

運命の鬼めは、甘い獲物を与えて、人の心を試すのだ。
江戸川乱歩

会話を好まず、独りで物を考える、よくいえば思索癖、悪くいえば妄想癖が、幼年時代からあり、大人になっても、それがなおらなかった。
江戸川乱歩

学校は地獄であった。そのために、私は社会生活を嫌悪し、独りぼっちで物を考える癖が、ますます嵩じて行った。
江戸川乱歩

郷田三郎さん…君は正気を保たなくてはいけませんよ 犯罪と云う怪物を相手にする時は自らが怪物と化さぬよ気をつけねばならない 闇を覗こうとする時闇もまた君を見ていると云う事を心に留めておきたまえ。
江戸川乱歩

結局、妥協したのである。もともと生きるとは妥協することである。
江戸川乱歩

現世(うつしよ)は夢 夜の夢こそまこと。
江戸川乱歩

孤独に徹する勇気もなく、犯罪者にもなれず、自殺するほどの強い情熱もなく、結局偽善的に世間と交わって行くほかはなかった。
江戸川乱歩

自分ではつまらないと思っても、編集者がやいのやいのといってくれるあいだ、原稿稼ぎをしてやろう。売文業を大いにやろうと考えるに至ったのである。
江戸川乱歩

推理の興味を充分満足させながら、リアルな小説を書くということです。それが理想です。長編の『点と線』などは、その理想に近づいている。ぼくがあなた(松本清張)の出現を画期的といったのはその意味ですよ。
江戸川乱歩

男というものは、少々陰険に見えても、根性はあくまでもお人よしにできているものだ。そして、女というものは、表面何も知らないねんねえのようであっても、心の底には生まれつきの陰険が巣くっているものだ。
江戸川乱歩

昼は夢 夜ぞうつつ。
江戸川乱歩

病床ほど孤独の楽しみを教えるものはない。氷嚢、体温計、苦いけれど甘い水薬、熱病の夢、即興詩、石盤石筆と、紙と筆と、そして絵と、絵文字と、この豊富な魅力が彼を病床に、引いては病気そのものに惹きつけた。強いて病気になろうとする気持さえ芽生えてきた。
江戸川乱歩

詩は悦ばしいものであるけれど、詩を求める人生は幸福ではない。
萩原朔太郎

幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である。
萩原朔太郎

人は新しく生きるために、たえず告別せねばならない。すべての古き親しき知己から、環境から、思想から、習慣から。
萩原朔太郎

懺悔者の背後には美麗な極光がある。
萩原朔太郎

教育は猿を人間にしない。ただ見かけの上で、人間によく似た様子をあたへる。猿が教育されればされるほど、益々滑稽なものに見えてくる。
萩原朔太郎

羞恥心は塩のようなものである。それは微妙な問題に味を付け、情緒をひとしお深くする。
萩原朔太郎

崇高な不徳は讃美される。だが卑陋なけち臭い者共は、どんな事情に於ても許され得ない。
萩原朔太郎

民衆の正義とは、富豪や、資産家や、貴族や、その他の幸福なものに対して、利己的な嫉妬を感ずることである。
萩原朔太郎

自由とは、自分が<自由である>と信ずるところの、一つの幻覚にすぎないのである。
萩原朔太郎

都会の生活は非人情であり、そしてそれ故に、遥かに奥床しい高貴の道徳に適つてゐる。
萩原朔太郎

社交の秘訣は真実を語らないということではない。真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにすることの技術である。
萩原朔太郎

非常な善人と、非常な悪人とは、感じがほとんど同じです。
萩原朔太郎

すべての家庭人は、人生の半ばをあきらめて居る。
萩原朔太郎

女に於ける嫉妬は愛の高雅な情操によるのでなく、実には猛獣の激情に類するところの、野蛮の本能によるのである。「虚妄の正義-結婚と女性」
萩原朔太郎

愛は、その愛するものを独占しようと願つてゐる。しかしながら、愛はそれに成功してしまつた後では、競争もなく、嫉妬もなく、退屈で褪め易いものにかはつてくる。
萩原朔太郎

結婚の利益は、女性の本質を知ることであり、結婚の損失は、女性への幻滅を知ることである。
萩原朔太郎

すべての場合を通じて、恋愛は忍耐である。
萩原朔太郎

男と女とが互いに相手を箒とし、味噌漉しとし、乳母車とし、貯金箱とし、ミシン機械とし、日曜の勝手道具と考える時、もはや必要から別れがたく、夫婦の実の愛情が生ずるのである。
萩原朔太郎

愛を求める心は、悲しい長い疲れの後にきたる。それはなつかしい、大きな海のような感情である。
萩原朔太郎

最も親しき友人といふものは、常に兄弟のやうに退屈である。
萩原朔太郎

どんな真面目な仕事も、遊戯に熱してゐる時ほどには、人を真面目にし得ない。
萩原朔太郎

「真面目になる」ということは、しばしば「憂鬱になる」ということの外の、何のいい意味でもありはしない。
萩原朔太郎

音楽の演奏者や、劇の俳優たちは技術家である。彼らは芸術家ではない。なぜといって彼らは真の「創作」を持っていないじゃないか。
萩原朔太郎

人生ではアマチュアであることが、また1つの職業である。
萩原朔太郎

僕は初めて芸術というもののほんとの意味を知ったような気がしました。それは一般に世間の人が考えて居るようなものではなく、それよりもずっと恐るべきものです。生存欲の本能から「助けてくれ」と絶叫する被殺害者の声のようなものです。その悲鳴が第三者に聞かれた時、その人間の生命が救われるのです。そして芸術の価値はその絶叫、真実の度合いの強弱によって定まるものと考えます。
萩原朔太郎

私の頭の上を踏みつけて此(こ)の国の賢明な人たちが斯う(こう)言って居る。「詩人の寝言だ」
萩原朔太郎

私が根かぎり精かぎり叫ぶ声を、多くの人は空耳にしかきいてくれない。
萩原朔太郎

掃除をする暇があるなら、絵を描きたい
葛飾北斎

このままで良いのか。現状に満足してはならない。
葛飾北斎

私は、6歳から物の形状を写す癖があり、50歳ごろから数々の作品を発表してきたとはいうものの、70歳以前に描いたものは、実に取るに足らぬものばかりである。73歳にして、ようやく禽獣虫魚の骨格や、草木の生え具合をいささか悟ることができたのだ。だから、80歳でますます腕に磨きをかけ、90歳では奥義を究め、100歳になれば、まさに神妙の域に達するものと考えている。百数十歳ともなれば、一点一画が生き物のごとくなるであろう。願わくば、長寿をつかさどる君子よ、わが言葉が偽りならざることを見届けたまえ 『富嶽百景』のあとがき
葛飾北斎

枠にとらわれた絵を描きたくない
葛飾北斎

人物を書くには骨格を知らなければ真実とは成り得ない。
葛飾北斎

俺はもう誰からも学ぶことはない。俺の先生は自然だ
葛飾北斎

蜻蛉は石の地蔵の髪を結ひ
葛飾北斎

天我をして十年の命を長ふせしめば・・・天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし
葛飾北斎

天があと10年、あと5年命をくれたなら、真の絵師になれただろうに……
葛飾北斎

悲と魂で ゆくきさんじや 夏の原 「人魂になって夏の野原にでも気晴らしに出かけようか」 辞世の句
葛飾北斎

アイデンティティーとは指紋である。最終的に一つあればいいんだ。
三島由紀夫

あらゆる種類の仮面のなかで、「素顔」といふ仮面を僕はいちばん信用いたしません。
三島由紀夫

この世には最高の瞬間といふものがある。この世における精神と自然との和解、精神と自然との交合の瞬間だ
三島由紀夫

この世に一つ幸福があれば必ずそれに対応する不幸が一つある筈だ
三島由紀夫

この世のもっとも純粋な喜びは、他人の喜びをみることだ。
三島由紀夫

そもそも男の人生にとって大きな悲劇は、女性というものを誤解することである。
三島由紀夫

音楽の美は、その一瞬の短さにおいて生命に似ている。
三島由紀夫

何のために生きてゐるかわからないから生きてゐられるんだわ。
三島由紀夫

決定されているが故に僕らの可能性は無限であり、止められているが故に僕らの飛翔は永遠である。
三島由紀夫

潔癖さといふものは、欲望の命ずる一種のわがままだ
三島由紀夫

個性などというものは、はじめは醜い、ぶざまな恰好をしているものだ。
三島由紀夫

好奇心には道徳がないのである。もしかするとそれは人間のもちうるもっとも不徳な欲望かもしれない。
三島由紀夫

幸福がつかの間だという哲学は、不幸な人間も、幸福な人間も、どちらも好い気持ちにさせる力を持っている。
三島由紀夫

時の流れは、崇高なものを、なしくずしに、滑稽なものに変えてゆく。
三島由紀夫

嫉妬こそ生きる力だ
三島由紀夫

人間、正道を歩むのはかえって不安なものだ。
三島由紀夫

人間に忘却と、それに伴う過去の美化がなかったら、人間はどうして生に耐えることができるだろう。
三島由紀夫

人間はあやまちを犯してはじめて真理を知る。
三島由紀夫

人生とは何だ? 人生とは失語症だ。世界とは何だ? 世界とは失語症だ。歴史とは何だ?歴史とは失語症だ。芸術とは? 恋愛とは? 政治とは? 何でもかんでも失語症だ。
三島由紀夫

人生には濃い薄い、多い少ない、ということはありません。誰にも一ぺんコッキリの人生しかないのです。
三島由紀夫

生きることが難しいなどといふことは何も自慢になどなりはしないのだ
三島由紀夫

生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。
三島由紀夫

善意も、無心も、十分人を殺すことのできる刃物である
三島由紀夫

動物になるべき時には、ちゃんと動物になれない人間は不潔であります。
三島由紀夫

忘却の早さと、何事も重大視しない情感の浅さこそ人間の最初の老いの兆しだ。
三島由紀夫

僕は詩人の顔と闘牛師の体とを持ちたい。
三島由紀夫

本当の美とは人を黙らせるものであります。
三島由紀夫

目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福は存在しない。
三島由紀夫

理想的な「他人」はこの世にはないのだ。滑稽なことだが、屍体にならなければ、人は「親密な他人」になれない
三島由紀夫

裏切りは、かならずしも悪人と善人のあひだでおこるとはかぎらない
三島由紀夫

力を持たない知性なんて、屁の役にも立たない。
三島由紀夫

老夫妻の間の友情のようなものは、友情のもっとも美しい芸術品である。
三島由紀夫

「・・・したい」などという心はみな捨てる。その代わりに、「・・・すべきだ」ということを自分の基本原理にする。そうだ、ほんとうにそうすべきだ。
三島由紀夫

なぜ大人は酒を飲むのか。大人になると悲しいことに、酒を呑まなくては酔へないからである。子供なら、何も呑まなくても、忽ち遊びに酔つてしまふことができる
三島由紀夫

ほしいものが手に入らないといふ最大の理由は、それを手に入れたいと望んだからだ
三島由紀夫

何か、極く小さな、どんなありきたりな希望でもよい。それがなくては、人は明日のはうへ生き延びることができない
三島由紀夫

空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福が存在しない
三島由紀夫

自分の顔と折合いをつけながら、だんだんに年をとってゆくのは賢明な方法である。
三島由紀夫

親しくなればなるほど礼節をわきまえるのが理想の人間関係である。
三島由紀夫

生まれて来て何を最初に教わるって、それは「諦める」ことよ。
三島由紀夫

「強み」とは何か。知恵に流されぬことである。分別に溺れないことである
三島由紀夫

センスとは相手の気持ちを読みとること、ただそれのみだ。
三島由紀夫

何を守ればいいんだと。ぼくはね、結局文化だと思うんだ
三島由紀夫

芸術家といふのは自然の変種です
三島由紀夫

現状維持というのは、つねに醜悪な思想であり、また、現状破壊というのは、つねに飢え渇いた貧しい思想である。
三島由紀夫

個人が組織を倒す、といふのは善である
三島由紀夫

真の危険を犯すものは理性であり、その勇気も理性からだけ生れる
三島由紀夫

天才というものは源泉の感情だ。そこまで堀り当てた人が天才だ
三島由紀夫

賭けとは全身全霊の行為である。百万円持っていた人間が、百万円を賭け切るときにしか、賭けの真価はあらわれない。
三島由紀夫

無秩序が文学に愛されるのは、文学そのものが秩序の化身だからだ。
三島由紀夫

あらゆる文章は形容詞から古くなっていく。
三島由紀夫

精神を凌駕することのできるのは習慣という怪物だけなのだ。
三島由紀夫

あがったものは必ずさがってくる。
ニュートン

すべての行動には、常にそれと等しい反対意見がある。
ニュートン

たとえ相手がつまらない人物であっても、額面どおりに相手をこきおろすよりは、額面以上に相手をほめるほうが安全である。賞讃は非難ほど反発されないし、少なくとも嫌がられないからだ。
ニュートン

どんな行動にも、必ずそれと等しい反対の反応があるものである。
ニュートン

プラトンは友達、アリストテレスも友達だが、私の親友は真実である。
ニュートン

もし私が価値ある発見をしたのであれば、それは才能ではなく忍耐強く注意を払っていたことによるものだ。
ニュートン

我、仮説を作らず。
ニュートン

我々はあまりにも多くの壁を造るが、架け橋の数は十分ではない。
ニュートン

我々は多くの壁を造りすぎるが、作るべき橋の数は十分ではない。
ニュートン

今日なし得ることに全力をつくせ。しからば明日は一段の進歩あらん。
ニュートン

私が遠くを見ることができたのは、巨人たちの肩に乗っていたからです。
ニュートン

私の力は普通のものだ。私の応用力こそが成功をもたらした。
ニュートン

私は仮説を立てない。
ニュートン

私は海辺で遊んでいる少年のようである。ときおり、普通のものよりもなめらかな小石やかわいい貝殻を見つけて夢中になっている。真理の大海は、すべてが未発見のまま、目の前に広がっているというのに。
ニュートン

自分を相手より利口に見せても愚かに見せても、得る所はない。
ニュートン

失敗は技術にではなく技術者に潜んでいる。
ニュートン

実験した数でなく、実験の中身の重要性こそが大切だ。
ニュートン

諸物の多様さと混乱のうちにではなく、つねに単純さのうちに真理は見出される。
ニュートン

常に、そのことばかりを考えていただけだ。
ニュートン

真実は、多様さや混乱の中でなく、つねに単純さの中から見いだされる。
ニュートン

神はすべてを数と重さと尺度から創造された。
ニュートン

神は数量、重さ、尺度ですべてを創造した。- ニュートンが学生のノートに書いたフレーズ
ニュートン

人間は虚偽のものを想像してもよいが、真実のみ理解することができる。虚偽を捉えても理解することはできないのだ。
ニュートン

人間は事実に反することを想像してもよいが事実しか理解することはできない。事実に反することを理解したとしても、その理解は間違っている。
ニュートン

成功に必要なことをあえて一つ述べるとすれば、それは、「つねに願望や目標について考えることだ」と言うことに尽きると思います。なぜなら、私たちの人生は私たちの「思考」でつくられているからです。
ニュートン

太陽、惑星、彗星からなる最も美しい系は、知性と力ある存在の配慮と支配によってのみ発生しえた。
ニュートン

天才は忍耐だ。
ニュートン

天体の動きは計算できるが、人々の狂気は計算できない。
ニュートン

如才のなさとは敵を作らずに自分を主張することである。
ニュートン

年がら年中、そのことばかりを考えていただけです。
ニュートン

目の不自由な人が色を知らないように、全能の神が知覚し理解していることを我々が知る術はない。
ニュートン

ペンは剣よりも強し
福沢諭吉

一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。
福沢諭吉

一度、学問に入らば、大いに学問すべし。農たらば大農となれ、商たらば大商となれ。
福沢諭吉

家の美風その箇条は様々なる中にも、最も大切なるは家族団欒、相互にかくすことなき一事なり。
福沢諭吉

学問の本趣意は、読書に非ず、精神の働きに在り。
福沢諭吉

学問は米をつきながらも出来るものなり。
福沢諭吉

活用なき学問は、無学に等しい。
福沢諭吉

顔色容貌の活発愉快なるは人の徳義の一ヵ条にして、人間交際においてもっとも大切なるものなり
福沢諭吉

空想というのは実行の根源であって、人間社会の進歩は、すべて空から実を生じたものである。
福沢諭吉

結婚は人生の重大事なれば、配偶の選択は最も慎重ならざるべからず。
福沢諭吉

賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによって出来るものなり。
福沢諭吉

「古事記」を暗記していても、こんにちの米の値段を知らないのでは、日常生活の知識すらない男というほかない。中国の古典の奥義をきわめても、商売のやり方を知らず、取引ひとつできぬようでは、収支の知識の問屋にすぎない。
福沢諭吉

行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である。
福沢諭吉

今日も、生涯の一日なり。
福沢諭吉

私は軽蔑されて侮辱されても、その立腹を他に移して他人を辱めることはドウしてもできない。
福沢諭吉

事の成否」を疑うな。
福沢諭吉

自ら労して自ら食うは、人生独立の本源なり。
福沢諭吉

自分の悪かったことに気が付いて改めるというのは立派なことだ。
福沢諭吉

自分の考えだけで、他人を評価してはならない。
福沢諭吉

自分の力を発揮できるところに、運命は開ける。
福沢諭吉

自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。
福沢諭吉

社会共存の道は、人々自ら権利をまもり幸福を求むると同時に、他人の権利幸福を尊重し、いやしくもこれを侵すことなく、もって自他の独立自尊を傷つけざるにあり。
福沢諭吉

信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し。
福沢諭吉

親子だというても、親は親、子は子だ。その子の為に節を屈して子に奉公しなければならぬということはない。
福沢諭吉

進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。
福沢諭吉

人は、生まれながらに、貴賤貧富の別なし。ただ、良く学ぶ者は、貴人となり、富人となり、そして、無学なる者は、貧人となり、下人となる。
福沢諭吉

人は他人に迷惑を掛けない範囲で自由である
福沢諭吉

人間は、負けるとわかっていても、戦わねばならない時がある。だから、たとえ負けても勝っても、男子は男子なり。勝負をもって人物を評することなかれ。
福沢諭吉

人生、万事、小児の戯れ。
福沢諭吉

人生は芝居のごとし、上手な役者が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。
福沢諭吉

水があまりに清ければ、魚は棲めない。人は知的であり過ぎれば、友を得るのが難しい。友人を受け入れるには、度量が広く、多少ぼんやりとしているところもあったほうがいい
福沢諭吉

世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事をもつことである
福沢諭吉

世の中で一番尊いことは、人のために奉仕し、決して恩にきせないことだ
福沢諭吉

世の中で一番美しいことは、すべての物に愛情をもつことである
福沢諭吉

世間の物事は、進歩しないものはすたれ、退かず努力するものは必ず前進する。進みも退くもせずに、ぐずぐず止まっているものなどあるはずがないのである。
福沢諭吉

政治は悪さ加減の選択である。
福沢諭吉

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。
福沢諭吉

独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり。
福沢諭吉

読書は学問の術であり、学問は事業の術である。
福沢諭吉

難きを見て為さざるは、丈夫の志にあらず。
福沢諭吉

妊娠中に母を苦しめ、生れて後は三年父母の懐を免れず、その洪恩は如何と言えり。
福沢諭吉

浮世を棄つるは、即ち、浮世を活発に渡るの根本なると知るべし。
福沢諭吉

法は『簡にして厳』であるべきである。
福沢諭吉

未だ試みずして、先ず疑うものは、勇者ではない。
福沢諭吉

なにかを光らせるには、光るまで磨くだけでいい。
斎藤茂吉

己の行く道は間違ってはいない。むろん苦険道であるから時々へたばる時がある。けれども己は歩兵のように歩む。
斎藤茂吉

実相に観入して自然・自己一元の生を写す。これが歌の上の写生で、写生は決して単なる記述などではない。
斎藤茂吉

感情で表情が変わる人より、表情で感情を変える人が賢者。
斎藤茂吉

「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
斎藤茂吉

嫌われたら、それ以上の力で好きになれ。
斎藤茂吉

自分で自分をあきらめなければ、人生に「負け」はない。
斎藤茂吉

悲観的になるのは、自分のことばかり考えているから。
斎藤茂吉

ひとごとは冷めたくとも済む。自分に対する考は炎を潜(くぐ)った鉄のようにあらねばならぬ。
斎藤茂吉

意地には、緊張が伴う。
斎藤茂吉

死に近き母に添寝(そいね)のしんしんと 遠田(とおだ)のかはず天に聞(きこ)ゆる。
斎藤茂吉

世間からいくら拍手喝采をあびようとも、結局、自分らしく生きているという実感が得られなければ、何の意味もない。
斎藤茂吉

いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう。
斎藤茂吉

人生に失敗がないと、人生を失敗する。
斎藤茂吉

楽観的になりたいなら、客観的になることだ。
斎藤茂吉

芸術も政治も人間。人格ができていなければいけない。
横山大観

己が貧しければ、そこに描かれた富士も貧しい。
横山大観

100パーセント完全な人はいない。欠点ばかりほじくるようでは見方が浅い。常に全体を見ていい面を吸収するんだ
横山大観

芸術は終生が修業である
横山大観

人間ができてはじめて絵ができる。それには人物の養成ということが第一で、まず人間をつくらなければなりません。
横山大観

良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない。
横山大観

金もうけされるのも結構だが、このへんでひとつ世の中のためになるようなこともやっておいたらどうですか。親交が深かった実業家、山崎種二(山種証券創業者)に言った言葉
横山大観

画は人なり。
横山大観

絵を習うよりも人物をつくることが大事
横山大観

筆をもって絵を習うことはそう大騒ぎをしなくてもよいのです。それよりも人物をつくることが大事で、それを土台にしないことにはいくらやっても駄目なことです。
横山大観

有限を将(も)って無窮を趁(お)うこと莫れ (有限(限りある身)で、無窮(永遠)を趁う(求める)ことなど愚かなこと。)
横山大観

誰もが見ていながら、誰も気づかなかったことに気づく、研究とはそういうものだ。
コンラート・ローレンツ

1匹のアメーバでさえ、見方によれば太陽系の数百倍も複雑である。
コンラート・ローレンツ

快いものを手に入れ、不快なものを避けることがあまりに成功し過ぎることは、本当は人間にとって危険なことだ。
コンラート・ローレンツ

人間も若いうちに肉体的な苦労をさせないと、大人になってから不幸になる
コンラート・ローレンツ

人間は自分の好きな人、そして尊敬できる人からのみ文化や伝統を受け継ぐことができる
コンラート・ローレンツ

「ものは考えよう」は、ものを考えまいとする、ずるいごまかしですよ。
川端康成

いかに現世を厭離するとも、自殺は悟りの姿ではない。いかに徳行高くとも自殺者は大聖の域に遠い。
川端康成

この世で最も深い愛を、感謝するにも及ばないほど当然だと、子供に思わせるのみ、母というものは子に必要である。
川端康成

ささいなことが私たちを慰めるのは、ささいなことが私たちを悩ますからだ。(「虹いくたび」)
川端康成

たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。(「化粧と口笛」)
川端康成

どんな花かて、見る時と場所とで、胸にしみることがあるもんや。
川端康成

一人のよき友は、地上のすべての宝玉よりも、どんなに勝っていることか
川端康成

一生の間に一人の人間でも幸福にすることができれば自分の幸福なのだ。「拳の小説 一人の幸福」
川端康成

四十歳五十歳という風に、十を境にして生涯を区切ることは、一種の便宜であり感傷であって、半ばは人間の緩怠の性癖に過ぎないだろう。
川端康成

人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番良いと思います。(「山の音」)
川端康成

生まれつき価値のある存在なのだから、自分の価値を他人に証明する必要はない。
川端康成

誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ。
川端康成

日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね。(「高原」)
川端康成

夫を持ったり、子供を持ったりする度に、人間の心の眼は開けてゆくものだよ。
川端康成

夫婦というものは、どこか親子だよ。時には亭主が父親のつもりになったり、時には細君が母親のつもりになったり。それでないと上手くゆかない。
川端康成

別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。(「花」)
川端康成

忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。「眠れる美女」
川端康成

僕は生きている方に味方するね。きっと人生だって生きている方に味方するよ。(「生きている方に」)
川端康成

世界があなたを変えれば、あなたは世界を変えられる。
チェ・ゲバラ

革命家にとっての第一の義務は、教育を受けることだ。
チェ・ゲバラ

わたしのことを冒険家というのなら、たしかにそうだ。しかし、わたしは違うタイプの冒険家だ。自分の真理を証明するためなら、命も賭ける冒険家だ。
チェ・ゲバラ

バカらしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。愛の無い真の革命家を想像することは、不可能だ。
チェ・ゲバラ

人は強くならなければならないが、決して優しさを失ってはいけない。
チェ・ゲバラ

残酷なリーダーは結局、残酷に転じた新しいリーダーに取って代わられることになる。
チェ・ゲバラ

わたしを導くものは真実への情熱だけだ。この観点からすべてを考える。
チェ・ゲバラ

友達がいないのは悲しいことだ。しかし敵がいないのはさらに悲しいことだ。
チェ・ゲバラ

目的のためには死をもいとわないと思えたとき、わたしたちは生きがいを確信することができる。
チェ・ゲバラ

人は毎日髪を整えるが、どうして心は整えないのか?
チェ・ゲバラ

わたしは解放者ではないし、そんなものは存在しない。人は自らを解放するのだ。
チェ・ゲバラ

沈黙もひとつの論争なのだ。
チェ・ゲバラ

世界のどこかで誰かが被っている不正を、心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それこそが革命家としての、一番美しい資質なのだから。
チェ・ゲバラ

革命は熟せば落ちるリンゴではない。自分で落とさなければならないのだ。
チェ・ゲバラ

十字架にはりつけになるよりも、わたしは手に入るすべての武器で戦う。
チェ・ゲバラ

一人の人間の命は、地球上で一番豊かな人間の全財産よりも100万倍価値がある。
チェ・ゲバラ

お酒はいつも私の良き共犯者でした。
フランソワーズ・サガン

自信をなくすことのない人間っているかしら。わたしは自信を持つときがありません。だからこそ物を書いているのです。自信のないことがわたしの健康であるわけです。
フランソワーズ・サガン

(他人のどういうところが好きか?との問いに)魅力と知性の混ざり合ったもの、善良さ。個人的に私がいちばん重要だと思うのは優しさです。本当の知性を試す基準になるのです。
フランソワーズ・サガン

自立は最も重要です。軽蔑する人に会わずに済みますし、最低だと思っている人に挨拶しなくても済みますし、他の点では頭の良い人でも生活のためにやむを得ずいろいろしている人がいますが、そういうことをしなくても済むようになります。こういう束縛は人を自殺に追い込むことさえあります。
フランソワーズ・サガン

お金が重要でないなんて慎みのないことは言いません。自由でいるために、そして一人でいられるためにお金は必要で便利なものです。お金に困れば雑居生活が強いられ、それは恐ろしいことになります。しばしば一人になれることが、幸せのカギになるのです。
フランソワーズ・サガン

不幸は多くの女性たちを太らせる、食物は生命力の本能において彼女たちを安心させるのだ。『一年ののち』
フランソワーズ・サガン

愛することはただ《大好き》ということだけではありません、特に理解することです。理解するというのは見逃すこと……余計な口出しをしないことです。
フランソワーズ・サガン

いまの時代でもっとも贅沢なことは時間的に余裕を持つことです。社会は人の時間を奪っていますから。
フランソワーズ・サガン

人の生き方に反対でも、変えさせるのはよくないわ。それに大抵、手遅れだし。
フランソワーズ・サガン

わたしは孤独が好きです、でも他人には愛を感じていますし、好きな人にはとても興味を持っています。ですから、人生の小さなドラマに対して、自分を嘲弄して、ユーモアをたっぷり持つことが必要だと思うのです。それでユーモアを持つための第一段階は自分自身を嘲笑うことだと思います。
フランソワーズ・サガン

彼らが金持ちなのは、自分の金を守ることに成功したからであり、それはつまり一日に十回は他人に「ノー」と言ったということなのだ。
フランソワーズ・サガン

わたしは十八歳でお金持ちで有名になりました、そのことを人は許さなかったのです。他人の成功というのは、人によってはなかなか受け入れられないものです。
フランソワーズ・サガン

人を信用しないよりは自分がだまされたほうがいい、それは確かです。道徳上の唯一のルールは、できるだけ完全に善人であること、人に対して完全に開かれているということです。これは絶対に安全です。
フランソワーズ・サガン

悲しみや涙のためには、人は、その死者の物語を知らなくてはならない。その背景を、細部を、知らなくてはならない。一方喜びや幸福は、そうしたものを要求はしない。それらは曖昧なままで、充分に、満足している。
フランソワーズ・サガン

あなたのプレゼントなんか欲しくないわ。欲しいのはあなたよ。あなただけ。
フランソワーズ・サガン

人が考えているのとは反対に、怠惰は仕事と同じくらい激しい麻薬なのだ。非常な働き者に突然仕事をやめさせると、衰弱し、意気消沈し、痩せ、等々、となるそうだ。だが、怠け者、ほんとの怠け者も、数週間の仕事のあとで、やはり《不足》状態におちいる。
フランソワーズ・サガン

すべてが狂気であると考えれば、時間ははっきりと確認できる唯一の概念だと思います。時間も空間も知覚の概念ですが、時間のほうが知覚できる概念だと思っています。
フランソワーズ・サガン

自我は不変で、比較的孤立していて同時に、人に伝えることができない、という認識なのです。つまりこれは生物学的なものであるとさえ言えます。
フランソワーズ・サガン

お金は今の社会では防衛手段であり、自由になれる手段です。
フランソワーズ・サガン

もし書いてなかったら私はもっとひどい人生を送っていたでしょう。もし私が自分の人生を生きていなかったらもっとひどいものを書いていたでしょう。
フランソワーズ・サガン

映画は観客の想像力に身を委ねるときこそ、最高に雄弁なもの。
ビリー・ワイルダー

人はハッピーなときにベストの仕事ができる。
ビリー・ワイルダー

完璧な人間なんていやしないさ
ビリー・ワイルダー

朝起きるときにわくわくするような夢を持つこと。
ビリー・ワイルダー

真実を他人に伝えるならば面白おかしくすること。さもないととんでもないことになる。
ビリー・ワイルダー

本能に正直に。間違ったっていいんですから。
ビリー・ワイルダー

ビリー・ワイルダーの作業部屋の壁 には、『How would Lubitsch have done it? (ルビッチならどうしただろう?)』という紙が貼られているそ うです。エルンスト・ルビッチはビリー・ワイルダーの師匠のような存在の映画監督。
ビリー・ワイルダー

おおかた、人間という生き物は、良くなりたいと思っているが、それは、最良レベルではないし、四六時中というわけでもない。
ジョージ・オーウェル

どの側から虐げられたり脅されたりすることも恐れずに、自ら真実だと信じるところを出版する権利が必要だ。
ジョージ・オーウェル

もし自由になんらかの意味があるとするならば、それは相手が聞きたがらないことを相手に告げる権利をさすのである。
ジョージ・オーウェル

もっと大きなナショナリズムという病気をなおさないままで、ユダヤ人差別という病気を根治できるとは、わたしには信じられない。
ジョージ・オーウェル

よくある修辞や隠喩は使うな。短い語で十分なら長い語は使うな。一語でも削れるなら削れ。外来語や専門語はできるだけ使うな。
ジョージ・オーウェル

愛国主義はその性質上、軍事的にも文化的にも防衛的なものだ。一方、国粋主義は、権力欲と切り離せないものである。
ジョージ・オーウェル

一九三五年から三九年にかけて英国知識人がさかんに戦争を口にした大きな原因は、自分だけは無関係という意識にあった。兵役逃れがきわめてむずかしく、文学者でさえも背嚢の重さを知っているフランスでは、知識人の態度はあまりにも違っていたのである。
ジョージ・オーウェル

運命は、途方もなくつまらない一連の冗談を演じているように見えた。
ジョージ・オーウェル

何事も静止することはないのだ。代々受け継いできたものをふやすか失うか、より大きくなるか小さくなるか、前進するか後退するか、しかない。
ジョージ・オーウェル

過去を支配する者は未来を支配し、現在を支配する者は過去を支配する。
ジョージ・オーウェル

愚かさでさえ、全体主義よりはましである。
ジョージ・オーウェル

結局二つの見方は両立するのだ。制度を変えずにどうして人間性を変えることができる?というのが一つ。もう一つは、人間性を変えずに制度を変えてみて何になる?ということである。どちらをとるかは人によって違うのであり、おそらくこの二つは時代時代で交替をくりかえすものなのだ
ジョージ・オーウェル

言論や著作、行動の自由に対する脅威は、単独では些細なものであることが多いが、その影響は累積的で、チェックをしないと市民の権利に対する全体的な軽視に繋がってしまう。
ジョージ・オーウェル

孤独では、精神は満足に働かない。
ジョージ・オーウェル

左翼の考えの多くは、火が熱いということすら知らない者たちの火遊びのようなものだ。
ジョージ・オーウェル

最も速やかに戦争を終わらせるには、負ければいい。
ジョージ・オーウェル

自分の鼻先にあるものを見るためには、絶えざる奮闘が必要なのだ。
ジョージ・オーウェル

人々の動機を無視してしまえば、その行動を予見するのはずっと難しくなる。
ジョージ・オーウェル

世界は君に何を返したか?いつも君が与えたのより少ないのだ。
ジョージ・オーウェル

誰もが、証拠を調べようと顧みることもなく敵の残虐行為を信じ、自らの側のそれを信じようとはしない。
ジョージ・オーウェル

不正直と臆病とは、つねに報いを受けることを決して忘れるな。
ジョージ・オーウェル

話すことなしに考えるのは、ほとんど不可能だ。言論の自由を取り去れば、創造力は枯渇するのである。
ジョージ・オーウェル

本を書くことは恐ろしく、まるである種の痛みを伴う病気と戦うようなものだ。理解することも抵抗することもできない悪魔に乗り移られていないかぎり、誰もそんなものは引き受けない。
ジョージ・オーウェル

オリジナリティーには起源に戻るという意味がある。オリジナルとはもともとの解決策である。シンプルさに回帰することだ。
アントニ・ガウディ

お互いを補い、修正するリフレクションとアクションを交互に使い分けることが必要で、前進するためにもアクションとリフレクションの二つの脚が同じく必要だ
アントニ・ガウディ

すべての建築にはヒビがある。すべての人間に罪があるように。大切なのはこれを致命傷にしないことだ。
アントニ・ガウディ

芸術におけるすべての回答は偉大なる自然の中にすべて出ています。ただ私たちは、その偉大な教科書を紐解いていくだけなのです。
アントニ・ガウディ

芸術作品というのは誘惑的なものじゃないとならない。また、オリジナルすぎても誘惑の度合いを失ってしまい、それは芸術作品ではなくなってしまう。
アントニ・ガウディ

建築とは光を操ること。彫刻とは光と遊ぶことだ。
アントニ・ガウディ

私たちが 読む努力をしなければならない。素晴らしい本。それこそが自然です。
アントニ・ガウディ

自然が作り上げたものこそが美しい。我々はそこから発見するだけだ。
アントニ・ガウディ

自然界には直線は存在しない。直線は人間に属する。曲線は神に属する。
アントニ・ガウディ

新しい作品のために自然の秩序を求める建築家は、神の創造に寄与する。故に独創とは、創造の起源に還ることである。
アントニ・ガウディ

人間の作るものが神を超えてはならない。だからサグラダファミリアは高さ170mで、(バルセロナにある)ムンジュイックの丘より3m低くなっている
アントニ・ガウディ

人間は決して自由な存在ではない。でも、人間の意欲の中には自由が存在する。
アントニ・ガウディ

世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である。
アントニ・ガウディ

世界では何も発明されてないんだ。発明家の幸運は神が全人類の目の前に置いたものを見たにすぎない。何千年も前からハエは飛んでるけど、人間が飛行機を作ったのはつい最近になってからだ。
アントニ・ガウディ

創造的たろうとして脇道にそれてはならない。通常なされていることを観察し、それをよりよくしようと努力すればそれでよい。
アントニ・ガウディ

美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない。
アントニ・ガウディ

物事を上手くやるために必要なこと。第一に愛、第二に技術。
アントニ・ガウディ

未来の建築は自然のイミテーション(真似)に基づいたものになるだろう。なぜならあらゆる手法の中でそれが最も合理的で、長持ちし、経済的だからだ。
アントニ・ガウディ

役に立たない人なんていないということを覚えておかないといけない。たとえ同じ能力がなくても誰だって役に立つんだ。
アントニ・ガウディ

日本人ほど、お互い楽しく生きていく秘訣を心得ている国民は、ほかにちょっと見当たらない。
小泉八雲

あなたの話、あなたの言葉、あなたの考えでなければいけません。
小泉八雲

外国人の旅行者にとっては、古いものだけが新しいのであって、それだけがその人の心を、ひきつけるのである。
小泉八雲

諸君が困難に会い、どうしてよいか全くわからないときは、いつでも机に向かって何かを書きつけるのがよい。
小泉八雲

ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。誰一人として、今日に生きようとする者がいない。
ジャン=ジャック・ルソー

ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。
ジャン=ジャック・ルソー

いかなる物でも、自然という造物主の手から出るときは善であり、人間の手に渡って悪となる。
ジャン=ジャック・ルソー

すべてを放棄する人にとっては、いかなる補償もありえない。
ジャン=ジャック・ルソー

ものを知らない人はよくしゃべり、よく知っている人はあまりしゃべらない。
ジャン=ジャック・ルソー

わずかな時しか生きられないからというよりも、そのわずかな時のあいだにも、私たちは人生を楽しむ時をほとんど持たないからだ。
ジャン=ジャック・ルソー

わたしは、真理のために受難するということほど偉大で美しいことを知らない。
ジャン=ジャック・ルソー

一緒に泣くことほど、人の心を結びつけるものはない。
ジャン=ジャック・ルソー

下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない。
ジャン=ジャック・ルソー

果実は万人のものであり、土地はだれのものでもないことを忘れるなら、君たちの身の破滅だぞ!
ジャン=ジャック・ルソー

過ちを犯すことは恥ずべきことではない。むしろその過ちがわかった後も、その過ちを改めようとしないで、繰り返すのは恥ずかしいことだ。
ジャン=ジャック・ルソー

我々は自由を得るかも知れない、しかし一度それが失われると取り戻す事はできぬ。
ジャン=ジャック・ルソー

我々は生まれると競技場に入り、死ぬとそこを去る。その競技用の車をいっそううまく操るすべを学んだとて何になろう。いまとなっては、ただどんなふうに退場したらよいかを考えればよいのだ。老人にもまだ勉強することがあるとすれば、ただひとつ、死ぬことを学ぶべきだ。
ジャン=ジャック・ルソー

我々自身を欺くのは常に我々である。
ジャン=ジャック・ルソー

悔恨の情は、得意の折には熟睡し、失意のときには目を覚ますものである。
ジャン=ジャック・ルソー

学問とはわずかな時の間に、数百千年の人類の経験を受け取ることである。
ジャン=ジャック・ルソー

感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
ジャン=ジャック・ルソー

慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく。
ジャン=ジャック・ルソー

教育とは、機械を造る事ではなく、人間を創る事である。
ジャン=ジャック・ルソー

教育とは自然の性、すなわち天性に従うことでなければならない。
ジャン=ジャック・ルソー

謙遜は人間には当たり前だが、子どもには当たり前でない。謙遜は悪を知ってからでなければ身につかない。
ジャン=ジャック・ルソー

幸福とは、良い資産、良い料理人、良い消化。
ジャン=ジャック・ルソー

幸福はその人の受ける苦しみの最小量によって測られなければならない。
ジャン=ジャック・ルソー

国家あるいは社会のためを目標とし、国民や公民になす教育は、人の本性を傷つけるものである。
ジャン=ジャック・ルソー

魂にとっての良心とは、身体にとっての本能に等しい。
ジャン=ジャック・ルソー

最も教育された者とは、人生のよいことにも悪いことにも最もよく耐えられる者である。
ジャン=ジャック・ルソー

最も長生きした人間とは、最も年を経た人間のことではない。最も人生を楽しんだ人間のことである。
ジャン=ジャック・ルソー

子供を不幸にするいちばん確実な方法は、いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることである。
ジャン=ジャック・ルソー

私達はいわば二回この世に生まれる。一回目は存在するために、二回目は生きるために。
ジャン=ジャック・ルソー

持っている金は、自由への手段であり、求めている金とは、隷属への手段である。
ジャン=ジャック・ルソー

自然に還れ。自然は決して我々を欺かない。自然は絶えず子供を鍛える。自然を見よ。
ジャン=ジャック・ルソー

自分が知っていると信じることによって迷うのだ。
ジャン=ジャック・ルソー

自分こそが主人だと思っている人も、実は奴隷であることに変わりはない。
ジャン=ジャック・ルソー

自由なる人々よ、この言葉を忘れるな。
ジャン=ジャック・ルソー

自由を放棄することは、人間としての資格を放棄することである。
ジャン=ジャック・ルソー

社会の秩序は自然から生じたものではない。社会の秩序は慣習の上に基礎付けられている。
ジャン=ジャック・ルソー

十歳では菓子に、二十歳では恋人に、三十歳では快楽に、四十歳では野心に、五十歳では貪欲に動かされる。
ジャン=ジャック・ルソー

女は観察し、男は判断する。
ジャン=ジャック・ルソー

女性が男性を自由にするということは、それ自体は害悪ではない。
ジャン=ジャック・ルソー

真の潔白とは一切を恥じぬ事である。
ジャン=ジャック・ルソー

人がその愛する者を正確にあるがままに見るならば、もはや地上に恋は無くなるだろう。
ジャン=ジャック・ルソー

人は、実際の恋愛対象よりも、自分で心に描き出した相手の像の方を一層愛する。
ジャン=ジャック・ルソー

人は手に入れているものよりも期待するものを喜ぶ。
ジャン=ジャック・ルソー

人は常に幸福を求めるが、常に幸福に気づかない。
ジャン=ジャック・ルソー

人間が生きている間、決して消え失せることのない唯一の情欲は自愛である。
ジャン=ジャック・ルソー

人間をつくるのが理性であるとすれば、人間を導くのは感情である。
ジャン=ジャック・ルソー

人間的自然の根本は、自分自らを愛することである。
ジャン=ジャック・ルソー

人生の最初の四分の一はその使い道もわからないうちに過ぎ去り、最後の四分の一はまたその楽しさを味わえなくなってから過ぎて行く。
ジャン=ジャック・ルソー

人民の自由は、国家の強さに比例する。
ジャン=ジャック・ルソー

世界で一番有能な教師よりも、分別のある平凡な父親によってこそ、子供は立派に教育される。
ジャン=ジャック・ルソー

政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
ジャン=ジャック・ルソー

政治体というのは、人間の体と同じように、生まれたときから、死に始める。つまりそれ自体が、破滅の原因をもっている。
ジャン=ジャック・ルソー

生きるとは呼吸することではない。
ジャン=ジャック・ルソー

節制と労働こそが、人間にとって最良の医者である。労働は食欲を活発にし、節制が過剰に食におぼれるのを防いでくれる。
ジャン=ジャック・ルソー

戦いなしには美徳はありえない。
ジャン=ジャック・ルソー

洗練された眼差しは、細やかで鋭敏な感性に他ならない。
ジャン=ジャック・ルソー

他人の好みにかなう妻より、自分の好みにかなう妻を求めよ。
ジャン=ジャック・ルソー

他人の不幸に同情するのは、自分に無関係だと思えない時だけである。
ジャン=ジャック・ルソー

他人を愛せよ。そうすれば彼らもまた、あなたがたを愛するだろう。彼らの役にたて、そうすれば彼らもあなたがたの役にたつであろう。
ジャン=ジャック・ルソー

男は知っていることをしゃべり、女は人に喜ばれることをしゃべる。
ジャン=ジャック・ルソー

肉体があまり安楽すると、精神が腐敗してくる。
ジャン=ジャック・ルソー

理性は独りで歩いてくる、偏見は群れで走ってくる。
ジャン=ジャック・ルソー

良いラブレターを書くには、まず何を言おうとしているのか考えずに書き始めること。そして、何を書いたのかを知ろうとせずに書き終わらなければならない。
ジャン=ジャック・ルソー

貧乏に苦しみながら、今になんとかしてやると希望を持って生きていくところに、また言うに言われぬ面白みがあるもんですよ。
古今亭志ん生

上の者にかわいがられて引き上げてもらったって、それは自分の力じゃない。八方敵だらけになって爪弾きにされてもいい、自分の力で上がってゆこうと思った。
古今亭志ん生

本当に芸に一身をぶち込んでやれば、 眼のある人はきっと見てくれます。
古今亭志ん生

噺家(はなしか)になれ!!扇子一本でどこだってメシが食えらあ!
古今亭志ん生

他人の芸を見て、あいつは下手だなと思ったら、そいつは自分と同じくらい。同じくらいだなと思ったら、かなり上。うまいなあと感じたら、とてつもなく先へ行っている。
古今亭志ん生

貧乏はするもんじゃありません。味わうものですな。
古今亭志ん生

酒がいちばんいいね。酒というのは人の顔色をみない。貧乏人も金持ちも同じように酔わしてくれるんだ。あいつは酔わせないよ、なんて言わねえとこがいい。
古今亭志ん生

ものごとっていうのは、嬉しい事が起きる前には必ず心配事や悲しいことが起こるもんなんですよ。
古今亭志ん生

「出世をしようの、いい真打ちになろうのという考えは無い。ただこれが好きなんで、はなしを覚えた」
古今亭志ん生

寄席は学校じゃねぇんだ。間違えたって、直したりしちゃいけねぇ。そのまま通しちまうんだ。
古今亭志ん生

芸人てえのはな、売れてるときはわがままでいいんだ。売れなくなったら、いくら八方美人をしていても捨てられる。
古今亭志ん生

腹の虫てぇ奴はえらいもんで、食べ物だけじゃなく、何でもちゃんと知ってやがる。
古今亭志ん生

あたしはちょうど、うちにおったなめくじみたいに、切られようが突かれようがケロンとして、ものに動ぜず、人に頼らず、ヌラリクラリと、この世の中の荒海をくぐり抜けて、やっとこさ今日まで生きてきたんですよ。
古今亭志ん生

世の中に女ほどしょうのないものはありません。やさしく言えば図にのぼせる、小言を言えばふくれる、叩けば泣く、殺せば化けて出る。
古今亭志ん生

恋愛そのものが、人生の苦行の一つである。『夫婦百景』
獅子文六

一流の人物というのは、ユーモアのセンスを必ず持つ
獅子文六

「失礼ですが、その恋はあなたがたを幸福にしてくれているのでしょうか?みじめにしているのでしょうか?それともその両方でしょうか?」あら、恋は私たちを幸福にするためにあるのではありませんわ。恋というものは、私たちが苦悩と忍耐の中でどれほど強くありうるか、ということを自分に教えてくれるためにあるものではないでしょうか
ヘルマン・ヘッセ

あなたの愛しい指を手にとって持て遊びながら、私の指の中にたたもうとする
ヘルマン・ヘッセ

あなたの苦しみを愛しなさい。それに抵抗しないこと、それから逃げないこと。苦しいのは、あなたが逃げているからです。それだけです。
ヘルマン・ヘッセ

あなたは深いところで、とてもよく知っています。たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。それは「愛すること」だということを。
ヘルマン・ヘッセ

おいで、いとしいものよ、私はここにいる。私を抱いておくれ、私はおまえのものだ
ヘルマン・ヘッセ

おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくは、すべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ
ヘルマン・ヘッセ

おまえの愛人の名をとなえて、憎しみと不正とを静かに告白せよ
ヘルマン・ヘッセ

おまえの尋ねた光はおまえ自身の中に宿っているのだから
ヘルマン・ヘッセ

この世界は私をあんなにも度々欺いたが、私はやっぱり世界をいつもいつも愛している
ヘルマン・ヘッセ

さあ、ともどもに楽しく歌おう。やがて私たちは塵になるのだ
ヘルマン・ヘッセ

しがみつくことで強くなれると考える者もいる。しかし時には手放すことで強くなれるのだ。
ヘルマン・ヘッセ

そなたは太陽、私は雪、そなたは昼、私は夢
ヘルマン・ヘッセ

たえず続く夢というものはありません。どんな夢でも新しい夢に代わられます。どんな夢でも固執しようとしてはなりません。
ヘルマン・ヘッセ

だが、清らなあなたは私の情熱に気づかず、私にかまわず、楽しげに花咲き、高々と星のようにさすらう
ヘルマン・ヘッセ

だから、どんな辛いことでも、一人でするということに勝る
ヘルマン・ヘッセ

たくさんの女の人を私は知った。たくさんの人を苦しみながら愛した
ヘルマン・ヘッセ

ただ一つの本当の事を行い、高い義務に従う
ヘルマン・ヘッセ

どんな精神的で教養ある人間でも、ひどく単純素朴でインチキな公式の眼鏡をいつもかけて、世界や自分自身をみる。―特に自分自身をみている
ヘルマン・ヘッセ

なんという日々の切なさ!どんな火によっても私は温まらない
ヘルマン・ヘッセ

はかなさがなければ、美しいものはない。美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。
ヘルマン・ヘッセ

もう一度、優美の魔力に、青春のやさしい魅力にあいさつする
ヘルマン・ヘッセ

もう考えることも、泣くことも、笑うこともできない。ただ眠りたい。百年も千年も眠りたい
ヘルマン・ヘッセ

もしあなたが人を憎むなら、あなたは、あなた自身の一部でもある彼の中の何かを憎んでいるのだ。我々自身の一部でないようなものは、我々の心をかき乱さない。
ヘルマン・ヘッセ

もし僕が愛とは何かということを知っているとすれば、それは君のおかげだ。
ヘルマン・ヘッセ

ものごとは口に出した瞬間、少し違ったものになる。
ヘルマン・ヘッセ

愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。
ヘルマン・ヘッセ

愛は哀願して得ることも、金で買うことも、贈り物としてもらうことも、路上で拾うこともできます。けれど、奪い取ることだけはできないのです。
ヘルマン・ヘッセ

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。
ヘルマン・ヘッセ

暗さを知らないものは、賢くはないのだ
ヘルマン・ヘッセ

意図や現実はものごとの背後に隠されてはいなかった。それは内にあった。すべてのもののなかに。
ヘルマン・ヘッセ

運命は、甘いものにせよ苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう
ヘルマン・ヘッセ

運命はどこかよそからやってくるものではなく、自分の心の中で成長するものである。
ヘルマン・ヘッセ

永遠とはほんの一瞬であるが、ジョークには十分な長さだ。
ヘルマン・ヘッセ

過ちも失敗も多かった。だが…後悔する余地はない
ヘルマン・ヘッセ

我々は人間についてあまりにも知らない。絶望的に知らなすぎる。学校では何百というばかばかしい戦闘の年号やこっけいな国王たちの名前を覚え、新聞では税金やらバルカン半島やらについての論説を毎日読んでいながら、人間のことは、何も知らない
ヘルマン・ヘッセ

学問とは相違を発見することに没頭することにほかならない。学問とは識別の術である。
ヘルマン・ヘッセ

救いの道は右にも左にも通じていない。それは自分自身の心に通じる道である。そこにのみ神があり、そこにのみ平和がある
ヘルマン・ヘッセ

教養と知識は別物だ。危険だと思われるのは、勉強していくにつれて陥るあの呪われた知識というやつである。どんなものもみな、頭を通らなくては気がすまなくなる。
ヘルマン・ヘッセ

狂人に対処する最良の方法は、良識のあるふりをすることだ。
ヘルマン・ヘッセ

苦難はそれを恐れているとつらいものだ。そして、それに不満ばかり言っていると苦しくなる。そこから逃げようとすると、追いかけてくる。逃げてはいけない。文句を言ってはいけない。恐れてもいけない。それを愛しなさい。苦難の本質を味わいなさい。全力で取り組みなさい。嫌がってはいけません。苦しいのは逃げているからです。それ以外ではありません
ヘルマン・ヘッセ

君がどんなに遠い夢を見ても、君自身が可能性を信じる限り、それは手の届くところにある。
ヘルマン・ヘッセ

君の中には、君に必要なすべてがある。「太陽」もある。「星」もある。「月」もある。君の求める光は、君自身の内にあるのだ。
ヘルマン・ヘッセ

君自身であれ!そうすれば世界は豊かで美しい!
ヘルマン・ヘッセ

言葉や文書や書物がなければ、そこに歴史はなく、人間性という概念もない。
ヘルマン・ヘッセ

孤独とは自立だ。
ヘルマン・ヘッセ

幸福とか、行いとかが、いつかしらあったのかと疑う
ヘルマン・ヘッセ

幸福とは「何か」ではなく、「どうするか」である。手腕であって、物質ではないのだ。
ヘルマン・ヘッセ

幸福を追い求めている限り、君はいつまで経っても幸福にはなれない。たとえ最愛のものを手に入れたとしても。
ヘルマン・ヘッセ

魂にとっては、「無常」も「永遠」も等しく貴くもあり、詰らなくもある
ヘルマン・ヘッセ

魂は、曲りくねった小道を行く。魂の言葉を読むことを学びたまえ
ヘルマン・ヘッセ

殺すのは何も現在あるものばかりとは限らず、未来のものを殺すこともありうる。
ヘルマン・ヘッセ

子どもたちは歌い、花は草の中で笑う
ヘルマン・ヘッセ

私が人生を諦めて、自分一個の幸不幸などはどうでもよいと悟って以来、少なくとも人生は、私にやさしくしてくれるようになった。
ヘルマン・ヘッセ

私たちがあらゆる行動を超越して光に満たされたものとして平和のうちに歩くまで
ヘルマン・ヘッセ

私の恋物語は今日こよいと、あなたとです
ヘルマン・ヘッセ

私はあなた方の世界から追われ、誇りに育てられ、誇りにあざむかれた。私は、国のない王さまだ
ヘルマン・ヘッセ

詩は音楽にならなかった言葉であり、音楽は言葉にならなかった詩である。
ヘルマン・ヘッセ

自ら考えたり責任を取れない人間は、指導者を必要とし、それを強く要求するものだ。
ヘルマン・ヘッセ

自分が月や星と一緒に旅するのを感じる、どこへ行くかは、かまったことではない
ヘルマン・ヘッセ

自分の道を進む人は、誰でも英雄です。
ヘルマン・ヘッセ

自分自身に達するということ。これが職人が目指すただひとつの頂点なんだ
ヘルマン・ヘッセ

手よ、全ての仕事をやめよ、額よ、全ての考えを忘れよ、私の五官は皆、微睡の中に沈もうとする
ヘルマン・ヘッセ

書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。
ヘルマン・ヘッセ

食べるものがないときにできる最も知的なことは断食だ。
ヘルマン・ヘッセ

信仰と懐疑とは互いに相応ずる。それは互いに補(おぎな)い合う。懐疑のないところに真の信仰はない
ヘルマン・ヘッセ

心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。
ヘルマン・ヘッセ

真剣に考えるべきことを学んだら、残りは笑い飛ばせばいい。
ヘルマン・ヘッセ

真実は体験するもので、教わるものではない。
ヘルマン・ヘッセ

真理は、その正反対も同じく真理である。言いかえれば、常に真理は、それが一面的である場合にのみ口に言われ言葉の衣装に包まれることが出来る
ヘルマン・ヘッセ

神が我々に絶望を送るのは、我々を殺すためではなく、我々の中に新しい生命を呼び覚ますためである。
ヘルマン・ヘッセ

人間はそれぞれ自分の魂を持っている。それをほかの魂とまぜることはできない。
ヘルマン・ヘッセ

人間は自分をあまりに重要視しすぎるのです。我々人間は、鳥やアリの生より決して困難なものではなく、むしろもっと楽で素敵なものです。
ヘルマン・ヘッセ

人生が生きるに値するということこそ、すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。
ヘルマン・ヘッセ

人生とは孤独であることだ。誰も他の人を知らない。みんなひとりぼっちだ。自分ひとりで歩かねばならない。
ヘルマン・ヘッセ

人生に対抗する最善の武器は、勇気とわがままと忍耐です。勇気は強くし、わがままは冗談を言わせ、忍耐は落ちつきを与えます
ヘルマン・ヘッセ

人生の義務はただひとつしかない。それは幸福になることだ。
ヘルマン・ヘッセ

人生は一頭の馬である。軽快なたくましい馬である。人間はそれを騎手のように大胆に、しかも慎重に取り扱わなければならない。
ヘルマン・ヘッセ

人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。
ヘルマン・ヘッセ

世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。
ヘルマン・ヘッセ

静かな晩になったら、私は目指すところに着き、昼のように燃え尽きよう、おまえの胸で。愛しい者よ
ヘルマン・ヘッセ

静かに苦痛もなく聖なる光が痙攣して消えるのだ
ヘルマン・ヘッセ

先生やパパやどこやらの神様に気に入られるだろうかなどいうことは、問題にしないことだ。そういうことを気にしたら、我が身の破滅を招くだけのことである
ヘルマン・ヘッセ

戦争ならアリでもする。国家ならミツバチでも持っている。財産ならネズミでも集める。君の魂が求めるのは、別の道だ。そして、君の魂が損なわれるとき、君が魂を犠牲にして成功を得るとき、君にはいかなる幸福も花咲かない。というのは「幸福」を感じることができるのは、胃袋でもなく、頭脳でもなく、財布でもなく、魂だけであるからだ
ヘルマン・ヘッセ

他の人たちは目的、目標を持っている。私は生きているだけで、もう満足だ
ヘルマン・ヘッセ

大部分の人たちが行く道は楽だが、僕たちの道は苦しい。――でも、行こうじゃないか
ヘルマン・ヘッセ

地上には多くの道がある。けれど、最後の一歩は自分一人で歩かねばならない。
ヘルマン・ヘッセ

鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。 卵は世界だ。生まれようと欲するものは、 一つの世界を破壊しなければならない
ヘルマン・ヘッセ

天才は常に孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。
ヘルマン・ヘッセ

天才は万人から人類の花と認められながら、いたるところに苦難と混乱を惹起する。天才はつねに孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。天才が遺伝することはありえない
ヘルマン・ヘッセ

日の輝きと暴風雨とは、同じ空の違った表情にすぎない。運命は甘いものにせよ、苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう。
ヘルマン・ヘッセ

悩みも死も私たちの魂を脅かしはしない、私たちは一層深く愛することを知ったから
ヘルマン・ヘッセ

彼は恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。しかし大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。
ヘルマン・ヘッセ

不安に打ち勝った者は、もはやこの世に生きるのではなく、神の中に、永遠の中に生きているのだ
ヘルマン・ヘッセ

忘れてはいけない。偉大な人間になって、なにか立派なことを創造しようと思ったら、多くのことを断念することができなくてはならないということを。
ヘルマン・ヘッセ

僕たちは喋りすぎる。賢そうな議論をいくらしたって何の値打ちもない。まったく無価値だ。自分自身から離れるばかりだ。自分自身から離れるのは、罪だ。僕たちは、亀のように自分自身の中にすっぽりもぐりこむことができなくてはならない
ヘルマン・ヘッセ

僕は、僕の内部から一人でに出てこようとするものだけを、生きてみようとしたに過ぎない。それがなぜ、あれほど難しかったのだろうか
ヘルマン・ヘッセ

名声などというものに、一体何の価値があるだろうか。本当に内容も価値もある人間たちが、みな有名になって後世に知られているとでも、あなたは思っているのだろうか
ヘルマン・ヘッセ

木は神聖なものである。木と話す、木に耳を傾けることを知るものは真理を知る。木は教義も処方も説かない。木は個々のことにとらわれず、生の根源法則を説く。
ヘルマン・ヘッセ

夜よ、ようこそ!星よ、ようこそ!私は眠りにこがれる。私はもう起きていられない
ヘルマン・ヘッセ

勇気と品性のある人々はそのほかの人々にとってつねに薄気味悪く思われる。
ヘルマン・ヘッセ

理解されないなんて、いつまで繰り返していても同じことですよ。だれそれが自分をあまりよく理解してくれないだの、あまり正当に評価してくれないだの、いつもそんな事ばかり考えていてはいけません!あなたの方からまず相手の人たちを理解し、喜ばせ、正当に評価するように試みなくてはなりません!――いいですか、自分にこう言って聞かせるんです。どっちみち人生は自分には楽しくないんだ、だとすれば、どうしてこのやりかたでやってみてはいけないのか、ってね。あなたは自分の人生に対する愛着をなくしてしまった。それなら自分の人生なんか後生大事にしておかないで、すすんで重荷を背負いこみ、ちっぽけな安楽などあきらめておしまいなさい
ヘルマン・ヘッセ

恋とは私たちを幸せにするためにあるのではありません。恋は私達が苦悩と忍従の中で、どれほど強くありえるか、ということを自分に示すためにあるものです。
ヘルマン・ヘッセ

恋もまた死ぬということを、しみじみと知った日から
ヘルマン・ヘッセ

恋を語る風はあなたの忘れ得ぬ笑い声をしている
ヘルマン・ヘッセ

あなたと世の中との戦いなら、世の中のほうに賭けなさい。
フランツ・カフカ

あなたの口のなかに食べ物がある限り、すべての問題はとりあえず解決されたのです。
フランツ・カフカ

あるのは目標だけだ。道はない。われわれが道と呼んでいるのは、ためらいに他ならない。
フランツ・カフカ

ある地点からは、もはや立ち帰ることはできない。その地点まで到達しなければならぬ。
フランツ・カフカ

ただ詩のみが、常に真理へと到る道だ。
フランツ・カフカ

なぜ、人間は血のつまった、ただの袋ではないのだろうか。
フランツ・カフカ

わたしは自由です。だから道に迷ったのです。
フランツ・カフカ

悪の最も効果的な誘惑手段の一つは、闘争への誘いだ。
フランツ・カフカ

悪は善のことを知っている。しかし善は悪のことを知らない。
フランツ・カフカ

恐れをもつことは不幸だ。それゆえに、勇気をもつことが幸せなのではなく、恐れをもたないことが幸せなのだ。ただ詩のみが、常に真理へと到る道だ。悪の最も効果的な誘惑手段の一つは闘争への誘いだ。
フランツ・カフカ

愚かさによってのみ、彼らは自分に自信を与えることができるのだ。
フランツ・カフカ

結婚はしてもしなくても、後悔するものである。
フランツ・カフカ

死ぬものは皆、生きている間に目的を持ち、だからこそあくせくして命をすり減らす。信頼が失われたならば、何を語っても意味がない。人間のあらゆる過ちは、すべて焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄をもっともらしく仕立ててみせる。
フランツ・カフカ

自分を傷つけたり、刺したりするような本だけを、読むべきだと思う。
フランツ・カフカ

執筆しない物書きは、狂気を求める怪物です。
フランツ・カフカ

書物は、我々のうちなる凍った海のための、斧なのだ。
フランツ・カフカ

信頼が失われたならば、何を語っても意味がない。
フランツ・カフカ

寝て、起き、寝て、起き。みじめな人生。
フランツ・カフカ

真の道は一本の綱の上に通じている。その綱は空中に張られているのではなく、地面のすぐ上に張ってある。渡って歩くためよりは、つまずかせるためのものであるらしい。
フランツ・カフカ

真実のない生というものはありえない。真実とは多分、生そのものであろう。
フランツ・カフカ

神はクルミを与えてくださる。でも、それを割ってはくださらぬ。
フランツ・カフカ

人が通ったところに、道は出来る。
フランツ・カフカ

人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。すなわち短気と怠惰。
フランツ・カフカ

人間のあらゆる過ちは、すべて焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄を、もっともらしく仕立ててみせる。
フランツ・カフカ

人間を吟味せよ。疑う者には疑わせ、信じる者には信じさせよ。
フランツ・カフカ

人生の意味とは、それが終わるということです。
フランツ・カフカ

生の瓦礫のうちからのみ自由が目覚め、かかる瓦礫のうちにのみ人間は生きることができる。人が通ったところに、道は出来る。
フランツ・カフカ

精神の世界以外には、何も存在しないという事実、これがわれわれから希望を奪い取って、われわれに確信を与える。
フランツ・カフカ

精神は支えであることをやめるときに、はじめて自由となる。
フランツ・カフカ

青春が幸福なのは、美しいものを見る能力を備えているためです。美しいものを見る能力を保っていれば、人は決して老いぬものです。
フランツ・カフカ

多くの書物には、自分自身の城内の未知の広間を開く、鍵のような働きがある。
フランツ・カフカ

誰もが真実を見ることはできない。しかし真実であることはできる。
フランツ・カフカ

探し求める者は、見つけることができないが、探し求めない者は、見出される。
フランツ・カフカ

知性のはじまりの最初の兆候は、死にたいと願うことだ。
フランツ・カフカ

鳥籠が鳥を探しに出かけていった。
フランツ・カフカ

天空は動いても、次なる未来を教えはしない。結婚はしてもしなくても後悔するものである。歴史はたいてい役所仕事によって創作されるのです。なぜ、人間は血のつまったただの袋ではないのだろうか。人間を吟味せよ。疑う者には疑わせ、信じる者には信じさせよ。
フランツ・カフカ

本は麻薬です。
フランツ・カフカ

無難なことからではなく、正しいことから始めよ。
フランツ・カフカ

歴史はたいてい役所仕事によって創作されるのです。
フランツ・カフカ

(死んだら地獄と極楽のとちらに行きたいか?)どっちでもいいさ。そのどちらにも会いたい友人がいるのでね。
ジャン・コクトー

あなたには安らぎがある。贅沢さはない。お金が一端を握っているなんて言わないでくれ。私が提案している贅沢には、金はまったく関係ない。
ジャン・コクトー

いかなる革命も、3日目から堕落が始まる。
ジャン・コクトー

スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ。
ジャン・コクトー

とどのつまり歴史とは何か?歴史とは伝説と化した事実であり、伝説とは歴史と化したウソである。
ジャン・コクトー

パリでは誰もが役者になりたがり、見物人に満足するものはいない。
ジャン・コクトー

もし私が犬よりも猫が好きだというのなら、それは警察猫というものがいないからである。
ジャン・コクトー

ユーモアを失わないように戦うのだ。ユーモアの欠如は愚の骨頂だ。
ジャン・コクトー

ゆっくり急げ。美よりも速く走れ。
ジャン・コクトー

愛することは、愛されること。
ジャン・コクトー

悪魔は悪しか行なうことができないゆえに純粋である。
ジャン・コクトー

運を信じるしかない。そうでなければ、気にくわない人たちの成功をどう説明すればいいのだ。
ジャン・コクトー

運命は人がその糸をもつれさせるのを好まない。
ジャン・コクトー

鉛筆や紙と同等の費用で映画が創れたときにのみ、映画は芸術作品となるだろう。
ジャン・コクトー

家族同様に暮らしていくうちに、猫はしだいに家庭の中心的存在になってくる。この愛らしくも不思議な動物は生き生きとした静けさをかもしだし、王のような気品を漂わせながら悠然とわれわれのあいだを歩きまわり、自分にとっておもしろそうなもの、楽しそうなものを見つけたときのみ足をとめる。
ジャン・コクトー

我々は自分の内に天使をかくまっている。我々はこの天使の保護者でなくてはならない。
ジャン・コクトー

芸術に従って芸術を作ってはならぬ。
ジャン・コクトー

芸術は、意識と無意識の融合である。
ジャン・コクトー

芸術は醜いものを生み出すが、しばしばそれは時とともに美しくなる。一方、流行は美しいものを生み出すが、それは常に時とともに醜くなる。
ジャン・コクトー

芸術家は自分の芸術について語ることはできない。植物が園芸を語れないように。
ジャン・コクトー

芸術作品が時代に先駆けてあらわれるとき、時代は芸術作品の後ろでもたもたしている。
ジャン・コクトー

私が猫好きなのは、家で過ごす方が好きだからだ。そして次第に、猫が家の一部に思えてくる。
ジャン・コクトー

私の耳は貝から 海の響きを懐かしむ。
ジャン・コクトー

私の誕生の日から、死がその歩みを始めている。急ぐこともなく、死は私に向かって歩いている。
ジャン・コクトー

私は今、生きようと努めている。というよりも、どのように生きるかを、私の中の死に教えようとしている。
ジャン・コクトー

詩はなくてはならないものだ。ただそれが何のためにあるのかを知ってさえいればなあ。
ジャン・コクトー

詩人にとって最大の悲劇は、誤解によって賞嘆されることだ。
ジャン・コクトー

詩人はつねに真実を語る嘘つきである。
ジャン・コクトー

詩人は賞賛など求めてはいない。信じてもらいたいだけだ。
ジャン・コクトー

詩人は未来を回想する。
ジャン・コクトー

若いとき旅をしなければ、老いてからの物語がない。
ジャン・コクトー

手には、物を掴む手と放す手がある。
ジャン・コクトー

神童。それは多くの場合、非常に想像力の豊かな親を持った子供のことである。
ジャン・コクトー

神童などという言葉は、家族のつくったものだ。
ジャン・コクトー

人は生涯、同一水準の作品しか書けない。
ジャン・コクトー

人間は、毎日生まれ変わる。
ジャン・コクトー

人生は、水平方向に落ちていくことである。
ジャン・コクトー

生き方の基準は、正しいか正しくないかではなく、美しいか否かである。
ジャン・コクトー

青年は決して安全な株を買ってはならない。
ジャン・コクトー

先に見出し、後に捜し求めよ。
ジャン・コクトー

大胆のコツは、度が過ぎない程度にどこまで遠くへ行けるかを知ることである。
ジャン・コクトー

著者の死後、彼の日記を読むことは、彼からの長い手紙を受け取るようなものだ。
ジャン・コクトー

沈黙は絶叫よりも恐ろしい。
ジャン・コクトー

批評家は常に比較する。比較できないもの、つまり「類まれなもの」はそこからすり抜ける。
ジャン・コクトー

美はざっと見てもわからない。
ジャン・コクトー

富は一つの才能であり、貧しさも同様に一つの才能である。金持ちになった貧乏人は、贅沢な貧しさをひけらかすであろう。
ジャン・コクトー

侮辱に悪影響を受けるのは、侮辱に感染しているのだ。
ジャン・コクトー

文学の偉大なる傑作とは、使えない辞書のようなものである。
ジャン・コクトー

本物の涙は、悲しい一ページからではなく、見事に置かれた言葉の奇跡から引き出される。
ジャン・コクトー

未来は誰のものでもない。先駆者というものはおらず、時間に遅れた者しかいないのだ。
ジャン・コクトー

天から降ってくるのを待つのではなく、自分の力で作り上げることを喜び幸せとしなさい。
円谷英二

他人から『できますか?』と聞かれたら、とりあえず『できます』と答えちゃうんだよ。その後で頭が痛くなるくらい考え抜けば、大抵のことはできてしまうものなんだ。
円谷英二

ないものは作ればいい。金に困ったら発明すればいい。
円谷英二

仕事に生かせるものはないかっていつも考えているんだ。
円谷英二

子供たちに夢は与えても、刺激は与えてはいかん!
円谷英二

特撮っていうのは、貧乏の中から生まれたんだ。
円谷英二

火と水はミニチュアにできない。
円谷英二

このゴジラを人形アニメでやれば7年かかる。しかし、お前が演ってくれれば3月で出来るんだ。
円谷英二

日本人は真似が上手だが発明力はないと云う。しかしそんな馬鹿なことはない。真似する力があるものなら、発明する力もなければならぬ。
円谷英二

みんな上ばっかり見てるから、逆さまにしよう。
円谷英二

あなたの人生をシンプルにすると、宇宙の法則がよりシンプルになります。孤独は孤独ではなくなり、貧乏は貧乏ではなくなります。そして弱さが弱さではなくなるのです
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

お世辞を言うのはたやすいが、真に賛美するのは難しい
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

この世界は、我々の想像力を描くためのキャンバスにすぎない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

すべての不幸は、幸福への踏み石に過ぎない。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

どれだけ歳を重ねても熱意を失わない人々。私は彼らを老人とは呼ばない。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

なんのためにせっせと働くかが問題だ。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

パンを得んがために純粋無垢を失うよりも、餓死に甘んじるほうが人間にとってましである
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

ひたすら生き仕事をする。周りに気を配るのはそれからだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

わずかなものしか持たずに生きられる人ほど豊かである
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

わたしの唯一の義務。それは、常に、私が正しいと思うことを行うことである
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

われわれは聞いてもらうよりも、話すことのほうに熱心である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

愛よりも、お金よりも、名声よりも、私は真実が欲しい
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

悪の葉っぱに斧を向ける者は千人いても、根っこに斧を向ける者は一人しかいない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

音楽は音の結晶である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

何より大事なことだが、われわれは現在にしか生きられないのだ。過去を顧み、人生の一瞬たりとも無為に過ごしたことはなかったと言い切れる者は、最も幸福な人間である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

何人の男たちが本を読むことによって彼らの人生の中で新しい時代を築いたことだろう
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

我々の心の中には、まだ誰も発見したことのない大陸があり、海がある。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

我々はみな純粋無垢に生まれ、助言により汚染される
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

楽しみに金のかからない人が最も裕福である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

恐怖ほど、恐れられるものはない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

胸に思い描いたままの人生を生きよ。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

勤勉だけが取り柄なら蟻と変わるところがない。なんのためにせっせと働くかが問題だ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

金のために働く人間を雇うな。その仕事を愛するがゆえに働く人間を雇え
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

結局、人は狙ったものしか射止めることができない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

魂が必要としているものを購入するのに、金銭など必要ないのである。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

些細なことばかり考えていると人生を浪費してしまう。もっとシンプルでいいのです。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

細部を気にしていると、人生は浪費されてゆく。単純にしたまえ、単純に
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

思考は、あなたがそうありたいと望む人格を作り出す彫刻家である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

支配することが最も少ない政府が、最良の政府である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

私の生涯において、郵便料金に値する手紙は一つか二つだった
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

私はかつて、孤独ほど仲のよい仲間を見出したことがない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

私は人生をあるがままに楽しむ。たとえ救貧院に住んでいても、楽しい、胸が踊る、輝かしい人生が送れるはずだ。夕日は富豪の大邸宅からも救貧院の窓からも、輝かしく照り返す
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

自分の仕事に、自分の言葉に、そして友人に正直であれ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

自分の足で立っている者は、決して孤立していない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

自分の知識をひけらかしてばかりいたら、成長にとって必要な自らの無知を自覚することなど、どうしてできるだろうか
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

自分の夢に向かって確信を抱いて前進し、思い描いた人生を生きるように努力するならば、普通では考えられないような成功を手にする。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

自分自身に満足していない人間に、いったい何ができるっていうんだい?
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

書物は、それが書かれたときとおなじように思慮深く、また注意深く読まれなくてはならない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

書物は世界の大切な富であり、国家にとっても、人類にとっても、世代を経て継承するに値するものである
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

信ずるところに従って生きなさい。そうすれば世界を変えることができます
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

振り返らずに後ろを見るのと同じくらい、自分自身を見つめることは困難だ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。読むことで、行動せずにいられなくなるのだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

真の友情は、本当の事を教えられるという事である。友情は、盲目と無知の中には存在しないのだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

神さま、死の間際になって、やっと気づきました。あなたはそもそも生きたことがおありではなかったのですね。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人の運命を決定するものは、その人が自分自身をいかに理解しているかということである。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人の人生で最大の悲劇は、生きてはいても、彼の内部で何かが死んでいることだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人は死の間際になってはじめて本気で生きてこなかったことに気づく。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人は自分自身の幸せの考案者である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人は成功するために生まれる。失敗するためではない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人間の精神世界には、自ら探検していない、幾つもの大陸があり、海がある
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人間は、真冬の中にあっても、わずかな夏を心に持ち続けなければならない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人間は自ら作りだした道具の道具になってしまった
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人生の大半は生活のために金を得るためであると思い込むのは、救いようのない馬鹿者である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人生は、自分を見つけるためにあるのではなく、自分を創造するためにある。だから、思い描く通りの人生を生きなさい
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人生は、地球上で過ごした年数で測られるのではない。どれだけ楽しんだかで測られるのだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

生活のレベルが少し下がっても、心の豊かさがもう一段だけ向上すれば、失うものは何もない。魂が必要としているものを購入するのに、金銭など必要ないのである
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

善は決して失敗することのない唯一の投資である
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

単に給料をもらうために、壁の向こう側に石を投げ入れ、それをまた投げ返す仕事をしないかと言われたら、ほとんどの人は、侮辱されたと感じるだろう。ところが、今、多くの人々は、そんな仕事よりましな仕事を与えられていないのだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

反抗の精神こそが、自由の土台である。従順さは奴隷の土台に違いない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

貧しくとも、君の生活を愛したまえ。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

怖れるということほど、怖れるべきものはない。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

物事が変わるのではない。私たちが変わるのだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

偏見を捨てるのに、もう遅すぎるなんてことは決してない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

忙しいだけでは十分ではない。問題は何で忙しいかである。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

黙々と鋸を動かしていないと怠け者と呼ばれるが、その心は、天国の高みにあるかもしれない。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

目標達成のために一心不乱に努力したのにあまり成功できなかった人の話を聞いたことがあるだろうか。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

友を探し求める者は不幸である。忠実な友はただ彼自身のみなのだから
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

友人のために私がしてあげられる一番のこと、それは、ただ友人でいてあげること
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

友人同士はしばしば離ればなれとなる。親交よりも互いのプライバシーを尊重するようになるからだ
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

友達のためにできる最高のこと。それは、ただ、ずっと友達でいることです。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

恋に対する治療法は、よりいっそう愛すること以外にない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

恋は炎であると同時に光でなければならない
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

30フィート離れたところからはなかなかの女に見えた。10フィート離れたところでは、30フィート離れて見るべき女だった。
レイモンド・チャンドラー

あらゆる真面目なことの中で、結婚というやつが一番ふざけている
レイモンド・チャンドラー

アルコールは恋に似ている。最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は決まりごとになる。あとはただ相手の服を脱がせるだけだ。
レイモンド・チャンドラー

ある人が技術について話し始める時、それは彼のアイディアが枯渇したことの証明でもあるんだ。
レイモンド・チャンドラー

あんたは僕の仕事が気に食わない。僕を信用しなかった。だからって、あんたを嫌な人間だと考えるのは間違ってる。
レイモンド・チャンドラー

ギムレットには早すぎる。
レイモンド・チャンドラー

この部屋の酸素を無駄にしたくない。帰れよ。
レイモンド・チャンドラー

さよならを言うのは、わずかの間死ぬことだ
レイモンド・チャンドラー

それはいい香りのする世界ではないんだよ。
レイモンド・チャンドラー

タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。
レイモンド・チャンドラー

チェスと広告業は、いずれも同じくらい手の込んだ、人間の知性の無駄遣いだ。
レイモンド・チャンドラー

ぼくのいう自尊心はちがうんだ。ほかに何も持っていない人間の自尊心なんだ。
レイモンド・チャンドラー

わたしは行動する人間を疑いなく称賛する。
レイモンド・チャンドラー

悪いウイスキーというものは存在しない。ただ他のウイスキーよりも味の劣るウイスキーがあるだけだ。
レイモンド・チャンドラー

飲むのなら自尊心を忘れないようにして飲みたまえ。
レイモンド・チャンドラー

撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。
レイモンド・チャンドラー

最初のキスには魔力がある。二度目はずっとしたくなる。三度目はもう感激がない。それからは女の服を脱がせるだけだ
レイモンド・チャンドラー

死んだあと、どこへ埋められようと、本人の知ったことではない。きたない溜桶の中だろうと、高い丘の上の大理石の塔の中だろうと、当人は気づかない。君は死んでしまった。大いなる眠りをむさぼっているのだ。
レイモンド・チャンドラー

自分で自分に仕掛ける罠ほどたちの悪い罠はない。
レイモンド・チャンドラー

女だって人間なんだ。汗もかくし、醜くもなるし、便所へも行かなければならないんだ。いったい、君は何を期待してるんだ。ばら色の霧の中に飛んでいる金色の蝶々か。
レイモンド・チャンドラー

女にとって、善良な女にとってさえも、自分の肉体の誘惑に抵抗できる男がいると悟ることは、とても辛いことだ。
レイモンド・チャンドラー

真実には2種類ある。一つは道を照らしだすもの。もう一つは心を温めるもの。前者は科学、後者は芸術だ。芸術なき科学は、配管屋に手術用の鉗子を持たせるかのごとく使い道のないものである。科学なき芸術は、民俗と感情的ペテンの粗野な混乱だ。
レイモンド・チャンドラー

静かなバーでの最初の静かな一杯 – こんなすばらしい一杯はない。
レイモンド・チャンドラー

男はみんな同じね。女だってそうさ – 最初の九人の後はね。
レイモンド・チャンドラー

朝はタイプライターに吐き出し、昼はそれを掃除せよ。
レイモンド・チャンドラー

法律は正義ではない。法律はきわめて不完全なシステムである。あなたがいくつかの正しいボタンを押し、そして運が良ければ、正義が正しい答えとして現れるかもしれない。法律というものが本来目指しているのは、メカニズム以上の何ものでもないんだ。
レイモンド・チャンドラー

本当に優れた探偵は、決して結婚しない。
レイモンド・チャンドラー

魔力なくしての芸術はない。芸術なくしての理想主義はない。理想主義なくしてのインテグリティはない。インテグリティがなければ、すべてはただの生産物である。
レイモンド・チャンドラー

夜の空気の権利を取っているものはまだ誰もいない。だが、権利を取りたいと考えているものは大勢いるだろう。そのうちに、きっと誰かが取るにちがいない
レイモンド・チャンドラー

良き物語はひねり出すものではない。蒸留により生み出されるものだ。
レイモンド・チャンドラー

論理的になればなるほど、創造性は失われる。
レイモンド・チャンドラー

いい宝石は泥土に投げ捨て、火の中へ燻べても固有の輝きを失わない。
谷崎潤一郎

たとへ神に見放されても私は私自身を信じる。
谷崎潤一郎

だれしも離別は悲しいものにきまっている。それは相手が何者であろうとも、離別ということ自身のうちに悲しみがあるのである。
谷崎潤一郎

どんな人間でも、大概一生に一度はその人間に相応した華々しい時期と云うものがある。
谷崎潤一郎

意地の悪い人間は、その意地悪さを発揮する相手がいないと寂しいに違いない。
谷崎潤一郎

我という人の心はただひとり、われより外に知る人はなし。
谷崎潤一郎

議論を吹っかける場合には、わざと隙間を拵えておくほうが良いんです。そうしないと敵が乗って来ないんです。
谷崎潤一郎

筋の面白さは、言ひ換えれば物の組み立て方、構造の面白さ、建築的の美しさである。
谷崎潤一郎

死ぬということは、生きているよりイヤなことです。けれども、喜んで死ぬことができれば、くだらなく生きているよりは幸福なことです。
谷崎潤一郎

私は、われわれが既に失いつつある陰翳の世界を、せめて文学の領域へでも呼び返してみたい。
谷崎潤一郎

自分の欲望を制すれば成功し、自分本位では失敗するということ。人間が言葉を使うと同時に、言葉も人間を使うことがある。
谷崎潤一郎

女の顔は男の憎しみがかかればかかる程美しくなる。
谷崎潤一郎

人は健康になろうと思ったら、西洋流に強く明るく、積極的に生きることだ。食物であろうが、色欲であろうが、欲するままに精一杯貪ることだ。
谷崎潤一郎

世間はただ私の作品をさへ見てくれればよいのであります、それが立派なものなら、私という個人に用はない訳であります。
谷崎潤一郎

他の一切を放擲して、全然助手を使わずに、自分一人だけでこの仕事に没頭し、殆ど文字通り「源氏に起き、源氏に寝る」という生活を続けた。
谷崎潤一郎

誰しも「怠け者」と言われて名誉に思う者はないが、年中あくせくと働く者を冷笑し、時には俗物扱いする考えは絶無ではない。
谷崎潤一郎

悲しい時には、桜の花の咲くのを見たって涙が出るんだ。
谷崎潤一郎

美は考えるものではない。一見して直に感ずる事の出来る、極めて簡単な手続きのものだ。
谷崎潤一郎

物と物のあいだにできる影にこそ、美がある。
谷崎潤一郎

文章に実用的と芸術的との区別なし。
谷崎潤一郎

文章のコツ、即ち人に「わからせる」ように書く秘訣は、文字や言葉で表現できることとできないことの限界を知り、その限界内に止まることが第一。
谷崎潤一郎

名文とは、長く記憶に留まるような深い印象を与えるもの、何度も繰り返して読めば読むほど滋味のでるもの。
谷崎潤一郎

恋というのは一つの芝居なんだから、筋を考えなきゃ駄目だよ。
谷崎潤一郎

恋愛は芸術である。血と肉とを以て作られる最高の芸術である。
谷崎潤一郎

つまらない人は、善行と悪行の区別がつかず、その因果も信じることがない。目の前の利益だけを見ているので、その因果は必ず返ってくる。
空海

もし自分に適していることにその能力を使うなら、物事は極めてうまくゆく。しかし、自分に向いていない物事に、その能力を使うなら、労多く、益は少ないだろう。
空海

ものに決まった性質などない。悪人もいつまでも悪人ではない
空海

ものの道理を見る目が開いていれば、身の回りのもの全てが大事なものだと分かる
空海

医王の目には途に触れてみな薬なり、解宝の人は鉱石を宝と見る
空海

還源(げんげん)を思いとす。経路未(いま)だ知らず。岐(ちまた)に臨んで幾たびか泣く。精誠(せいせい)感ありて此の秘門を得たり
空海

虚空(こくう)尽き、衆生尽き、涅槃(ねはん)尽きなば、我が願いも尽きん
空海

嫉妬は自分とそれ以外の人とは別々の存在だと思う心から生じる。もし自分と自分以外の人を別ではなく、同じ存在だと見ることが出来れば、嫉妬することがなくなり、公平な心になり、全ての人の善行を心から賞賛できる。
空海

周りの環境は心の状態によって変わる。心が暗いと何を見ても楽しくない。静かで落ち着いた環境にいれば、心も自然と穏やかになる。
空海

修行して悟りを得ようとする人は、心の本源を悟ることが必要である。心の本源とは清らかで綺麗な明るい心である。
空海

身は華と与に落ちぬれども、心は香と将に飛ぶ
空海

人の短を道うこと無かれ,己の長を説くこと無かれ
空海

人を思いやる気持ちと、人に利益をもたらす行動をすることが全ての根本である
空海

人間は誰もが胸のなかに、宝石となる石を持っている。一生懸命磨いて、美しく光り輝く玉になる
空海

生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終りに冥(くら)し
空海

善行をなそうとする人も、悪行をなそうとする人も、まず心の中でそれをなそうと決めてから、その行動をするものである。仏が悟った安らかな心を求めるのも、また同様にそうなると決めることから始まる
空海

他人の病気のことをとやかく言う前に、まず自分の病気を治すことを心がけなさい
空海

他人の利益をはかるように努めていると、苦しみの世界に行く因縁が消える
空海

地獄は恐ろしいところだと言われているが必ずしもそうではない。善心を発揮するならば、仏が救ってくださるからである。栄えるのも衰えるのも、みな自分の善行と悪行によるものである。善心を発揮して行動するならば必ず幸せになることができる
空海

道理に迷って苦しむのも、自分の中にある仏に目覚めて正しく励むのも、みな自分の決心次第である。
空海

仏として生きる道は遠いところにあるのではない。すぐそこにある。
空海

仏の教えは一言で言えば、自分の利益と他人の利益を一致させることである
空海

仏法遙かに非ず。心中にして即ち近し
空海

物の荒廃は必ず人に由り、人の昇沈は定めて道に在り
空海

片手だけでは拍手できない。片足だけでは歩けない。右手と左手が感応して拍手になり、右足と左足が感応して歩く。だから相手が感応するまで祈り続けなさい。
空海

薬は病気から救ってあげたいという気持ちから生まれたものである。仏の教えは心を救ってあげたいという気持ちから生まれたものである
空海

優れた知恵者は愚か者にみえる
空海

刹塵(せつじん)の渤駄(ぼつだ)はわが心の仏なり 海滴の金蓮はまたわが身なり
空海

人間は機械である。ちょっとでも触れると欲情が激しく回る機械である。『断片』
ギ・ド・モーパッサン

財産というものは、人間の道徳的価値や知能的価値をつくるものではない。凡人には、それが堕落の媒体となるだけだが、確固たる人間の手元にあるならば、有力なテコとなる。『ピエールとジャン』
ギ・ド・モーパッサン

ベッドは我々の全生涯を包む。というのは、我々はベッドで生まれ、生活し、そこで死ぬのだから。『ベッド』
ギ・ド・モーパッサン

われわれはたとえ人殺し、苦しめ、獄に投ずることはできても、他人の心を自由に支配することは絶対にできない。
ギ・ド・モーパッサン

愛国心という卵から、戦争が孵化する。
ギ・ド・モーパッサン

我々には、存在するものの10万分の1も見えているのだろうか。
ギ・ド・モーパッサン

人生は山登りのようなものさ。登っている間は人は頂上を見ている。そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。終わりが、死である終わりが、見える。
ギ・ド・モーパッサン

お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにした時間の報いだ
ナポレオン・ボナパルト

キリストは愛によってひとりで天国を建設したが、今日までキリストのために何万人という人々が死んだことか!
ナポレオン・ボナパルト

この膝は神以上に屈せず
ナポレオン・ボナパルト

じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら考えるのをやめて進め
ナポレオン・ボナパルト

すべて自然でないものは不完全である
ナポレオン・ボナパルト

ほとんどの戦いの勝敗は、最初の一発が撃たれる前にすでに決まっている
ナポレオン・ボナパルト

リーダーとは「希望を配る人」のことだ。
ナポレオン・ボナパルト

一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れにまさる。
ナポレオン・ボナパルト

過ぎたことで心を煩わせるな。
ナポレオン・ボナパルト

我輩の辞書に不可能という文字はない。
ナポレオン・ボナパルト

会議を重ねすぎると、いつの時代にも起こったことが起こる。すなわち、ついには最悪の策が採られるということである。
ナポレオン・ボナパルト

環境など何でもない。 環境とは、自分でつくり出すものだ
ナポレオン・ボナパルト

玉座とはビロードで覆われた長椅子に過ぎない。
ナポレオン・ボナパルト

苦しみに耐えることは、死ぬよりも勇気がいる
ナポレオン・ボナパルト

愚人は過去を語り、狂人は未来を語る。しかし賢人は現在を語る
ナポレオン・ボナパルト

決して落胆しないこと。それが将軍としての第一の素質である。
ナポレオン・ボナパルト

結婚して幸福になるには、汗の苦労を絶えず分かち合わねばならない。
ナポレオン・ボナパルト

幸福とは、その人間の希望と才能にかなった仕事のある状態をさす。不幸とは、働くエネルギーがありながら、無為な状態にあることをさす。
ナポレオン・ボナパルト

最も大きな危険は、勝利の瞬間にある
ナポレオン・ボナパルト

最悪の策とは、ほとんど常に、もっとも臆病な策である。
ナポレオン・ボナパルト

指揮の統一は戦争において最も重要なものである。二つの軍隊は決して同じ舞台の上におかれてはならない。
ナポレオン・ボナパルト

死ぬことは何でもない。しかし征服されて名誉を失ったまま生き長らえるのは毎日死ぬようなものだ
ナポレオン・ボナパルト

死ぬよりも苦しむほうが勇気を必要とする。
ナポレオン・ボナパルト

私のような人間は、百万人の生命を犠牲にするくらい屁にも思っていない
ナポレオン・ボナパルト

私の辞書に不可能ということばはない。私には、やってできないことはひとつもない。もし、自分自身の辞書があったとしたら、その中に不可能などという言葉は入っていないはずだ
ナポレオン・ボナパルト

私はつねに、ニ年先のことを考えて生きている。
ナポレオン・ボナパルト

私は何か問題を考えたい時、心の引き出しを一つ開ける。問題が解決するとその引き出しを閉め、また次には別のを開ける。眠りたい時には全部の引き出しを閉める。
ナポレオン・ボナパルト

私は何事も最悪の事態を想定することから始める。
ナポレオン・ボナパルト

時代とは人間の偉大な芸術である
ナポレオン・ボナパルト

宗教は、貧しい者が金持ちを殺害することをおもいとどまらせる。
ナポレオン・ボナパルト

重大な状況において、ほんのちょっとしたことが、最も大きな出来事をつねに決定する
ナポレオン・ボナパルト

女とパリは留守にしてはだめだ
ナポレオン・ボナパルト

勝利は、もっとも忍耐強い人にもたらされる。
ナポレオン・ボナパルト

勝利は、わが迅速果敢な行動にあり。
ナポレオン・ボナパルト

状況?何が状況だ。俺が状況を作るのだ。
ナポレオン・ボナパルト

真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者のことである。
ナポレオン・ボナパルト

人は、まとった制服のしもべとなる
ナポレオン・ボナパルト

人は彼の妻、彼の家族、それに彼の部下に対する行為で判断される
ナポレオン・ボナパルト

人間は、その想像力によって支配される
ナポレオン・ボナパルト

人間はあらゆるものを発明することができる、ただし、幸福になる術を除いては
ナポレオン・ボナパルト

人間を動かす二つのテコは恐怖と利益である。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ
ナポレオン・ボナパルト

人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
ナポレオン・ボナパルト

世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ。
ナポレオン・ボナパルト

生きたいと思わねばならない。そして、死ぬことを知らねばならない。
ナポレオン・ボナパルト

生きている兵卒の方が、死んだ皇帝などよりもずっと価値がある
ナポレオン・ボナパルト

戦いの結果は、最後の5分間に決まる
ナポレオン・ボナパルト

戦術とは一点に全ての力をふるうことである
ナポレオン・ボナパルト

戦争においては、一つの大きな失敗があると、常に誰かが大きな罪ありとされる。
ナポレオン・ボナパルト

戦闘の翌日に備えて新鮮な部隊を取っておく将軍はほとんど常に敗れる。
ナポレオン・ボナパルト

想像力が世界を支配する
ナポレオン・ボナパルト

他人の力を頼りにしてはいけない。頼るべきものは、ただ己の力のみである
ナポレオン・ボナパルト

敵が間違いを犯している時は、邪魔するな。
ナポレオン・ボナパルト

敵意のある四つの新聞は、千の銃剣よりも恐ろしい。
ナポレオン・ボナパルト

不可能は小心者の幻影であり、権力者の無能の証であり、卑怯者の避難所である
ナポレオン・ボナパルト

兵士諸君、ピラミッドの頂から四千年の歴史が諸君を見つめている
ナポレオン・ボナパルト

兵法に複雑な策略などはいらない。最も単純なものが最良なのだ。偉大な将軍達が間違いを犯してしまうのは、難しい戦略を立て賢く振る舞おうとするからだ
ナポレオン・ボナパルト

約束を守る最上の方法は、決して約束しないことだ
ナポレオン・ボナパルト

優れた能力も機会が与えられなければ価値がない
ナポレオン・ボナパルト

勇気は愛のようなものである。育てるには、希望が必要だ。
ナポレオン・ボナパルト

有能の士は、どんな足枷をはめられていようとも飛躍する
ナポレオン・ボナパルト

欲しいものは何でも私に言うがいい。ただし時間以外だ
ナポレオン・ボナパルト

歴史とは、合意の上に成り立つ作り話以外の何物でもない
ナポレオン・ボナパルト

「旅」にはたった一つしかない。自分自身の中へ行くこと。
ライナー・マリア・リルケ

あなたが見るもの、体験するもの、愛するもの、失うものを、最初の人間になったつもりで言い表すようにしてごらんなさい。
ライナー・マリア・リルケ

あなたの心の中の未解決のものすべてに対して、忍耐強くなってください。たとえば錠のおりた部屋のように、あるいは外国語で書かれた書物のように、問いそのものを愛するように努めるのです。
ライナー・マリア・リルケ

ある事が困難だということは、一層それをなす理由であらねばなりません『若き詩人への手紙』
ライナー・マリア・リルケ

いまどこか世界の中を歩いている理由もなく世界の中を歩いている者は私に向って歩いているのだ
ライナー・マリア・リルケ

およそ芸術家であることは、計算したり数えたりしないということです。
ライナー・マリア・リルケ

お前は私を孤独にする。私が手放すことができるのはお前だけ
ライナー・マリア・リルケ

どの一片(ひとひら)の落葉も、舞い落ちながら宇宙の最大の法則の一つを満たす。
ライナー・マリア・リルケ

ひとりの人間が別の人を愛するということ。それはおそらく、すべての課題の中でも、もっとも難しいものだろう。
ライナー・マリア・リルケ

ひとりの否定者のように吹きおろす嵐のなかでふと 私たちは感じるのだ さらにやさしく微笑によってあなたの方へ引きよせられるのを
ライナー・マリア・リルケ

もしご自分の日常が貧しいものに見えるならば、その日常を非難しないで、ご自分を非難しなさい。自分は十分な詩人でないから、日常の豊かさを呼びだすことができないのだ、と自白しなさい。『若き詩人への手紙』
ライナー・マリア・リルケ

もろもろの事物のうえに張られた成長する輪の中で、私は自分の生を生きている。おそらく私は最後の輪を完成させることは出来まい。だが、私はそれを試みたいと思っている。
ライナー・マリア・リルケ

よしんばあなたが牢獄につながれていて、牢獄の壁が世の中のざわめきをすこしもあなたの五感に伝えないとしても・・・それでもあなたにはやはりあなたの幼年時代という、この貴重な、王者のような富、この思い出の宝庫があるではありませんか。そこへあなたの注意をお向けなさい。このはるかな過去の沈んだ感動を浮き上がらせるようにお努めなさい。そうすれば、あなたの個性は強くなるでしょう。あなたの孤独は広くなり、次第にあかるくなる住まいになって、他の人々のたてる騒音はその住まいの遠くを通りすぎることになるでしょう『若き詩人への手紙』
ライナー・マリア・リルケ

愛されることは、燃えつづけることでしかない。愛することは、暗い夜にともされたランプの美しい光だ。愛されることは消えることだが、愛することは永い持続だ。 「マルテの手記」
ライナー・マリア・リルケ

結局夏は来るのです。だが夏は永遠が何の憂いもなく、静かに広々と眼前に横たわっているかのように待つ辛抱強い者にのみ来るのです。
ライナー・マリア・リルケ

今になってはじめて、すべての慣習的な造形美術の概念が、彼にとって無価値となったのである。姿勢というものもなければ、群像というものもなく、また構成というものもなかった。あるものはただ無数の生動する面であった。あるものはただ生命であった。そして彼の見出した表現手段は、まともにこの生命に向かって行ったのである『ロダン』
ライナー・マリア・リルケ

子供は未来であり、回帰なのです。子供は胎であり、海なのです「巡礼の巻」より
ライナー・マリア・リルケ

思い出を持つだけでは十分ではない。思い出が多いときには、それを忘れることが出来なければならぬ。ふたたびそれがよみがえってくるのを待つだけの大きな忍耐が必要なのだ『マルテの手記』
ライナー・マリア・リルケ

死とは、私達に背を向けた、私たちの光のささない生の側面である「ドウイノの悲歌」より
ライナー・マリア・リルケ

私たちは自分の存在を及ぶ限りの広さで受け取らなければなりません。すべてのこのとが前代未聞のことでさえも、その中にはあり得るのです「若い詩人宛の書簡」より
ライナー・マリア・リルケ

私の運命は何一つ運命を持たないことです「ヘルダーリンを歌った詩」より
ライナー・マリア・リルケ

若くて詩なんか書いたって始まらぬ。本当は待つべきものなのだ。一生涯かかって、しかも出来たら年老いるまでの長い一生をかけて、意味と蜜を集めるべきものなのだ『マルテの手記』
ライナー・マリア・リルケ

人間から人間への愛、これはおそらく私たちに課せられた最も困難なこと、究極のことであり、最高の試練、最後の試験です『リルケの手紙』
ライナー・マリア・リルケ

人間はどこからやってきて、ひとつの生活を見つけ出す出来合の生活だ。ただ人間は、そのレディ・メードの服に手をとおせばよいのだ。しばらくすると、この世から去らねばならないし、否応なしに出て往かねばならない。「マルテ・ラウリツ・フリゲの手記」より
ライナー・マリア・リルケ

世間の恋人たちを見るがいい。やっと告白が始まるときにはもう欺いている。 「マルテの手記」
ライナー・マリア・リルケ

成功というものは、風に吹かれる穂波のように、それに対して人が身をかがめ、そののちに再び身を起こす、そういう成功があるだけだ。 「書簡」
ライナー・マリア・リルケ

想像する最も深い体験は女性的である。というのは、それを受胎し、分娩する体験だからである「パリの手紙」より
ライナー・マリア・リルケ

大切なことは生きていることであった。それがなによりも大切なことであった『マルテの手記』
ライナー・マリア・リルケ

大地よ、お前の哀しい願いは、目に見えぬものとなって、私たちの心のうちに甦ることでないのか。 「断片」
ライナー・マリア・リルケ

誰かを愛すること、これは私たちに課せられた最も困難な試練です。すべての努力はそのためにある。
ライナー・マリア・リルケ

誰もあなたに助言や手助けはできません。誰も。ただ一つの手段があるだけです。自らの内にお入りなさい。私たちは自分の存在を、その及ぶかぎりの広さにおいて受け取らねばなりません。『若き詩人への手紙』
ライナー・マリア・リルケ

彼はその当人に何事もしゃべらせない。彼は自分の目で見るもの以外には何物をも知ろうとしない。だが彼はすべてを見るのである『ロダン』
ライナー・マリア・リルケ

必要なのは、孤独、大きな内的な孤独というものだけなのです。
ライナー・マリア・リルケ

不安におののくものよ、神よ、ぼくは、存在です。ぼくの感性の一つ一つが潮騒のようにあなたの岸をあらう音が聞こえませぬかぼくのさまざまな感情があなたの顔のまわりを白い鳥のつばさのように飛びめぐるのが見えませぬか『リルケ詩集』
ライナー・マリア・リルケ

文学とジャーナリズムとの親近関係は、見かけだけのものである。前者は芸術であり、永遠をめざすものであるが、後者は時代の動きの中にある営業である。 「パリの手紙」
ライナー・マリア・リルケ

名声に打ち克つことの出来る孤独者は滅多にいない。彼はほっと安堵の顔をあげた途端に打ちのめされる。「マルテ・ラウリツ・フリゲの手記」より
ライナー・マリア・リルケ

幼年時代を持つということは、一つの生を生きる前に、無数の生を生きるということである。 「パリの手紙」
ライナー・マリア・リルケ

私にとってのペンはニワトリにとってのくちばしだ。
J・R・R・トールキン

五十、七十、百まで生きても。アッという間の一生涯だよ。何が何やらわからぬまんまに。会うて別れて生まれて死に行く。
夢野久作

人生は決して、あらかじめ定められた、すなわち、ちゃんとできあがった一冊の本ではない。各人がそこへ一字一字書いていく白紙の本だ。生きて行くそのことがすなわち人生なのだ。
大杉栄

埋もれても埋もれきれずに、再び浮かび上がってくるような作品には、何処か本質的なところがある。
田山花袋

小説は弓だ。そして音を奏でるバイオリンは読者の魂だ。
スタンダール

書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。
アントン・チェーホフ

私程度の作品を一日三十枚平均で書けないやうなら、作家になる資格はない
直木三十五

君自身が心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはいけない。それを忘れないようにして、その意味をよく考えていくようにしたまえ。
吉野源三郎

全ての悲しみは物語。そう思えば、耐えることが出来るでしょう?
カレン・ブリクセン

作家は詩人の正確さと科学者の想像力を持たなければならない
ウラジーミル・ナボコフ

作家が仕事部屋に必要なのは花以外にありえない。
ガストン・ルルー

誰の人生もその中に一つの物語を書こうとして別のものを書いてしまった日記であり、かつて書こうと誓ったものとそれを比べる時が、もっとも謙虚な気持ちになる時間である。
ジェームス・マシュー・バリー

雨が降った。それもいいだろう。本が読める。
武者小路実篤

たいていの奴の書斎は上の方に、薬のラベルみたいに「外用に限る」とでも書いてあるんだ。
アルフォンス・ドーデ

読書は私たちにまだ見ぬ友人を連れてくる。
オノレ・ド・バルザック

小説は車や映画、テレビと酒にはかなわない。腹が満たされて良いワインをたらふく飲んだ男が食事の後に彼女にキスをする。それでその男の一日は終わりだ。おしまい。
ルイ=フェルディナン・セリーヌ

言葉のない音楽を聴いて出る涙は一番本物の涙だという気がする
内田百閒

作家とは書くことが他の誰かより難しい人たちのことだ。
トーマス・マン

謙虚さと誠実さが賞賛されるのは小説の中だけだ。現実の世界では、それらは食い物にされ、どここかに追いやられてしまう。
エーリヒ・マリア・レマルク

力強い本を書くためには、力強い主題を選ばねばならぬ。
ハーマン・メルヴィル

晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。 楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ
吉川英治

わたしたちは踏みなれた生活の軌道から放りだされると、もうだめだ、と思います。が、実際はそこに、ようやく新しいものが始まるのです。生命のある間は幸福があります。
レフ・トルストイ

個々の存在はひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。ある存在と他の存在との間には深淵があり、非連続性がある。この深淵は、たとえば私の話を聞いているあなた方と、あなた方に話をしている私との間にも在るのだ。
ジョルジュ・バタイユ

人間にとって大切なのは、この世に何年生きているかということではない。この世でどれだけの価値のあることをするかである。
O・ヘンリー

本の構想を練るのに一番いいのは、お皿を洗っている時よ。
アガサ・クリスティ

作家は本を始めるだけだ。読者が完成させる。
サミュエル・ジョンソン

私は出来る限りストレートに書く。ちょうど出来る限りまっすぐ歩くのと同じように。なぜならそれが目的地に行くための一番いい方法だからだ。
H・G・ウェルズ

読んで読んで読んで、すべてを読みなさい。くず本も古典も、良いのも悪いのも、それらがどう書かれているか見なさい。大工の徒弟が親方から学ぶように。読みたまえ!それに浸りきるのだ。それから書きなさい。
ウィリアム・フォークナー

教えるとは希望を語ること
ルイ・アラゴン

何を読んだかを聞けばあなたがどんな人かわかるのは本当だ。しかし、何を再読したかを教えてもらえればあなたをもっとよく知ることができる。
フランソワ・モーリアック

随筆は知識を書き残すことでなく、意見を吐露することでなく、叡智を人情の乳に溶かしてしたたらせることである。争うためでなく、仲良くするためである。
福原麟太郎

アイデアが豊富な人は深刻化しない
ポール・ヴァレリー

人間よくなるも悪くなるも一寸の間。
泉鏡花

私はアイディアから始めたことは一度もない。いつもキャラクターから始める。
イワン・ツルゲーネフ

新しい一歩をふみだすこ踏み出すことと新しい言葉を口にすることを人々は最も恐れる。
フョードル・ドストエフスキー

私はいつも2冊の本をポケットに入れている。ひとつは読むため、もうひとつは書き込むために。
ロバート・ルイス・スティーヴンソン

狂気にインスパイアされ、理性によって書かれたものだけが美しい。
アンドレ・ジッド

私たちは自分が孤独でないことを知るために本を読む。
C. S. ルイス

人間と猫を掛け合わすことができたら、人間は進歩するが猫は退化してしまうだろう。
マーク・トウェイン

人は本の半分だけを書く。残りの半分は読者と共にある。
ジョゼフ・コンラッド

新しいものは常に謀反である。…我等は生きねばならぬ。生きる為に謀反をしなければならぬ。
徳冨蘆花

少々不正確なことで大量の説明を省けることが時々ある。
サキ(ヘクター・ヒュー・マンロー)

知識というものは、それが学習者の心に同化し、かつその人の性格に表れる時のみ真の知識となる。
三浦梅園

陰陽なるものは、条理なり。条理なるものは、本義を草木の理において取るなり
三浦梅園

枯れ木に花咲くに驚くより 、生木に花咲くに驚け
三浦梅園

学問は飯と心得べし。腹にあくが為なり。かげ物などのやうに人に見せんずる為にはあらず。
三浦梅園

学問は置所によりて善悪わかる。臍の下よし鼻の先悪し。『梅園拾葉』
三浦梅園

衣裳をうつくしくかざり、人に好かれんとするは売女なり。人の見る時所躰をなし、人に誉められんとするは歌舞伎のものなり。
三浦梅園

足の皮は厚きがよし、面の皮は薄きがよし。
三浦梅園

学文は臭きなのやうなり。とくと臭味を去らば用ひがたし、少し書を読めば学者臭し、余計書を読めば余計学者臭し、こまりしものなり。
三浦梅園

おのおの、その長ずる所にしたがい、好む所に向かわしめる
三浦梅園

しはきは財を惜しむ。始末は財を節にす。節はふしといふ字にして竹に節ある如く、よき程程にて止まることあり「梅園叢書」
三浦梅園

悪貨さかんに世に行かなはるなれば、積金皆隠る「梅園叢書」
三浦梅園

あらゆるものに縛られた哀れ空しい青春よ。気むずかしさが原因で僕は一生をふいにした。
アルチュール・ランボー

もの言わず、ものも思わず、愛のみが心に湧いて、さすらいの子のごと遠く僕は行く。
アルチュール・ランボー

人生は、誰もが演じなければならない道化芝居である。
アルチュール・ランボー

物語の知られざる側面を明かすとき、崇高な道徳心が最高の知恵であることに気付くであろう。
アルチュール・ランボー

夢想家の一寸法師、僕は道々詩を書いた。
アルチュール・ランボー

路傍の石に腰掛けて、星の言葉に聴き入った。
アルチュール・ランボー

(相手を)愛する者だけが叱りつけて矯正する権利がある。
イワン・ツルゲーネフ

「明日」という言葉は、優柔不断な人々と子供のために考案された。
イワン・ツルゲーネフ

「明日は、明日こそは」と、人は人生を慰める。この「明日」が、彼を墓場に送り込むその日まで。
イワン・ツルゲーネフ

ある一人の人間のそばにいると、他の人間の存在などまったく問題でなくなることがある。それが恋というものである。
イワン・ツルゲーネフ

すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう。
イワン・ツルゲーネフ

愛は死よりも強く、死の恐怖よりも強い。愛によって人生は支えられ、ただ愛によってのみ進歩を続けるのだ。
イワン・ツルゲーネフ

安らかならんと願うなら、交際するとも独りで生きよ。何事もくわだてず、一物たりとも惜しむな。
イワン・ツルゲーネフ

我われは泥にまみれて座っている。されど星を求めて手を伸ばす。
イワン・ツルゲーネフ

金は天下のまわりものだ。いつもこちらをよけてまわるのが気にくわないが。
イワン・ツルゲーネフ

幸せでありたいというのか。まず苦悩することを覚えよ。
イワン・ツルゲーネフ

幸福には、明日という日はありません。昨日という日もありません。幸福は、過去のことを記憶してもいなければ、将来のことも考えません。幸福には、現在があるだけです。今日という日ではなく、ただいまのこの瞬間があるだけです。
イワン・ツルゲーネフ

詩はいたるところに溢れている。美と生命のあるところに詩がある。
イワン・ツルゲーネフ

時の過ぎるのが早いか遅いか、それに気づくこともないような時期に、人はとりわけて幸福なのである。
イワン・ツルゲーネフ

乗りかけた船には、ためらわずに乗ってしまえ。
イワン・ツルゲーネフ

情熱家より、冷淡な男のほうが簡単に女に夢中になるものだ。
イワン・ツルゲーネフ

心配するな、みすみす飢え死にすることもあるまい。金はなくとも友人がある。金がなんだ!塵芥(ちりあくた)ではないか!
イワン・ツルゲーネフ

人の幸福はすべて、他の人の不幸の上に築かれている。
イワン・ツルゲーネフ

人は何を祈るにしても、奇跡を祈るのである。祈りはことごとく次のように要約される。「偉大なる神よ、2の2倍が4にならないことをお聞き届けください」。
イワン・ツルゲーネフ

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる。
イワン・ツルゲーネフ

生活は冗談でもなければ、慰みでもない… それは義務という鎖をまとった苦しい労働なのだ。
イワン・ツルゲーネフ

相手を愛する者だけが叱りつけて矯正する権利がある。
イワン・ツルゲーネフ

尊い愛のおかげで、人生は支えられる。
イワン・ツルゲーネフ

疲れた人は、しばし路傍の草に腰を下ろして、道行く人を眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい。
イワン・ツルゲーネフ

僕が天を仰ぐのは、くしゃみをしたいときだけさ。
イワン・ツルゲーネフ

目下の者たちに少しも気兼ねしない者にかぎって、目上の者にはひどく気兼ねするのだ。
イワン・ツルゲーネフ

冷たいって君は言うがそこに味があるんだよ。君だってアイスクリームが好きだろう?
イワン・ツルゲーネフ