きょう、 生まれたひとの言葉

読書

【おすすめビジネス書】「なめらかなお金がめぐる社会」 家入一真 小さな経済圏とクラウドファンディングの可能性について【あらすじ感想】

「なめらかなお金がめぐる社会」 家入一真 小さな経済圏と、クラウドファンディングの仕組み、日本人の経済人としてのメンタリティなど、マッチョな資本主義でなく、小さな経済圏について過去から現在、未来まで見つめた本をご紹介しま […]

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【おすすめ短編小説】「空を待つ」 西加奈子 空を眺めるようにひとの心象を眺める短編【あらすじ感想】

西加奈子さんの短編小説「炎上する君」の収められている「空を待つ」をご紹介します。空の描写が心象風景と重なる文章、届くはずのないメールが空に溶けていくような空虚な空が可能性に満ち溢れた広がりだと気づかせてくれる短編です。 […]

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【おすすめ短編小説】「河童」 芥川龍之介 世界のおかしさ。腑に落ちたかどうかわからない読後感が残る。【あらすじ感想】

芥川龍之介 河童 精神障害で収容された男が語る河童の世界。 山間の道中に男は河童と遭遇する。河童を追いかける途中に穴に落ち、気づくとそこは河童の世界だった。 河童の世界は人間と、同じような文明が存在し、同じような社会が形 […]

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【おすすめ短編小説】「水仙月の四日」 宮沢賢治 童心に戻り、雪景色にトリップさせてくれる童話【あらすじ感想】

  あらすじ 水仙月の四日 宮沢賢治 水仙月の四日に、二匹の雪狼を従えた雪童子と赤い毛布をかぶった子供が雪山で出会うところから物語が始まる。目には見えない雪童子は子供にヤドリギの枝を投げてからかう。子供は不思議そうに枝を […]

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【おすすめ短編小説】「約束」石田衣良 大切なひとを失った悲しみと生きるすべてのひとへ【あらすじ感想】

「約束」石田衣良 親友を目の前で亡くした少年、不登校の少年が出会った不思議な老人、事故で片足をなくして以来心を閉ざしてしまった兄との絆――。大きな悲しみを乗り越え、もう一度前を向いて歩き出す決意をした人々の再生を描いた、 […]

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【おすすめ短編小説】「とかげ」 吉本ばなな 秘密を共有することでふたりはより深くなる【あらすじ感想】

吉本ばなな著 「とかげ」 希望とまでいかないけれど確かな肯定の物語 精神科医の彼と、「とかげ」と彼に呼ばれるその彼女。 不意にプロポーズを口にした彼に対し、彼女の返事はない。 返事にかえて彼女が口にしたのは、悲しい過去と […]

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【長編小説】中村文則「教団X」世界の端から端、人間の奥の奥、フィクションがノンフィクションに出現する物語

        テレビで紹介されてから、気になり書店を覗いたが、そのお店には在庫がなく、しばらく諦めていた本。 そのことを覚えていた奥さんが「辞書みたいに分厚いよ」と重い思いをして買ってきてくれました。感謝。 確かにそれ […]

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