
西加奈子さんの短編小説「炎上する君」の収められている「空を待つ」をご紹介します。空の描写が心象風景と重なる文章、届くはずのないメールが空に溶けていくような空虚な空が可能性に満ち溢れた広がりだと気づかせてくれる短編です。
空の待受け画面の携帯電話を拾った
作家の女性は創作の合間に散歩をしてた夜道で、
明日交番に届けよう。
持ち主の恋人か親しい友人か?
空を眺めているようにひとの心の色を眺める
橙朱赤紫青藍と夕暮れ時をめぐり空は色を変える。
作家が生きる都会のビル群の合間に見える空の色の描写に作家の孤
空を待つ、
誰のものかもわからない携帯電話に届く、誰かもわからない他人に自
他者とのやりとりに発する言葉は、自分の心にも通うことがある。
他の短編のあらすじは下記記事で紹介しております。
【おすすめ短編小説】西加奈子「炎上する君」【全編あらすじと感想】
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