読書

【選書サービス】作家・クリエイターが「おすすめ」する本リストから「おすすめ」します。

選書サービスはじめました。作家・クリエイターが「おすすめ」する本リストから「おすすめ」します。

雑誌やテレビ、WEB上から作家・クリエイターさんなどがおすすめしている作品をリストアップし、自身の好きな本を参考にした選書サービスもしております。好きな作家がおすすめする作家や作品に出会え、世界が広がるリーディングリストとしてご活用ください。

本のタイトル・写真から「選書サービス」いたします。

選書は、送付いただいたタイトルや写真を参考に、過去、作家やクリエイターがメディアにて「おすすめ」した1000冊以上のリストのなかから、独自に選書いたします。
※選書は、3冊~5冊のリスト構成となります。

メリット ▶ 大切な本から誰かの大切な本と出会える
メリット ▶ 著名人やクリエイターの人柄や好きな本を知り、世界が広がる

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選書例

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【買取希望の本】

「バイバイ、ブラックバード」
「自分の仕事をつくる」
「イワンデニーソヴィッチの一日」
「ダカフェ日記」
「町田くんの世界」

  

 

【選書リスト】

 

「グッド・バイ」 作 太宰治

作品をおすすめしたひと 高橋源一郎

“恋愛の途中では悩みが多いかもしれないけど、悩んでも悩まなくても結果は同じ。「全ての恋愛は無に帰す」と言っている。”

参照:BRUTAS 20140101+0115号「人を愛せただけで幸せと思える本」

【選書理由】
伊坂幸太郎氏の「バイバイ、ブラックバード」は太宰治氏の未完作品、「グッド・バイ」がオマージュとされております。ご存知ではあるかもしれませんが、当作品も同じように、これまで付き合っていた複数の女性との別れが物語の主軸にあり、別れについての「潔さ」と「寂しさ」や、別れる口実として、新しい彼女役同行するひとりの女性とのやりとりがこれからの出会いにつながる「予感」を残しているかのように物語は終わります。作品自体は未完のままですが、未完であるとする最後の一文でも、この物語は締めくくることができる特異な完成度が読後に残ります。サヨナラこそ人生、しかしサヨナラのあとにこそ新しい出会いがある。胸が高鳴る期待感として、おすすめします。

「無能の人・日の戯れ」 作 つげ義春

作品をおすすめしたひと 戌井昭人

“つげさんのすごいのは、下品ではないところ。まさに詩情を感じてしまう。”

参照:BRUTAS 20140101+0115号 就職しなくても大丈夫

【選書理由】
「自分の仕事をつくる」は仕事とは何かをデザイナーの方々を中心に自分だけの仕事を作ってきたその経験や手触りをインタビューしていく作品です。誰もが同じように、仕事を取り組む上で、まず必要なことは仕事が自分事になるように取り組める心持ちや姿勢、環境などではないかという仕事観について丁寧に考える書籍。それとは反対にあるようなタイトルの「無能の人」は、売れない漫画家だった男が、最後には石を売るという商売をしています。希少価値のあるだろう石を売っているのですが、世間からは笑われ、奥さんにも愛想を尽かれ、惨めさが伝わってくる作品ですが、誰もが自身の内面にある、自由に生きたい気持ちや、生活はしなければならない状況などに思う悩みの往来が淡々と描かれています。自分の仕事をつくろうとした男の物語としても読み取れることで、おすすめします。

「詩めくり 」 作 谷川俊太郎

作品をおすすめしたひと 穂村弘

“日めくりカレンダーのように、毎日一篇ずつ、短文が載っている”

参照:BRUTAS 20140101+0115号 詩の楽しさ、詩の本質を窺い知れる本

【内容】
「長篇小説は一行でだって書ける」と、高橋源一郎さんのことばを受けて、正月から毎日一篇ずつ一年間長篇小説を書いた谷川さん。短詩みたいになってしまったこの暦には季節感もなければ、名言、教訓のたぐいもなく、まして現実の一年とはなんのかかわりもない、とおっしゃいます。しかし、短詩にはぎゅっと詰まったことばがあります。どこから読むかは、自由です。

【選書理由】
「ダカフェ日記」は日常の何気ない風景の愛らしさを切り取った写真集、「イワンデニーソヴィッチの一日」は強制収容所での過酷な労働者の一日を描くも、人間の内面における自由さや豊かさは些細でも消えはしない。そんな一日を送ることが自分にもできればと思わせる本と照らし、谷川俊太郎の「詩めくり」はカレンダー形式で短い詩が書かれている作品。毎日ひとつでも自由に豊かになれればいいという願いを込めて、おすすめします。

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作家・クリエイターがおすすめする本・作品リスト(一部)

【作家】絲山秋子がおすすめする本・作品リスト

【作家】絲山秋子がおすすめする本・作品リスト

バッタを倒しにアフリカへ  前野ウルド浩太郎 

【芸人】東野幸治がおすすめする本・作品リスト

東野幸治の好きな本(アメトーーク 読書芸人2017より)

プロフィール
東野 幸治は、日本のお笑いタレント、司会者である。by Wikipedia

『蜜蜂と遠雷』 恩田陸

“漫画で言うなら「ピアノの少年」と近い。”天才少年が周囲を心震わすだけでなく、コンクールに出場した天才たちの熱く美しい文章から音楽が聞こえてくる祝祭のような小説。

『全裸監督 村西とおる伝』 本橋信宏

『ルビンの壺が割れた』 宿野かほる

『明るい夜に出かけて』  佐藤多佳子

“芸人アルコ&ピースのラジオを中心に動く物語。芸人として小説の舞台に出ているアルコ&ピースに嫉妬した。”

『R帝国』 中村文則 

『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』 野崎幸助

「モテたい、抱きたい」その欲望を叶えるべく、まず富を築き、美女を抱きまくったナンパ武勇な本。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』 燃え殻

『1984年のUWF』 柳澤健

『ホワイトラビット』 伊坂幸太郎 


【実業家】黒川光博がおすすめする本・作品リスト

黒川光博がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から黒川光博さんがおすすめする本・作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

黒川光博(虎屋17代当主 代表取締役社長) 

年齢を重ねることの意味を学んだ本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「落日燃ゆ」 城山三郎

城山三郎さんの作品は、いつの時代も変わらず人が憧れ、しかし簡単に実践することのできない、素のままの自分で生きていくことの意味を教えてくれる小説です。

 

「粗にして野だが卑ではない」 城山三郎

その年齢で火中の栗を拾うような役を「やろうと」思い立たれた意志の強さ

「高齢者と心理臨床 衣・食・住をめぐって」 黒川由紀子

年を取ると身体の角度が変わるという話に納得。年相応のモノは必要だが、美しさにも配慮しないと

【ピアニスト】谷川賢作がおすすめする本・作品リスト

谷川賢作がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

谷川 賢作は、東京都出身の作曲家・ピアニストである。 

マイルスを始める最初の本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「50枚で完全入門 マイルス・デイヴィス」 中山康樹

ジャズは肩肘張って聞く必要はないんです。肩の力を抜いていただいたら、ともかく聞くべきはマイルス・デイヴィスです。そして同時に読むべきは中山康樹さんのマイルス本。

「マイルスに訊け!」 中山康樹

さっと読める一冊ですが、マイルスのあまりの”オラオラ”ぶりに驚くと思いますよ。(笑)・・・信じられないほど高飛車な反面、どこかすごく優しいところもある、マイルスの人となりがよく出ています。

【漫画家】いしかわじゅんがおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

いしかわ じゅんは、日本の漫画家、小説家、漫画評論家。

公式サイト http://ishikawajun.com/

 

「ライク ア ローリング ストーン」 宮谷一彦

間違いなく、現代の漫画を創ったひとりであることを、もっと知ってほしいものだ。作品の素晴らしさもね。


【編集者】畑中章宏がおすすめする本・作品リスト

畑中章宏がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

畑中 章宏(はたなか あきひろ、1962年 – )は、日本の文筆家・編集者。 大阪府大阪市生まれ。近畿大学法学部卒業。平凡社の編集者として、『月刊太陽』編集部に所属。また、『荒木経惟写真全集』、『別冊太陽 神像の美』、『日本の秘仏』などの書籍を担当。

地方の風習に触れる本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「日本の民家」 今和次郎

間取り図やスケッチが詳細で、さらに文章もいい。

 

「新板 遠野物語」 柳田国男

柳田国男は炯眼だなと思うのは、この民家研究を都会の人ではなく田舎の人に託したこと。

 

「新美南吉童話集」 新美南吉

田舎では不思議なことがたくさん起こる、それも都会では味わえない醍醐味。・・・創作文学の新美南吉もお薦めしたい。

「螺旋階段 album」 志賀理江子

この本の面白さは地元人と志賀さんの関係。写真を撮るために住人たちにさまざまな協力を要請するんですが、彼らはなぜ自分たちがそういうことをしなきゃいけないのかという理由を一切聞かないらしいんです。

【漫画家】田中相がおすすめする本・作品リスト

田中相がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

漫画を描いている田中というものです。「千年万年りんごの子」→「その娘、武蔵」(講談社・ITAN)→2017年7月7日に『LIMBO THE KING』の2巻が発売されました。

いつでもどこでも同じと思った本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「忘れられた日本人」 宮本常一

理由は常にあるのに時間が経つとそれは忘れられて物だけが残る。改めて、”由来”は興味深く美しい。そんなことを考えました。

「人間滅亡的人生案内」 深沢七郎

「いつでもどこでも同じかも」と思った。

「アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界」 デイヴィッド・オクエフナ

“すべてがつながっている”思った一冊です。・・・私の「今」は100年前の様々な国の人、場所とつながっているんだと強く実感しました。

【翻訳家】松田青子がおすすめする本・作品リスト

松田青子がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

松田青子は日本の翻訳家、小説家、童話作家で元女優である。

追い込まれたって大丈夫と思える本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「キャッチ=22」 ジョーゼフ・ヘラー

腹を据えてマジで逃げろ。教訓ですよね。

「バベットの晩餐会」 イサク・ディーネセン

「損なわれない自分」を持つということなんです。貧しくても、家族を失っても。”わたし”は損なわれない。どんな状況でも”わたし”は”わたし”だと。みんな心に「バベット」を持つべきです。

「九年目の魔法」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

「読書=魔法」。ハリー・ポッターのような魔法ではなく、本で培った知識や想像力でリンさんを守るんです。窮地に追い込まれても「本さえあれば大丈夫」なんです。


【作家】町田康がおすすめする本・作品リスト

町田康がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

町田 康(まちだ こう、1962年1月15日 – )は、日本の小説家、ミュージシャン。

大阪府堺市出身。1981年、バンド「INU」のボーカリストとしてアルバム『メシ喰うな!』で歌手デビュー。同バンド解散後もさまざまな名義で音楽活動を続けるかたわら、俳優としても多数の作品に出演。1996年には処女小説「くっすん大黒」で文壇デビュー、2000年に小説「きれぎれ」で第123回芥川賞受賞。以後は主に作家として活動している。

 

「パターソン」 ジム・ジャームッシュ

詩とはなにかということを、この映画を観てやっと知りました。夢のように過ぎ、泡のように消えていく日々の生活のなかで私たちは、毎日、真っ白なノートを贈られているのだと知りました。

 

 

【開発者】川田十夢がおすすめする本・作品リスト

川田十夢がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

1999年 メーカー系列会社に就職、面接時に書いた『未来の履歴書』の通り、同社Web周辺の全デザインとサーバ設計、全世界で機能する部品発注システム、ミシンとネットをつなぐ特許技術発案など、ひと通り実現。2009年 独立。2010年『AR三兄弟の企画書』出版。2013年 情熱大陸出演。編集者 佐渡島庸平と発明マネジメント会社トルク設立。2014年 J-WAVEでレギュラー番組『THE HANGOUT』スタート。2015年 作・演出・開発をつとめた舞台『パターン』をフジテレビで番組化、NHK『課外授業 ようこそ先輩』に出演するなど、公私ともに活躍の舞台を拡張している [2]

 

ハミ出しちゃってる先輩たちに学本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「真鍋博のプラネタリウム 星新一の挿絵たち」 真鍋博 星新一

読み手の想像力をハミ出させる絵なんです。・・・小説の世界が拡張されてますよね。

「怪獣博士/大伴昌司「大図鑑」画報」 堀江あき子

新しくて未知なものって設定自体が世の中にないですからね。これを商売としてやっていたという事実にユウキが出るなぁ。

 

「ディズニーランドが日本に来た!「エンタメ」の夜明け」 馬場康夫

当時としてはハミ出たものを作り続け、それが僕たちが知っている当たり前のアミューズメントやエンターテインメントの基礎になっている事実が、実に励まされるなと思って。


【作家】桜庭一樹がおすすめする本・作品リスト

桜庭一樹がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

桜庭 一樹は、日本の作家、小説家。女性。島根県生まれ、鳥取県米子市出身。1999年、「夜空に、満点の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。ゲームのノベライズやライトノベル、ジュブナイルなどの作品や、山田桜丸名義でゲームシナリオを数多く手がける。

 

「さよなら、ぼくのモンスター」

カリコレで「さよなら、ぼくのモンスター」観てきた。ネズミの最後っ屁がじつによかった。

【作家】戌井昭人がおすすめする本・作品リスト

戌井昭人がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

東京都調布市出身。1995年、玉川大学文学部演劇専攻卒業。同年、文学座付属研究所に入所。翌年に文学座研究生に昇進し12月に退所。1997年に牛嶋みさをらとともにパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げし、脚本も担当している[2]。
2008年に「新潮」に発表した『鮒のためいき』で小説家デビュー。2009年に小説『まずいスープ』で第141回芥川龍之介賞および第31回野間文芸新人賞の候補になる。2011年に『ぴんぞろ』で第145回の芥川龍之介賞候補、2012年に『ひっ』で第147回の芥川龍之介賞候補、2013年に『すっぽん心中』で第149回芥川龍之介賞候補、第40回川端康成文学賞受賞。2014年に『どろにやいと』で第151回芥川龍之介賞候補、第36回野間文芸新人賞候補。2016年に『のろい男 俳優・亀岡拓次』で第38回野間文芸新人賞受賞[3]。

就職しなくても大丈夫と思える本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「無能の人・日の戯れ」 つげ義春

つげさんのすごいのは、下品ではないところ。まさに詩情を感じてしまう。

「詩人と女たち」 チャールズ・ブコウスキー

女とやりまくるっていうだけの話なんだけど、でも常に情けない間抜けな結果が紛れ込んでいる。そこがよかった。えげつないことを言っているのに、下品ではない。

「抹香町・路傍」 川崎長太郎

つげさんが川崎長太郎のことを好きだっていうのもわかる気がする。ブコウスキーも長太郎も、書くことをずっとやめないっていうのがすごい。

【批評家】若松英輔がおすすめする本・作品リスト

若松英輔がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

公式サイト:http://www.gtpweb.net/twr/

 

批評家・随筆家。
1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。
2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選。
2016 年「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」にて第2回西脇順三郎学術賞を受賞。

 

 

「それでもそれでもそれでも」 齋藤陽道

今年読んだ新刊書の中で、最もたしかな、そして新鮮な手ごたえのある一冊だった。この作者の本として最高のもので、また、最初に読むのにもよいと思う。良質なフォトエッセイ集だが、精神は新しい「詩集」だと思った。素晴らしい。

【文筆家】松浦弥太郎がおすすめする本・作品リスト

松浦弥太郎がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

松浦弥太郎は、日本の文筆家、書籍商。「暮しの手帖」前編集長、COW BOOKS代表。cookpadの新サービス「くらしのきほん」編集長。

自分らしさに立ち帰る本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「手塚治虫極めつき 1000ページ」 手塚治虫

1000ページもあるとどれが自分が好きだとか、そういう話から離れていくんです。細部まで読破するのはまず、無理。連戦連敗。でも、負けるからこそ、また帰ることが出来るんです。

 

「谷岡ヤスジのギャグトピア」 谷岡ヤスジ

 

「赤塚不二夫1000ページ」 赤塚不二夫

 

 

「モモ」 ミヒャエル・エンデ

モモに出てくるマイスタ・ホラーが言う「星の時間」はまったく珍しくない、普通のこと。

【文筆家】平野紗季子がおすすめする本・作品リスト

平野紗季子がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から平野紗季子さんがおすすめする本・作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

フードブログが人気を博し、フードエッセイストなる。

食への好奇心が湧いてくる本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

 

「おいしさの表現辞典」  川端晶子、淵上匠子

 

一つの食材でも、人によって感じ方は違う。そんな面白さを教えてくれたのが、「美味しさの表現辞典」です。

 

「京都の中華」 姜尚美

この本片手に、京都を巡礼したほどです。

 

「ギィ・マルタンの芸術」  ギィ・マルタン

食への貪欲さが本の佇まいからも溢れてるんです(笑)。

【文筆家】平松洋子がおすすめする本・作品リスト

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プロフィール

アジアを中心として世界各地を取材し、食文化と暮らし、文芸と作家をテーマに執筆活動を行う。2006年『買えない味』で山田詠美の選考によりドゥマゴ文学賞受賞。2012年『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞受賞。

積極的に食を知るための本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「聡明な女は料理がうまい 」桐島洋子

台所の創造性をうたったことが衝撃的で。世の女たちがガツンといわされたんです(笑)

 

「土を喰う日々」 水上勉

精進料理の話だけれど、基本的に食と向き合う時の精神が書かれている。何度も何度も繰返し読みましたが、そのたびに新たな発見があります。

 

「エキストラバージンの嘘と真実」 トム・ミュラー

 

食べ物のことを語るうえではぜひ入れておきたいです。-知ることの大切さを改めて教えてくれる本だと思います。

【作家】朝井リョウがおすすめする本・作品リスト

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雑誌やテレビ、WEB上から朝井リョウさんががおすすめする本・作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビューし、2012年には同作が映画化。2012年、『もういちど生まれる』で第147回直木三十五賞候補。2013年、『何者』で第148回直木三十五賞受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少となる[1]。直木賞受賞後第一作『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。2016年、英語圏最大の文芸誌「Granta」日本語版でGranta Best of Young Japanese Novelistsに選出される。

 

『出会いなおし』 森絵都

人生を点ではなく線で捉えることの豊かさを教えてくれる短編集。切り捨てるのではなく、出会いなおす。大好きな一冊です。

 

『ディリュージョン社の提供でお送りします』 はやみねかおる

携帯電話を始めとする技術革新やツッコミ文化の台頭により”閉ざされた山荘”というような古き良きミステリ要素が成立しにくくなった今、はやみねさんはそれらを存分に楽しめるとあるシステムを確立しました。詳細は本編でどうぞ。

朝井リョウさんの作品

【おすすめ短編小説】最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。【全編あらすじと感想】

【作家】高橋源一郎がおすすめする本・作品リスト

高橋源一郎がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から高橋源一郎さんがおすすめする本・作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

散文詩的な文体で言語を異化し、教養的なハイカルチャーからマンガテレビといった大衆文化までを幅広く引用した、パロディパスティーシュを駆使する前衛的な作風。日本のポストモダン文学を代表する作家の一人である。

 

ティモシー・アーチャーの転生 (東京創元社) – 著者:フィリップ・K. ディック

「もうディックなんか面白くないんじゃないかと。そんなことはなかった、すっげえ面白い。」

人を愛せただけで幸せと思える本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「死の棘」 島尾敏雄

僕が思うに世界文学史上最もひどい私小説。そしてもし日本の小説を何か一冊だけ紹介しろと言われたらこれを挙げる。

 

「グッド・バイ」 太宰治

恋愛の途中では悩みが多いかもしれないけど、悩んでも悩まなくても結果は同じ。「全ての恋愛は無に帰す」と言っている。

 

「ヴェニスに死す」 トーマス・マン

同性で、年齢も、国籍も、言葉も、身分も違う少年を対象にした、愛の可能性ゼロ、「見てるだけ」の恋愛なのに、それでも幸福そうなんだよね。

【写真家】鈴木心がおすすめする本・作品リスト

鈴木心がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から鈴木心さんが薦めた作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

公式サイト:http://suzukishin.tumblr.com/

2005年東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業。アマナに勤務後、独立。雑誌、テレビ、映画ポスター、企業広告などの写真制作を手掛け、CM、PVなどの映像制作を手掛ける。

 

だいたい大丈夫、と思える写真集

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「GO-SEES」   juergen Teller

モデルの飾らない表情を捉えている。美しい子たちのありのままの姿を見ると、やっぱり元気が出ます。

 

「エル・ブリの一日 アイデア創作メソッド 創造性の秘密」 フェラン・アドリア

もの作りは創造だということを、アートでなく料理で体現。創造性を身近に感じる本

 

「Hiromix works」  Hiromix

技術や知識がなくても大丈夫。写真で大切なのは感性、意図、そして決定的瞬間に立ち会う運と教えてくれる。

 

「A BIRD – BLAST#130」  畠山直哉

人間がどんなに自然に手を加えても、自然は人に無関心という、ある種の怖さを感じる。

 

「Donald Judd: Agood chair is a good chair」 Donald Judd

大味な素描も収録されていて、その大胆さゆえに自分が勝手に深読みしてしまう“日常の逸品”集。

「ERNIE’S POSTCARD BOOK」 Tony Mendoza

「ilove.cat」というウェブマガジンを始める際どんな写真を撮るべきか悩んでいる自分に、憎い部分まで含めて愛らしい猫写真があると教えてくれた。

 

「太陽とハチ蜜 高橋マリ子写真集」 藤代冥砂

僕が写真を面白いと思うきっかけになった本です、いろんな意味で癒やされます。

「The Photograpfic Art of WILLIAM HENRY FOX TALBOT」 Larry J. Schaaf

まさに何事も、初心、忘れるべからず的な。

 

「TOYOTA 86 1st. ANNIVERSARY BOOK TOUGE」 五條伴好

峠道も立派な被写体にしてしまう撮影者の熱量の高さに感服してしまう。

 

「遠い視線」 長野重一

決定的瞬間をさらりと撮っている。とりあえずカメラを手に外に出れば大丈夫。何かは起こるが、見るか見ないかはその人次第だと気付かされる。

 

 

「カンボジアの子どもたち」 遠藤俊介

彼は大学の同級生で、白血病で亡くなりました。子供たちがすごいいい表情で笑っていて、写真越しに笑わせようと振る舞っていたであろう彼の姿を思い出します。

【歌人】俵万智がおすすめする本・作品リスト

俵万智がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から俵万智さんが薦めた作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

公式サイト:http://www.gtpweb.net/twr/

俵 万智(たわら まち、1962年12月31日 – )は、日本の歌人。父は希土類磁石の研究者の俵好夫

 

悲しみの秘義 若松英輔

久しぶりに「一生モノ」と思える本に出会った。

若松英輔の薦める作品リストはこちら

【作家】西加奈子がおすすめする本・作品リスト

西加奈子がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から西加奈子さんがおすすめする本・作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

西 加奈子(にし かなこ、1977年5月7日[1] – )は、日本の小説家イラン ・テヘラン生まれ。エジプトカイロ大阪府和泉市光明台育ち。『ぴあ』のライターを経て、出版社への持ち込み原稿であった『あおい』で2004年にデビューする。 2005年『さくら』が20万部を超えるベストセラーとなる

公式サイト:http://www.nishikanako.com/

 

参照:角田光代さん×西加奈子さん|人気作家が「年末読みたい本」とは?おこもり読書のすすめ

 

「テヘランでロリータを読む」  アーザル ナフィーシー

イラン人の女性英文学者がイランの革命後、監視社会になってしまったなかで自分の家に生徒を集めてこっそり「ロリータ」を始めとする当時禁じられていた小説を読むっていう。ドキュメンタリーのような作品です。多分日本って、イスラム教徒のことを一番知らん国やと思うんです。だから世界で色々起こっていることがちょっとわかるかなって思って。そういう意味でも読んでほしいですね。

 

「灯台守の話」  ジャネット・ウィンターソン

これは自分に向けて書いてくれてる気もしたし、この歳でこんな小娘みたいな気持ちになると思わんかった!っていうくらい、読んでて苦しくて…。「なんでこれ、私は書かれへんかったんやろ」って悔しくて、めちゃくちゃ嫉妬した。しばらくこのことばっかり考えてて、ハマりすぎて苦しくて嫌でしたね。もう嫌すぎてしばらく人に言えなかった。

 

「ホテル・ニューハンプシャー」  ジョン・アーヴィング

何かあったとき絶対に持ってます。これを読むまで一番のカルチャーは映画や音楽やと思ってて、小説の地位は自分のなかで正直低かったんですよ。でも読んでから、一気に1位になりました。ほんとに全部を超えた!アーヴィングは言わずもがなですよね。

 

「青い眼がほしい」  トニ・モリスン

モリスンは文章が美しい。うち、作曲家や映画監督は常人じゃないと思ってて、自分には遠い出来事やと思ってたから安心感があったんです。でも小説って、私たちももしかしたらできるじゃないですか。言葉を知っているし、紙と鉛筆さえあれば物理的には書けるから。なのに、こんな“遠いところ”で書いてるっていうか、絶対真似できないすごいことをしてる小説家がいるんだってびっくり。

【歌人】穂村弘がおすすめする本・作品リスト

穂村弘がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から穂村弘さんが薦めた作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

 

プロフィール

加藤治郎荻原裕幸とともに1990年代の「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。批評家エッセイスト絵本翻訳家としても活動している。

詩の楽しさ、詩の本質を窺い知れる本

参照:BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

 

「ともだちは実はひとりだけなんです」平岡あみ 絵 宇野亜喜良

「例えば”冷蔵庫開けて食べ物を探すときその目を誰にも見られたくない”とか、瑞々しい孤独感が好きですね」


 

「手のひらの花火」 山崎聡子歌集

”義兄とみる「イージーライダー」ちらちらと眠った姉の頬を照らせば” 危険な雰囲気ですよね。女性の方が逸脱セざる得ないというか、魂だけは自由なんだっていうイメージが広がります。

「詩めくり」 谷川俊太郎

日めくりカレンダーのように、毎日一篇ずつ、短文が載っている

 

「死刑宣告」 荻原恭次郎

ここまで徹底的にビジュアルを駆使した詩集は稀有

 

「えーえんとくちから 笹井宏之作品集」  笹井宏之

「えーえんとくちからえーえんとくちから 永遠解く力を下さい。」詩的ワンダーを感じる表現だと思います。

 

「春戦争」 陣崎草子

“ランボルギーニらんぼるぎーにランボルギーニLamborghini男はバカだ”つい、”乱暴”という言葉を想起しますよね。

 

「おおきなひとみ」 谷川俊太郎 絵 宇野亜喜良

“だれもしぬことはできない なにもおわることはできない” これは、日常的常識とは真逆。この衝撃が詩的にどう回収されるのか。手に取って確かめてください。

 

「みちのく鉄砲店」 須藤洋平

“真夜中、家中の酒という酒を全て飲み干し、それでもまだどこかに隠してあるんじゃないかと乱暴に探し回った”という一節で始まる彼の作品は、とにかく衝撃的。

 

「西東三鬼全句集」 西東三鬼 

ほかの俳人とは違う、トリッキーな作品を遺した人です、寺山修司も彼のファンでした。

 

「タラチネ・ドリーム・マイン」 雪舟えま

クロージョライという名の女の子が登場するのですが、その名の由来はclose your eyes。そのセンスには衝撃を受けました。

 

「セレクション歌人26 東直子集」 東直子

素晴らしい才能の持ち主。

 

「まさかジープで来るとは」 せきしろ 又吉直樹

ぼくは、お笑いの芸人さんはほぼ全員、詩人だと思っています。その一つの証左がこの作品です。

 

「明石海人歌集」 明石海人

“深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない”この詩を残した時点では、もう目は見えていなかったはず。そんな状態の彼が、自らが光らなければ希望はないと言うわけです。すごい迫力です。

【作家】角田光代がおすすめする本・作品リスト

角田光代がおすすめする本・作品リスト

雑誌やテレビ、WEB上から角田光代さんがおすすめしていた作品をリストアップしております。リーディングリストにご活用下さい。

プロフィール

大学を卒業して1年後の1990年、「幸福な遊戯」で第9回海燕新人文学賞を受賞し、角田光代としてデビュー[5]。1996年に『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を受賞したほか、数度芥川賞の候補に挙がった。2005年、『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞受賞[8]。『キッドナップ・ツアー』など児童文学も手がけている。

参照:角田光代さん×西加奈子さん|人気作家が「年末読みたい本」とは?おこもり読書のすすめ

 

「べつの言葉で」 ジュンパ・ラヒリ

家では両親の話すベンガル語、外では英語を話して育ってきた著者が、イタリア語を勉強して習得するまでのエッセイで、初めてイタリア語で書いた短編小説も収録されている。でも結局それも、「今年の3冊」のうちの一冊に選んじゃったりするから。

 

 

「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」 滝口悠生

作者の若さが美しい!最近若い人が書いた本を読むと、「あぁ、私にはもうこういう所へは行けない」って思っちゃって。それこそ、打ちのめされる感覚。衝動と書き方とか、地図を持たずに小説のなかにいる感じで。

 

 

「あなたを選んでくれるもの」 ミランダ・ジュライ

今年一番私がおもしろいと思った本なので、おすすめしたいです。作者は2011年に「ザ・フューチャー」っていう映画を撮った監督なんだけど、それを撮る前に作る意味がわからなくなっちゃったんです。行き詰まって、フリーペーパーで「売ります」って広告を出してる人に会いに行ってインタビューするってことを始めるんですよ。いろんな人に会って話を聞くうちに、インターネットが入らない“生の人生”っていうのにどんどん入っていっちゃって、打ちのめされていくんですよね、人生の生々しさに。最後に符号がぴったり合うみたいな、信じられないようなことが起きて映画ができるんですけど、最後がすごい。

 

 

「輝ける闇」  開高健

私は、開高健の『輝ける闇』にすごくショックを受けて、今なおショックを受け続けています。言葉の使い方とか日本語に対する姿勢とか、あと書く対象への迫り方、向かい合うときの姿勢の真摯さとかがズバ抜けてる。私とは月とすっぽんくらい違う。多分デビュー前に知ってたらデビューしなかったかも。怖すぎて…。

 

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    【おすすめ短編小説】観光 タイの街角にいるようなトリップ感が楽しめる短編小説【あらすじ感想】

    美しい海辺のリゾートへ旅行に出かけた失明間近の母とその息子。遠方の大学への入学を控えた息子の心には、さまざまな思いが去来する――なにげない心の交流が胸を打つ表題作をはじめ、11歳の少年がいかがわしい酒場で大人の世界を垣間見る「カフェ・ラブリーで」、闘鶏に負けつづける父を見つめる娘を描く「闘鶏師」など全7篇を収録。人生の切ない断片を温かいまなざしでつづる、タイ系アメリカ人作家による傑作短篇集。

    ガイジン  ラッタウット ラープチャルーンサップ

    ガイジンしか愛せない短編

    あらすじ

    タイでモーテルを営む母と息子は季節ごとに世界各地の観光客を迎える。客の目的は象と女。息子は母とアメリカ軍の間に生まれた。出自なのかなぜか観光客のガイジンの女しか愛せない息子。タイでもアメリカでもないアイデンティティのと恋心の不確かさ。

    感想

    観光地にはハレの空気というか、往来する人々がみな高揚している独特の明るい空気があります。ここはタイでも同じ空気がありつつ、異文化が交流する交差点でもあり、その交流により自身のアイデンティティの不確かさが確かに認識出来るとき、恋心は目の前の景色を輝かせてくれたものから、色彩すら失うほど日常が虚しくなってしまうものなのかもしれません。恋が始まりやすい場所は同時に、恋が終わりやすい場所でもあるのかなと。異国の恋を描く、越谷オサムさんの短編小説を思い出しました。

    カフェ・ラブリーで  ラッタウット ラープチャルーンサップ

    by unsplash

    兄が教えてくれたバイク 短編 

    あらすじ

    父を不慮の事故で失い母は心を失った。貧しさにも嫌気をさしながら、兄が連れてってくれたハンバーガー屋、クラブ、シンナー、バイク。タイの生ぬるく臭気立つ街中を走り抜けていく兄弟の原付バイクの音が聞こえてくる。

    感想

    弟を小馬鹿にしながらも、アメリカ発のハンバーガ屋に弟の分しか買えない所持金なのに「自分はお腹が空いていない」と弟にご馳走様するシーンや、弟にせがまれ嫌々クラブに連れていくも、弟が危険な目に合うと弟想いのいち面を見せる兄の姿が印象的でした。最後、なにもかもうまくいっていない現状ではあれど、その現実の街なかを走り抜ける兄弟二人を乗せたバイクのシーンは、もう2度と同じ瞬間が訪れない時間なのだなと、人生は1回性の物語であることを改めて感じました。

    徴兵の日 ラッタウット ラープチャルーンサップ

    by unsplash

    無二の親友を裏切った日の短編

    あらすじ

    クジにより徴兵選抜をするため、村の若者が集められたある日、親友ウィチャと互いの幸運を祈った男は父に軍への賄賂をしてもらい、徴兵を免れることをウィチャに言えなかった。クジを引くウィチャと男。友情が悲しい。

    感想

    友情の無垢なつながりは、コネや金銭など社会の不公平な部分により断ち切られ様子がなんとも切なかったです。友情があれば、事情を伝えられれば、また違った形で友情は繋ぎ止められたかもしれませんが、友情の形が変わること自体が怖くなり本当のことを言えない。そんな気持ちを抱えていたとしても、ウィチャにはそれすら届かない。友情を繋ぐのは、まず自身への誠実さが試されます。彼は徴兵を免れ命の危険を免れましたが、大切な何かを失い、後ろめたさを感じながらこれから生きていくのだと思います。

    プリシラ ラッタウット  ラープチャルーンサップ

    by unsplash

    難民少女との思い出 短編

    あらすじ

    少年はある日、カンボジアから難民としてきた少女プリシラと仲良くなった。街は難民への怒りとしてバラックは焼き払わられ、難民はまた別の場所に。少年は自身の無力感と少女との別れにただただ涙が溢れる。

    感想

    「難民」と呼ばれる人に会ったことがない自身の環境で想像することは難しいですが、無理して近付けてみると、小さい頃、親に特定の誰々くんと仲良くすることを良くは思われないことと近いかもしれません。子供は親を真似、親が見てるように物事を見ますが、子供が自分の目を通しての気づきも日々生まれます。はじめは穿った見方で見ていた誰々も実は良い奴だから仲良くなったという経験を子供は重ねていくのでしょう。親からの視点と子供の視点が乖離していくことが成長でもあります。しかし、その成長とは裏腹に、子供が社会を変えいていく力はなく、大人の理不尽な言動や行動が、時に子供の心を強く傷つけることがあります。物語で起きる出来事は、現実のこの世界のどこかで今日も起きていると想像しますが、少女プリシラのような子供の笑顔がそんな世界をほんの少しだけでも、救ってくれていればと願います。

    こんなところで死にたくない ラッタウット ラープチャルーンサップ

    by unsplash

    異国で老年を生きる男 短編

    あらすじ

    半身が思うように動かず老いた身体のため、タイの女性と結婚した息子夫婦と暮らす。異国の地、異国の血を引く孫、何もかも合わない暮らしに塞ぎこむが、ある日、近所に移動遊園地がやってきて、家族でゴーカートをすると。

    感想

    祖国に残した親友や亡くした妻を思い出すばかりの日々と、その日々に自由に動いていただろう身体はいまはもうなく、息子の妻であるタイの女性にご飯を食べさせてもらう生活。コミュニケーションがうまく取れないもどかしさが老人をより孤独にさせる前半のシーンから、後半に訪れた移動遊園地での老人のはしゃぎっぷりは老人だけでなく、息子夫婦や孫たち家族の世界を開いてくれるタイトルでもある老人が口にした「こんなところで死にたくない」はあの日の夜なら、「ここで死んでもいい」になったのではないかなと感じた家族がもたらす幸せの話でした。

    闘鶏師  ラッタウット ラープチャルーンサップ

     

    負け続ける父を想う娘 短編

    あらすじ

    街の悪名高い名士の息子に絡まれた闘鶏師の父。父が育てた闘鶏は、金で買われた闘鶏師と規格外の闘鶏に敵わず負け続ける。なぜ父はそれでも戦うのか。家族の過去、この街の過去を知った娘。救われない未来にそれでも望みを夢見る。

    感想

    絶対悪の救われない環境に置かれた人がとる行動は見て見ぬふり、無抵抗。今回もそれでよかったはずなのに、なぜ父は抗ったのか。自分が大切に育てた鶏すらも失い、なぜ抗うのか。父は過去に姉をなくした。その事実を招いたのはこの名士であり、その息子も同じように怪物となり、自分の前に立ちはだかったことと過去の自分と同じようにやり過ごすことが許せなかったのかもしれません。何かに取り憑かれるように負ける闘鶏にこだある父の姿に、娘はなにを思ったのでしょうか。ハッピーエンドとはいえない救われない家族の物語。

     

    聴く読書のすすめ

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    【おすすめ短編小説】最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。【全編あらすじと感想】

    男は、とっておきの恋ほど誰にも見せない。本当の恋のクライマックスは、自分の心だけが知っている。忘れられない、忘れたくない気持ちはきっと、ひとりで大切にするものと解っているから―男たちがどこか奥のほうにしまいこんだ「本気の恋」。7人の作家が描き出すのは、女には解らない、ゆえに愛すべき男心。恋人たちの距離を少しずつ、でも確かに近づける究極の恋愛アンソロジー。

    男性作家が7人が描く7つの恋の物語。そしてその恋は最後の恋がテーマ。最後とはどういう意味だろう。作家それぞれが描く最後の意味を想像してみたり、その恋物語自体を楽しんだり、老夫婦の恋や、初恋、異国の恋や、学生時代の淡い恋、など多種多様な恋物語が楽しめます。伊坂幸太郎さんの伏線回収の妙、朝井リョウさんのみんなといることの「孤独」な俯瞰的な目線など、作家それぞれが持つ特徴も随所に見られる作品群です。あらすじと軽い感想を書きましたので読書選びの参考にご活用ください。

     

    僕の舟  伊坂幸太郎


    by unsplash

    最後の恋と最初の恋の短編‬ 

    あらすじ

    水兵リーベ僕の舟、元素記号の覚え歌を口ずさみ、老婆は夫の介護の傍ら、探偵に昔の恋人を探してもらう。偶然見つかった恋人のいまを知り、涙がこぼれた。僕の舟が案内してくれる最初で最後の恋。‬  ‪

    感想

    老婆のおもいつきではじまった探偵への依頼から、思いがけず、老夫婦が結ばれていく物語が編まれていく展開はさすが伊坂幸太郎さんと感心しっぱなしでした。伊坂幸太郎さんらしい伏線回収がミステリーでなく、恋物語で展開されていく様子は、恋愛が持つ偶然性を表現しているようであり、かつ伏線回収の気持ちよさであるロジカルさが男性の私にも恋物語を楽しく読ませてくれたのかなと思います。

    3コデ5ドル  越谷オサム


    by unsplash

    異国の女性に恋をした短編

    あらすじ

    観光地のとある島の雑貨屋で働くジョンはいつも花を買いに来る日本人女性ケイコに淡い恋心を抱く。偶然街で見かけた彼女交わした言葉の通じない会話が二人の距離を少しだけ近づける。彼女にとって悲しい思い出の島が彩りを帯びはじめる。

    感想

    言葉とはなんだろう。恋とはなんだろう。国も言葉も違う者同士が人間関係を築くのは、その人特有の背景やコミュニケーション能力でなく、もっと動物的な感覚が先にきているのかもしれません。ジョンはケイコへの感情を言葉よりも先に抱いているようでもあり、少しづつ互いを知っていくと、先の感情が確かだったことを言葉が後付のように説明してくれる。心が先立って表現されるとき、ひととひとは、つながり始めるのかもしれないなと感じた恋物語でした。

    水曜日の南階段はきれい  朝井リョウ

    by unsplash

    「卒業」が教えてくれる恋心の短編 

    あらすじ

    軽音楽部の神谷は音楽サークルが有名な大学を目指す。苦手な英和訳を同じクラスの夕子さんに教えてもらう。夕子さんについて、前から気になっていたことがある。なぜ夕子さんは南階段を掃除しているのか。神谷も好きなあの階段。その答えは卒業式のあとに初めてわかる。

    感想

    この高校には卒業の日に文集が配られる。その表紙はひとりひとりがデザインできるそう。なかにはカップルそれぞれが表紙を交換しあって卒業の日の文集に想いを込めるなどの慣習があるのだと。ふとしたきっかけで仲良くなった神谷と夕子さん、夕子さんから文集の表紙を交換しようと言われ、手にした卒業の日に夕子さんの想いを知った神谷。なぜ階段を掃除しているのか、夕子さんの進路や将来の夢など、これまで聞きたかったことが書かれていた。そしてこれからも聞きたかったことがたくさんあったことにも気付かされる神谷。卒業で離れるふたりをつなぐのは互いの夢。恋や夢、将来、友達、孤独。青春と言われているあの頃に大切にしていたすべてが込められている短編でした。

    イルカの恋  石田衣良 ‪

    叶わぬ恋の短編‬  ‪

    あらすじ

    イルカは哺乳類でありながら海にいきる生き物。男から女になった女性と叶わぬ恋をしていた男。その恋をそばで見ていたもうひとりの女性。三人の悲しみが海に溶けていく。‬  ‪

    感想

    仕事をやめ、アルバイト先として海辺のカフェに採用された女性と、店を営む男女ふたり。そのふたりは恋仲であり、女性のほうは、男性から女性に変わった人だった。太ももにはイルカのタトゥーが入っていてる。男性は資産家の生まれで跡継ぎである身分から逃れ、ここでふたりカフェを営んでいる。二人の外にある世界が抗えない力で二人を引き離そうとする。ある日、イルカの女性が、行方不明に。悲劇的な恋の終わりにただただ、残された男性に寄り添う女性。イルカの哺乳類であり、海でいきる。寄る辺のなさに漂う姿が3人の姿と重なって見えました。

    桜に小禽  橋本紡

    by unsplash

    恋、別れの時、短編

    あらすじ

    もうすぐ引っ越し業者が来る。この部屋から出ていく二人は、終わらない引っ越し準備をそれぞれ別々にしていた。ダンボール箱にしまうモノに想い出が蘇ってくる。別れ際の寂しさを、この部屋にしまうまでの最後の時間。

    感想

    モノや空間をきっかけで思い出されるのは記憶だけでなく、その時の感情もかすかではあれど蘇ってくることがあります。その過去の感情は、いまの決断を揺るがせはしないものの、決して戻ることができない過去との別れをより寂しくさせます。誰にでもあった別れの記憶と感情の物語です。

    エンドロールは最後まで  荻原浩 ‪

    意地でも最後まで見届ける恋の短編‬  ‪

    あらすじ

    独身女性は結婚について「なし」と決めた矢先ひとり映画館の後のひとり牛丼屋で声を掛けられた。それは先ほど同じ映画を観ていた男性。恋仲になるのも自然の二人だった。けれど彼の素性だけが未だ分からなかった‬。

    感想

    最後の恋とは、「終わり」のことでも恋人として「最後の人」とという決して自分史上最上の恋でもなく、これからどうなるか、よくわからないけれども、いま大事にしたい恋を「最後」まで見届けてみようと思う心でもあり、それは「最後」でなく「最初」のつまり、「はじまり」の希望のような類のものでもあるのかなと意思を感じる物語でした。

    七月の真っ青な空に  白石一文

    by unsplash

    夏、喪失と希望と恋の季節 短編

    あらすじ

    三年前の夏、婚約者を失った女性。七年前の夏、愛する妻を失った男性。夏の空の下、心を失ってしまった二人が出会い心を取り戻してくれたのもまた夏の真っ青な空の下の恋だった。

    感想

    ひとは恋を失うと、いままで満たされていた場所にぽっかりとした空しさを心に覚えます。恋をして、恋を失ってはじめて、ひとは自分の心の大きさや輪郭を知っていくのかもしれません。少しづつ自分の心の形を知ることで、また、互いに惹かれ合う心の形を見つけていくのかもしれません。

     

     

     

     

    【伊坂幸太郎の短編小説】

    【おすすめ短編小説】伊坂幸太郎作品のおすすめ短編小説リスト

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    【おすすめ短編漫画】町田洋「夜のコンクリート」【全編あらすじと感想】

    「夜のコンクリート」にある「懐かしさ」と記憶という「SF」

    町田洋さんの4編からなる短編集。どの編にも通じるのは、「懐かしさ」という幼少や青年のときに出会った思い出です。あの頃の思い出やその時に感じた心の動きが、町田洋さん描く「SF」が散文的に散りばめられた世界観のなかに蘇ります。

    夜のコンクリート  町田洋

    建物も眠る深夜3時の短編

    不眠が続く男。同僚が近所で酔いつぶれていたので泊めることになり、連れ添いでいた同僚の知人も一緒に。その知人は不思議な力があり建物の声が聞こえると。建物に耳を澄ます深夜3時。

    不眠が続く男が同僚の知人から「深夜3時から明け方まで建物も眠る」聞いたあとにベランダから見た夜明け前の街並みのシーンは誰もが同じ時間の街並みに感じた街全体が眠っているあの感じが蘇ってきました。男がそれを目にした後の少し眠れそうな柔らかい雰囲気が印象的です。

    夏休みの町  町田洋

    夏休みの懐かしさが蘇る短編 

    夏休み。青年はバーベキューをするため、山の上で戦闘機と老人を見つけた。老人は過去に宇宙人にとらわれた友人を取り戻す計画をたて、青年は協力することに。宇宙人にとらわれた者は自分の心地の良い世界の中で生き続けるそう。その世界を見たとき青年は気づく。

    個人的な感覚ですが、学生の夏休みは長く、永遠に続くような錯覚を覚えていました。あの頃の感覚が入道雲のように広がった物語の世界観に懐かしさを感じるとともに、老人との出会いという「SF」に突然夏休みが終わりを迎えていく寂しさが襲ってきます。夏休みに出来た思い出やイメージは確かに誰の心のなかにあることを思い出させてくれる物語でした。

    青いサイダー  町田洋

    子供の頃に頼りにしていたイメージが蘇る短編 

    小学生の少女は友達が出来ず、いつも空想の「島」をイメージして遊んでいた。その「島」は喋り彼女の友達でもある。彼女が暮らす団地の屋上に仙人と呼ばれいつも空を見上げている周囲から怪しまれてるおじさんがいた。彼女とおじさんが出会った時、「島」が。

    「島」を少女の友達とされている設定に少し難しく感じたのですが、誰もが幼少の頃描いていた世界観やその世界にいた友達やキャラクターが彼女にとっては「島」であったと思うと、もう思い出すことも見ることもできないイメージがあったとことの寂しさや輝きみたいなものの微かな風が吹くような短編でした。

    発泡酒  町田洋

    若い時に言った言葉は発泡酒と似ている短編 

    「音楽を作ることは俺の全てだ」あの頃友人が言った言葉は、確かにあの頃の自分の心に響いた。大人になって久しぶりに会ったその友人がもうそんな言葉のかけらもなくとも。言葉と発泡酒は似ている。

     

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    【おすすめ短編小説】「短編工場」12の作家の12の物語 【あらすじと感想】

    読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。

    短編工場の12人の作家が描く、12の物語はどれもハートフルな最後で締めくくれられる読後感でした。比較的ポップな物語や、SF、昭和の戦後や高度経済成長期を描く時代性、青森の海辺の漁師の父子の物語の土着性のある物語まで多種多様な物語が編まれています。あらすじと軽い感想を書きましたので読書選びの参考にご活用ください。

     

    かみさまの娘  桜木紫乃

    感情の在りかを見つけてくれる短編 

    母は霊能者として近所の人に「かみさま」と呼ばれていた。胡散臭さから募る憎しみに家を出て10年後、母はなくなった。母の葬儀で会ったのは、昔、母の元に通っていた一つ年上の男。男は彼女に借りていた一冊の本と「かみさま」の話をはじめる。

    母への憎しみめいた感情が、ひとりの男との再会で溶かされていく。自分でもその感情がどこにあるか分からずいるものは、ひととの出会いや交流で、気付かされ、癒やされていくのかもしれない。誰かから受けた悲しみは、また別の誰かから癒される。ひともひとの気持ちもめぐっていくのかなと感じた物語。

     

    ゆがんだ子供  道尾秀介

    心のうちのゆがみこそホラーな短編 

    一生懸命だけでは評価されない。社会人としてのある種の諦観をもてあそんでい男は、駅のホームでゆがんだ子供に出会う。子供は唐突に3つの問題を出す。3つ目の問題が終わると男は気づく。

    とても短い物語なのですが、不穏な空気が終始広がっていて、3つめの問題のあとにどんなことが待っているのか。読み終えたあとに感じたのは、人間の心や記憶こそがホラーかもしれないということでした。

     

    ここが青山  奥田英朗

    世のなか至るところに骨を埋める所がある短編

    36歳で会社が倒産。次の日から妻は働きに出かけ、男は家事と息子の幼稚園の送り迎えをはじめる。元上司、元同僚、親など周りの心配をよそに主夫としての生活を楽しむ自分がいることに気づき始める。

    主夫という多くはない職業にいて、世間は心配してくる構図は多かれ少なかれ、みんなが「世間体」という空気で感じているものではないでしょうか。でも、世間体から離れ、自分の思いに正直に生きることがなにより一番だと気づかせてくれる短編。

     

    じこくゆきっ  桜庭一樹

    “じこくっ、は、じつは、とくに遠い場所ではなかったのだ。義務と、退屈。”

    青春の思い出が蘇る短編 女子高生は副担任の女性の先生と鳥取へ夜行列車で向かう。夢のような時間の逃避行がいまもまだ忘れられない。誰にもある青春の記憶と現実のギャップが共感。

     

    太陽のシール  伊坂幸太郎

    自分で考え決めたのなら大丈夫、な短編 

    近い未来に地球がなくなる。そんなとき、夫婦は諦めていた子供を身籠り産むかどうか決めあぐねる。夫はよりによって優柔不断に輪をかけた優柔不断。夫婦が出した答えは。

    なくなる未来と、これからくる未来が交差する「いま」に悩む男の答えは、未来や過去でなく、ただ、ここにある「いま」を強く想うことの大切さを教えてくれます。

     

    チヨ子  宮部みゆき

    大切な思い出が蘇る短編 

    着ぐるみアルバイトをする高校生。着ぐるみの中から覗くと、周りの人がぬいぐるみに見える。それは子供の頃に誰もが大切にしていたぬいぐるみ。あの頃、大切にしていたぬいぐるみを思い出した。

    二人の名前  石田衣良

    名前をつける喜びの短編 

    同棲生活も落ち着き、部屋にある物すべてにそれぞれの所有を表すイニシャルをつけていた二人。ある日、二人は生まれたての猫を引き取ることになった。二人で考えたはじめての名前。それは二人の関係を表す名前も変わる出来事だった。

    金鵄のもとに  浅田次郎

    戦後の兵士が社会という明日を生きる短編 

    戦後の焼け野原で物乞いをしていた帰還兵の看板には、ある全滅した隊の生き残りである書かれていた。その看板を見た隊の本当の生き残りである別の男は怒りに物乞いに詰め寄る。物乞いを裏で取り仕切る男、久松と出会い男は戦後の明日を生きるきっかけを見つける。

    しんちゃんの自転車  荻原浩  

    自転車が乗れた頃を思い出す短編 

    夜中、坂道からしんちゃんの乗っていた自転車のカラカラという音がした。窓から覗くとしんちゃんが迎えにきた。真夜中に2人でいった池。しんちゃんとの思い出と自転車。

    幼少の頃の友達の記憶は鮮明でもあり、あやふやでもあります。思い出してみると、あの時のあの子はなんであんなことを言ったんだろう。そして自分はなぜ、そのワンシーンが記憶として思い出すのだろう。と懐かしさは不思議な気持ちを含ませて蘇ります。この物語は少女が自転車に乗れるようになる時の思い出です。不思議で懐かしい思い出が、いまかすかに自分の癖や行動の一端になっていることに気付かされる短編でした。

    川崎船  熊谷達也  

    家族の約束に心温まる短編

    昭和、ある漁師町は手漕ぎからモーターエンジンへと移り変わろうとしていた。漁師の息子は父に最新のエンジンの購入を迫るが父は首を縦に振らない。その理由が心温まる。

    時代にも海にも荒波に揉まれる漁師町の親子。経済成長に船もモーターエンジンの搭載の時代がやってくる。その確実な未来に父がいっこうに動こうとしない様子に息子は苛立ちと不信感を抱く。ある日、父が漁の仕込み中に大怪我をし、船の頭を任された息子。それは父の偉大さを思い知る出来事だった。最後に父から告げられた言葉とモーターエンジン渋った理由が、子を想う故の判断だったことを知り、目頭が熱くなりました。

    約束  村山由佳 ‪

    タイムマシンはここにあった短編‬ 

    仲良し4人組の小学男子、一人が病にかかり入院へ。難病を患った友の姿にタイムマシンを作る三人。タイムマシンは完成したが願いは叶わず。その時の気持ちは未来を形作る。タイムマシンは心に。

    少年たちそれぞれの未来は、研究者や工場の跡継ぎになった他の2人とは反して、この物語の語り手でもある主人公は不確定のまま大人に、それでもあの頃の想い出を言葉にするこの作品こそが、つまり、タイムマシンなのだというひとつの答えを提示してくれてると個人的には感じています。それは言葉こそが、誰かの心に届き、いまこの瞬間に、ここにはない記憶や感情を呼び起こすタイムマシンであるという作家の答えでもあるのかなと思いました。ネタバレしてますが、とても気づきのある解釈を与えてくれた物語でした。

     

    【短編小説がお好きな方は、こちらもどうぞ】

    【おすすめ短編小説】最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。【全編あらすじと感想】

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    【おすすめ短編小説】いしわたり淳治「嬉しい悲鳴をあげてくれ」【全編あらすじと感想】

    “「言葉」の持つエンターテイメントの可能性を開く1冊” 鈴木おさむ

    ショートショートとエッセイで構成される作詞家の作品。雑誌連載の一話を読んで、この人面白い、と思ったのが10年前。 隣で妻が本を手にして、この人面白い、と言っていたのが、いま。 いつか同じものを同じように面白がってくれる人が隣にいると、10年前の自分が知ったとしたら、さぞ嬉しい悲鳴をあげるだろうな。 と思った作品です。

     

    いしわたり 淳治
    日本のギタリスト、作詞家、音楽プロデューサーである。青森県十和田市出身。血液型B型。元SUPERCARのギタリスト。 シンプルなバンドサウンドからダンス、エレクトロまでアルバムをリリースする毎にそのスタイルを柔軟に変化させ、オリジナルアルバム7枚、シングル15枚を発表。 ウィキペディア

     

    顔色

    by unsplash

    食事に誘った女の子がつれないし、なんか不思議なことをいう。人の顔色が読めると。振り回されるだけ振り回され、うちに誘ってみたが断られ、別れた。なぜか。顔色が読める言っていた彼女が友人に話したその男性の顔色がラスト。

    短くも伏線回収、ラストのオチなど、ショートショートの面白さが詰め込まれている作品。

    さみしい夜は

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    タクシーはこず、レンタルビデオ店やコンビニも閉まっている。夜の移動や娯楽、連絡手段が、停止した夜。ひとは夜の長さを知る。なぜそれが起きたのか。理由を知るといっそう寂しくなる話。

    幽霊社員

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    内部告発で会社もキャリアもダメになった男が、自殺をはかるためホテルに泊まる。なぜか自室の部屋にいた女性と酒を飲み交わすことになり、今までの恨みつらみ後悔など話しだす。女性は前向きな言葉をかけ、男の自殺をやめさせる。なぜやめさせることができたのだろう。彼女は。。

    コイバナシュールレアリズム

    by unsplash

    ある女性と食事デートするも噛み合わず、なぜか女友達を数人呼ばれ女子会に。趣味が合わないとはこのことか。ただ、前の彼女と別れた理由も趣味が合わなかったことが理由だけれど、今回は少し「趣味」が違った。

    大きな古時計の真実

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    童謡の大きな古時計の真実の物語。お祖父さんは安らかに眠ったその日、古時計はなぜか12時を指し示し針がとまっていた。そこから浮かび上がった古時計の真実とは。

    人間のオーバースペック願望

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    この部屋には人間のニートがいる。それらを囲むように家電が並ぶ。家電は人間のことをどう思っているのか?スペックの高望みをしている人間へのアイロニー。

    偶像崇拝

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    閑古鳥が鳴く美容院に神様が来店した。願いを叶えてもらうことになったが思わぬ結末に。偶像で見た神様と本当の姿の神様は違う。

    どなたかお客様の中に

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    飛行機内でよくあるどなたかお客様の中にというセリフ、そのシーンがいま叫ばれている。叫ばれ続けている。なぜに誰のために、叫ばれているのか。

    永遠に続くもの

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    博士が開発したハゲ薬、マフィアに権利を差し出すと引き換えに研究所を守ってもらう契約を交わす。世の中に5人に3人が、ハゲになった頃、博士は本当の目的を始める。

    待ち合わせ

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    彼氏がいる女性と念願の食事デート。彼との関係が終わったことを期待しながら待ち合わせる。彼女は少し遅れると連絡に空腹に耐えられず蕎麦を食べてしまった。いざ彼女との食事になっても食欲もなく、彼氏とも良好とのこと。恋はタイミング。そのすれ違いを待ち合わせと掛けた物語。

    世界の中心

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    デパ地下のレジで働く男。機械的にレジ業務を、こなす。同じように機械的に挨拶もなく通り過ぎるお客達。繰り返されるレジを通る商品は世界各国日本全国から集まったものばかり。世界の中心とはどこだろうか。

    共通の敵

    by unsplash

    人間という生き物は共通の敵を得た時だけ団結する。家庭から世界平和までサイズが変わっても同じように行動する人間の滑稽さを描く。

    うれしい悲鳴

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    女性が雑誌を眺めながら、幾人もの男と結婚を取りきめる。雑誌の表紙は「これからは一婦多夫」と書かれた最新トレンドに乗っかる女性。世界の人口増加、食糧不足、世界的に一婦多夫になる近未来に、いぶつな女性の流行意識を皮肉る物語。

    面白い服

    by unsplash

    面白い服はないかね。服を探しに来た男にショップ店員が次々と面白い服を紹介する。それは次第にエスカレートし店員が思う面白さに男は引き怖くなる。面白い服とは、面白いとは何か。その「異常さ」が面白い。

     

    他エッセイ・小説目次

    浮き浮きウォッチング
    ヒラメキの4B
    チャレンジ運転
    from新居with love
    ポケットから生まれた男
    DANCE IN THE BOOOOOM
    誕生日を祝う理由
    第一印象を終わらせろ
    はやく人間になりたい
    made in自分
    笑ってはいけない温泉宿
    快適な暮らし
    数字の話
    窃盗のすすめ
    似合う色の見つけ方

    小鳥の歌声
    賞味期限が切れた恋の料理法
    密室のコマーシャリズム
    正義の見方
    男の持ち物
    真面目なプレゼント
    死んでも直らない
    あくびをしたら
    わからない儀式
    新時代小説
    ある研究成果
    NEW MUSIC
    殺人タクシー
    空き巣さんいらっしゃい
    我輩の辞書には
    フジヤマインマイヘッド
    あくびとファンタジーに関する考察
    デパートの超魔術
    少年よ、大志をミシェれ!
    僕たちの失敗
    イメージと未来の話
    うれしい悲鳴をあげてくれ
    CD屋敷
    一時間、語れることはありますか?
    「お」の道は険しい
    銀色の鍋

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    【おすすめ短編小説】石田衣良「約束」【全編あらすじ感想】

    もう一度人生を歩きだす人々におすすめしたい石田衣良の短編集

    大切な誰かを失ったり、大切な自身の身体や心や夢を失ってしまった人々がもう一度大切な時間を取り戻す短編集。各編それぞれ、再生の光が眩しく照らす最後が読んでいて気持ちがよかったです。石田衣良の短編集「約束」あらすじと良かった点などご紹介します。

    約束 石田衣良

    友達を失う悲しみに向き合う少年の短編

    幼馴染の小学4年、カンタとヨウジ。いつまでもふたりの仲が続くと思っていた矢先、不意に別れは訪れる。

    【おすすめ短編小説】「約束」石田衣良 大切なひとを失った悲しみと生きるすべてのひとへ【あらすじ感想】

    青のエグジッド  石田衣良

    きっかけがなく悩むときに読みたい短編

    “清人が目を伏せたまま、ウェットスーツスーツのポケットを探った。何かつかみだして謙太郎にさしだした。手を開くと海水でふやけたてのひらに、まだ濡れ光る白い巻貝がふたつのっていた。「これ、おみやげ」  “

    息子が歩くことができなくなり塞ぎがちになってから、家族間の関係も悪くなった。ある日、スキューバダイビングと出会った家族は、息子が少しづつ自分を取り戻す。

    天国のベル  石田衣良

    言葉することの大切さを知る短編

    2年前に事故死した夫。残された妻、尚美と2人の子供。ある日、息子の雄太が突発性難聴を患う。何も聞こえない息子がただひとつだけ聞こえる音が電話のベルだった。届くはずのない人からのメッセージと奇跡を、家族は受け取る。

    届くはずのない声が息子にだけ届く。奇跡ではあるけれど、なぜか共感できるのは、大切な人の存在を私たちは「感じている」からかもしれない。夫であり父である大切な存在はその人がいまここにいることではなく、大切に想った人たちの胸のうちにいつづけてくれます。

    冬のライダー  石田衣良 ‪

    ひた向きさが胸を打つ短編‬ 

    モトクロスに夢中な高校生は小学生ライダーにも負けてしまう下手さ加減。それでも早朝から練習に励み続ける。その姿は、ある女性ライダーの止まっていた時間を動かす。‬

    女性ライダーは、おなじくライダーの夫を事故で失う。この世にいない男性へを高校生の青年に重ねてかは分からないが、モトクロスを乗ることそのものの喜びや、昨日よりも少しだけ上手く乗りこなせた嬉しさなどに、また今日や明日を生きる強さをもらう。誰かのひたむきさは誰かの胸を打ちます。

    夕日へ続く道 石田衣良

    たまにはさぼってもいい短編 

    学校にバカらしさを感じた中学生の少年はひなが1日公園のベンチに座って景色を眺めている。ある日、いつも決まった時間に昼食を買いに行く途中に廃品回収のおじさんの仕事を手伝うことに。次第に仲良くなった二人はある賭けをする。  ‪

    学校が狭く感じることは誰でも通る感覚であり、社会や大人の世界に触れることで、世の中の広さを感じワクワクする感覚もまた同じように誰の胸にもある。その間の感覚にいる高校生に対して、寛大にサボることを認めてくれる大人や地に足をつけることの大切さを説く大人に出会えることはとても貴重な出会いだと懐かしく感じました。

    ハートストーン

    悲しみで崩れそうになりそうなときに読みたい短編 

    息子が脳腫瘍で倒れた。大きな手術を控えた矢先、奇しくも祖父も倒れた。家族を襲う悲しみのなか、祖父が病床で離さずにいた小さな石が家族をつなぐ。  ‪

    いつかひとはいなくなる。生まれた時も死ぬ時もひとりでこの世界から訪れ離れていく。それでも、確かにここにいたことを家族は忘れない。言葉にはできない感情や記憶や約束をリレーしていくように続く家族という人間賛歌。

     

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    【おすすめ短編小説】西加奈子「炎上する君」【全編あらすじと感想】

    “奔放な想像力が紡ぎ出す愛らしい物語”又吉直樹

    西加奈子さんの短編、設定や物語が自由闊達にどこに転がるか、そもそも彼や彼女は人間なのか?すら分からなくなってくる。けれどもコミカルに愛らしく、紡ぎ出される物語達。それを読むことができることが唯一できる「人間」として生まれて良かったと思える人間賛歌な短編集。

     

    太陽の上 西加奈子

    外に出ていきたくなる短編

    太陽という中華料理店の上に住み3年間家を出ていない女性。床が薄く、階下の中華料理店の店主と奥さんが住む部屋の声が聞こえてくる。性交を重ねる声も聞こえる。しかし、それは時に店主と奥さんではなく、お店のスタッフと奥さんである。性交を聴きながら、彼女はきょうが誕生日であることをふと思い出す。コミカルに強く、誰の孤独も「太陽」は照らす物語。

    空を待つ 西加奈子

    作家の女性は創作の合間に散歩をしてた夜道で、決して上手くは撮れていない空の待ち受け画面の携帯電話を拾った。明日交番に届けよう。そう思いながら家に持ち帰った携帯電話に「あっちゃん」からメールが届き返信してしまう。

    【おすすめ短編小説】「空を待つ」 西加奈子 空を眺めるようにひとの心象を眺める短編【あらすじ感想】

    甘い果実  西加奈子

    ああ、好きだ。好きだ。好きだ。 私は、山崎ナオコーラに、ラブレターを書いた。長い、長い、ラブレターだった。 それが、私のデビュー作になった。 生年月日も家族構成も山崎ナオコーラと同じ。作家を目指していた彼女は、山崎ナオコーラに嫉妬と憧れを抱く。山崎ナオコーラに対する気持ちは膨らみに膨らむ。当初の寂しさや卑屈の向こうにあった愛好が、勇気とデビュー作を与える。

    炎上する君 西加奈子

    梨田と浜中は、高校の同級の親友、男子には学徒動員、火垂るの墓と揶揄されるほど男性にはあまり好かれないルックスと、それに反比例するような知性を持つふたりがバンドをはじめ、街なかで突如噂になった足が燃えている男を探す冒険。

    【おすすめ短編小説】「炎上する君」西加奈子 彼女たちがみつけた冒険と戦闘【あらすじ感想】

    トロフィーワイフ  西加奈子

    “まごちゃん。忘れないで。私は、私の人生が好きよ。幸せだったと思うわ。でも、私は、生まれ変わったら、蟋蟀を捕まえたいの。鼠を爪でしとめたいの。血だらけになっても、傷を負っても、立派な馬を、乗りこなしたいのよ”

    トロフィーワイフとは、男性が成功して年老いた時にこれまで連れ添った妻を捨て、若い女性を妻とすること。そんな呼ばれ方をする彼女とその孫まごちゃんとの会話。これまでの人生に後悔はない。ただ、もう一度生きるとしたら、どうするだろうか?一回性の美しさ、尊さ、愛おしさの物語。

    私のお尻  西加奈子

    ‬ ‪”私の目から、涙が溢れてきた。‬ ‪これは、私のお尻だ。私の。私の。ああ、なのになぜ、愛せないのだろう。いいえ、こんなにも、愛している。なのに、憎くて仕方がない。‬ ‪私を決定的に変えてしまった。私のお尻。”‬  ‪

    お尻のパーツモデルをする女性。そのお尻は彼女に幸せと不幸せを与えた。仕事も恋愛、そのお尻のおかげで上手く行ったが、求められていたのは、「私」ではなく、「お尻」だった事実。ある日、見知らぬ男に、自分が忌み嫌う自分のものを保管できる不思議な場所に案内されて。

    舟の街  西加奈子

    とことん参った時に読みたい短編

    “あなたの腕は、力強く風を切ったが、風とあなたの間に境界はなかった。しばしば自分の体から意識が抜け出すことがあったが、世界と自分との境界が曖昧になればなるほど、あなたは自分の存在を強く感じた。”

    途方にくれたあなたは、誰かから聞いた「舟の街」に行こうと思い立った。いつの間にか、ついてしまったその街は自分の意思のまま、いつの間にか家があり、食べ物があり、人がいる。快適なその街であなたは自分を取り戻し、再びもとの街へ戻る。

    ある風船の落下 西加奈子

    ひとに会いたくなる短編

    身体が風船のように膨らみ、宙に浮き上がる奇病が流行する。自殺願望を抱いた人が患う仮説に、罹患者は追い込まれる。空高く浮き上がり、重力や人間関係に解かれ、ただただ浮かび続ける世界に、彼らはひとつの答えを見出す。人間賛歌。

     

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    【おすすめビジネス書】「なめらかなお金がめぐる社会」 家入一真 小さな経済圏とクラウドファンディングの可能性について【あらすじ感想】

    「なめらかなお金がめぐる社会」
    家入一真

    小さな経済圏と、クラウドファンディングの仕組み、日本人の経済人としてのメンタリティなど、マッチョな資本主義でなく、小さな経済圏について過去から現在、未来まで見つめた本をご紹介します。

    「なめらかなお金がめぐる社会」がこれからより求められる

    なめらかなお金とは固定的、流動的というような言葉よりももっと小規模に、人間的にお金が巡られている小さな経済圏のことであり、クラウドファンディングという仕組みにより益々お金はなめらかに巡るようになってきました。

    そんな現在の小さな経済圏と、クラウドファンディングの仕組み、日本人の経済人としてのメンタリティなど、マッチョな資本主義でなく、小さな経済圏について過去から現在、未来まで見つめた本です。

    ギブアンドギブの精神や態度であろう

    “give&giveといえば、バーニングマンというイベントを思い出す。バーニングマンの10の原則は21世紀型の手がかりになる”

    著者はこれからの個々の経済観をアメリカのお祭りの原則をヒントとします。

    バーニングマンというアメリカの祭りにはバーニングマン10の原則があります。

    • どんな者をも受け入れる共同体である
    • 与えることを喜びとする
    • 商業主義とは決別する
    • 他人の力をあてにしない
    • 本来のあなたを表現する
    • 隣人と協力する
    • 法に従い、市民としての責任を果たす
    • 跡は何も残さない
    • 積極的に社会に参加する
    • 「いま」を全力で生きる

    上記原則これからの社会に忘れずに意識したい行動指針になると説きます。

    この行動指針がそのままお祭りの魅力であることから、人が潜在的に求めている世界観がここにはあります。

    この世界観に根付く価値観は「ギブアンドギブ」であり、日本的にいうと利他主義、互助精神、助け合いなんかが当てはまるかと思います。

    世界規模で経済は膨らみ、格差が日々広がるなかで、人間が本来もつ他者を思う感覚でお金を扱おう、またはお金を介さなくてもできることはしてみようといった視点が見えます。

    それが実現されている社会を著者は「小さな経済圏」と言っております。

    具体的に挙げた企業や人をご紹介します。

    小さな経済圏な企業や人々

    海士町に住む若者


    出典:http://oki-ama.org/ama

    海士町は多くの若者が集まってきて最近人気の街になっております。

    もともと住んでいた老人や地域の方々と移住してきた若者とのつながりは孫や親のように人間的なつながりが発生しています。

    ここでは生活にかかる費用も少なく、若者は収入的にも最低限必要な収入が低く設定することができます。それが要因ともなって、著者が合う若者の顔は余裕に満ち溢れています。

    good shares

    シングルマザー限定で、月四万円の家賃を払えば、お米が食べ放題なシェアハウスを運営している企業。
    http://mother.pre-share.com

     

    HASSADAI

    ヤンキーインターシップという独自のインターシップしている企業。
    16~22歳の中卒高卒限定、東京のシェアハウスで生活しながらインターンをする。生活費は無料かつ給与も支給される。インターシップ期間が就職活動でもあり、就職を目標とするインターシップ。
    https://hassyadai.com/service/yankee_intern/

     

    小さな経済圏な人

    大阪西成地区に50円玉を50円で売っているホームレスがいるそうです。

    経済価値は変わらないが、そこに発生するコミュニケーションの分プラスであるとホームレスは言ったそうです。

    アグリバディ

    アグリテック企業。アグリテックとは、農業とITを掛け合わせた新しいビジネススタイル。ソーシャルファイナンス事業としては、日本でお金を集めて、カンボジアの農家に融資しています。新興国の融資制度の整備が遅れは資金調達も遅れ成長と遅れます。今後の経済的成長を促す社会的意義のある事業です。

    https://www.agribuddy.com/

     

    ソーシャルインパクトボンド

    ソーシャルインパクトボンド(社会的インパクト債)とは、

    官民連携の社会的インパクト投資の手法の一つである。行政サービスを民間のNPOや企業に委託し、民間の資金提供者から調達した資金を基に事業を行い、事業が予め合意した成果を達成した場合にのみ行政から資金提供者に報酬が支払われる。民間資金によって社会的コストを削減する事業が実施できれば、行政コストも削減されるうえ、資金提供者がリターンを受けることができるという仕組みであり、事前に設定された目標が達成されない場合、行政から資金提供者への支払いは発生しない。対象とする社会課題の性質、施策を行う事業者、目標の設定、評価機関、そしてそれらを管理する中間支援組織のいずれもが重要な要素となる。

    日本のソーシャルインパクトボンドの一例として、

    横須賀市と日本財団、児童養護施設

    への取組をスタートしたことを紹介しています。

    http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2015/40.html

     

    レモネード

    アメリカの家財保険を提供するインシュアテックのベンチャー企業。

    P2P保険
    顧客から集めた保険料から保険金を支払った剰余金は、一般的には、保険会社の利益ですが、レモネードはその剰余金を貧困問題、病児問題など社会的課題に寄付する仕組みになっています。どんな領域に、寄付するか選べるので、グループができ、お互いに協力して保険料を下げようとするインセンティブが働いているそうです。

    https://www.lemonade.com/

    InsurTechの本命、Lemonadeのビジネスモデル

    本当の自立は助けてくれる人を見つけること

     

    “本当の自立っていうのは一人で生きていくことじゃなくて、いざというときに助けてくれる人を見つけることなんだよ”

    熊谷晋一郎  難病を抱えた車椅子の医者

     

    著者は自立について、上記の言葉を紹介してくれました。

    人は子供から大人になって自立を足されていきます。自立とは経済的自立が主に自立と言われているのですが、彼の言う自立は経済的自立や身体的自立等において困難をきたした時に誰がそばで助けてくれるかということです。

    助けてくれる人を見つけられるか、また、助けてとSOSを出せるか。

    その関係構築と相手の信頼を自身の力で作ることができるかがこれからを生きる上で必要なマインドであり、スキルであるのかもしれません。

    今後の展開、日本はクラウドファンディングの可能性

    5000万円のプロジェクト一個よりも、五万円のプロジェクトを1000個作りたい。従来の金融のあり方のままでは美大生の個展や若者のフリーペーパーなど相手にされないような人たちの受け皿になりたい。


    出典:CAMPFIRE

    クラウドファンディング保険

    クラウドファンディングには、目標金額達成してもリターンが返ってこない事態があるそうで、その対応策として、クラウドファンディング保険を展開していくそうです。

    クラウドファンディング保険でが実現されれば、支援者には補償金があるので今後より支援が増えることが期待されます。

    ちなみに、この点で、著者は日本という国や国民性に期待しています。

    なぜなら、クラウドファンディング先進国のアメリカももちろんあるが保険料が高いまたはリターンが返ってこない数が半数にのぼるそうです。

    しかし、日本はほとんど返ってこない事例がほとんどないそうで、これは国民性に起因しているのではないか、日本には古くから融資や支援制度が内輪でされている文化があります。

    例えば、

    頼母子講(たのもしこう)無尽(むじん)などの内輪で資金調達ができる慣習があります。

    また、生協の仕組みが上手くいった数少ない国としていまでいう「シェアリングエコノミー」の成功国としても日本は誇れる実績がありますし、日本は言わずと知れた保険大国です。

    「備えあれば憂い無し」の備えの部分が日本では、先述のような形で根付いています。

    最後に

    ITの進化にともない、人々のつながる量や速度も日々進化してます。クラウドファンディングを一例に挙げた書籍ですが、今後いろいろな形でこのような「なめらかなお金」が巡る社会が実現されていく予感を味わった読後感でした。

     

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    【おすすめ短編小説】「空を待つ」 西加奈子 空を眺めるようにひとの心象を眺める短編【あらすじ感想】

    西加奈子さんの短編小説「炎上する君」の収められている「空を待つ」をご紹介します。空の描写が心象風景と重なる文章、届くはずのないメールが空に溶けていくような空虚な空が可能性に満ち溢れた広がりだと気づかせてくれる短編です。

    空の待受け画面の携帯電話を拾った

    作家の女性は創作の合間に散歩をしてた夜道で、決して上手くは撮れていない空の待ち受け画面の携帯電話を拾った
    明日交番に届けよう。

    そう思いながら家に持ち帰ったが拾った携帯電話に「あっちゃん」からメールが届く。

    持ち主の恋人か親しい友人か?軽い好奇心といたずらな気持ちで持ち主を装い返信をする。

    持ち主からこの電話に連絡があったら返そう。

    あっちゃんとのメールのやりとりが心地よく、罪悪感はあれどもう少しだけとメールは続く。

    仕事のこと日々のこと、他愛のないことにもいつも自分を勇気づけてくれるあっちゃんに次第に高まる気持ちに任せ「会いたい」とメールを送る。あっちゃんから返信がくる。

    空を眺めているようにひとの心の色を眺める

     

    橙朱赤紫青藍と夕暮れ時をめぐり空は色を変える。

    作家が生きる都会のビル群の合間に見える空の色の描写に作家の孤独感や繋がりに焦がれる心象が重なる。

    空を待つ、というタイトルのなかに含まれるのは携帯の待ち受け画面だけの意味ではなく、願いや祈りのような誰もが抱える他者を求める切実な想いが込められている。

    それは一番の他人とも言える自分自身さえも大切に寄り添おうとする想いだ。

    誰のものかもわからない携帯電話に届く、誰かもわからない他人に自分の心が開かれていく。

    他者とのやりとりに発する言葉は、自分の心にも通うことがある。

    他の短編のあらすじは下記記事で紹介しております。

    【おすすめ短編小説】西加奈子「炎上する君」【全編あらすじと感想】

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