太宰治の厳選39の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

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太宰治は小説家。典型的な自己破滅型の私小説作家と称されているように、作風は自己懐疑のなかにアイロニーとユーモアを込めたものがあります。現代でも読者、ファンが多くいる太宰治は、人間性と作品の両面から愛されています。自殺未遂や薬物中毒など、その私生活は乱れたものがありますが、そんな彼だからこそ描ける世界観や文体があります。生きることが美化されるような世界でなく、破滅的な現実もあることを提示してくれた「太宰治」の言葉。人生や仕事に対しての哲学的な言葉が魅力的な太宰治の言葉から厳選した名言集を紹介します。

太宰治はどんなひと?

太宰 治は、日本の小説家。 本名、津島 修治。左翼活動での挫折後、自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『人間失格』がある。没落した華族の女性を主人公にした『斜陽』はベストセラーとなる。

Wikipedia

太宰治の人生の名言 -肩の力を抜いて生きようと思える言葉

太宰治の幼少期は裕福な家庭に生まれ学業も優秀だったそうです。しかし、太宰は20歳の歳にはじめての自殺未遂をはかります。彼の作品の中で「私は賤民ではなかった。ギロチンにかかる役のほうであった。」と自分の身分と思想の違いについて回顧しています。その後も左翼活動に参加することで、生家との確執など、身分と思想の乖離していきます。彼の作品にある自分自身を懐疑的に描く視点はそんな半生に影響されているのかもしれません。いま目の前にあることを大切にしていくことを教わる作品でもあります。ある意味「絶望」を思わせる辛辣な言葉も「太宰治」の言葉にはあるのですが、なぜか彼の言葉は後ろ向きにさせるのでなく、いまの現実を客観的に理解させてくれる力があります。読後には、肩の力を抜いて自分の人生を生きていこうと思える名言を紹介します。

人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。

人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。

私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。

私は、ひとの恋愛談を聞く事は、あまり好きでない。恋愛談には、かならず、どこかに言い繕いがあるからである。

疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。

人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。

あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。なぜ、あなたは頭上を見ないのです。また、脚下を見ないのです。

恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う。

君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。

弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。

怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。

人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。

てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。

信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。

男って、正直ね。何もかも、まる見えなのに、それでも、何かと女をだました気で居るらしいのね。犬は、爪を隠せないのね。

僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。

理窟はないんだ。女の好ききらいなんて、ずいぶんいい加減なものだと思う。

不良とは、優しさの事ではないかしら。

大人とは、裏切られた青年の姿である。

僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。

子供より親が大事、と思いたい。子供のために、等と、古風な道学者みたいな事を殊勝さらく考えても、何、子供よりも、その親の方が弱いのだ。

親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。

太宰治の人生の名言 -いかに生きるかという方法を教えてくれる言葉

太宰治は、よく泣いていたそうです。『斜陽』がベストセラーになり、作家仲間からの陰口を偶然聞いてしまったあとに、奥さんの前で泣いていたそうです。そのことは作品『美男子と煙草』にも描かれています。また、太宰治は芥川龍之介を尊敬していたこともあり、芥川賞に強く執着していました。芥川賞の選考委員に手紙や作品を送り続けたといいます。太宰治は、自分の感情に正直に生きてきたひとであり、私小説として読まれる彼の作風は人生そのものだったのかもしれません。太宰治の言葉には、生き方のヒントになる言葉があります。いまの自分の生き方は正直に生きているか?と、考えてみたくなる言葉・名言を紹介します。

一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。

幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。

怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。

愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。

駄目な男というものは、幸福を受け取るに当たってさえ、下手くそを極めるものである。

ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。

今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。

本当の気品というものは、真黒いどっしりした大きい岩に白菊一輪だ。

人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。

太宰治の仕事の名言 -「 笑われて、笑われて、つよくなる。」仕事について考えさせられる言葉

太宰治ほどの文才を誇るひとでも、いくつもの選考に落選しています。そして、死まで思い詰めるような落胆もします。尊敬する芥川龍之介の死にも一時引きこもるほどのショックを受けてしまうほど、文学という自分の大切なもの賭ける情熱は計り知れないものがあったのかもしれません。仕事についてヒントになる言葉も多くあります。「笑われて、笑われて、つよくなる。」「鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺むべきである。私は晩年の芸術というものを否定している。」太宰治は生きている自分自身を描いてきた私小説の作家です。その破滅的ともいえる生き方であればあるほど、彼の作品は皮肉にも輝く。作家というものの業について考えさせられながらも、その熱量においては、自身の仕事について参考に、または反面教師にしたくなる言葉をご紹介します。

笑われて、笑われて、つよくなる。

好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。人には、宿命というものがあるんだよ。

安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。

人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。

信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。

鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺むべきである。私は晩年の芸術というものを否定している。

太宰治の人生と仕事の名言が溢れ出ている書籍

太宰治の絶望語録

 

“この本では、太宰の名言と向き合うことで、絶望に思いきり浸れます。 その中から、共感や感動、そして希望を見出そうという本です。 絶望を知るからこそ、人間はもっと強く生きていけるのではないでしょうか。 (担当編集U)”

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太宰治 100の言葉

 

“昭和を代表する文豪であり、今も多くの熱烈な支持者を擁する作家・太宰治の名言を 本人の肉声の他、彼が残した作品から100厳選します。 太宰の小説には、彼の生き方やスピリッツが色濃く反映されており、 「生と死」や「愛と女」といった太宰自身の人生を語るに相応しいテーマを設定し、言葉を選び抜きます。 また、生前に彼が数多く残した秘蔵の肖像なども併せて掲載し、写真集としても楽しめます。”

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文豪たちの悪口本

 

“文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。 そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。 選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。これらを作家ごとに分類し、計8章にわたって紹介していきます。”

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武器としての言葉の力―――文豪たちが教えてくれる最強の表現力・生きる作法

“「言葉の力」こそが一番の教養! 文豪たちの言葉の力は、やっぱり凄い!! 奥深い日本語の魅力や、文豪たちの生き方を味わいながら、 表現力が磨かれる1冊!”

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太宰治の人生と仕事の名言では学び足りない方へ

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