西郷隆盛の厳選34の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

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西郷隆盛は、武士、軍人、政治家と時代の節目のなか自身のリーダーシップで明治維新に貢献した中心人物のひとりです。島流し、入水、戦争、自決と時流にのまれながらも抗い、最後まで日本の未来を願った存在です。

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。」と語りました。

私利私欲でなく、公、つまり国民の利を願い、考え、実行してきた彼の思考や行動、言葉は多くのことを教えてくれます。

西郷隆盛の人生や仕事に対しての哲学的な言葉から厳選した名言集を紹介します。

西郷隆盛はどんなひと?

西郷 隆盛(さいごう たかもり、旧字体:西鄕隆盛、文政11年12月7日〈1828年1月23日〉 – 明治10年〈1877年〉9月24日)は、日本の武士(薩摩藩士)・軍人・政治家。

Wikipedia

西郷隆盛の人生の名言 -志や利他の大切さを教えてくれる言葉

西郷隆盛は、下級武士ながら、当時の藩主に認められ大役を担い出世します。しかし、その藩主の失脚にともない、流刑(島流し)となります。しかも1度でなく、2度も流刑の難にあいました。のちに明治維新の中心人物である大久保利通などの計らいもあり復帰することとなります。西郷隆盛という人物は是非に問わず周囲に多大な影響力があることが伺えるエピソードです。

「人を言いくるめて、陰でこそこそ事を企てる者は、たとえそれがうまくいったとしても、物事を見抜く力のある者から見れば、醜いことこの上もない。人に提言するときは、公平かつ誠実でなければならない。公平でなければ、すぐれた人の心をつかむことはできないものだ。」

画策、策略など陰でのはかりごとを良しとせず、正々堂々と誠実に周囲を伝えることの大切さが含まれているように思える言葉です。

西郷隆盛の言葉は人生に対して、公明正大に生きる大切さを教えてくれます。

自分の人生について考えさせられる名言を紹介します。

己を利するは私、民を利するは公、

公なる者は栄えて、私なる者は亡ぶ。

自分を愛する(甘やかす)ことは、最もよくないことである。修業ができないのも、ことが成就できないのも、過ちを改めることができないのも、自分の功績を誇って驕り高ぶるのも、みな自分を愛することから生ずることであり、決して自分を甘やかす心を持ってはならない。

人を言いくるめて、陰でこそこそ事を企てる者は、たとえそれがうまくいったとしても、物事を見抜く力のある者から見れば、醜いことこの上もない。人に提言するときは、公平かつ誠実でなければならない。公平でなければ、すぐれた人の心をつかむことはできないものだ。

物事に取り組む際、自分の思慮の浅さを心配することはない。およそ思慮というものは、黙って座り、静かに思いをめぐらしているときにすべきことである。そのようにすれば、有事のときには、十のうち八、九は実行されるものだ。

策略は日常的にすることではない。はかりごとをめぐらしてやったことは、あとから見ると善くないことがはっきりしていて、必ず後悔するものである。

人の意表をつくようなことをして、一時的にいい気分に浸るのは、未熟者のすることで、戒めなければならないことだ。

世の中で、人からそしられたり誉められたりするといったことは、塵のように儚く消え去ってしまうものである。

何度も何度もつらく苦しい経験をしてこそ、人の志は初めて堅くなるのだ。真の男は玉となって砕けることを本懐とし、志を曲げて瓦となって生き長らえることを恥とせよ。我が家の遺訓。それは子孫のために良い田を買わない、すなわち財産を残さないということだ。

誠の心がないのに世間の人から誉められるのは偶然の幸運に過ぎない。誠の心が厚ければ、たとえその当時に知る人がなくても、後の世に必ず理解してくれる人があらわれるものだ。

自分の身を慎み、心を正して、君子の体を備えていても、事にあたって、正しく対処できない人は、木の人形と同じだ。

西郷隆盛の人生の名言 -自分にも周囲にも誠実にすることの大切さを教えてくれる言葉

リーダー

西郷隆盛は、薩長同盟、江戸無血開城と、近代日本の礎を築くうえで重要な功績を成し遂げた人物です。

現代に残る画にある風貌から豪快な人物のイメージこそあれ、武術よりも学に励んだ人物でもあります。

  • 武士の道徳
  • 朱子学
  • 儒学
  • 陽明学
  • 詩作
  • 言志録
    (西南戦争時にも座右に所持していた書、現代でも読まれている本)

など史実にある学習記録からも幅広く学んでいることが伺えます。

「人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。」

西郷隆盛の言葉には、彼の思想背景からも読み取れる、「自分を律すること」、「利他の精神」、「天」つまり人の上にある存在、人を超えた存在から自身や世の中を考えることが伺えます。

自分にも周囲にも誠実にすることの大切さ。

西郷隆盛の生き方や言葉は多くのヒントが含まれています。

自分を信じ生きようと思える言葉・名言を紹介します。

人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。

過ちを改めるには、自分が間違いを犯したと自覚すれば、それでよい。そのことをさっぱり思いすてて、ただちに一歩を踏み出すことが大事である。過ちを犯したことを悔やんで、あれこれと取りつくろおうと心配するのは、たとえば茶碗を割って、そのかけらを集めて合わせてみるようなもので、何の役にも立たぬことである。

急速は事を破り、寧耐は事を成す。※寧耐(ねいたい)とは、心静かに落ちつきはらって、迫りくる困難や苦痛に耐えること

物事を成そうとの意気込みを広く持つ者にとって、もっとも憂えるべきことは自分のことをのみはかり、けちで低俗な生活に安んじ、昔の人を手本として、自分からそうなろうと修業をしようとしないことだ。

徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。

西郷隆盛の仕事の名言 -「人間として‘道’」仕事について考えさせられる言葉

西郷隆盛、彼を表する同時代の偉人の言葉を紹介します。

「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で、利口なら大きな利口だろう」坂本龍馬。

「西郷隆盛は人の虚に乗じて事を行うがごとき卑劣なる人物にあらず。公明正大なる人物にして、策といい、略というがごときはその最も忌む所。磊々落々、日月の皎然たるは、彼の平生の襟度なり」板垣退助

西郷隆盛の後半生は、自身も貢献した政府との対立から西南戦争で自決することなります。

武士、軍人、として豪傑で人徳に恵まれた人物だからこそ革命ともいえる明治維新を起こせた西郷ですが、その後の近代化における政治家としては、国や時代との歩調を合わせることが難しかったのかもしれません。

それでも彼を語る人々の声や彼自身の言葉からうかがえる、ひととしての「道」を貫いた生涯は、いまでも多くのひとの心に届いています。

彼の言葉には、仕事についてヒントになる言葉も多くあります。

今日と明日の自分の仕事について考えたくなる言葉をご紹介します。

人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない。

断じて行えば鬼神もこれを避ける

命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。

政治で特に大切なことは、教育文化を盛んにし、軍備を充実させ、農業を奨励するという三つである。

文明というのは、道理にかなったことが広く行われることを褒め称えていう言葉であって、宮殿が荘厳であるとか、衣服がきらびやかだとかといった、外観の華やかさをいうものではない。

国が辱めを受けるようなことがあったら、たとえ国が倒れようとも、正道を踏んで道義を尽くすのが政府本来の仕事である。戦の一字を恐れ、政府本来の使命を果たさないのなら、商法支配所といった商いの元締めというようなもので、もはや政府ではなくなってしまうだろう。

今の人は、才能や知識があれば、事業というのは思いのままにできると思っているが、才能にまかせて行うことは、危なっかしくて見ておられない。しっかりした内容があってこそ物事は立派に行われるものだ。

どんなに制度や方法を論議しても、その適任者がいなければうまく行われない。その人あって初めてその方法が行われるのだから、人こそが第一の宝であって、自らがそういう立派な人物になろうとする心がけが大事なのだ。

人が踏み行うべき道を実践する者には、困難な苦しいことはつきものであるから、どんな難しい場面に立っても、そのことがうまくいくかどうか、その身が生きるか死ぬかといったことなどどうでもいいことなのだ。物事をなすには上手下手があり、物によってはよくできる人、あまりできない人もある。そのことに動揺する人もあろうが、天の道を実践するという点では上手下手もなく、できないという人もないものなのだ。だから、ひたすら道を行い、道を楽しみ、もし困難に遭い、それを乗り切ろうと思うならば、ますますその道を実践し楽しむという心を持つがいい。

国民の上に立つ者は、いつも心を慎み、普段の行いを正しくし、驕りや贅沢を戒め、つつましくすることに努め、仕事に励んで人々の手本となり、国民がその仕事ぶりや生活を気の毒に思うくらいでなければ、政府の命令は行われにくい。

正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論である。※僻論(へきろん)とは、偏っていて道理に合わない論のこと

人が踏み行うべき道を実践する者が、世間の人がこぞってそしっても決して不満をいわず、世間の人がこぞってほめても自分に満足しないのは、信念が厚いからである。

世間の人がいう機会とは、たいてい思いがけずに得た幸運のことを指している。しかし、真の機会というのは道理に適い、時の勢いを正しく把握して行動する場合のことだ。かねて天下国家を憂える真心が厚くないのに、ただ時の弾みに乗って成功した事業は、決して長続きはしないものだ。

思い切ってやりなさい。責任は私がとる。

人間の知恵を開発するということは、愛国の心、忠孝の心を開くことなのだ。国に尽くし、家のために勤めるという道が明らかであれば、すべての事業は前進するであろう。

人が踏み行うべき道は、この天地のおのずからなる道理であり、人はこれにのっとって実践すべきものであるから、何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。天は他人も自分も区別なく愛されるものであるから、自分を愛する心をもって他人をも愛することが肝要である。

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる。

西郷隆盛の人生と仕事の名言が溢れ出ている書籍

超訳「言志四録」西郷隆盛を支えた101の言葉

『言志四録』、それは幕末に数々の人材を育てた儒学者の佐藤一斎が、40年にわたって書き継いだ「リーダーの聖典」である。明治維新の大功労者である西郷隆盛もまた、この書物に感銘を受け、101の言葉を抜き出して常に傍らに置いた。本書では、西郷が編纂した101の言葉のみをわかりやすく<超訳>するとともに、その生涯を併せて解説する。

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素顔の西郷隆盛

“今から百五十年前、この国のかたちを一変させた西郷隆盛とは、いったい何者か。 薩摩での生い立ちから、悩み多き青春と心中未遂、流謫の南島から幕末の渦中へと舞い 戻り、策謀と戦闘の果てに倒幕を成し遂げ、ついには賊軍として西南戦争で自決するまで ――後代の神格化と英雄視を離れて、「大西郷」の意外な素顔を活写、その人間像と維新史を浮き彫りにする。”

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西郷隆盛

近代日本の夜明け、明治維新に燦として輝きを放つ西郷隆盛。「西郷は真の政治家でありながら、世に横行する政治家ではない。西郷は詩人の魂をもった理想家であり教育家であった。芸術家になっても、すばらしい業績をのこしていたろう。そしてさらに、西郷は軍人でもなかったのである」と著者が言い切った男の半世紀の足どりを克明に追った伝記小説。名匠が描いた維新史としても読みごたえ十分の力作。

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新版 南洲翁遺訓

「己れを尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し」--。偽りのない人生を生き、そして死んでいった西郷。その言葉は、新政府への批判を含みながら、国家や為政者のあるべき姿を示し、人として広い度量と高潔な精神を持つ必要性を説く。「敬天愛人」に代表される西郷の遺訓四一条と追加二条すべてを、原文、現代語訳、くわしい解説で丁寧に読みとく。大きな文字で多くのふりがな付し、読みやすくなった新版。略年譜・読書案内付。

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西郷南洲遺訓

“・西郷隆盛の遺訓集「西郷南洲遺訓」が読みやすい現代語訳になって新登場。 ・明治維新を成し遂げ、近代日本の礎を築いた英雄が遺した唯一の語録集。 ・「西郷南洲遺訓」の成り立ちや西郷さんのエピソードもご紹介。”

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西郷隆盛の人生と仕事の名言では学び足りない方へ

薩長同盟に貢献した人物、西郷隆盛では学び足りない方におすすめの記事です。

坂本龍馬の厳選28の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

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