きょう、 生まれたひとの言葉

7月生まれの作家や著名人のブックリスト

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365日、誰かが生まれて、ときになくなります。

ここでは作家や著名人、プロフェッショナルと言われた人々の本を誕生日で1日1冊、紹介します。

目次

【365日の本】 7月1日 生まれ
車谷長吉   小説家

反時代的毒虫

私小説における「虚点」とは何か。命の通った言葉、通わない言葉とは何か。いかに女を描くか。創作と金をめぐる関係とは。小説とは、「虚実皮膜の間」に漾う人が人である謎を書くことである。異形の作家が私小説の真髄を語り尽くす。江藤淳、白洲正子、水上勉、河野多恵子、奥本大三郎、中村うさぎ、高橋順子。反時代的毒虫と七人の「魂の対話」。

ISBN:978-4582852448

【365日の本】 7月2日 生まれ
ヘルマン・ヘッセ   作家

人は成熟するにつれて若くなる

『少年の日の思い出』『車輪の下』など青春を描いた作家として知られる文豪ヘッセが、生死病苦をテーマにエッセイ、詩を綴る最晩年の作品集。老いにたどりついた者だけが知ることのできる、秘かな悦びと人生の煌めきがここにある。

ISBN:978-4794218674

【365日の本】 7月3日 生まれ
フランツ・カフカ   作家

変身

ある朝、不安な夢から目を覚ますと、グレーゴル・ザムザは、自分がベッドのなかで馬鹿でかい虫に変わっているのに気がついた……家族の物語を虫の視点で描いた「変身」。もっともカフカ的な「掟の前で」。カフカがひと晩で書きあげ、カフカがカフカになった「判決」。そしてサルが「アカデミーで報告する」。20世紀文学を代表する作家カフカの傑作4編を、もっとも新しい〈史的批判版〉にもとづいた翻訳で贈る。

ISBN:978-4334751364

【365日の本】 7月4日 生まれ
村田雄介   漫画家

ワンパンマン

一撃必殺! 強くなりすぎて、どんな凶悪な怪人もワンパンチで倒してしまうヒーロー“サイタマ”。平熱系最強ヒーローの伝説開幕!! WEB界のカリスマと超絶絵師タッグが贈る、日常ノックアウトコミック!!

ISBN:978-4088707013

【365日の本】 7月5日 生まれ
ジャン・コクトー   詩人

恐るべき子供たち

享楽的で退廃的なムードが漂う第一次大戦後のパリ。エリザベートとポールの姉弟は、社会から隔絶されたような「部屋」で、ふたり一緒に暮らしていた。そこへポールの級友ジェラールが入りこみ、さらにエリザベートの親友アガートも同居をはじめる。強い絆で結ばれながら、傷つけあうことしかできない4人。同性愛、近親愛、男女の愛…さまざまな感情が交錯し、やがて悲劇的な結末を迎えるまでの日々を描いた小説詩。

ISBN:978-4041092460

【365日の本】 7月6日 生まれ
荒川修作   美術家

三鷹天命反転住宅 ヘレン・ケラーのために―荒川修作+マドリン・ギンズの死に抗する建築

人類史を切り開く、極彩色の建築の全貌。

ISBN:978-4891766429

【365日の本】 7月7日 生まれ
池澤夏樹   作家

スティル・ライフ

しなやかな感性と端正な成熟が生み出した唯一無二の世界。生きることにほんの少し惑うとき、何度でもひもときたい永遠の青春小説。芥川賞受賞作品

ISBN:978-4122018594

【365日の本】 7月7日 生まれ
ロバート・A・ハインライン   SF作家

夏への扉

ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか──新版でおくる、永遠の名作。

ISBN:978-4150123093

【365日の本】 7月8日 生まれ
吉行理恵   小説家

湯ぶねに落ちた猫

雲、蜻蛉、猫の名前である。「蜻蛉はすこし離れた場所に座り、邪気のない目でそっと見ていた。薄い緑に茶の線が交差した蜻蛉の翅のような目差しだった。彼女は部屋の中の一番静かな場所で息を引き取った。干潮の刻だった」と微妙な独特の距離感で猫を映し出す理恵。愛する猫たちを題材にした小説、随筆、詩を中心に編む、猫と詩人の優しい空間。

ISBN:978-4480424549

【365日の本】 7月9日 生まれ
細野晴臣   ミュージシャン

細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING

はっぴいえんどの時代から、ベーシストとして、ソングライターとして一貫して日本のロックの最先端に立ち続けてきた細野晴臣。ソロ活動、ティン・パン・アレー、YMO、HIS…めまぐるしく変貌する多彩な細野サウンドの「謎」を徹底インタビューで解き明かす。

ISBN:978-4582765502

【365日の本】 7月10日 生まれ
村山由佳   作家

猫がいなけりゃ息もできない

人生の節目にはいつも猫がいた──。房総・鴨川での生活から一匹の猫を連れて飛び出した著者は、度重なる転機と転居を経て、軽井沢に住まいを見つけた。気づけば猫は五匹に。中でも特別なのは、人生の荒波を共に渡ってきた盟友〈もみじ〉十七歳。しかし彼女に病気が発覚し……。最愛の猫との輝ける日々と、ただ悲しいばかりではない看取り。WEB連載時から大好評の、魂が震える猫エッセイ。

ISBN:978-4087441987

【365日の本】 7月11日 生まれ
柴田元幸   翻訳家

本当の翻訳の話をしよう 増補版

〝翻訳は塩せんべいで、小説はチョコレート。交互に食べて、あとは猫がいれば、いくらでも時間が過ぎちゃう〟という「翻訳家」村上春樹が、盟友・柴田元幸とともに語り合った対話全14本。海外文学から多くのものを受けとってきた二人が、翻訳という仕事の喜びと苦労を語りつつ、意外とも思える饒舌さで「作家」村上春樹の創作の秘密が明かされる、必読の対話集。7本の対話を追加した増補決定版。

ISBN:978-4101001760

【365日の本】 7月12日 生まれ
荒俣宏   博物学者

妖怪少年の日々 アラマタ自伝

平井呈一、紀田順一郎、平田弘史、石ノ森章太郎、エドガー・アラン・ポオ、澁澤龍彦、そして水木しげる――。数多くの「師匠」たちとの出会いから、知の巨人の脳内を紐解く!著者73年の軌跡を記した完全保存版!

ISBN:978-4041096994

【365日の本】 7月13日 生まれ
星野智幸   作家

植物忌

書きおろし・単行本未収録作を含む全11編、異色の植物小説集

「植物へ植物へ、ヒトが溶けて滲み出す。これは多方向的で悦ばしい『変身』の群」

アイビーを体に生やして着飾るうちに植物化した人間たちの幸福な未来を描いた「スキン・プランツ」、蜂起する植物たちと特殊工作員ネオ・ガーデナーが対峙する「始祖ダチュラ」等、11編。

ヒトが植物の世界に取り込まれていく虚構に、現代社会への痛烈な批判を込める――。

ISBN:978-4022517609

【365日の本】 7月14日 生まれ
本谷有希子   作家

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」―。女優になるために上京していた姉・澄伽が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために…。小説と演劇、二つの世界で活躍する著者が放つ、魂を震わす物語。

ISBN:978-4062757416

【365日の本】 7月15日 生まれ
ジャック・デリダ   哲学者

哲学のナショナリズム: 性,人種,ヒューマニティ

デリダは告発する――。ハイデガーの思考が、自分をそこから引き剥がそうとしていた、ナチズムとヒューマニズムに対して曖昧なままであることを。「人類」「国民」「家族」、さらには「性」とも訳せる複雑な「ゲシュレヒト」概念を手がかりに、ハイデガーと、そして哲学のナショナリズムと対決する思考の軌跡。

ISBN:978-4000240628

【365日の本】 7月16日 生まれ
松本隆   作詞家

松本隆対談集 風待茶房 2005-2015

歌謡曲、漫画、映画、クラシック、アニメ、ゲーム、そして、はっぴいえんど…。風街の交差点にある「風待茶房」。言葉を粋に操る作詞家がマスターの喫茶店。初対面の客も常連の客も、さまざまなテーマでマスターとリラックスして語り合う。ざっくばらんな会話のなかに、親しい間柄ならではのツッコミの応酬もありつつ、ときにものづくりの秘密が見えたり、カルチャーの背景が浮かびあがってきたり。松本隆オフィシャル・サイト「風待茶房」での語らいを中心に編んだ対談集。松本本人が語った創作の裏話やエッセイなども収録して初書籍化。『松本隆対談集風待茶房1971‐2004』の続編!

ISBN:978-4845629008

【365日の本】 7月17日 生まれ
宅間孝行   脚本家

くちづけ

身体は大人、精神は子供のままの人たちが生活するグループホーム“ひまわり荘”。そこに、知的障がいの娘・マコを連れた元人気漫画家の愛情いっぽんが、住み込みのスタッフとしてやってきた。30歳になっても天使のように愛らしいマコ。マコを産んですぐに亡くなった最愛の妻の分まで男手ひとつで育ててきたいっぽんは、ひまわり荘の仲間と触れ合い、かつてなかった心休まる暮らしを得た。だがそんな時、いっぽんの身体に見つかった病気。マコを遺して逝くわけにはいかない。マコの将来を案じるいっぽんの、誰にも言えない苦悩の日々が始まった…。

ISBN:978-4344023758

【365日の本】 7月18日 生まれ
ネルソン・マンデラ   政治家

ネルソン・マンデラ 私自身との対話

「偉人」と呼ばれ世界の賞賛を浴びてきたマンデラ。だが実際の彼は、小さな幸せに憧れ、時には悩み、絶望し、怒りに身を震わせる一人の人間であった。その真実の姿が初めて、本人によって明かされる。

ISBN:978-4750335179

【365日の本】 7月19日 生まれ
宮藤官九郎   脚本家

きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか

冬の白鳥だけが名物の東北の町で、筋金入りのバンカラ高に通う「僕」。先輩からイビられる非モテの日々―地元のローカル番組で「おもしろ素人さん」を募集しているのを見つけた僕は、親友たちの名前を勝手に書いて応募するのだが…。「あまちゃん」の脚本家が放つ疾走感溢れる“地元系”青春エンタメ。

ISBN:978-4167811037

【365日の本】 7月20日 生まれ
藤原智美   小説家

あなたがスマホを見ているとき スマホもあなたを見ている

するどく時代を切り取る芥川賞作家が綴る、ありふれた日々の暮らしにスパイスを振りかける珠玉のエッセイ69選。

ISBN:978-4833422581

【365日の本】 7月22日 生まれ
安西水丸   イラストレーター

青の時代

小説家、エッセイスト、デザイナー、絵本作家……様々な顔を持つイラストレーター安西水丸。その名を名乗り始めた1970年代、自身の少年時代の体験をもとに描き、漫画雑誌『ガロ』で発表した物語(漫画)があった。幼少期、育った海辺のまちの湿度、青年期、感傷をはらむ渇いた風、無二の感性が歩んだ青の時代。いま蘇る稀代のイラストレーター・安西水丸の心の風景。復刊。

ISBN:978-4909532558

【365日の本】 7月23日 生まれ
レイモンド・チャンドラー   小説家

大いなる眠り

私立探偵フィリップ・マーロウ。三十三歳。独身。命令への不服従にはいささか実績のある男だ。ある日、彼は資産家の将軍に呼び出された。将軍は娘が賭場で作った借金をネタに強請られているという。解決を約束したマーロウは、犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。表看板とは別にいかがわしい商売が営まれているようだ。やがて男の住処を突き止めるが、周辺を探るうちに三発の銃声が…。シリーズ第一作の新訳版。

ISBN:978-4152093424

【365日の本】 7月24日 生まれ
ジーン・ウェブスター   小説家

あしながおじさん

お茶目で愛すべき孤児ジルーシャに突然すてきな幸福が訪れた。月に一回、学生生活を書き送る約束で、彼女を大学に入れてくれるという親切な紳士が現われたのだ。彼女はその好意にこたえて、名を明かさないその紳士を“あしながおじさん”と名づけ、日常の出来事をユーモアあふれる挿絵入りの手紙にして送りつづけるが……このあしながおじさんの正体は? 楽しい長編小説。

ISBN:978-4102082034

【365日の本】 7月25日 生まれ
宇能鴻一郎   小説家

むちむちぷりん

みずみずしさに溢れた女性の告白文体を確立し、官能小説の一時代を築いた芥川賞作家・宇能鴻一郎の代表作が、今、よみがえる!文庫初刊から七篇を精選。連載当時の挿絵も収録。

ISBN:978-4198940744

【365日の本】 7月26日 生まれ
桜庭一樹   小説家

少女七竈と七人の可愛そうな大人

「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」川村七竃は、群がる男達を軽蔑し、鉄道模型と幼馴染みの雪風だけを友として孤高の青春を送っていた。だが、可愛そうな大人たちは彼女を放っておいてくれない。実父を名乗る東堂、芸能マネージャーの梅木、そして出奔を繰り返す母の優奈―誰もが七竃に、抱えきれない何かを置いてゆく。そんな中、雪風と七竃の間柄にも変化が―雪の街旭川を舞台に繰り広げられる、痛切でやさしい愛の物語。

ISBN:978-4044281052

【365日の本】 7月27日 生まれ
青野聰   小説家

翼が生える位置

いま、アジアから、始める。人が元気に生きるということ、力強く生きるということ。世界と出会う、他の人と交わる、孤独から脱するということ。軽薄な人生論ではなく、硬直した観念論ではなく、豊かに味わう小説として、誕生。映像作家・究太郎の突然の死から、残された妻、元の妻、息子、仕事仲間たちの新しい人生が動きだす。

ISBN:978-4087744996

【365日の本】 7月28日 生まれ
大瀧詠一   ミュージシャン

大瀧詠一Writing & Talking

ナイアガラ思考大系の全貌!Mr.ナイアガラ、大瀧詠一、その世界の全てを収録!エッセイ、評論、インタヴュー、ライナーノーツ、対談等を集大成した、その軌跡の全貌を伝える、究極の一冊!

ISBN:978-4864940481

【365日の本】 7月29日 生まれ
古川真人   小説家

縫わんばならん

新潮新人賞受賞、芥川賞候補作!長崎の島の漁村の家の一族をめぐる四世代の来歴。語り合うことで持ち寄る記憶の断片を縫いあわせて結実するものがたりは、意識の流れを縦横に編み込んで人生の彩りを織りなす。「過去に、記憶に、声に、まっすぐ向き合っていきたい」新鋭の話題作。

ISBN:978-4103507413

【365日の本】 7月29日 生まれ
清岡卓行   小説家

アカシヤの大連

美しい港町、アカシヤ香る大連。そこに生れ育った彼は敗戦とともに故郷を喪失した。心に巣喰う癒し難い欠落感、平穏な日々の只中で埋めることのできない空洞。青春、憂鬱、愛、死。果てない郷愁を篭めて、青春の大連を清冽に描く芥川賞受賞の表題作及び、6編を収録。

ISBN:978-4061960046

【365日の本】 7月30日 生まれ
立原道造   詩人

立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

昭和初期に24歳で早世した詩人・立原道造と、繊細なタッチで人気の漫画家・魚喃キリコの、時代を超えたコラボレーション。描き下ろしイラスト40点以上を収録した詩画集。たった24年しか生きなかった風のような詩人―すずやかで優しい、奇跡のような言葉の結晶は今も光を放ち続ける。

ISBN:978-4891948207

【365日の本】 7月31日 生まれ
柳田國男   民俗学者

遠野物語

かつての岩手県遠野は、山にかこまれた隔絶の小天地で、民間伝承の宝庫だった。柳田国男は、遠野郷に古くより伝えられる習俗や伝説、怪異譚を丹念にまとめた。その幅広い調査は自然誌、生活誌でもあり、失われた昔の生活ぶりを今に伝える貴重な記録である。日本民俗学を開眼させることになった「遠野物語」は、独特の文体で記録され、優れた文学作品ともなっている。

ISBN:978-4043083206

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