相田みつをの厳選17の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

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相田みつをさんは日本の詩人・書家。平易な詩を独特の書体で書いた作品で知られる。書の詩人、いのちの詩人とも称される人物です。「にんげんだもの」など平易な言葉ではあれど、だからこそひとの胸にスッと届く言葉に多くのひとが心動かされたことでしょう。言葉について、自身の作品作りに対しての真摯な姿勢でも知られ、作品には妥協を許さず、たとえば「逢」という一文字を書くために何百枚何千枚と紙を使用することもあり、印刷の微妙なズレ、墨の色の微細な違いでも色紙千枚をボツにしたことでも知られています。妥協を許さない姿勢を知ると平易な言葉もまた捉え方が変わっていきます。人生や仕事に勇気をくれる哲学的な言葉が魅力的な相田みつをさんの言葉から厳選した名言集を紹介します。

相田みつをてどんなひと?

相田 みつをは、日本の詩人・書家。平易な詩を独特の書体で書いた作品で知られる。書の詩人、いのちの詩人とも称される。

Wikipedia

相田みつをの仕事と人生の名言 ー等身大の人間について教えてくれる言葉

相田みつをさんの言葉には、「にんげんだもの」といったような、人間のありのままを平易な言葉で表現することが多いです。人間についてそれ以上でもそれ以下でもない等身大の存在として肯定してくれる響きがあります。無理をしている自分や卑下している自分どちらもそんなに考え込まずぼちぼちやっていこうと思える言葉。そのままの自分を肯定することの大切さを相田みつをさんの言葉は伝えてくれます。相田みつをさんの言葉を読んだあと、自分の等身大について、充実感について考える時間をつくりたくなる名言を紹介します。

雨の日には雨の中を 風の日には風の中を

名もない草も実をつける いのちいっぱいの花を咲かせて

だれにだってあるんだよ ひとにはいえないくるしみが だれにだってあるんだよ ひとにはいえないかなしみが ただだまっているだけなんだよ いえばぐちになるから

背のびする自分 卑下する自分 どっちもいやだけど どっちも自分

相田みつをさんの言葉の中には花鳥風月への生命賛歌な響きがある。生きとし生けるものすべてにたいして、みな頑張って生きている。それを肯定しながら、人間であるあなたも、この言葉を読んでいる誰かもまた同じように頑張って生きているではないかと。まずそのことについてもっと自分自身で肯定してあげてもいいんだよと優しく語りかけてくれる。過大に卑下せず、過剰に自信を持たず、まずフラットな気持ちでいると生きやすいよと。そんな心持ちにさせてくれる相田みつをの詩や言葉。

あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための

澄んだ眼の底にある 深い憂いのわかる人間になろう 重い悲しみの見える眼を持とう

いまの自分は良きにせよ悪きにせよ過去の自分がつくってきたもの。辛いことも悲しいことも、いまの自分が楽しいと思える瞬間には欠かせない出来事であり、どれかひとつでも欠けていたら、いまの自分はいない。そしてまたいまの自分が未来の自分をつくるうえで欠かせない瞬間の一つでもある事実。生きていくことは、地続きな時間の上に立つようなものであり、ひとは過去の来た道と、未来の行く道の途中である現在しか生きることができない瞬間の生き物。いまを大切に思える相田みつをの言葉。

セトモノとセトモノとぶつかりっこすると すぐこわれちゃう どっちかがやわらかければだいじょうぶ やわらかいこころを持ちましょう

誰もが自分を大切にし自分自身で自分を育て作り上げている。それは瀬戸物のように丁寧に作られた芸術品と考えることもできる。けれども、互いが瀬戸物であれば

他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな

身長はcm、体重はkgと客観的に自身を知るためには誰しも同じ単位で測られる。けれども、自分の心についての単位はそもそも存在しないし、測り切れるものでもない。そんな自分の心が思うことについても誰しもにあてはまる単位など存在しない。一見当たり前のことに思えるけれど、ひとはどうしてか周囲のひとと同じような単位で物事を捉えようとし、そして合わせようとしてしまう。そもそも心というものの性質はそうではないのに。そうしたい気持ちも心のうちから芽生えたものであれど、ひとに合わせたら合わせたで心は疲れてしまう。心は難しい。けれども誰ひとり同じ単位で生きていないことを心のどこかに留めておけば少しだけ楽に生きられ気がしてくる相田みつをの名言。

その根っこは見えない その見えないところに大事な点がある

木や花には根っこがあり、土の中にある。ひとからは見えないので、根っこに気を向けることは少ない。けれど、その木や花が見える大きさほど根っこは土の中に伸びているし、雨風に負けないよう強く根を張っている。花が咲くために大切な養分を取り入れるし、幹や枝葉に行き渡らせてくれる。根のない木花はない。そんな根っこの偉大さと同じように、ひとにも根っこのような見えないけれど大事な点がある。それを忘れずにいたいと思える相田みつをの言葉。

負ける人のおかげで 勝てるんだよな

競争や勝ち負けで物事を考えると、勝つことが何より大事と考えがちだけれど、ひとはいつか負ける時がくる。勝ち切れるひとはいないし、トーナメント戦でなく、リーグ戦として何勝何敗などで考える余裕は競争の最中にいるひとの心を救ってくれるかもしれない。そんな時にもうひとつ、勝てたのは負けたひとがいるからだとい事実を忘れてはいけない。勝つこと負けることどちらにも配慮された全体で考えることが結果的に次の勝ち負けの迎え方が変わる。全体を考えながら動くことを再認識させられる相田みつをの名言。

そのうち そのうち べんかいしながら日がくれる

そのうち、という言葉の空虚感。四文字を口にするその時間はなにも変わっていない。やるのかやらないのか決めてしまいやることに時間をつかうべき。分かってはいるけれどそれがなかななか出来ずに後回しにしてしまう。そのうち、という言葉が出そうな時に思い出したい相田みつをの言葉。

毎日毎日の足跡が おのずから人生の答えを出す きれいな足跡には きれいな水がたまる

目指す場所があったとしても、進めるのは一日一日であり、毎秒毎秒であり、一歩一歩でしか進めない。進んでるのかどうか分からなくなるほど少しずつ進むのが人間。けれども、その一歩一歩が確かに道をつくる。方向を見失わないことも大事であり、その一歩に対してどれだけ丁寧に進めているか。それが分かるのは雨が止んだ後の水たまりでわかる。キレイな水たまりがたまるようにしっかりと踏みしめているか。相田みつをが問いかけてくるように思える言葉。

旅の過程に大切なものがある やり直しのきかない人生 待った無しの命

先の言葉に続き、確かな足跡をつくるように一歩一歩進むには、過去には戻れないという時間の真理を胸に刻みながら進むことかもしれない。同じような毎日であっても確実に違った一日であり、気づけば1週間、1ヶ月、1年が終わるようなことのないよう、常に意識したい真理。相田みつをは優しい言葉で本質に気づかせてくれる。

なやみは つきねんだなあ 生きているんだもの

生きていることは、悩むことでもある。そう思うと、少し楽になる。悩みは尽きないのだから、悩みに向き合えばそれだけで大切な時間が流れていってしまう。悩みの解決は考えて行動するこもとひとつだけれども、ほとんどの悩みは気にしなくなったとき気づいたら悩まなくなっているようなもの。なんで悩んでいたのだろうかと後で不思議に思うようなもの。悩みに答えを見出すのでなく、その悩みすら問題として扱わなくなることが解決のひとつ。相田みつをの悩みは尽きないのだから悩んでも仕方ないとも聴こえる言葉で救われるひとは少なくない。

毎日少しずつ それがなかなかできねんだなあ

相田みつをは人間のだめな部分を表現し、それも人間だと肯定するような詩がある。なにかの解決策の提示や心に火をつけてくれるような熱い言葉を投げかけてくるわけでもない。ただただ人間てこんなことあるよねと語りかける。けれどもその言葉で、気持ちを楽にさせてくれる。人間はしょうがない生き物だけれど愛すべき生き物であり、その人間のひとりの自分。そんな縮尺のなかで自身を振り返ると気持ちは楽になり、ぼちぼちやっていくかなと思える言葉。

トマトにねぇ いくら肥料をやったってさ メロンにはならねんだなあ

メロンを育てたければメロンを。トマトはトマト。肥料など人の手が施せる手段で変えられないことがある。トマトに対してメロンになってほしいと願うようなことをしていないかと相田みつをひとの気持ちの少し先の未来から諭してくれる。努力というものも目指すべき理想が実現不可能なものであればいくら努力しても辿り着くことはできない。本当にそれが理想なのか。はじめの気持ちや自身についての理解からもっとしっくりくる理想が近くにあるんじゃないの?と気づかせてくれる名言。

わたしは、人間のほんとうの幸せとは 「充実感のある生き方」だと思っています。

ただ生きているということでは人間はどうも納得しなくて、何者かになりたかったり、経済的に裕福になりたかったり、自由と思えるような生き方をしたかったりと、その内面はどうも忙しない。相田みつをは、充実しているかどうかが幸せを決めるのではないかと。充実はその時間を忘れるほど濃密で没頭しているような感覚だろうか。作品に対して妥協を許さず、「逢」というたった一文字を書くために何百枚何千枚と紙を使用したり、印刷のわずかなズレや墨の色の微妙な違いから印刷済みの色紙千枚がボツになったこともあったという。何かに夢中になっている時間こそが幸せであると語る相田みつをは自身の詩作に没頭している時間が幸せだったのだろうなと自分の充実感について考える機会をくれる名言。

相田みつをの人生と仕事の名言が溢れ出ている書籍

生きていてよかった

人間の弱さも哀しみも受け入れ、心の奥底にひそむ真実を見つめ続けた相田みつを。生きるために、本当に大切なものは何なのか、裸の心で語りかけた魂の書。「いちばん書きたかったことが、いちばん自由に書けた」と著者自身がのちに語った渾身のメッセージ。

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相田みつを 肩書きのない人生

発行から30年を迎えるロングセラー『にんげんだもの』の背景に焦点を合わせ、長男の相田みつを美術館館長相田一人氏による解説つきで作品を紹介。みつを自身、またゆかりの品等の画像も紹介し、多面的に「相田みつを」の世界を表現します。

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相田みつを ザ・ベスト にんげんだもの 逢

「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」不安なとき、心細いとき、悲しいとき……人生によりそう言葉の数々を厳選した『にんげんだもの 逢』を、いまこそ読みたい内容にリニューアルした文庫オリジナル版

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