吉田松陰の厳選48の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

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吉田松陰は、日本の武士(長州藩士)、思想家、教育者です。明治維新に貢献した人物を多く輩出した「松下村塾」の指導者です。

自分の信念に対してまっすぐに動くその行動力は、逮捕をもいとわないほどでした。激烈な29年の人生。

明治維新にて日本を変えた弟子たちのように、死しても彼の教えや意思を後世に残し、その存在感によっていまでも多くのひとに影響を与える人物です。

「末の世において道義を実践したならば、必ずその時の人々から、極端だといわれるであろう。もしまた、世人から極端だといわれるくらいでなければ、決して道義ではないのであって、すなわち世俗に同調し、濁った世に迎合したものにすぎない。」と語りました。

ときに周囲から極端に思われるようとも、自分の意思を貫く姿勢、この言葉は多くのことを教えてくれます。

吉田松陰の人生や仕事に対しての哲学的な言葉から厳選した名言集を紹介します。

吉田松陰はどんなひと?

吉田 松陰(よしだ しょういん)は、日本の武士(長州藩士)、思想家、教育者。山鹿流兵学師範。明治維新の精神的指導者・理論者。「松下村塾」で明治維新に重要な働きをする多くの若者へ影響を与えた。

Wikipedia

吉田松陰を物語るエピソード

吉田松陰は、前科5犯です。教育者という側面からすると清廉潔白、聖人君子な人物かと思われますが、自分に正直過ぎる行動は法さえも犯す破天荒な人物でもありました。

  1. 22歳、友人と一緒に東北旅行したいがために脱藩
  2. 24歳、ペリーの黒船に乗り込んで海外に密航を企てる
  3. 28歳、幕府老中の暗殺を企て藩に武器調達依頼をし、牢獄へ
  4. 29歳、幕府による別件での取り調べにて、老中暗殺の企てを自ら暴露し処刑

吉田松陰の人生の名言 -自分の信念に忠実になることの大切さを教えてくれる言葉

吉田松陰は、兵学の流派である山鹿流の養子であり、叔父よりスパルタ教育を受けたのち19歳にて兵学師範となります。

徳と才に恵まれた人物であり、私利私欲よりも、公益、つまり国や天下のことを思い行動する人物でした。

先述のエピソードでも触れましたが、吉田松陰は前科5犯です。悪人というよりも自分の思いに忠実に行動した結果、危険人物とみなされ牢獄、果ては処刑されました。

「法律をやぶったことについてのつぐないは、死罪になるにせよ、罪に服することによってできるが、もし人間道徳の根本義をやぶれば、誰に向かってつぐないえるか、つぐないようがないではありませぬか。」

彼にとってつぐないとは、人間道徳のなかにありました。自分の信念を曲げずに行動すること彼の姿勢は勇気を与えてくれるように思える言葉です。

吉田松陰の言葉は人生に対して、公明正大に生きる大切さを教えてくれます。

自分の人生について考えさせられる名言を紹介します。

人を信ずることは、もちろん、遥かに人を疑うことに勝っている。わたくしは、人を信じ過ぎる欠点があったとしても、絶対に人を疑い過ぎる欠点はないようにしたいと思う。

だいたいにおいて、世間の毀誉(人から言われる事)というものは、あてにならぬものである。

末の世において道義を実践したならば、必ずその時の人々から、極端だといわれるであろう。もしまた、世人から極端だといわれるくらいでなければ、決して道義ではないのであって、すなわち世俗に同調し、濁った世に迎合したものにすぎない。

士たるものの貴ぶところは、徳であって才ではなく、行動であって学識ではない。

私心さえ除き去るならば、進むもよし退くもよし、出るもよし出ざるもよし。私心がまだ除き去られないと、その進退出処みな私心に拘われて、道に反することとなる。

武士の心懐は、いかに逆境に遭おうとも、爽快でなければならぬ。心懐爽快ならば人間やつれることはない。

法律をやぶったことについてのつぐないは、死罪になるにせよ、罪に服することによってできるが、もし人間道徳の根本義をやぶれば、誰に向かってつぐないえるか、つぐないようがないではありませぬか。

生を捨ててみれば、視界は雲なく露なくきわめて澄みわたり、世の現象がいかにもクッキリとみえ、自分が何をすべきかの道も、白道一筋、坦々として眼前にあります。

思想を維持する精神は、狂気でなければならない。

小人が恥じるのは自分の外面である。君子が恥じるのは、自分の内面である。

志を立ててもって万事の源となす。

人間はみななにほどかの純金を持って生まれている。聖人の純金もわれわれの純金も変わりはない。

奪うことができないものは志である。滅びないのはその働きである。

利をうとんずるといふ事は、必ずしも富を厭ひ貧を欲するといふ事ではない。貧富によりて少しも心をみださないといふことである。

17、18の死が惜しければ、30の死も惜しい。80、90、100になってもこれで足りたということはない。半年と云う虫たちの命が短いとは思わないし、松や柏のように数百年の命が長いとも思わない。天地の悠久に比べれば、松柏も一時蠅(ハエのような存在)なり。

世の中には体は生きているが、心が死んでいる者がいる。反対に、体が滅んでも魂が残っている者もいる。心が死んでしまえば生きていても、仕方がない。魂が残っていれば、たとえ体が滅んでも意味がある。

吉田松陰の人生の名言 -別け隔てなく接することの大切さを教えてくれる言葉

吉田松陰は、ペリーの黒船に乗り込んで海外に密航を企てます。目的は、海外の先進性を自国に取り入れるため学びに行くことでした。密航が許されない状況下でも自分が大事だと思ったことを即行動に移していく人物でした。

あえなく、密航は失敗に終わり、咎められ、野山獄に投じられました。

吉田松陰は、ただ牢獄されているわけではありません。同獄の囚人に対して、孟子を講じ獄内の活気をもたらしたそうです。

いつそこから出られる身か分からない囚人たちにさえ、一緒に勉学に励む姿勢は、彼の教育者としての資質が証されるエピソードです。

その後、杉家に幽閉されましたが、相変わらない彼の講じから、彼の幽室は塾と化し、叔父が主宰していた松下村塾(しょうかそんじゅく)の名を引き継ぎ、杉家の敷地に松下村塾を開塾しました。

この松下村塾において松陰は後の明治維新、それ以降の日本に貢献する人物を多く輩出しました。

  • 久坂玄瑞
  • 高杉晋作
  • 伊藤博文
  • 山縣有朋
  • 吉田稔麿
  • 入江九一
  • 前原一誠
  • 品川弥二郎
  • 山田顕義
  • 野村靖
  • 渡辺蒿蔵
  • 河北義次郎

などの面々を教育していったそうです。

「人を観察するのは、その人の目によってするのである。胸のなかが正しいか、正しくないかは、ひとみがはっきりしているか、暗いかによってわかるものである。」

吉田松陰の言葉には、誰彼別け隔てなく接する姿勢が伺えます。それは彼自身のなかに確固たる信念、正しさがあったからこそ、周囲の声や偏見でひとを判断しなかったからかもしれません。

自分にも周囲にもフラットに接する大切さ。

吉田松陰の生き方や言葉は多くのヒントが含まれています。

自分を信じ生きようと思える言葉・名言を紹介します。

大器をつくるには、いそぐべからずこと。

人間には精気というものがあり、人それぞれに精気の量は決まっている。この精気なるものは抑制すべきである。抑制すればやがて溢出する力が大きく、ついに人間、狂にいたる。しかし、おのれの欲望を解放することによって、固有の気が衰え、ついに惰になり、物事を常識で考える人間になってしまう。

人間が生まれつき持っているところの良心の命令、道理上かくせねばならぬという当為当然の道、それはすべて実行するのである。

学問の上で大いに忌むべきことは、したり止めたりである。したり止めたりであっては、ついに成就することはない。

君子は何事に臨んでも、それが道理に合っているか否かと考えて、その上で行動する。小人は何事に臨んでも、それが利益になるか否かと考えて、その上で行動する。

人を観察するのは、その人の目によってするのである。胸のなかが正しいか、正しくないかは、ひとみがはっきりしているか、暗いかによってわかるものである。

学問をする眼目は、自己を磨き自己を確立することにある。

今日の読書こそ、真の学問である。

学問とは、人間はいかに生きていくべきかを学ぶものだ。

みだりに人の師となるべからず。みだりに人を師とすべからず。

一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。

今の世の中、優れた人物がいないと人は言うが、上の者が優れている人物を好むということさえすれば、人物がいないことを心配する必要はない。

道を志した者が不幸や罪になることを恐れ、将来につけを残すようなことを黙ってただ受け入れるなどは、君子の学問を学ぶ者がすることではない。

教えるの語源は「愛しむ」。誰にも得手不手がある、絶対に人を見捨てるようなことをしてはいけない。

どんな人間でも一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。その素晴らしいところを大切に育てていけば、一人前の人間になる。これこそが人を大切にするうえで最も大事なことだ。

一つ善いことをすれば、その善は自分のものとなる。一つ有益なものを得れば、それは自分のものとなる。一日努力すれば、一日の効果が得られる。一年努力すれば、一年の効果がある。

満開となれば、やがて花は落ちる。太陽は南中すれば、やがて陰りはじめる。人は壮年を迎えれば、やがて老いていく。百年の間、必死で勉強すべきであり、ゆったりとくつろぐ暇などない。

吉田松陰の仕事の名言 -「百年一瞬耳」仕事について考えさせられる言葉

吉田松陰、彼の石碑には、「百年一瞬耳」という言葉が刻まれています。

「百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに時を
過ごすことのないように」

いまこの瞬間を、つねに生ききった吉田松陰。

彼の最後は、老中暗殺計画を幕府に自ら暴露したことで処刑されました。それまでにも前科4犯と、傍目からは狂人と思われても不思議ではない言動のひとでもありました。

それでも、彼の死後、松下村塾の弟子たちが、明治維新を遂げ、日本の発展に貢献します。

長州、いまの山口の小さな私塾から、日本の総理大臣が2人(伊藤博文、山県有朋)も輩出したことが彼の教育者として多大な貢献をしていることが伺えます。

一瞬を生きた彼の存在自体が同時代に生きたひとだけでなく、現代に生きるわたしたちにも多くのことを気づかせ続けています。

彼の言葉には、仕事についてヒントになる言葉も多くあります。

今日と明日の自分の仕事について考えたくなる言葉をご紹介します。

平凡で実直な人間などいくらでもいる。しかし、事に臨んで大事を断ずる人物は容易に求めがたい。

人のわずかな欠陥をあげつらうようでは、大才の士は、もとめることが出来ない。

悔いるよりも今日直ちに決意して、仕事を始め技術をためすべきである。何も着手に年齢の早い晩いは問題にならない。

賞誉されて忠孝に励む人は珍しくない。責罰されてもなお忠孝を尽す人物こそ、真の忠臣孝子である。武士たるものが覚悟すべきこと、実にこの一点にある。

成功するせぬは、もとより問うところではない。それによって世から謗(せんぼう)されようと褒められようと、自分に関することではない。

自分は志を持つ。志士の尊ぶところは何であろう。心を高く清らかにそびえさせて、自ら成すことではないか。人間たる者、自分への約束をやぶる者がもっともくだらぬ。

決心して断行すれば、何ものもそれを妨げることはできない。

死して不朽の見込みあらばいつでも死すべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。

英雄はその目的が達成されないときには悪党や盗人とみなされるものだ。世の中の人から馬鹿にされ、虐げられたときにこそ、真の英雄かどうかがわかる。

大事なことを任された者は、才能を頼みとするようでは駄目である。知識を頼みとするようでも駄目である。必ず志を立てて、やる気を出し努力することによって上手くいくのである。

敵が弱いように、敵が衰えるようにと思うのは、皆、愚痴もはなはだしい。自分に勢いがあれば、どうして敵の勢いを恐れようか。自分が強ければ、どうして敵の強さを恐れようか。

味方の協和が得られて、初めて地形の有利さも自然の条件も役に立つのである。それ故に国家の務めを論ずる場合には、まず味方の協和の問題を取り上げねばならない。

夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に 成功なし。

過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。

自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる。

吉田松陰の人生と仕事の名言が溢れ出ている書籍

[新釈]講孟余話 吉田松陰、かく語りき

“幕末の思想家・吉田松陰が獄中教育で行った『孟子』の講読、各章読了後の所感、批評、意見等をまとめたものが『講孟余話』である。本書では、編訳者が現代人にとって重要と思われる文章を選び、わかりやすく現代語訳を加えている。さらに余談を組み込み、語句の理解を深められるよう工夫し、付章として「男子の教え、女子の教え」も加えた。 ◎なぜ人は、学ばねばならないのか ◎日本の天下は、ご一人の天下である ◎すべては、「人々の心を正す」ことから ◎目先の「利」に飛びつくな! ◎西洋の技術は、日本でこそ生きる ◎去る者の善は忘れず、来る者の悪は忘れよ ◎神様に媚びるな……など、松下村塾教育への発端を感じさせる言葉は、教育者の根本にある人々への「愛」に溢れている。巻末の原文を味わいながら、日本の黎明を導いた「愛と正義」の人・松陰の思想を学ぶ。”

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覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 Audible Logo Audible版 – 完全版

“不安と生きるか 理想に死ぬか 外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。 幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。 誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。 彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。”

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吉田松陰一日一言

“平戸や江戸への遊学、軍艦に乗り込もうとした下田事件、私塾・松下村塾を主宰したことからも分かるように、吉田松陰は実行の人である。 その性格を象徴するような歌がある。 「何事もならぬといふはなきものをならぬといふはなさぬなりけり(何事であっても、できないということはない。できないというのは、やらないだけである)」 これは本書11月8日に収録されている。 幕末という激動の時代において、信じられるものは自分自身の実行力のみ。 結果として、松陰は新しい時代の訪れを見る前にこの世を去ったが、彼が残した多くの言葉は今なお、日本人を奮い立たせている。 本書は吉田松陰研究30余年の編者の訳文が収められ、松陰の魂の叫びが見事に現代に蘇っている。”

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吉田松陰の人生と仕事の名言では学び足りない方へ

吉田松陰の私塾「松下村塾」の門下生、久坂玄瑞より多大な影響を受け、その後の明治維新に貢献した人物。

公なる者は栄えて、私なる者は亡ぶ。

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同じく、久坂玄瑞より多大な影響を受け、その後の明治維新に貢献した人物。

人間、好きな道によって世界を切り拓いていく。

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おなじく教育者として、後世に多大な影響を与えた哲学者。

世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。

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