きょう、 生まれたひとの言葉

【セブンルール】かつお食堂店主 永松真依 要約文字起こし【7つのルールと仕事・名言】

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概要 【セブンルール】かつお食堂店主 永松真依

今回の主人公は、2017年渋谷にオープンした珍しいかつお節ご飯の専門店「かつお食堂」店主の永松真依、31歳。「かつお食堂」のメインは、削りたてのかつお節を山盛りにかけた“かつおぶし飯”。ただし、削りたての新鮮なかつお節をかけるのはもちろん、自身で日本全国のかつお節産地を巡り、月ごとにかつおの産地を変える程のこだわりぶりだ。

大学を卒業すると企業の受付嬢になった。仕事は「お金をもらうためのもの」と割り切り、勤務を終えると毎晩のように六本木に繰り出して遊んでいたという。そんな日常を送っていた彼女が、突然“かつお節”に入れ込むようになったきっかけは、一体何だったのか?彼女の部屋にある本はかつおに関するものばかりで、壁にはかつおの飾り付けがびっしり。「かつおの生き様がかっこいい」「かつおになりたい」など、会話の端々からユニークな“かつお愛”を感じることが出来る。

かつお漁が盛んな沖縄県・伊良部島を訪ねた際には、漁師や加工工場を丹念に取材し、本来は女人禁制のかつおの一本釣り漁をも経験する。かつおを知りたいという彼女の本気度は、工場の男性にも「最初に連絡をもらった時は、とんでもねぇ奴が来たと思った」と言わしめる程。そして“オオバンマイ”という、漁師たちが放る、かつおの切り身争奪戦に、地元の人に混じって飛び込んでいく…。彼女をそこまで駆り立てるかつおの魅力とは?そして、“かつお愛”溢れる彼女のセブンルールとは?公式サイト

永松真依 プロフィール

神奈川県出身の31歳。大学卒業後に夜遊びに夢中になっていた頃、田舎の祖母がかつお節を削る姿に感動し、“かつお節”に目覚める。それ以降、かつおの新たな情報を聞きつければ、全国どこへでも足を伸ばし、情報収集に励む日々を送る。そんな彼女に付いたあだ名は、そのままズバリの「かつおちゃん」。2017年11月には渋谷・道玄坂に「かつお食堂」をオープンし、連日、多くのファンが訪れる。

 

かつお食堂店主 永松真依のセブンルール

  1. 削る前に甘いものを食べる
  2. 3日に1回 髪をかつおブルーに
  3. 営業中はかつおのことをしゃべり続ける
  4. 年に一度 祖母に削る姿を見てもらう
  5. 旅先では口を慎む
  6. 現場で感じ 現場で学ぶ
  7. 止まらない

 

誰しも自分自身に課しているルールがセブンルール。今回の主人公はかつお食堂店主、永松真依。

東京渋谷の路地裏に連日行列が、そこが彼女が一人でいたかつお食堂。削りたての鰹節を溢れるほどにのせる究極のねこまんま鰹節めし。

昨年11月にオープンしたばかりだか、女性誌でも取り上げられ、食通たちも多く通う。そんな鰹で人々を虜にする彼女自身もカツオノトリコ。

「自分が目立とうって思わず相手を引き立てて、相手のことを考えて行動する鰹節、感動しますよね」

かつお愛は尋常ではない。

「かつおは生き様も内面もかっこいい」

 

セブンルール1. 削る前に甘いものを食べる

夜はバーを営む店を間借りして営業しているため、毎日全ての食材を自宅から運び込む。

仕込みの準備でも、ご飯に乗せる鰹節はまだ削らない。

「芳香ないい香りを楽しみたいならやっぱり削りたて」

職人イチオシの鰹節を取り寄せるのはこだわりだ。慌ただしく準備を終え開店5分前 、甘いものを食べていた。

「甘いものを食べて、幸せな気持ちで、穏やかなテンションでかつお節を削りたい」

心を穏やかにするのか。開店前の日課。

「昔、恋人と別れたあとにかつお節を削るとうまく削れなかった。心の状態を保って削ることが大事」

微妙な力加減で、厚さが変わり、香りや食感が落ちてしまう鰹節。いい頃合いの薄さに削れば、豊かな香りと優しい舌触りが生まれるという。幸せな気分で削った鰹節はふんわりと薄く艶やかに仕上がった。

セブンルール2. 3日に1回 髪をかつおブルーに

営業時間は午前8時から鰹節がなくなるまで。箸置きは鰹節。鰹のぬいぐるみにかつおの漫画やカツオの映像を流すカツオシアターまで、店内はまさにカツオ一色。そして両親と暮らす自宅に帰っても部屋の壁には360度カツオが泳いでいた。

「カツオ見てて落ち着くんですよ。一緒に黒潮を泳いでる気分」

そんな彼女が必ず行っていることが3日一度の染髪、彼女がカツオブルーと言う青色に染めるそうだ。

セブンルール3. 営業中はかつおのことをしゃべり続ける

仕入先のカツオ漁師のこと、かつおの生態について語り始めた 。

「鰹のことをもっと知ってもらって食べてもらいたいなということと、自分が単に鰹の話をするのが好きで」

セブンルール4. 年に一度 祖母に削る姿を見てもらう。

福岡県久留米市に永松真依の姿はあった。90歳のおばあちゃんに会いに来たのだ。

鰹節の道に突き進んだのはおばあちゃんがきっかけだった。大学を卒業後企業の受付嬢をしていた彼女、

「仕事に対しては単純にお金をもらうだけの瞬間というか、遊び呆ける日々でしたね。」

見かねた母からある日、福岡の祖母を訪ねてみるよう勧められた。そこで人生が急転した。

「帰った先でおばあちゃんが鰹節を削ってお味噌汁を作ってくれて、その時のおばあちゃんの削る姿がものすごいかっこよくて、女性として本当に素敵だなって思いました。内面から美しいってこういうことかなっていうのがそのときに腑に落ちたというか、素敵だなって思ったんですよ」

半年後、彼女は仕事を辞め、削り器を持って鰹節の生産地を巡る旅に出た。そしてたどり着いたのが、かつお食堂のオープン。30歳の時だった。運命を変えた日から6年。彼女は毎年一度、かつおを削る姿を見てもらうために祖母のもとを訪ねる。

「おばあちゃんみたいになれるように頑張ります」

セブンルール5. 旅先では口を慎む

沖縄県伊良部島にいた。目的はもちろん鰹。休みの日は今も鰹を学ぶ旅へ。ここ佐良浜地区はカツオ漁で栄えた町。店をオープンした今でも足を運び続ける理由は、

「回数を重ねて来れば来るほど毎回新しい勉強であったりとか、発見があったりとかする」

現場に出向き、自分の中の「鰹辞書」を更新するという彼女。この日向かったのは以前から交流のあるかつおの加工工場の友利さん。

「3年前ですかね、とんでもねぇ奴が来たと思いました。」「この鰹節の良いところはここだと、表現して伝えてくれる人がいるとすげぇ嬉しい」と友利さんはいう。と友利さんは語る。

鰹を知るためならどこへでも突っ込んでいく彼女。しかし自分の店では喋り続ける彼女だが、生産者の話を終始聞いていた。

IC レコーダーを手にし、カツオ漁師の家を訪れたときも、漁師たちの中でも、彼女はじっと聴き入っていた。

「そこに行ったら、そこの土地の人とか風習とか文化歴史とかよりやっぱ多くのこと学びたい。そこに自分自身はいらない。」

ICレコーダーに彼女の声はほとんど入っていなかった。

セブンルール6. 現場で感じ 現場で学ぶ

永松麻衣は伊良部島伝統の海神祭に参加した。すると漁師がカツオの切り身を来た人に向かって投げる。これが祭りのメインイベント。永松麻衣は鰹の血にまみれて全身でかつおを感じていた。

「鮮度がいいから全然くさくない」

「私はそのまま勉強が苦手なのもあるんですけど、書いてあることじゃなくってやっぱり自分が大事にしたいなって思う。現場で食べてる人だったり釣ってる人だったり、あるいはその地域だったりををかつお食堂で伝えられるように全身で感じたい。」

さらにこの日、彼女は初めての事に挑んだ。念願の鰹漁を体感する。グルクンの稚魚を餌に伝統の一本釣りが始まった。体験した彼女も9時間に及ぶ漁で船酔いにも襲われた。

「かつお食堂に食べに来てくれるひとは生きてる姿を見れないけど、自分が体感したことを全身であの食堂で伝えていきたいし、みんなにもそれを感じて食べてもらいたい」

漁師にさばき方も教わった彼女は、カツオに出会うまで料理もしたことがなかったと言う。彼女の鰹への愛が全てを変えた。

セブンルール7. 止まらない

店ではノンストップでしゃべり続ける彼女。自宅でも鰹の研究をしていた。

「鰹のエキスが日本の調味料の始まりなんですよ。」ノートにまとめながら鰹の独自に研究を続けていた。

「もうカツオはずっと泳ぎ続けるんで、私もずっと追い続けないと」

永松麻衣は止まらない。ただ遊びに明け暮れていた日々もあったけどそういうことで人生が動き出した。

「生きてる鰹から漁師さんがいて、鰹節職人がいて、鰹節があるという文化や魅力を守っていけたらなと思っています。」

止まると死んでしまう。鰹のように彼女もまた泳ぎ続ける。

「やってて楽しいんで、止まっちゃいけないって思うんじゃんなくて、止まれない、楽しくって」

「かつおと鰹節のために生きたい」

どこまでもまっすぐに彼女は泳ぎ続ける。

 

かつお食堂店主 永松真依のセブンルール

  1. 削る前に甘いものを食べる
  2. 3日に1回 髪をかつおブルーに
  3. 営業中はかつおのことをしゃべり続ける
  4. 年に一度 祖母に削る姿を見てもらう
  5. 旅先では口を慎む
  6. 現場で感じ 現場で学ぶ
  7. 止まらない

 

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