きょう、 生まれたひとの言葉

【セブンルール】そうめん専門店店主 田中嘉織 要約文字起こし【7つのルールと仕事・名言】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

概要 セブンルール そうめん専門店店主 田中嘉織

東京・東中野で珍しい24時間営業のそうめん専門店・阿波や壱兆などを経営する田中嘉織、48歳。店にはすだちをぜいたくに使ったメニューなど定番5種類に加え、日替わりでトムヤムクンやビーフシチューなどと合わせた変わりメニューも提供。今年3月には2号店のそうめん居酒屋を出し、話題を呼んでいる。
田中が1号店をオープンしたのは39歳の誕生日。元は貿易会社に勤務し、飲食店には勤務したこともなかったという。いつかふるさとのそうめんを食べさせる店を作りたいと考えていた彼女は、結婚と出産、離婚を経て、39歳にして念願の店をオープンすることになったのだ。公式サイト

プロフィール 田中嘉織

徳島県出身 48歳。2009年、39歳の時に東京・東中野に24時間営業のそうめん専門店「阿波や壱兆」をオープン。5種類の定番メニューに加え、独創的な発想で生み出してきた300種類の日替わりメニューが話題を呼んでいる。
上京後、故郷・徳島のそうめんを友人たちに喜んで食べてもらえたことから、いつか故郷のそうめんを食べてもらえる店を作りたいと考え、その夢をかなえた。現在は20歳の息子と一緒に暮らしている。今年3月には2号店のそうめん居酒屋をオープン。店舗サイト

そうめん専門店店主 田中嘉織のセブンルール

  1. 人が驚くそうめんを毎日作る
  2. 料理には母の出汁を使う
  3. サワーはトリプル
  4. 大工仕事は父に頼む
  5. 出汁の濃さはお客さん好みに
  6. 息子に手作り弁当を持たせる
  7. 朝9時にお客さんを入れ替える

セブンルールに今回の主人公はそうめん専門店店主田中嘉織。

東京東中野にある24時間営業のそうめん専門店。連日多くの客で賑わうその人気の秘密はそうめんのイメージを覆す麺の意外な食感。

彼女の故郷徳島県で手間暇かけて作られた半田そうめん。太めの手延素麺だ。

斬新なそうめんが人気を呼び今年3月にはついに2号店を開いた。

彼女1号店を開いたのは9年前の誕生日。しかしそれまで飲食店で働いたことがない素人だった。

「そうめん屋をやると言った人の8割に反対された。そうめんにお金を払って食べにくる人はいないと言われた。」

さらにその頃彼女は離婚を経験し、当時小学生だった一人息子を育てながらの出発だった。

24時間営業のそうめん専門店店主田中嘉織の7つのルールとは。

セブンルール1.  人が驚くそうめんを毎日作る

そうめん居酒屋をメインに忙しく働く田中。このお店では定番メニューの5種類に加え、彼女の独創的な発想から毎日様々な味が生み出される日替わり素麺がある。

日替わり麺のアイデアは
「朝起きて、テレビで料理を見た時に、よしじゃあ今日はこれやろう、というパターンもありますし、家庭料理のノリですよね。」

日替わり素麺はジャンルにとらわれず生み出してきた数は優に300を超える。ここまでするのにはある思いがあった。

「お客さんがそうめんなのにこれ!?っていう驚きを見たいし、そうめんじゃないみたい!!という声を聞きたいというのはありますね。」

常に新しいそうめんのアレンジを模索してきた彼女今年の正月にはこんなそうめんのぐで人の顔を形にするおかめそばからヒントを得たその名もふくわらい温泉

開店当初から、優しい甘みが広がるこのそうめんは彼女にとっては懐かしい母の味だ。

徳島県で生まれ育った彼女、上京後、友人に田舎のそうめんを振る舞うと
「みんな食べると、美味しいって言ってくれて、またあのそうめんやってってリクエストが入るわけですよ。関東の人も田舎の薄いだし汁に抵抗ないんだなと、正直勝ったような誇らしい気持ちになりましたね。」

お店を開きたいという夢を抱いていたものも、その後は就職を経て結婚出産そして離婚を経験しシングルマザーにしかし突然20年越しの夢が実現するチャンスが巡ってきた。

「関東の徳島人会に参加したときに、会長からそうめん店をやってごらんなさいと言われた。店をはじめたのはたまたまです。」

そうめん専門店は開きましたが、それまでアルバイトも含め飲食店で働いた経験は全くなかった。

セブンルール2.  料理には母の出汁を使う

人気店となったこのお店の味には開店当初から変わらないこだわりがある。

どんなメニューにしても、母のだし汁のレシピをベースにしている。

鰹節・煮干し・干し椎茸をベースに徳島産の醤油・みりん・酒を加えただし汁。

母からから受け継いだ出汁は様々な料理にも使われ、お店を支えている。

徳島から観光で来たついでにお店を訪れていた母の妙子さんは、

「私なんか料理を学んだわけでもなく自分で工夫してやった料理、本当に田舎の料理です。」

セブンルール3.  サワーはトリプル

夜の営業中、田中かおりに来客が。

お店を訪れたのは息子さん。

現在彼女は昨年アメリカ留学から帰国した二十歳の息子と二人暮らし、息子はお店が落ち着いている時間を見計らい食事に訪れると言う。

そんな二人揃って飲みに行くことも。今でこそ仲のいい二人だけお店を始め多忙な時期にある子の思春期が始まり喧嘩の絶えない日々もあった。

お酒は強めのお酒をサワーはトリプルで飲む。三杯目は冷静さを取り戻すためかダブルに変更。

セブンルール4.  大工仕事は父に頼む

店舗の大工工事は父に頼む。電動ドリルをわざわざ徳島から持参してきた。

役場に勤めていた30年ほど前から趣味で始めた日曜大工。いまではプロ顔負けの腕前だ。

大工仕事だけではなく、そうめんに欠かさずかけている薬味の青ゆずや福島の特産品などの仕入れなど両親の助けが欠かせない。

「本当に二人の存在がなかったらこういう店作りはできていない。」

最後に父あきらさんにこんなことを聞いてみた。一番の自信作は?

「娘」と満面の笑みで答えてくれた。

セブンルール5.  出汁の濃さはお客さん好みに

そうめんを出す時、田中嘉織はよくこんな言葉を口にする。

「お好みの味に調整できます」

その人が飲み干せるレベルに味を調整してあげたい。

そんな想いで、お客さんに好みのだし汁の濃さを聞き、可能な限り覚える。常連さんにはそとのときの状況によって味を変えてあげることも。

セブンルール6.  息子に手作り弁当を持たせる

一緒に暮らす息子には手作りの弁当を持たせている。

「ちょうどお店を始めた時に思春期で、罪滅ぼしという意味もあっていまもお弁当を作っている。」

息子さんは、時間があればお店の掃除などお手伝いをする。落ち着いたときにお店で夜ご飯を食べることも。

「自炊はできなくはないですけど、やっぱり母親の料理には勝てない。」

セブンルール7.  朝9時にお客さんを入れ替える

3年前から1号店の阿波や壱兆では24時間営業を始めた。そこには彼女ならではの考えと意外な苦労があった。

24時間を始めた理由は?
「一日の半分以上はお店を閉めてるわけじゃないですか。なんかもったいないなぁと思って」

24時間営業になり、夜勤明けの客で賑わい、大成功かと思いきや、昼間までお酒を飲む客とランチタイムの家族連れや会社員との共存が難しいという問題を抱えたいた。

考えた末、今年に入りあるルールを導入した。

その内容は、朝の8時までに来店した人は9時には1回チェックして帰るルール。

「私も飲んでる人の気持ちがよく分かるし、心苦しい部分もある。しかし、お店全体の心地よさを考えて、お酒関係なく普通にそうめんを食べに来たお客さんにはゆっくり食べてもらえるメリットもあると思います。」

飲食業界に飛び込んで9年彼女はまっすぐにそうめんの可能性を信じそして広めてきた。

「私が突発的に思いついたことが、人に喜んでもらえたりする結果がちらほら見えたら、やめられなくなっちゃう性格なんですよね。」

その味は多くの人に愛されている。

もちろん彼女自身が熱い想いも深まるばかりだ。

「そうめんは、故郷とか馴染みのある味だからとうことではなくて、すごく可能性のある麺だなと。新発見でした。私にとっても。」

「そうめんを食べることが当たり前になるような未来が希望でもあり目標でもあり、目指すところです。」

彼女の描く未来はそう遠くないかも知れない。

 

【そうめん専門店店主 田中嘉織の7ルール】 

  1. 人が驚くそうめんを毎日作る
  2. 料理には母の出汁を使う
  3. サワーはトリプル
  4. 大工仕事は父に頼む
  5. 出汁の濃さはお客さん好みに
  6. 息子に手作り弁当を持たせる
  7. 朝9時にお客さんを入れ替える

 

その他の
【セブンルール】要約文字起こし【7つのルールと仕事・名言】
はこちら

 

【この記事を読んだ方にはこちらもおすすめ】

自分の仕事の作り方のヒントをくれる50の言葉・名言集。【日々更新】

【販売中】Books365掲載の言葉・名言リストの閲覧権(フルボリューム)


当商品は下記のリストの言葉も網羅したフルボリュームのリストです。

不定期で更新されいていきます。
現在、120名、2716の言葉が収録されています。
データ形式は、Googleスプレッドシートで閲覧権限を付与したURLを共有します。

・購入後のダウンロードコンテンツ(PDF)にURLが記載されております。

ご購入はこちら

     

現在収録の著名人

アインシュタイン
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。」 ウォルト・ディズニー
エジソン
オードリー・ヘップバーン
ガンジー
キング牧師
ゲーテ
「人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。」 ココ・シャネル
サン・テグジュペリ
「計画のない目標は、単なる願い事にすぎない。未来とは、あなたが予測するものではなく、自分で可能にするものだ。」 シェイクスピア
ジョン・レノン
スティーブ・ジョブズ
ソクラテス
チャップリン
ナイチンゲール
ニーチェ
ハンナ・アーレント
ピカソ
ビル・ゲイツ
ブルース・リー
「本当に人生を愛しているなら、時間を無駄にするな。人生は時間でできているのだから。」 ヘミングウェイ
「ただ動いているだけでは、行動とは言えない。」 ヘレン・ケラー
ボブ・マーリー
マザー・テレサ
マリリン・モンロー
「もし私がすべてのルールを守ってたら、成功なんてしていなかったでしょうね。」 リンカーン
岡本太郎
「自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい、今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ。」 夏目漱石
「あらゆる芸術の士は、人の世をのどかにし、人の心を豊かにするがゆえに尊い。」 芥川龍之介
吉田松陰
宮沢賢治
宮本常一
「結局、いい仕事をしておれば、それは自分ばかりでなく、あとから来るものもその気持ちをうけついでくれる。」 孔子
江戸川乱歩
坂口安吾
坂本龍馬
室生犀星
手塚治虫
「好奇心というのは道草でもあるわけです。確かに時間の無駄ですが、必ず自分の糧になる。」 勝海舟
西郷隆盛
赤塚不二夫
太宰治
白洲次郎
武田信玄
柳宗悦
「過去のものといえども真に価値あるものは常に新しさを含んでいる。」 柳田國男
「うずもれて一生終わるであろう人に関する知識を残すのが民俗学。」 老子
萩原朔太郎
葛飾北斎
三島由紀夫
ニュートン
福沢諭吉
斎藤茂吉

コンラート・ローレンツ
誰もが見ていながら、誰も気づかなかったことに気づく、研究とはそういうものだ。

川端康成
一人のよき友は、地上のすべての宝玉よりも、どんなに勝っていることか

チェ・ゲバラ
人は毎日髪を整えるが、どうして心は整えないのか?

フランソワーズ・サガン
もし書いてなかったら私はもっとひどい人生を送っていたでしょう。もし私が自分の人生を生きていなかったらもっとひどいものを書いていたでしょう。

ビリー・ワイルダー
真実を他人に伝えるならば面白おかしくすること。さもないととんでもないことになる。

ジョージ・オーウェル
自分の鼻先にあるものを見るためには、絶えざる奮闘が必要なのだ。

アントニ・ガウディ
オリジナリティーには起源に戻るという意味がある。オリジナルとはもともとの解決策である。シンプルさに回帰することだ。

小泉八雲
あなたの話、あなたの言葉、あなたの考えでなければいけません。

ジャン=ジャック・ルソー
私達はいわば二回この世に生まれる。一回目は存在するために、二回目は生きるために。

古今亭志ん生
貧乏はするもんじゃありません。味わうものですな。

ヘルマン・ヘッセ
ものごとは口に出した瞬間、少し違ったものになる。

フランツ・カフカ
わたしは自由です。だから道に迷ったのです。

ジャン・コクトー
私は今、生きようと努めている。というよりも、どのように生きるかを、私の中の死に教えようとしている。

円谷英二
ないものは作ればいい。金に困ったら発明すればいい。

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
どれだけ歳を重ねても熱意を失わない人々。私は彼らを老人とは呼ばない。

レイモンド・チャンドラー
タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

谷崎潤一郎
悲しい時には、桜の花の咲くのを見たって涙が出るんだ。

空海
仏の教えは一言で言えば、自分の利益と他人の利益を一致させることである

ギ・ド・モーパッサン
愛国心という卵から、戦争が孵化する。

ナポレオン・ボナパルト
じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら考えるのをやめて進め

ライナー・マリア・リルケ
「旅」にはたった一つしかない。自分自身の中へ行くこと。

アルチュール・ランボー
「あらゆるものに縛られた哀れ空しい青春よ。気むずかしさが原因で僕は一生をふいにした。」


※記事掲載していない人物もいます。

     

ご購入はこちら

     

SNSでもご購読できます。