夏目漱石の厳選51の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

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夏目漱石は、日本の小説家、評論家、英文学者。旧千円札のひと。教科書にも掲載されいている彼の代表作は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こゝろ』などがあります。夏目漱石の私邸に門下生なる集い「木曜会」には名だたる作家が集った。作品の素晴らしさはもちろん、それ以外での彼の功績にこの集い、サロン、いまでいうコミュニティを形成したこともひとつではないかと考えます。ただ彼が意図して形成したものでなく、彼の人柄に惹かれて集ったという自然発生的なものでもあるそうです。彼の言葉には、自身の半生、経験から生まれた洒脱で的を射る言葉には知性が散りばめられています。人生や仕事に対しての哲学的な言葉が魅力的な夏目漱石の言葉から厳選した名言集を紹介します。

夏目漱石はどんなひと?

夏目漱石は、日本の小説家、評論家、英文学者。本名は夏目 金之助。俳号は愚陀仏。代表作は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こゝろ』など。明治の文豪として日本の千円紙幣の肖像にもなり、講演録「私の個人主義」も知られている。漱石の私邸に門下生が集った会は木曜会と呼ばれた。 江戸の牛込馬場下横町出身。

Wikipedia

夏目漱石の人生の名言 -悲観を笑いにすることの大切さを教えてくれる言葉

夏目漱石の幼少期には里子や養子などに出され、実親、養親、との関係など大人に振り回されていた時を過ごす。学問においては英語で頭角を表した。学生時代から厭世主義・神経衰弱にかかっていたとも言われています。彼の言葉には、悲観のなかでも皮肉や笑い、言葉遊びが含まれたユーモアのある言葉が多くあります。 人間が持つ悲観と笑いに、現実に少し笑いをいれることの大切さを教えてくれる言葉に溢れています。 夏目漱石の言葉を読んだあと、自身のうちにある悲観を笑いに転化させたくなる名言を紹介します。

のどかな春の日を鳴き尽くし、鳴きあかし、また鳴き暮らさなければ気が済まんと見える。その上どこまでも登って行く、いつまでも登って行く。雲雀はきっと雲の中で死ぬに相違ない。登り詰めた揚句は、流れて雲に入って、漂うているうちに形は消えてなくなって、ただ声だけが空の裡に残るのかもしれない。

私は冷かな頭で新らしい事を口にするよりも、熱した舌で平凡な説を述べる方が生きていると信じています。

女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます。

たいていの男は意気地なしね、いざとなると。

考えてみると世間の大部分の人は悪くなることを奨励しているように思う。悪くならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊ちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。

人間の目的は生まれた本人が、本人自身のためにつくったものでなければならない。

嫌な女も好きな女もあり、その好きな女にも嫌なところがあって、その興味を持っている全ての女の中で、一番あなたが好きだと云われてこそ、あなたは本当に愛されているんじゃありませんか?

青年は真面目がいい。

もし人格のないものが無闇に個性を発展させようとすると、他を妨害する。権力を用いようとすると、濫用に流れる。金力を使おうとすれば、社会の腐敗をもたらす。随分危険な現象を呈するに至るのです。

うそは河豚汁である。その場限りでたたりがなければこれほどうまいものはない。しかしあたったが最後苦しい血も吐かねばならぬ。

真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実に行え。汝の現今に播く種はやがて汝の収むべき未来となって現わるべし。

嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。

のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする。

離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。

金は大事だ、大事なものが殖えれば寝る間も心配だろう。

ナポレオンでもアレキサンダーでも、勝って満足したものは一人もいない。

自由な書を読み、自由な事を言ひ、自由な事を書かんことを希望いたし喉。

色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず。

恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出ていくものでありますまい。

全ての夫婦は新しくなければならぬ。新しい夫婦は美しくなければならぬ。新しく美しき夫婦は幸福でなければならぬ。

細君の愛を他へ移さないようにするのは、夫の義務である。

鏡は自惚れの醸造器である如く、同時に自慢の消毒器である。

運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれで結構だ。

四角の世界から常識と名のつく一角を摩滅して、三角のうちに住むのを芸術家と呼んでも良かろう。

私はこの自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。彼等何者ぞやと気概が出ました。

自己を捨てて神に走るものは神の奴隷である。

自分の好きなものは必ずえらい人物になって、きらいなひとはきっと落ちぶれるものと信じている。

道徳に加勢する者は一時の勝利者には違いないが、永久の敗北者だ。自然に従う者は一時の敗北者だが、永久の勝利者だ。

人間は角があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。

人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ。

他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである。

時代の風潮、自分を取り巻く環境、さまざまな価値観、それらを正しく見きわめ、自分の判断で行動できるのは、どこにも属さない「迷子」だけだ。

ああ、苦しい、今、死にたくない。

夏目漱石の人生の名言 -いかに生きるかという方法を教えてくれる言葉

夏目漱石は英留学、講師、新聞社勤務、作家と多様なキャリアを歩んでいます。各キャリアのなかでも不遇の時を過ごすこともあった彼ですが、その経験は彼の人間観察の批評的視点に活かされています。人間の内実をつぶさに言葉にして夏目漱石の言葉には、生き方のヒントになる言葉があります。自身と他者という人間と生きることについて考えてみたくなる言葉・名言を紹介します。

愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。

わざわざ人の嫌がるようなことを云ったり、したりするんです。そうでもしなければ僕の存在を人に認めさせる事が出来ないんです。僕は無能です。仕方がないからせめて人に嫌われてでもみようと思うのです。

前後を切断せよ、みだりに過去に執着するなかれ、いたずらに将来に未来を属するなかれ、満身の力を込めて現在に働け。

表面を作る者を世人は偽善者という。偽善者でも何でもよい。表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である。

夏目漱石の仕事の名言 -「弱いなりに死ぬまでやるのである」仕事について考えさせられる言葉

夏目漱石の思想や文学観には「則天去私」の境地(小さな私にとらわれず、身を天地自然にゆだねて生きて行くこと)が流れています。晩年には胃潰瘍に悩まされ、執筆中の『明暗』が未完成となりました。また、彼を慕う集いに「木曜会」というものがあります。門下生の言葉には、次のよう語られています。”先生は唯その寛容な心を以て、自然にその門に集って来る青年を接見して、之と話をしたり、その相談に預かったり、時としてはその世話をされたりしたに過ぎなかった。”。名だたる作家を輩出した木曜会の形成は日本文学への功績のひとつでしょう。その中心にいた夏目漱石。人間性を存分に発揮しながら他者を輝かす機会となる仕事も夏目漱石の功績のひとつです。ひとのためにする「仕事」という原点を思い出させてくれる言葉をご紹介します。

君は山を呼び寄せる男だ。呼び寄せて来ないと怒る男だ。地団駄を踏んでくやしがる男だ。そうして山を悪く批判する事だけを考える男だ。なぜ山の方へ歩いて行かない。

君、弱い事を言ってはいけない。僕も弱い男だが、弱いなりに死ぬまでやるのである。

真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。

馬は走る。花は咲く。人は書く。自分自身になりたいが為に。

自らを尊しと思わぬものは奴隷なり。

ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。同じ言葉が人によって高くも低くもなる。

恐れてはいけません。暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい。

あらゆる芸術の士は、人の世をのどかにし、人の心を豊かにするがゆえに尊い。

教えを受ける人だけが自分を開放する義務を有っていると思うのは間違っています。教える人も己れを貴方の前に打ち明けるのです。

世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起った事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変るから、他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。

自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。

あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。

自分の弱点をさらけ出さずに人から利益を受けられない。自分の弱点をさらけ出さずに人に利益を与えられない。

金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ。義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。

夏目漱石の人生と仕事の名言が溢れ出ている書籍

“「牛のようにずんずん前に押していきなさい」と若き弟子たちに書き送った漱石。 牛は漱石にとって一つの理想のイメージだった。 とかくこじんまりと真面目に生きる現代の若者に「本当の真面目」とは、もっと腹の底からの大真面目だと説く漱石からの魂のメッセージ。 「仕事」「人間関係」「家庭」などについて述べた言葉から、現代人に役立つ教えを読み解く。”

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「言葉の力」こそが一番の教養!文豪たちの言葉の力は、やっぱり凄い!!奥深い日本語の魅力や、文豪たちの生き方を味わいながら、表現力が磨かれる1冊!

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智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい――。世間と自身の生き方との大きな隔たりに苦しんだ漱石。彼の残した言葉には、類稀な経験に育まれた深い叡智が込められている。漱石研究の第一人者・石原千秋が25作品から413の言葉を厳選、章末解説でそれらを鮮やかに読み解く。困難な時代を懸命に生き抜く私達迷える子(ストレイシープ)に寄り添う決定版名言集。

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