タモリの厳選11の名言から学ぶ【人生と仕事の哲学】

タモリさんは長寿番組「笑っていいとも」の司会者。個人としてはイグアナのモノマネや多国語ラジオのモノマネなど独特の芸風とサングラス姿ながら国民的なタレント。彼の発する言葉は人生や仕事に勇気をくれる哲学的な言葉が魅力的です。タモリさんの言葉から厳選した名言集を紹介します。

タモリてどんなひと?

8月22日生まれ。タモリは、日本の男性お笑いタレント、漫談家、司会者。本名は 森田 一義で、芸名「タモリ」と併用することもある。Wikipedia

タモリの仕事と人生の名言 ー「期待しない」ことの大切さ

 

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“座右の銘は「現状維持」”

“「ハングリー精神なんて邪魔。この世界ハングリー精神じゃダメだと思うんですけどね。笑いなんか人間の精神の余分なところでやってるわけでしょ」”

タモリさんは前向きで熱い発言とは真逆の言葉が多い。そこには熱さへの否定というよりも、熱さゆえに視野が狭くなり質を落とすことを懸念しているように取れる。
力みや過度な集中が「余計」を許さず、笑いを仕事としている彼にとっては、命取りになる。余白を持とうという意識は、熱くはないけれど物事の真理を突いたメッセージとして、肩の力を抜かせてくれ、身体がじんわり温かくなる名言。
座右の銘として、「現状維持」を挙げるのも、一般的には「現状維持」を意識していると、甘えが出てしまい、ゆっくりと下降線を辿ってしまうから「現状維持」で良しとするなと言われる。
そこを敢えて、「現状維持」を謳うのは、現状と将来を俯瞰的にとらえず、ただただ「いま」に向けて意識を向けているからだろう。
「いま」という瞬間の連続しかないのだから常にいま出せる100%の力を出していく。それが瞬間最大風速として、結果的に自己最高を更新していく。
そんな肩に力の入っていない座右の銘こそ、一番自分を発揮させてくれる気がする名言。
ハングリー精神にしても同様で、「貪欲さ」がこれまで自分以上の結果まで届かせることは承知しつつ、自身のフィールドである「笑い」に関しては、それが力みとなり、結果的に笑いが起きない悪循環を生む。
人間の精神の余分なところが笑いであるのだから、精神に余白を持たすことが大事と説く。
熱くハングリーが求めれられがちなときに少し頭を冷やし、余白をつくる名言。

 

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“「人間って『自分がいかに下らない人間か』ということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな」

タモリさんは、「自分がいかにくだらないか」を知ることは、自分を楽にしてくれる考え方であると。
自意識のなかで自信過剰と自己嫌悪の延々ループを繰り返してしまい、気づいたらこんな時間になってしまい、「今日何もしていないじゃん」と最後には自己嫌悪で締めくくり、明日への誓いを立て、なんとか正気を保ち、眠りにつく。
そんなくだらない一日がもしあるとしたら、いっそ、はじめから「自分はくだらない」と開き直ってしまうのはどうか。
そして、これから面白い人間になっていくことすらも考えず、基本的にくだらないものとして自分を楽しみながらいじる。
自意識を繰り広げるくだらない一日はそこにはない。あるのはくだらない自分と、そんな自分の小さな変化や、外の世界の大きな変化に気づく眼の前の景色を面白くしてくれるループがあるだけ。
自分がいかにくだらないかを知ることは、面白い一日をはじめるうえで大切な考え方なのかもしれないと考えさせられる名言。

 

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“他人に期待などしなければ、つまらないことで感情的にならずにすむ。そうすれば人間関係に波風も立たなくなり、円満にだれとでも付き合える”

他人に期待をしないことは一見冷めた言葉とも取れるが、期待するからその期待が下回ると、自分の負の感情が湧く。
それならいっそ、期待をしなければ、下回るものがなくなり、負の感情は湧かない。
結果的に、それは人に対しても感情的に接することがなくなり、良好な関係を作れるのではないか。
冷めた言葉ともとれた言葉はタモリさんなりの優しい言葉である考え方だと感じる名言。

 

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“「人間の不幸は、どだい、全体像を求めるところにあると思うんです」”

人間は営みのすべてにおいて、これまで以上の質を得ようとする生き物であり、かつ各種のバランスの良さをも求める生き物。この意味では全体像を求める生き物であると言える。
しかし、これこそが人間を不幸足らしめていると説く。
勝手な解釈ではあるが、全体像をとらえたり、全体像を求めたりすることは抽象的な思考であり、抽象には得てして終わりがない。その終わりのないものを求めてしまう行為も同様にいつまでも終わりがない。
幸福をもとめ、幸福の全体像を求めてしまうことには実は終わりのない幸福への道を歩む不幸が含まれている自己矛盾がある。
それならば、いっそ、全体を求めず、分裂した部分的なものを求めれば、少しは楽になれるとのではないかと解釈する。タモリさんの言葉について、もう少し考えてみたい禅問答のような名言。

 

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“やっぱり近道はないよ。真ん中の王道が近道なんだよ”

“いまだに何かをわかったわけでもなく、ただ迷いつつ手探りでやり続けております。”

逆説的、冷めた名言が多いタモリさんがだが、この言葉はそれこそ、ひねる必要もない王道の言葉なのかもしれない。
物事に近道があるとしら、やはりど真ん中しかないと。誰もが歩んだ道として、別の道が近道と安易に考えてしまうが、やはりまっすぐに伸びる道を進むことが大事。道を歩く上で、近いかどうかが問題ではなく、先人が歩き、少し先が俯瞰的にも見えながら、目的地へは遠くも感じるこの道をただただ、歩き続けることこそが大事だと。
やり続けることに関して、タモリさんは笑っていいともという長寿番組をしてきた方として、誰よりも説得力があり、タモリさんだからこそ、王道をやり続けることの大切さを誰よりも分かっているのかもしれない。
やり続けるかしないと思える名言。

タモリの仕事と人生の名言 ー「聴くこと話すこと」がもう少しだけ上手になる考え方

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“「日常で一番重要なことを伝えるには低いトーンで小さな声でしゃべる方が伝わる。そうすると相手の注意力が増してくる。大きな声を出せば面白いと思うのは勘違いだ」”

学生時代、教室が盛り上がるなかで、大きな声で注意をしていた先生の声が突然小さくなると、さっきまでの賑やかさが静かになることがあった。
大きな声以上に小さい声の方が違和感を感じ、聞き耳を立てるのかもしれない。
タモリさんはこの原理に似た言葉とともに、聞き耳を立てた人に伝えることでより面白くなると説く。
どう伝えるかも考えつくされたプロならではの、コミュニケーションで活かしたい名言。

 

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“(相手に喋らせる為には)あまり訊いちゃ駄目なんです。訊くと人は喋らない。まず自分のことか関連することを話す。そうすると「いやいや違いますよ」って感じで話してくれます”

多くの方と対談をしてきたタモリさん。機械的にゲストへの質問をしても、ゲストはまだ話す人としてのエンジンが温まっていない。
そんなときは、自分自身が話してあげることで、お題の提示や答えの一例、ヒント、さじ加減など、話すうえでの材料や連想が広がる要素を与えるよう。ゲストはさっきよりも話やすくなっている。
聞きたいならまず話す。単刀直入にいくだけがコミュニケーションではないと考えさせられる名言。

 

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“初対面の人と上手く話す秘訣なんて無いんです。心構えとしては、初対面と思わない事じゃないですかねえ。この人はよく知っているんだ、仲良しだと思う事です”

初対面の人と上手く喋れればと思うのは、誰もが一度は思ったことかもしれない。
そんな問題への解答をタモリさんは初対面と思わず仲の良い人だと思うことと挙げる。
もし気心の知れた友人だと思えれば、上手く喋ろうなんて思うこともなく、自然と会話は弾む。
あえて、状況設定を変えてしまうことも問題解決の方法の一つだと教わる名言。

 

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“「名言は好きです。でも、名言を言おうとする人は嫌いです。」”

最後はタモリさんらしい言葉で締めくくり、また名言で記事を作った自身への皮肉としても挙げておきたい。
名言それ自体は良いものがあるが、名言を言おうとする人については言おうとする意識が野暮ったく滑稽に映るのだろう。
名言は言おうとするものではなく、自然と口にされた言葉こそ、その人の人柄や本質が溢れ、名言と昇華される。

 

タモリの人生と仕事の名言が溢れ出ている書籍

デビュー時から現在までの、タモリの様々な発言やエピソードを丹念に読み解き、その特異性と唯一無二の魅力に迫る。 親しみ深くて謎の多い、孤高の男の実像とは。―タモリは過去や未来にこだわることの不毛さに対し、若い時から(あるいは幼少時から)問題意識を持ち、考えぬいた末に「現状を肯定する」という生き方を選択した。いかに執着を捨て、刹那的に生きることを選べるか。その実践として、「タモリ」がある。―(本文より)

タモリの人生と仕事の名言では学び足りない方へ

自分の仕事の作り方のヒントをくれる50の言葉・名言集。【日々更新】

 

【365日】プロフェッショナル・クリエイターの仕事や人生の名言【8月12日-8月18日】

 

【365日】プロフェッショナル・クリエイターの仕事や人生の名言【8月19日-8月25日】

 

365日、誰かが生まれて、ときになくなります。ここではプロフェッショナルと言われた人々の仕事や人生に役立つ言葉を名言集として誕生日、逝去日で紹介します。

【231/365日の名言】 8月19日生まれ
ココ・シャネル 服飾デザイナー

“最も勇敢な行為は、自分で考え続けること。そして声に出すこと”

ファッションブランド、シャネルの創業者。彼女からラグジュアリーが流行ではなくスタイルとして確立されていったのではないだろうか。この他にも多くの名言を残している彼女だが、その意思の強さが分かる言葉がこちら。自分で何かを発信することはとても勇気のいる行為であるけれど、そんな人の姿に見た人は惹かれていく。発信しよう。勇気を振り絞って発信したくなる名言。

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【232/365日の名言】 8月20日生まれ
仲畑貴志 コピーライター

“昨日は、何時間 生きていましたか。”

仲畑貴志はコピーライトの神様と言われるほど、4000を超えるコピーは、コマーシャリズムを超えて、リリカルな詩や文学の世界まで読んだ人をトリップさせる。この言葉は、ファッションビルのパルコの1985年のCMで謳った言葉。内田裕也氏がマンハッタンの川を泳ぐCMに添えられた言葉。いまでは見ないスタイルのCMも強烈だが、この言葉だけでも誰かの背中を押す力がある。昨日は何時間生きていたか。ではきょうは何時間生きるか?自分の命に等しい時間を今一度大切にしたくなる名言。

【233/365日の名言】 8月21日生まれ
ウサイン・ボルト  陸上選手

“スピードを保てばいいのに、さらにスピードを上げようとしている。
大事なことは、トップスピードに乗ったらフォームを保ち、スピードを維持することだ。
多くの選手は、トップスピードから、さらに速くなろうとする。
それでは、速度にテクニックが追いつかず、逆に遅くなってしまう。
トップスピードに乗ったら、それ以上は速くならない。
だからといって「その記録を超えよう」と焦ってはいけない。
速く走ることばかり考えて、逆に遅くなる選手はたくさんいる。
速く走ろうなんて考えるな。「自分の走りをすることだけ」を考えたほうがいい。”

この言葉は、日本初の100M9秒台を出した桐生選手へのアドバイス。速く走りたいなら速く走ろうとするな。禅問答のような言葉だけれど、自分のトップスピード以上の速度を求め意識することで、身体はトップスピードとは違う動きになってしまうそう。これはどんな物事にも応用できる。自分の力以上を出そうと力むことで、本来の自分の力すら出せなくなることがある。無駄な意識や力をいかになくすか。ベストなパフォーマンスには精神をもコントロールする必要があり、その方法を教えてくれる金言とも言える名言。

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【234/365日の名言】 8月22日生まれ
タモリ タレント

“「他人に期待などしなければ、つまらないことで感情的にならずにすむ。そうすれば人間関係に波風も立たなくなり、円満にだれとでも付き合える」”

これは一見冷めた言葉かもしれないが、理にかなっている考え方かもしれない。期待をするからこそ、その期待を下回ることに対して失望するのだとしたら、はじめから、期待値を設けなければ、下回ることがない。つまり、相手のどんな対応にも失望することがない。それは相手からすれば、気が楽な人として感じれてもらえ、むしろ期待するよりも円満な関係を築けるのではないか。ひとに期待をしていないか?自分に問い直し見直しのきっかけをくれる名言。

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【235/365日の名言】 8月23日生まれ
森保一 サッカー日本代表監督

“采配に関しては、選手を一つの駒として扱わなければいけない。そういう仕事ですけど、選手にはみな「心」があると思ってますし、選手の「心」を預かる仕事だという風に思ってます。”

森保氏は監督として、選手起用が重要な仕事であり、それ次第で試合結果も大きく左右される。選ばれた人間と選ばれなかった人間がいる大きな決断によって、批判を受けることもあれば、選ばれなかった人間の今後を強く影響させる。だからこそ、選手ひとりひとり「心」を見つめながらより人として接することを心がける森保氏。ひとを動かす仕事にいるのなら、よりひとを大切にしなければいけないのだと再認識させられる名言。

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【236/365日の名言】 8月24日生まれ
パウロ・コエーリョ 作家

“船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない。”

いつのまにか安全であることが目的になってしまうことがある。初めに思っていたことや目標、夢がいつしか安定思考へと変わってしまった頭のどこか片隅においやられる。しかし、当初考えていたことを思いかえすと、目が覚めるのではいか。安全であることももちろん大事だけれど、本来の目的を見失った安全であればいま一度何をしたかったのか自問自答したくなる名言。

【237/365日の名言】 8月25日生まれ
岡田武史 サッカー元日本代表監督

“どんなにですね、成し遂げたいこと、高い志があったり、目指す状態がそれぞれ違ったとしても結局今できるのは、目の前の局面、ボールをどうするか。それに必死になる。それだけなんですよ。”

2018年、ロシアワールドカップでの日本選手へ向けた言葉。岡田氏は2010年南アフリカワールドカップ時の日本代表監督をつとめたとき、ベスト4という高い目標を掲げていた。その大きな目標を提示しても、選手に求めたことは、プラス1キロ走ることや、そのための身体づくりなど、具体的に要求をした。より具体的な目標に落とし込むことで大きな目標を達成しにいく姿勢は、この言葉からもうかがえるように、今できることに対して必死でクリアしていくこと。この繰り返しであり、グループリーグ突破という好結果をもたらした各選手のプレーは、まさに目の前の局面に対し必死になった結果。具体的な小さな目標を設定し、そこに向けて必死になることで大きな目標に近づくと思える名言。

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