きょう、 生まれたひとの言葉

【情熱大陸】”航空写真家・徳永克彦”の要約文字起こしと名言

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概要

高度1万メートルの上空をダイナミックに飛び回る戦闘機やアクロバット機を誰よりも美しく撮るカメラマンとして、世界中の航空写真家の頂点に君臨し続ける男がいる。徳永克彦。一般的な地上からの撮影ではなく、自らも戦闘機に同乗し「空対空」でシャッターを切ることが許された世界でも3人しかいないカメラマンの一人で、一瞬の美をとらえるその技術は“神業”と賞賛され各国の空軍や企業から仕事のオファーが絶えない。

プロフィール

1957年東京生まれ。中学生で飛行機の魅力にハマり、1978年アメリカ空軍T-33A同乗以来、世界各国の空軍機の「空対空撮影」を中心に取材活動を続ける。軍用機に同乗撮影が許可されているカメラマンは、世界でも3人だけという。これまでに45カ国で空軍や海軍、航空会社の公式撮影の仕事を行い、搭乗時間は2000時間を超える。公式サイト

本来100%でなければ、常に高いハードルを自らに課していた。

何気なく目にしてきた飛んでいる飛行機の写真。

実はこれを撮影するのは至難の技だった。ジェット戦闘機に乗り込む男の名は徳永克彦。

戦闘機に乗ることを許された写真家は世界に3人しかいないと言われる。

被写体と同じスピードで飛ぶ垂直上昇。この時に徳永には体重の7倍近い重力がかかっている。思い描いた写真のためなら飛行中のドアを開け、命綱ひとつで身をさらす。

徳永の真骨頂は、“飛ぶ前に撮影は終わってる”とも言われる入念な準備だ。機体の飛行特性を知り尽くしたうえで速度・高度・太陽の位置に旋回の重力、更には背景となる地形や建物の角度まで徹底的に予測し、飛行機の流麗なフォルムをより力強く、美しく表現できる「最高の一瞬」をファインダーの中に作り出すのだ。連写はしない。まさに“居合い抜き”のようなワンショットで誰も見たことの無い画期的なアングルを生み出す徳永には、普段は保守的な戦闘機乗りたちも絶大な信頼が寄せているという。

スイス空軍基地に徳永がやってきた。決して遅刻はしない。サングラスにフライトスーツの出で立ちはパイロットさながらだ。撮影機材だけでなくヘルメットや酸素マスクも持参する。

パトルイユスイス。スイスの国民的人気を誇る空軍アクロバットチームだ。今回は彼らの PR 写真を撮る。

どんな体型でどこをどう飛ぶか驚くことにすべて徳永に一任されていた。

音速の飛行機に乗る必需品 G スーツ。重力で脳の血液が下がると失神するので空気ポンプ内蔵のスーツで下半身を締め付け血液が下がるのを防ぐ。

身体の前に着用したのは緊急脱出用のパラシュートだ。

今回乗り込む戦闘機は高度一万メートルまでわずか1分で到達する。

ちなみに1時間の飛行で燃料費は一気およそ200万円だと言う。

1時間後撮影は無事終わった。しかし、徳永は満足していなかった。事務所に戻り、撮り終えた画像と向き合う。

「あんまりうまくいかなかったんで、まあ20%ぐらいですかね。やっぱり50%は取れないとやっぱり成功したとは言えない。みんないい写真を撮るために準備してるわけですから、本来だったら100%でないといけないので。」

常に高いハードルを自らに課していた。

一番大事なことは「オリジナリティ」

子供の頃からよく飛行場に通った。

いつしか飛行機の写真を撮ることが仕事になった。

21歳の時アメリカの空軍機に乗る機会を得た。当時は民間のカメラマンが同乗するのは今より難しくなかったそうだ。以来その後で飛行機を撮る魅力に取り憑かれている。

3ヶ月ぶりの帰国。たまに会うからか。間に合うかはラブラブだ妻が語る徳永とは「普通の夫。わがままな旦那。面白い。」

今回の日本滞在はわずか一週間だ。この日は写真をプリントするための打ち合わせ。被写体はチリ空軍の戦闘機。徳永の写真を見れば誰もがこうを聞きたくなる。連射で撮ったのか?

「いや一枚ずつ。フィルムで。フィルム交換は2分かかる。空の上では、そんな時間はないので、なるべく少なく撮る習慣がついた。」習慣と言うが本音は自信だろう。

一番大事なことは?

「一番大事なのはオリジナリティ」「常に少しでもチェレンジしていかないと。」

生まれ変わっても航空写真家に?

「たぶんそうでしょうね。もう少しうまくやりたいですね。」

徳永克彦の飛行時間は、2012時間を超えた。

常にオリジナリティと、来世でも撮り続けたい飽くなき探究心がきょうも地球のどこかの空を飛ぶ。

 

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