【またいつか散歩したい場所】

【水道橋ランチ】ラーメン勝本 「整然さ」が味わいを深めてくれる

今回は水道橋ランチで見つけた美味しいラーメン屋勝本さんの紹介と、味だけでは説明できないお店の魅力、そしてそこから学べることについて書きました。

厨房や店内が整然とされた店は食べていても気持ちがいい

ラーメン屋といえば床が油っぽかったり、年季の入った壁紙だったり綺麗とは言えない空間をイメージされる方も多いかと思います。


出典:食べログ

ここ勝本さんは店内に入ると左に厨房、右にカウンタースペースがあります。そのカウンターも左右2つのカウンターがあり、間には広めにとられた通路スペースが全体の雰囲気がこの広さで調和されています。カウンターテーブルも奥行きがあり、1人が占めるスペースが比較的広いです。


出典:食べログ

 

厨房はカウンターからは高さが一段と高くなっており、全体は見えませんが、職人の方々がゆったりとラーメンを作っているような広々とした空間に見えます。

その空間には職人の他に、道具と食材があり、そのどれもがそこにある理由が明確に分かるような配置がなされていて整然さがカウンター越しからも伝わるようです。

出典:食べログ

そんな厨房から作られたラーメンもそれはそれは明確な整然さをもったラーメンでした。

 

食材一つ一つに明確な理由、つまりこだわりが感じられ、このしなちく、このネギはどこのものだろうか?と食に疎い私でも食通ぶりたくなるような食材の良さがあります。

つまり、整然さが終始一貫してる空間から作られたものはもちろん整然としていて、かつ、食材ひとつひとつ明確な存在価値の理由があるので、情報量が多く知的な味わいがあります。

という具合に、ない知性を振り絞り出来るだけ知的に書いてみましたように、食べる人を知的にさせる食後感があります。

行き届いた整然さは味も間違いない

整然としているから、美味しいのか。

整然さはこだわりという人の内面的な動機から形づくられています。

それは整えれば美味しくなるのでなく、美味しくなることや美味しく味わってもらうことを考えた結果整えられたといっていいでしょう。

よって、ここで出る一つの仮説は、整然とされたお店はこだわりがある職人がいる。つまり、味も期待できる。

ということです。

舌だけでなく、目でも味わえる

整然さには味への期待だけでなく、もう一つの味わいがあります。

それは目で味わえるという食体験です。

空間が作る空気というのは確実にあります。そこから得られる感覚が味覚や体感に与えてくれるものも確実にあります。

勝本という空間の整然さから得られる感覚もまた整然さです。つまり、心持ちが整えられる感覚がここにはあります。
そんな心持ちで食べるものはいつもより味覚も少しばかりは冴えているのかと思います。

 

水道橋ランチを他にもご紹介しています。ご覧ください。

【水道橋ランチ】筋肉食堂は食のジム。健康意識が上がる場所。

味覚と視覚の関係性にまつわる書籍紹介

◆味覚の科学 「おいしい」と感じるのはなぜ?
「おいしい」という感覚は、舌で感じた味覚だけで生まれるものではない。喉の奥からたちのぼる香りや食感など、あらゆる感覚が融合してつくり出される。

数万種類の匂いをかぎわける嗅覚と,口に含んだものが栄養か毒かを即座に判定する味覚。この本では,嗅覚と味覚がどのようなしくみで実現しているのかをみてきます。

コンビニなどで満足度の高い買い物をする1つの方法

コンビニなどで満足度の高い買い物をする1つの方法を見つけたのでご紹介します。「何を」買うかでも、「どう」買うかでもなく、「誰から」買うかという視点から満足度が高まる買い物を提案します。

「おばちゃん」から買うと満足は高まる説

最近ふと、気づいたのですが、コンビニや飲食店のチェーン店にはマニュアル的な接客があるなか、なぜか満足度の高い時があります。

どんな時か考えると、大半は接客がとても好感が持てる方に対応された時です。接客スキルのレベルが高い人でもあるのですが、スキルとしての高さがなくてもいいなぁと感じる人がいます。

その方々の多くは女性であり、年齢は20代や30代ではなさそうなつまり40代以上の女性です。一般的にラフに言うと「おばちゃん」です。

おばちゃんに接客された時はコンビニチェーン店でもいつもと違い、人と関わった感覚があります。その感覚が買い物の満足度を上げているのだと思います。

「おばちゃん」が満足度の高い接客が出来る2つの理由

おばちゃんはなぜ満足度が高い接客が出来るのか。それには少なくとも2つの要素があると考えます。

・消費者目線を活かした気の利き具合
・おばちゃん特有の人懐っこさ

消費者目線を、活かした気の利き具合について

例えば
牛丼チェーン店に行った時、はじめにお水かお茶を出してもらえます。

これは接客のマニュアルにも含められているので、すぐに出てきます。すぐ出てくるのは有難いのですが、出された水よりも実は内心お茶が飲みたかった時がありました。

スタッフさんが若い男性の時は水で、次回行った時のおばちゃんの時はお水とお茶のどちらが良いか聞いてもらえ、お茶を出してもらいました。

もちろんそれもマニュアルの1つかもしれませんが、「お茶が飲みたい人もいるよねぇ」といった気持ちが汲まれた接客対応に、気づいてくれて嬉しい気持ちになりました。

自身の消費者としての買い物の経験値が活きている

この気の利き具合はおそらく自身の消費者としての経験値が活きているのかなと思います。

本日の気候気温やどんな人がどんな気持ちで来店しているのか。自分だったらこうされると嬉しいといった想像やこの人はこう思ってるではないかといった予想が若い男性よりもなされているのだと思います。

若い人よりも長く生きていることで得ている消費者としての経験値が活きていて、かつ、その経験値は家計という「生きること」に直結された意識が培った経験値です。しかも家計は家族とという複数形です。これは若い男性の消費者意識では比較できないほどの経験値の違いがあるかと思います。その経験値が気の利き具合に発揮されているのでしょう。

おばちゃん特有の人懐っこさについて

例えば
とんかつチェーン店では、キャベツと味噌汁のおかわりがあります。

ここでキャベツをおばちゃんスタッフに頼むと、気前よく大盛りにしてくれます。まるで、息子や息子の友達によそう時のような具合によそってくれます。

おばちゃん特有の愛嬌のある絡み方で気づけば距離感が縮まっていますし、その人懐っこさに居心地の良さを覚えてしまいます。

おばちゃんはいい意味で接する人を子供にしてしまう

おばちゃんはいい意味で接する人を子供にしてしまいます。

それが母性というものなのか分かりませんが、相対する人の警戒心や緊張感をときほぐし包容してくれているような感覚から、こちらが甘えてしまいそうになる何かがあります。

これがおばちゃん特有の人懐っこさだと考えます。

最もホスピタリティが高いのはおばちゃんである説

・消費者目線を活かした気の利き具合
・おばちゃん特有の人懐っこさ

上記のように、この2つを改めて考えてみたところ、大概の接客はおばちゃんに敵わないかもしれません。

つまり、ホスピタリティが高いと評価されている日本において、最もホスピタリティが高いのはおばちゃんであるという仮説がここに浮上します。

普段の買い物は、おばちゃんから買うことで満足度は上がる

普段の買い物はある程度「何を買うか」が予め決まっていることが多いものです。

それであるならば、何を買うかという観点では満足度はそこまで高めることは難しく、むしろ「誰から買うか」ということが満足度を高めてくれる大きな要素ではないかと考えます。

つまり、無愛想な方よりも愛嬌のある方から買った方が満足度が高い。この愛嬌を備えていることがかなりの割合で当てはまる人達がおばちゃんです。

もしあなたが、何を買うかを決めているならば、おばちゃんがいるお店で買うことは、満足度を高めるうえですぐにでもできることの一つです。