きょう、 生まれたひとの言葉

【セブンルール】校閲者 牟田郁子 要約文字起こし【7つのルールと仕事・名言】

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概要 セブンルール 校閲者 牟田郁子

今回密着するのは、近年ドラマでも注目を集めた校閲者の牟田都子、40歳。校閲は出版物の誤字脱字はもちろん、事実関係の誤りなども指摘し、未然に防ぐ仕事だ。両親だけでなく夫も校閲者という筋金入りのプロにして、作家からも「会いたい」と言われるほどの実力派だ。

学生時代は人付き合いが苦手で本ばかり読んでいたという牟田。大卒後、図書館の司書になるも、接客業が苦手で、両親と同じ校閲者の道を選んだ。現在は月の前半は大手出版社の校閲部に勤務し、後半はフリーランスで小説やエッセイ、ノンフィクションの校閲を引き受けている。

1冊の本を担当するために、約30冊の本を調べるといい、VTRからは彼女の丁寧な仕事ぶりが伝わってくる。カメラは校閲者夫婦の日常や、いかにも文化系に見える牟田の意外な趣味に肉薄する。普通では考えられないような丁寧な仕事は、本に対するどんな思いから生まれてきているのか。そして彼女のセブンルールとは? 

参照:公式サイト

7つのルール 校閲者の牟田都子

  1. 鉛筆は肥後守で削る
  2. 著者の過去作を読む
  3. プライベートでは校閲禁止
  4. 請求書に絵葉書を添える
  5. 毎朝5キロ走る
  6. 出来上がった本は読まずに2~3年寝かす
  7. 本に恩を返す

 

誰しも自分自身に課しているルールがある。

セブンルール今回の主人公校閲者牟田智子。

2016年、ドラマでも話題になった仕事「校閲者」出版物が世に出る前に誤字脱字だけでなく事実関係の誤りまで正すのがその仕事だ。

彼女は小説やノンフィクションを中心に年間20冊以上の本を校閲している。

しかし校閲者の名前は数字を表に出ることはない。

1日10時間以上1文字1文字徹底的に調べ上げる仕事ぶり。

「とにかく自分が何かミスしてるんじゃないかっていうのはもうつきまとうから見逃せない」

最後の砦として出版業界で絶大な信頼を得る校閲者、牟田都子のセブンルール。

セブンルール1. 鉛筆は肥後守で削る

リビングが牟田智子の作業場。月の前半は大手出版社の校閲部に、勤務後半はフリーの校閲者として活動している。

1日中すわりっぱし、今回の作品のために確認した資料は30冊。膨大な時間をかけた書き込みはあくまで提案。作家や編集者の判断で消されてしまうことがほとんどだと言う彼女が使うのは2Bの鉛筆。肥後守のナイフで削る。仕事道具の鉛筆の状態がそのまま仕事の成果にもつながる。

セブンルール2. 著者の過去作を読む

作家のトークイベントに参加した彼女。通常、校閲者に仕事を依頼しやり取りを重ねるのは編集者。

校閲者と作家が直接顔を合わせるのは稀なことだが、彼女の校閲を見た作家が会いたいと3年前から交流が続いている人もいるらしい。著者の過去作を読み込む丁寧な仕事が彼女の校閲を際立たせている。

セブンルール3. プライベートでは校閲禁止

夫と出会いは勤務した出版社の校閲部。先輩だった。

校閲者同士の生活の中で互いの言葉を正すことなどはないのだろうか?

「家庭の平和のために、やらないようにしようって」

セブンルール4. 請求書に絵葉書を添える

校閲に2週間かけるという彼女、一仕事終えると買いに行くものがある。請求書に添えると言う手紙だ。請求書だけでは、「金よこせ」といった素っ気なさが気になるそうだ。

「働きすぎなのでちょっと休んでくださいね」と言葉とベッドのイラストを添えて。

もらった編集者は
「もらうことが少ないのでそういうのも嬉しいですよね。すごく励みにもなります、いつもこれは楽しみしてます。」

セブンルール5. 毎朝5キロ走る

今回、彼女は鹿児島にいた。鹿児島に行った旅の目的はフルマラソン大会への参加。

日々、校閲で座りっぱなしの彼女だが、実は毎朝5キロのランニングを日課にしている。

校閲と同じように、ひとつひとつ全ての文字をクリアするように、一歩一歩47都道府県でのフルマラソン完走をクリアするのが最終目標。

セブンルール6. 出来上がった本は読まずに2~3年寝かす

校閲をした本は極力手渡しで届ける。また一冊の校閲を終えた彼女。こみ上げたのは達成感ではなく、安堵だそうだ。「もっと調べものをした方が良かったんじゃないかな。」

校閲後、出来上がった本が彼女の元に届く。

「どんな風になったのか、私はまだ知らなくって。すごいなあすごい可愛い本になった。」喜びもひとしおに、本文を読むことなく、そっと本棚にしまった。

いま本文を読むと、まだ仕事として読んでしまう。それは自分の仕事の出来に一喜一憂というよりも一憂のほうが強い。2,3年寝かしてから読むとのこと。

セブンルール7. 本に恩を返す

「仕事を短いスパンで変わっていてくたびれていた時期に吉本ばななさんの本に救われた。読書の時だけは本の世界にいていい時間。そんな本に恩を返したい。気持ち良く散歩していた時につまづく。幸福感が途切れる。出来ればそんなことなく本に没頭してほしい。幸福感が途切れないようにすることが校閲の仕事」

本に恩返しをするように、きょうも一文字一文字、言葉と向き合う。

 

7つのルール 校閲者の牟田都子

  1. 鉛筆は肥後守で削る
  2. 著者の過去作を読む
  3. プライベートでは校閲禁止
  4. 請求書に絵葉書を添える
  5. 毎朝5キロ走る
  6. 出来上がった本は読まずに2~3年寝かす
  7. 本に恩を返す

 

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